銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
銀色さんの本の中でも、一番ぐらいに大好きな本。
目に映るすべてにドキドキしていた頃から、
少しずつ日常が生まれ、少しずつ何かが薄れていく。
季節が夏から秋へと変わるように、
見えるものが変わっていったあの頃の時間が
閉じ込められたような、深くて不思議な光の世界。
頭に描いた夢のような自由な世界。
突然やってくる失敗や恐怖に素直に泣いて、すぐに忘れた。
心の中の深くて遠い大切な部分に足を踏み入れる感覚がして、
最後はページを繰る手がもどかしいような、
まだ進みたくないような。
モノクロでも元気に溢れる光と点在する子どもたち。
道に咲く草たちにも驚きと楽しみを見ていた
小さな頃の視点に帰っ