立原透耶のレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 上

    Posted by ブクログ

    面壁者という同じ役職に就いた四人がそれぞれ全く異なる信念から作戦を組み立て行くところが面白いと感じた。特にルオジーの行動は自己中だけど賢いと思った。面壁者vs破壁者の対決も見ていてアツかった
    呪文作戦がなんなのか楽しみ

    0
    2026年09月27日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    断片的に時系列や場所が変わり、慣れない中国人の名前が山ほど出てくるので、全体像を掴むのが難しかった。

    文化大革命で物理学者の父を同じく物理学者の母が告発し、処刑されるところを目の当たりにした葉文潔。その後も田舎の労働所?で働かされ、心を通わせかけた人にも裏切られ、人類への圧倒的な絶望感を募らせていく。半ば幽閉に近い形で仕事することになった天文軍事基地では、太陽を電波を増幅させる鏡のように使い、他の文明に地球を変革してほしいと訴えるメッセージを送ってしまう。
    絶望感が、なぜ国に向かず人類全体への憎悪に直結するのか、謎。学もあるんだから、普通は国を出る発想になりそうだが‥
    石油会社の御曹司ながら環境過激派のエヴァンズの場合は、その辺りがなんとなく理解できた。

    もう1人の主人公はナノマテリアル研究者の王ミャオ。基礎研究の有力科学者達の自殺が相次ぐ中、王ミャオもある日突然、目の前にカウントダウンのような数字が見えるようになる。
    並行して、3つの太陽により過酷な環境で文明を発達させる奇妙なゲーム、「三体」に参加することになる。三体世界では、気候や温度が安定せず、文明はは比較的温暖な恒紀(ただし、いつ終わるかは誰にもわからない)で発達し、突然訪れる乱紀には滅亡し、を繰り返していた。乱紀には、個体は死滅するか脱水して倉庫に入れられることを繰り返し、200回近く勃興を繰り返しながらも着実に進化を遂げていく。
    やがて、ゲームの「三体」は、葉文潔が発信した電波を受け取り、環境の安定した楽園のような地球を乗っ取ることを目論む三体文明を模したものであり、三体文明によって人類を管理してもらう/滅ぼしてもらうことを望むETOという組織が、同じ志を持つ者を集めるためのものだったことがわかる。ETOの象徴的人物が葉、資金源と実働上のリーダーがエヴァンズ。

    三体文明との交信はETOのみを通じて行われ、その拠点は洋上に浮かぶ巨大な船「審判の日」号にあった。地球を守りたい勢は、交信内容を奪取するための大胆な作戦に出る。王ミャオのナノマテリアルワイヤーを、審判の日が通る日にパナマ運河0.5メートル間隔に仕掛け、乗務員もろとも輪切りにし、データを奪取する。
    そこには、
    葉のメッセージを受け取った三体文明は地球をはるかに凌駕する文明を築いていること、
    それでも乱紀に怯え新たな移住先の惑星を探していること、
    三体文明が地球に到達するまでの400年間に地球文明が三体文明を追い越さないように陽子に11次元のスーパーコンピュータを埋め込んだ智子(ソフォン)を送り込み、地球の文明の発達を妨げさせていること
    三体人は思考を隠すことができず、人類の「嘘をつく」という能力を恐れていること
    などが記録されていた。

    三体人はもはや自らの存在を隠そうとせず、全人類の網膜にこう表示させる「お前達は虫ケラだ」
    王ミャオらエリート達が絶望する中、無学だが勘も頭もよく回る警察官「大史(ダーシー)」はイナゴの害に苦しむ畑を見せる。「人間と虫ケラの知性は隔たっているが、それでもなお人間は虫ケラに悩まされている」

    人間と三体人が簡単に言葉の壁を超えてコミュニケーションを取れてしまう点や
    11次元の陽子に全地球を監視できるほどのスパコンを詰め、わずか数年で地球に到達させられるほどの文明なら、とっくに三体世界を脱出できるのでは‥と多くの違和感があったが、細かい点は気にせずぐんぐん読み進めるタイプの作品。話のスケール感やダーシーの人物造形など、日本や欧米の作家ではない異質性を強く感じた。
    文系なのでどこまでがサイエンスでどこまでがフィクションなのか、次元の話など何を言っているのかさっぱりわからないところもあったが、大筋がわかれば気にしなくてOK。
    続きが楽しみ。

    0
    2026年09月21日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    夢中にさせてくれます。三体問題について全く知らなかったけど、時々分からない言葉とか出てくるけど、気にせず楽しめました。続きが楽しみです。

