【感想・ネタバレ】夕方らせんのレビュー

あらすじ

わすれかけてしまいそうな日々の中で、ふと思いかえし、流れの中に立ち止まって、「あの気持ち、あの気持ち」とつぶやくと、まわりからだんだん遠くまで、ゆっくりと波が静まってゆき、間違わない方向の石が輝いて見えた。それに足をかけ、次に飛び乗り、進んで行く。困ったときは、遠くを見よう。近くばかりを見ていると、迷うことがあるから―静かにきらめく16のストーリー。初めての物語集。

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Posted by ブクログ

切ないような、無意味なような、綺麗であったかいような、その全部が混ざって不思議な気持ちになった
今のところは夏の午後が1番好きかも

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2024年11月15日

Posted by ブクログ

小学生の頃親戚がくれた段ボールいっぱいの本の中に銀色夏生さんの詩集が入っててかなり影響を受けたものの、時と共に忘れていってウン十年ぶりに手にしたのがこの本でした。

詩的でゆったりとしたお話がたくさん。
特に「若草のつむじ」が大好きで、それだけ何度か読み返しました。全然悲しい話じゃないのにツンとくるくらい。
生き方のヒントさえもらった気がします。

またすぐ他の作品も読んでみるつもりです。

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2016年06月07日

Posted by ブクログ

とっても大事に書かれたんだなって伝わる一冊。読むと夕方らせんから帰ってこれなくなります。まあそれでもいいかなぁ。夏生さんの小説全部読んでみようと思いました。

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2013年09月22日

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中1の頃、今は無き地元の三省堂書店でこの本に出会い、私の世界は180度変わった!夢と幻想の世界に一気にもってかれて いまだに戻ってこれてない・・・生まれて初めて買ったハードカバーの単行本だと思う。一体何度読み返しただろう。いつかお墓にもっていくならば、この本にしよう。

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2012年02月16日

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風のような、ふわり、とした短編集
話し言葉がおもしろい

ひとりひとりの
名前のつけかたが
すきだなあ

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2009年10月04日

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何度も読み直してます。短編集なんやけど、最後の方にいけばいくほどお話が短くなっていくのはなぜ??(笑)でもそういうのがよかったりします。。「若草のつむじ」ファンです。銀色さんの挿絵もよい味でてます。

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2009年10月04日

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不思議な世界観。「ミタカくんと私」が好きなので手に取ってみた。たとえていうなら、銀色夏生さんの作品は午後の陽だまりのような雰囲気を持っていると思う。ぽかぽかとして、安心する。心の癒しになる文体だ。

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2014年12月08日

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16の物語がつまった短編集。

不思議なお話、ぞっとする話、きれいなお話・・・といろいろ楽しめる短編集でした。

「夕方らせんに住む人々」が一番好きです。
銀色さんの物語は静かな気持ちにさせてくれます。

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2013年10月22日

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全話を通した透明感のようなものは読んでいて心地いいです。

ねちっこくない淡々とした文体は読みやすく、読み終わるとスッキリするような気持ちにさせてくれました。
気を張らないで読めました。

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2012年12月16日

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2012.11.2

あーなんど読んでもやっぱり好き。
あっちの世界がちらほら見える。見えるしつま先くらいはあっちの世界に浸してる話もあり、いい。
ゆるゆる~ふわふわ~

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2012年11月02日

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ネタバレ

本当に不思議な世界観の小説だった。ファンタジーや不気味なものや恋愛ものやらがあり、フルコースのようだった。この世界観と語り方は結構好きである。

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2011年04月12日

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短編集でさらっと読めるし、一つの話の空気がふわふわしていて不思議な感じです。

夏生さんの描く物語を読むと癒されるので、疲れたときに読みたくなります。

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2010年08月03日

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こういう世界はすごく好き
不思議 不思議

無重力マーブル
そんな感じ

「草むらの中 月が出て」がお気に入り

「月の落ちる池」は情景が浮かんだ
あんな池 見てみたい
あんな旅館に泊まってみたいw

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2009年10月04日

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どの作品も
中長編でも書けそうなぐらい
人物が出来てて
土台がしっかりしてる。

