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私は、風景の写真をとるのが好きですが、人の写真をとるのも大好きです。けれど、人の写真をとる時はとても緊張します。知っている人でも知らない人でも、カメラを通して見ると、やけに神々しく感じられ、畏敬の念にうたれてしまうからです。人という不思議な、それぞれにすごいものを、写真の中で形として一瞬だけ写しとってしまうことに申しわけなさのようなものを感じているのかもしれません。けれどやはり自分なりの見方で、あるものの魅力的な側面をとらえるというのは、うきうきする作業です。
Posted by ブクログ 2013年08月04日
銀色さんの本の中でも、一番ぐらいに大好きな本。
目に映るすべてにドキドキしていた頃から、
少しずつ日常が生まれ、少しずつ何かが薄れていく。
季節が夏から秋へと変わるように、
見えるものが変わっていったあの頃の時間が
閉じ込められたような、深くて不思議な光の世界。
頭に描いた夢のような自由な世界。...続きを読む
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