小室淑恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社で課長に貸してもらった(本人はまだ読んでいないけど)。
「働き方改革」を、まずはプレイングマネジャーである自分自身、そしてメンバ、更には社内の他部署や取引先にまで広げていく展開になっている。
著者は「働き方改革」のプロフェッショナル。講演活動やコンサルティングなどの他、働き方改革に関する法律改正にも関わったようで、それを知ると熱い想いが感じられる。
自分の会社でこの本のテクニックが全て活かせるとは言わない。仕事の内容や社風の違いで、これは役に立たないなというものもある。でも、出来るものは取り入れていけたらいいなと思えた。
・自分も簡単なタスクリストは作るが、この本では15分単位のワークログ(予定)を朝に作り、終業時に実績をつけるとある。そんなに細かくやったことはない。
・マネージャが頑張りすぎると、チームのモチベーションが下がる。これはメンバを信頼していないということにもなりかねない。マネジメントの比率を高くすべき。
→テクニカル面を磨くキャリアを目指したい人はどうすべきだろう?
・生産性が高いチームの共通点は、心理的安全性(psychological satisfy)が保証されていること。自分の意見を笑われない、拒絶されないという安心感。メンバの性格・能力・学歴などは、生産性にはほとんど影響しなかった。プレイングマネジャーは、メンバの心理的安全性の醸成に努める。
・属人化の解消方法として、マニュアル作成が何度も強調されている。マニュアル化が難しい業務はどうすればいいだろう?ナレッジの集積は、永遠の課題な気がする。
・「人口ボーナス期」、「人口オーナス期」という言葉は初めて知った。もう時代は変わっていて、新しい働き方に変革していかないといけないんだなという結びだった。 -
Posted by ブクログ
マネジメント層に向けた良質の書。自分自身の考えにとても近く共感できた。
仕事が忙しい時、残業してやり切ろうという発想を、私は好きではありません。
なぜなら、残業ありきの進め方になるからです。だから時間外にミーティングを設定したり、夜になって「落ち着いてから」書類を作成しよう、ということになる。
そうではなくで、どうしたら時間内にやり切ることができるか、まずそう考え、実行することが、生産性向上に繋がると思うからです。
では、どうしたらいいのか。その答えが、本書に詰まってます。
タイトルにある「残業ゼロ」を実現するための小手先のテクニックではなくマネジメントの立場として「どうすればいいのか」という具体的な考え方、行動が書かれていて、とても参考になりました。
当たり前のマネジメントをしっかりやれば生産性は必ず向上する。
マネジメント層でなくでも参考になる箇所満載です。
ぜひ読んでみてください。 -
Posted by ブクログ
我が家は共働きではないが、家事や育児の負担が増してきて、夫婦でうまく分担せざるを得ないようになってきたので、参考になった。
「男が稼いで云々」の、いままでの古いモデルでは、いろいろ立ち行かないよな、とあらためて実感。
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P97
「自分の中での優先順位」をハッキリさせましょう。私の場合、「仕事で成果を出し、子どもと一緒にいる時間を少しでも長くとる」ことが優先順位の一番です。
一分でも三分でもコミュニケーション
家事グッズ
コードレス掃除機
シリコン調理器
掃除用具はすぐ出せる場所に
家事ポイント制
家事をすべて書き出し、ポイントをつける。
時間がかかる家事や、ふたりとも苦手なことには高いポイントを
1wや1Mで同じ獲得数になるように
家事は細分化
キャパシティの把握
時間割方法(1.5H)
1日5コマ(大きなイベントは5つまで)、1wで25コマ、ひと月では100コマ
育休をとるためには「自分がいなくても回る職場」をつくらねばなりません。(略)自分の仕事をみえる化し、権限委譲し、やり方を教えるという三段階を踏んで、部下や後輩を(略)育てるのです。(略)的確な引継ぎと権限委譲を伴った育児休業は、取る側とほかのメンバー双方にとって、新たなチャンスと成長の機会をもたらすものです。
真に組織に貢献する人は、常にこうした(「自分」だけができる仕事に酔う)「リスク」を軽減することを考えています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の中で衝撃な言葉もあった。
「隠れ残業を進んでやっていたとしても、時間がたてばたつほど、
「会社のせいで自分が犠牲になっている。
それなのに報酬が支払われないのはおかしい」といった被害者意識が出てくる。」
という言葉。
1人が頑張っても、チームとしては一時的に成果を生むが、
決して好ましい状態ではない。
ついついがんばってしまうが、それでは疲弊して
被害者意識が強くなるだけ。
だからチームで底上げしたほうがよい。
マネジャーの仕事は
前線に出るのではなく、
・チーム目標を全員で共有すること
・メンバーを育成し成長を促すこと
・仕事の配分に配慮すること
であると書かれてあり、なるほどと思った!