それぐらいの作品が17編も。

今まで読んだ短編集で
一番好きかも♪

お気に入りは
・草むらの中 星がでて
(半月以外のお題で俳句会が見たい!)
・ハーバービュー
(泣ける・・・)
・真空広場
(最後の名穂子のセリフがめっちゃウケた♪)

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2009年10月04日

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銀色夏生の初めての物語集。

きれいなタイトルですよね。
さすが詩人だなぁと思わせられます。

そして私は夕方が大好きです。

皆さんも、ちょっと別世界に行ってみませんか・・・?

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2009年10月04日

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一人旅のような、自分だけのゆっくりとした時の流れを味わえる短編集。
先のストーリーが気になる、といった作品ではなく、散文詩のような一つひとつのエピソードを、じっくり噛み締める読み方ができる。
一番最後の「青い冬の空の旅」の一節が気に入った。


「別れというのは、種から芽が出て、最初はくっついていた葉っぱが、二つの方向へのびていくようなもので、何も悲しくはないし、よく考えてみると下の方でつながってるんだから、自分が先の方だけにいるというふうに思わなければ、結局、最初からひとつだったんだってわかる。」

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2021年09月14日

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「若草のつむじ」「ウエタミ」が好きです。
現実と幻想的な世界を違和感なく合わせて描いているので、短編集だけれど、すぐに一つ一つの物語の世界に入り込めます
全ての物語が詩をうたっているかのような素敵な一冊です。

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2018年04月07日

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銀色夏生さんの本は初めて読みました。
独特の世界観があって、好きな人は好きなんだろうな。
短編がたくさん詰まっていて、詩集のような、不思議な話しが多いです。『ハーバービュー』と『若草のつむじ』が好きでした。



森をぬけたところで
道はいくつもに分かれた

いつもこうだ
いつも目の前には
いくつもの分かれ道がある

僕は君の手をつかみ
どれを選んでも同じだねと言う
君は小さくうなずいて
道は関係ないよねと言う

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2014年01月31日

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春先にさらっと読みたい感じ。
短編集なんだけど詩的なイメージが強いなぁ。
「ピース・ツリー」と「真空広場」が好き。

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2010年08月16日

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ものがたりのような詩が集まった本。
最後の「夕方らせん」を読んだ最初の感想が
良い匂いのしそうな文だなあ!というもの。
落ち着きます。

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2010年04月24日

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寝る前にちょっとずつ読んだ。
頭の中に何も残らないけど、フワーっといい夢見れそう・・・って眠りにつける本だった。
ふわふわ。

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2010年03月16日

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森をぬけたところで
道はいくつもに分かれた

いつもこうだ
いつも目の前には
いくつもの分かれ道がある

僕は君の手をつかみ
どれを選んでも同じだねと言う
君は小さくうなずいて
道は関係ないよねと言う


ミタカくんと私の方が良かったけど
最後のこの文章でなんだかすごくスッキリした

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2009年10月28日

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初めて読んだ銀色夏夫さん。彼は詩人らしい。だからかな、すごく文章も短文でゆるりとしていて、ひとつひとつのお話も短いです。だから、ひとつひとつの描写がとてもきれいで丁寧。スパゲッティを作るにしても、海に行くにしても、丁寧でわかりやすいのでのめりこめるし、想像もしやすい。
ただあんまりインパクトがないのが残念なのでした。

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2009年10月04日

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ストーリー自体は特に何か特別なことが起こるわけでもないのに、きれいな言葉がいい。
透明な感じが好き。

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2009年10月04日

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普段日常にある様々な出会いによる出来事、忘れてしまう思いが書かれている作品。
読み終えると何かほんわかしたやさしい気持ちになった。

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2009年10月04日

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