    0
    2026年09月20日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    物理学、歴史、宗教、科学、宇宙…ありとあらゆる教養と知識が散りばめられた壮大すぎる物語。物理って学校で学ぶとつまんないものだったのが、三体でこんなに複雑で奥深いものなのだと実感した。忠実に宇宙の状況を描きながらもSFを描けるのすごい。今までよしとされていたことが数年後には悪とされたり、急に誰かが英雄になったりする展開がちゃんと『人類』を描けている。人類からしたら重要なことなのにそれを端(宇宙)からみたらどうでもよかったりするのが面白い。

    0
    2026年09月05日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    終わりです。

    読んだら終わります。
    おもしろ過ぎて発狂しました。

    「傑作」「金字塔」でも生ぬるい。
    もはや本作を形容する言葉がありません。

    「終わり」です。

    ハードSFなので万人には刺さらないと思いますが、イケた人は必ず『三体II 黒暗森林』までは読んで下さい!!
    そして発狂して下さい!!、!

    一生続く「三体ロス」という名の幸福な発狂を。

    0
    2026年09月05日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    最初の文革のところは知らない単語が多くて難しかったが、それ以降は大丈夫だった。翻訳がとても上手い気がする。風景や感情の描写も、科学の話も読みやすかった。

    ストーリーは絶望的な出来事が次々と起こって、かなりスリルがあった。後半は三体世界に関する情報がどんどん出てきて、話のスケールが徐々に地球から宇宙へと広がっていくのを感じられた。

    登場人物も一人一人がすごく魅力的だった。みんな知性があるか、自分なりの思想や軸を持っている。ゲームの中の環境や歴史上の人物も想像しやすかった。

    科学に関しては、天体の相対的な位置や通信の話は普段仕事でよく触れていることもあって、読んでいて面白かった。一方で、最後の方に出てくる次元の話は理解するのに大分時間がかかった。

    0
    2026年08月22日
  • 長安のライチ

    Posted by ブクログ

    【長安のライチ】 馬 伯庸 著

     「6月1日の楊貴妃の誕生日に、嶺南(広東省)の新鮮なライチを、長安(西安)まで運び献上せよ」という「命」を受けた下級役人(できなければ「死」)。これをどう遂行するかを書いた中国版“ミッション・インポッシブル”。すでに映画化されているようですが、まさに映画に打ってつけの内容です。

     「楊貴妃の何気ない一言から始まり、そして楊貴妃の一つの笑みで終わった」のですが、この二つの間に、どれほど多くの人の辛苦があるかを描いています。著者はパンデミックのときに、「決算! 忠臣蔵」「殿、利息でござる!」などの日本映画で下級役人から見た歴史を知り、その後、皇帝がライチを楊貴妃のために取り寄せたという唐の杜牧の七言絶句「一騎紅塵紀子笑(一騎の紅塵 紀子笑う)」で着想を得て、一気に書き上げたようです。

     「宮使えはつらいよ」の世界と、中国ならではのお話し(権力が絶対、渡る世間は金次第)もあって、あっという間に読み終えました。帯には「中国のエンタメ王が贈る」「社畜アドベンチャー」とありますが、最終章では清々しさも感じさせる一冊です。

    0
    2026年07月04日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    大人気シリーズ「三体」の第2弾です。
    三体文明の脅威に対抗すべく「面壁者」が選ばれ、人類存続を賭けた知の闘いが展開されます。
    黒暗森林理論などの独創的な設定は圧巻で、特に羅輯の戦略には引き込まれました。
    情報量が多く中盤以降は内容が深くなっており、何度か読み返しました。
    SFとしての完成度とスケールの大きさは圧倒的で、読み応えは十分でした。
    壮大なSFの世界観にどっぷりとハマっています。
    第3弾も続けて読みます。

    0
    2026年07月03日
  • 三体2 黒暗森林 上

    Posted by ブクログ

    大人気シリーズ「三体」の第2弾です。
    三体文明の脅威に対抗すべく「面壁者」が選ばれ、人類存続を賭けた知の闘いが展開されます。
    黒暗森林理論などの独創的な設定は圧巻で、特に羅輯の戦略には引き込まれました。
    情報量が多く中盤以降は内容が深くなっており、何度か読み返しました。
    SFとしての完成度とスケールの大きさは圧倒的で、読み応えは十分でした。
    壮大なSFの世界観にどっぷりとハマっています。
    第3弾も続けて読みます。

    0
    2026年07月03日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    黒暗森林の意味を理解した時、あまりにも壮大で美しくて残酷で何度も反芻した。細部が抜け落ちまくってるのでまた読み返したいな。

    0
    2026年06月26日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    三回目。
    結末を知ったうえで読むと、何気ない会話や判断が巨大な帰結へと収束していく過程がより圧巻。
    緊張感が失われない。むしろ再読するほど評価が高まる。最高。

