あらすじ
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その建物は小さく、森の手前にあって静寂につつまれている――。それは、あなたの心の中の城。そこに清々しい風を吹き込み、迷いやしがらみを一掃する。そんな言葉たちが強く語りかける本格詩集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
好きな作家さんが出した新しい詩集。
開けたその瞬間、緑の匂い~。
銀色さんの詩は、昔も今も緑の匂いがします。
ひとつの恋に見切りをつける瞬間だったり
自分が一歩踏み出す瞬間だったり
そういう一瞬を切り取る天才だと思います。
Posted by ブクログ
2010年刊行。中高生のバイブル、銀色夏生詩集。
恋の詩が多い印象がありますが、この詩集は、冒頭の「建物の朝焼け」とそれに続く連作詩で重々しく始まり、途中軽妙なもの、内面的なものを挟みつつ進む。
「静かに暗い気持ち」で内省はピークに達し、フィナーレの「建物の夕焼け」までは大きく解放された明るいしで終わる、ストーリーブックのような詩でした。
小説ばかり読んで、詩を読んでこなかった中高生時代を少し残念に思う詩集でした。
Posted by ブクログ
帯タイトルは、
「誰かと向き合うことは、
こんなにも、切なく、愛しい。」
いやあ、
久々に読み返しました。
私にとって詩は、
どれだけ
想像できて
感じるコトが出来て
共感できるか。
そのときの自分にピッタリのものを探すような。
たった数行に
たーくさんの感情や想いが込められてる。
気持ちのかたまりのようなもの。
今は、
あの人のことを想いながら
苦しいけど大切に読もう。
「思っても、
思っても、
届かない思い。
かなわない思いをかかえて、
今日も生きて行く。
どうして、
あなたという人が存在するのだろう。
神様はなぜ、
こんなにもかなわない思いをさせるのだろう。
なにかの罰のようです。
どれほど考えてもわからない。
忘れることもできない、
かなわぬ恋。」
何処にいるのかも、
何をしているのかもわからないのに、
思わずにはいられない人。
そろそろ、
決着をつけるべきなの。
Posted by ブクログ
久しぶりの銀色夏生さんの新作詩集ということで楽しみに購入。前にどこかで読んだことのあるフレーズ?と思う詩もいくつかあったけどやっぱり心に響くモノはたくさんあった。ピュアに戻れるステキな瞬間。銀色夏生さんの詩って情景をすぐに思い浮かべられるのが好き。感情移入できるのが好き。
Posted by ブクログ
最近読む銀色さんの詩が心に響かない。
作品のせいか、自分の気持ちのせいか。
前はこんな風じゃなかったと、いくつか読み漁っている。
本作は詩集だが、文の長い詩が多い。
あまり語りすぎな文章が好きではないので、今回もいまいち。
「細い月の足取り」と「風は君に属するか」はよかった。