あらすじ
900社以上に導入してきた「働き方を変えるコンサル」の手法を初公開!
◎マネジャーのもっとも重要な仕事である部下の育成は、仕事を「任せる」ことによって実現されます。
けれども現場では、部下に「任せられない」ことによって、仕事を抱え込んでしまい忙殺されている上司や、成長が停滞している部下がうまれ、チームの生産性も上がらないという負のスパイラルに陥りがちです。
◎とはいえ、ただ単に仕事を任せっぱなしにすればいいのではなく、部下のやる気を引き出すために、上司は「任せ上手」になることが求められています。その「任せ上手」の手本となるのが、本書の小室氏と工藤氏です。
◎小室社長が経営するワーク・ライフバランス社は、「6時に帰る」をはじめとする、生産性を向上させるツールやITを用いたチームマネジメントが特徴的ですが、その成功の秘訣は、仕事を「任せる」ことにあります。
◎とくに、日ごろの観察を通して部下の特性をつかむこと、部下の成長につながる仕事を選ぶこと、部下のモチベーションを高める伝え方、任せたあとのフォローを重視していて、これらを押さえることで、部下を育て上司も伸ばし、創業以来8年、増収増益を続けています。
◎本書を読み、上手な任せ方を知ることで、部下の心に火をつけて、上司と部下の生産性を飛躍させ、結果を出して定時で帰るチームに変わります。
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Posted by ブクログ
面白い。勉強になる。即活かしたい事例が多い。
以下要即実践
p168 上司の答え方しだいで、グチも改善提案に
黙って聞いたあと「それは私のマネジメントがわるかったから」と私の責任であると返す。
すると非難やグチとして言っていた場合でも、改善提案に昇格する。
そして「組織として考えなければいけない課題だ。いい提案をありがとう」と終わらせる。
グチを、「組織への提案」と上司が捉える。
p127朝メール 夜メール
Posted by ブクログ
残業を減らしたいと思って読みましたが、部下の育成方法について学べたと思います。業務負荷を分散していくには部下に自律的に動いてもらうことが大事だと日々感じます。理解していても中々できないことも多いなぁと思うので少しずつ実践して自分に合う手法を身につけたいと思います。
Posted by ブクログ
SONYのReader Storeで電子書籍版を購入
残業を減らしたい担当者な私ですが、この本は管理職向けだった…。
とはいえ、チームで仕事をする上で、成果をより良いものにするためのエッセンスが詰まっていたと思う。
自分も相手も人間。同じ人でも接し方・話し方一つでアウトプットは相当変わるものだなと思った。
Posted by ブクログ
【意外とできる】
部下に仕事を任せることは実にむずかしいです。
部下に任せてみると上司が思っている以上に部下はできます。
上司が過小評価をしてしまっていることが多いです。
ただ、任せてみると本当にできない状態に陥る部下もいます。そのあたりのさじ加減がむずかしいです。
できる人はキャパが大きく、どのような業務でも苦労しながらこなしてしまいます。
しかし、できない人を放置してはチーム全体としての能力向上が図れないので、部下を育て成長させていく必要があります。
これがチームワークになると思います。
Posted by ブクログ
<本から得た学び気づき>
・部下の育成で大事なことは、最後まで諦めないこと
・自分でなければと思っている仕事も、いつかは自分の手を離れ、誰かに引き継ぐもの。自分の目が行き届いているうちに、仕事を任せ自身は後方支援にまわる。
・組織として望ましいのは1人の華々しい成果ではなく
チームの力を合わせた安定した成果
・チーム全員が苦手な分野と得意分野を知っている状態にして、フォローし合うことでチームは活性化する
・部下との密なコミュニケーションを図るには、まず誉めることでモチベーションをあげて、心を開かせる
・自分の考えを前面に出しすぎず、誰かの発言に乗っていったように装うこともリーダーのスキルのひとつ。
もし誰からも自分と同じ考えの発言がなく会議が思うように進まない場合は、普段からしっかり自分の考えを伝えていないからと反省材料にする
・会議の場で自分が一番気のきいた発言をして実力差を見せつけるのではなく、みんの意見を集約した形で終了することも、やる気をアップさせるチームマネジメントのコツ。
・本人の目標と会社への貢献の接点を自覚させ、主体性を持って目標に向かわせるのが上司の面談の在り方。
・厳しさの中にもわくわくするような期待感を持たせることが最も意欲は高まり、目標達成する確率もあがる。
仕事を任せる→成功する→1つ上のレベルの仕事を任せる→成功するのサイクル
・人は自分が誉めてほしいと思うところに気づいてほしい。そこを見つけて誉めてあげることが効果的。
誉めてばかりいたらつけあがるのではという点に関しては、その分難易度の高い仕事を増やして活躍してもらうだけのこと。
・誉めてチーム内を明るくし、部下を気分よく仕事に向かわせることが先決。ほめるというのは財源に入らない
報酬のようなもの。
・前に進んでいることがわかれば、社員のやり方を尊重して自分のやり方を押し付けないようにする。頂上に辿りつく目的が同じであればルートは違っていてよい。