    0
    2026年06月23日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    黒暗森林の意味がようやくわかって噛み締めてる。確かにね。意思疎通のラグも考慮するとそうよね。

    ややこしいことも根本に立ちかえること。こんがらがった紐が解けるきっかけになることもあるのね。

    えっここからどうなるの?3巻あるけど。

    0
    2026年06月22日
  • 三体2 黒暗森林 上

    Posted by ブクログ


    三回目。
    面壁計画が始動するまでの重厚な政治劇と心理戦にまだまだ引き込まれる。
    初読時は壮大な設定に圧倒されたが、再読では各人物の思惑や伏線の配置がより鮮明に見える。

    0
    2026年06月23日
  • 長安のライチ

    Posted by ブクログ

    『西遊記事変』の“お仕事小説味”+『両京十五日』の“決死行味”をミックスした味わい(なんだそれ)。面白いし読みやすい。

    唐の玄宗皇帝の天宝14年(755)2月。長安の下級官吏・李善徳は途轍もない仕事を押し付けられる。楊貴妃の誕生日6月1日に嶺南産の茘枝を長安に届けろというのだ。その距離2500km!生の茘枝は3日で腐るという。絶対に不可能な使命に李善徳が取った行動とは…。

    著者は「後書き」に、インスピレーションを得た日本の映画を幾つか挙げています。確かに“社畜”とか“官僚主義の不合理さ”など、現代と相通じるものを感じます。
    ましてや現代の“かの国”では、ここで描かれた以上に“官僚機構の理不尽さは当たり前になっちゃってる”と、よく聞きますし…。色々と考えさせられる所がありました。
    でも、エンターテイメントと割り切って読んでも面白いです。いい読書ができました。

    【余談】
    『西遊記事変』や『両京十五日』は齋藤正高さんの訳で早川書房刊。これが脚注が多くて実に参考になった。本書は別の訳者で文藝春秋刊。脚注無し。「エンタメ小説だから」と、割り切った翻訳という事かな。ま、すらすら読めるからいいんだけどね。ちょっと、物足らないと言うか、もったいない感じもするんだよな〜。例えばこの年(755)11月に「安史の乱」が始まる。物語は最終章でその事に触れてはいるけど、脚注とかでフォローしてあると、歴史的な視点がより広まって、面白さも倍増していくと思うんですけどねぇ。もったいない!

    0
    2026年06月10日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    筆者の想像力が凄まじい。持っている知識とか価値観とか、どうやったら身につくんだろうか。

    今作はSF感が一気に増してて面白かった。未来の技術にリアリティを感じれるのも良かった。

    今作のラストの展開は予想外だった。ハッピーエンドだったが、この先どうなるんだろうか。

    そもそもこういう宇宙人との戦いを描く作品って、戦うシーンをメインで描くのがセオリーなのに、準備期間がここまで面白いって、斬新すぎる。

    0
    2026年06月07日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    もう、生きてるうちにこれ以上のSFと出会えないんじゃないかと思うほど、読んでいて楽しかった。
    感想として何を言ってもネタバレになってしまう、、、ほど、全てが美しく纏まっていてどこにもたるみの無い素晴らしい作品だった。。。
    あとがきまで全てが読み応えのある1冊!!

    1年後にまた読み直したい、いややっぱり1年ごとに何度でも読み直したい!いややっぱり棺桶で横になるまで震える指でページを捲って何度でも読み直したい!!
    本を読む楽しさ、喜び、出会い、全てに感謝してしまった!

    0
    2026年06月07日
  • 三体2 黒暗森林 上

    Posted by ブクログ

    こんなに面白いものをどう消化していいか分からない!
    ずっと余韻の中にいる!!早く続きが読みたくて感想を書く時間すらも惜しい!!
    銀河英雄伝説が好きなら絶対におすすめ!!

    0
    2026年06月05日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    物語はどんどんスケールアップしていく。壮大な話へ展開していく様がとても面白い。下手な事を書くとネタバレになってしまうので控えるが、是非とも前情報無しで読んでみて欲しい。個人的には下巻中盤あたりから加速度的に面白くなった。三体IIIも楽しみだ。
    あと、史強が今まで増して好きになった。彼が登場する時の精神的安心感半端ない。

    0
    2026年06月02日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    あまり読んだことがないタイプのSFで、新鮮な面白さがあった。中国SFにも興味が出てきた。
    しかし、重い...これが3部作か
    気合い入れて読みます

    0
    2026年05月31日
  • 三体2 黒暗森林 下

    Posted by ブクログ

    流石に面白い。

    哲学的な部分で相容れないところがあるのは依然として変わらないが、それでも面白いと思える展開が素晴らしい。

    0
    2026年05月26日