自分も若手ではなく中堅になってきている。
だから、それにふさわしい行動をしないとね!
この本を読んで改善することは2つ。
1つ目は、
部下や子ども達へのフィードバック。
自立してほしいので、客観的事実だけを伝えて、
どうしていくかは考えさせる。
どうしてもアドバイスしそうになるけれど、
「○○したら結果は△△だったよね。」だけにとどめて、
その後は、どうすればよりよくなるか?考えてもらえるようにしよう!
2つめは、お願いではなくwinwinの関係をつくること。
こちらの業務を効率化するために協力をお願いするわけではなく、
子どもや保護者の立場に立って、
「何が課題なのか?」
「どうすれば、その課題を解決できるのか?」
「解決できればどんな未来が待っているのか?」
の3点を明確にしていく!
素敵な本でした!実践して自分も健康で
生き生きとしたマネジャーになります -
Posted by ブクログ
働き方改革と一言でいっても大きくわけると以下の3つがあると思います。
① 長時間労働の是正(残業の削減)
② 非正規と正社員の格差是正
③ 高齢者等の雇用促進(雇用の吸収力アップ)
この中でも①に焦点を当てて書かれた本でした。
職場の残業を減らしたく読んでみました。まずは「なぜ長時間労働を是正しなければいけないか」に関して。マクロな視点で見た時に、日本は人口オーナス期に突入しているので、そもそも生産性を上げないといけないという話。単純な残業カットではなく、生産性を高めることで、結果として長時間労働減らすという考え方に納得。
また次に、実際に残業削減に成功した豊富な事例が、詳細に記載されていてすぐに実践したくなるような内容でした。鍵は、朝時点の予定業務が、定時時点でどうなっているかというギャップのチェック。まずは残業が出ないように業務量と納期を調整することが大事だけれど、確かにそれでも残業が出てしまうのが、その日の業務が予定通りにいかなかったから。その要因が何かを紐解いて解消するのが効果的だとこれも納得。
小室さんの活動で凄いと思わされるのは、自身の活動を公(政府・日本)の意義に変えたこと。きっかけは小池さんからの電話で議会に呼ばれた事だったらしいが、そこから数々の議員勉強会に参加して長時間労働の是正を「政府・日本における価値」に置き換えてプレゼンして、安倍首相含む政府の考え方を変えさせたことが凄い。
●人口オーナス期でGDPを高めるには、土台となる労働力人口の確保と、その労働生産性を高める事が不可欠。
⑴ 少子高齢化により労働力人口が落ちている中で、
1. 現在の労働力確保のために、女性や高齢者などの雇用促進が必要(雇用の吸収力アップ)
2. 未来の労働力確保のために、長時間労働の是正による男性の育児参加ができる環境作りが必要
→特に2。男性の育児参加の時間数と2人目の出生有無には相関があるデータを示せたことが大きい。これまで少子化対策は女性に対するアプローチが大半だったが、男性の長時間労働是正が少子化対策になることが初めて(政府の中で)繋がって国策に落ちて一気に進んだ。
→少子化対策は遅れれば遅れるほど、高齢化が進むため取り戻せない。中国ではオーナス期に入った瞬間に一人っ子政策を解除して、食い止めている。日本は20年遅い状況。
⑵ 人口ボーナス期での成功モデル=労働集約型による海外需要の大量受注(働けば働くほど儲かる)は、人口オーナス期においては機能しない。いかに生産性を高めて空いた時間を活かせるかが大事(結局、時間に頼った働き方だと、男性の長時間労働化が進み、少子化が進み、未来の労働力が確保できないため)
このロジックを整理して、プレゼンして結果、法改正までこぎつけたんだから。凄い。