小室淑恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本では長引く不況を乗り越えるため、今いる社員を削減し、その欠員が補充されない職場が増えている。それならばそれを、働き方を見直すチャンスと捉え、生産性を改善していくしかない。本書では、そのための具体的なアイディアが紹介されている。
メーカー勤務者の感想としては、目の前で24時間設備が回っている職場、そうでなくともそうした職場との関係が密な職場では非常にやりづらく、「今どきの会社」の話に思える。この考え方自体が古いのかもしれないが、そこを思い切ってやるにはトップダウンで取り組む必要があると思う。
以下は良さそうだなと思ったアイディア。
①「時間に仕事を割り当てる」
・「仕事に時間を割り当て」て「仕事が終わるまでがんばろう」とするのではなく、「この時間でこの仕事を終える」と、先にかける時間をスケジュールに組む。
②仕事の優先順位を明確にするための「朝メール」「報告(夜)メール」
・「朝メール」は、15分刻み、残業なしで終わるように仕事の予定を立て、かつ、優先順位を明確にし、チームのメンバーに送る。
・「報告(夜)メール」では実際にかかった時間を記入することで、「朝メール」との差異を確認し、その原因を自ら考えるクセをつける。
③仕事に集中できる環境づくり
・12時半~14時半まで、私語、オフィス内の歩き回り、仕事の依頼・確認など個人の職務に関する以外のことを禁止する「がんばるタイム」(トリンプ・インターナショナルの事例)。
・仕事に行き詰ったときにコーヒー程度は会社持ちで、近所のカフェや会議室で集中できる「引きこもりタイム」、さらには上司指示による「強制引きこもりタイム」(あるNPO法人の事例)。
④「この人でないとできない」仕事は多くない
・「仕事が忙しくて、まったく有休が取れない」というのは自分一人で仕事を抱え込んでいるからに過ぎない。自分の業務のマニュアル化を、全仕事、全員に義務化する。
・年間に必ず4日連続で休む日を設け、仕事の引継ぎをせざるをえない状況を作る。
その他紹介されていた興味深い話をいくつか。
・人間の脳が集中力を発揮できるのは、朝目覚めてから13時間以内、集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の集中力しか保てない(東京大学・島津明人准教授)。
・他人の時間を奪わないためにも、自身のスキルアップは必須。まずは思い切って残業をやめる決意をし、自己研鑽の時間を作り出すこと。
・「私大変なの~」というオーラを誰かが出し始めると、周りの人たちも「大変オーラを出さないと余計な仕事が降ってくる…」と思ってしまい、「どちらが大変か」競争になる。
・真の成果主義は「同じ時間内で勝負させたらどちらが成果を上げているか」の生産性をシビアに見る一方、日本では、時間をいくら導入してでも山の高さを一番積み上げた人が一番高い評価を得る。 -
Posted by ブクログ
久し振りに彼女の本を読んだ。
朝メール、夜メールの仕事を15分刻みで組み立てて仕事を見直す方法に加えて、再度認識したこと。
誰もが定時で帰るために仕事を見直す気気持ちが大事。たとえ、残業できる人でも定時に帰って自己研鑚する時間を持つことや場所を変えて仕事をすることだけでも、結果仕事の効率化につながる。
また、マニュアル化やIT化でラインの人の仕事が効率的に進むようまだまだ見直しがいるなあと自分の仕事を反省。
大変オーラが降って来たら自分も出して予防線を張るのではなく、その気持ちを理解してあげる言葉を発すること。そして、業務の分散化を考えることが返って効率良く仕事をする人だけに仕事が流れる不公平感のあるシステムにならない方方。
面白かったのはアナログ上司の扱い方。ケーキを粉から焼くことをいきなり教えるよりまずはスポンジにクリームでデコるところから教えるように、仕事も雛形を作って取り掛かり易くして仕事を任せることも大事。
ドミノ人事も面白かった。上司が不在や欠員の時は、給料は変わらないなどの条件はあるが、その役割を部下が担うチャンスを作る。 -
Posted by ブクログ
先月はひどい残業の日々で、
平日は午前様、休日もほぼないような日々…。
なんとか乗り切ってGWに突入したと思ったら、ひどい風邪をひいて寝込み…。
こうなってくるとほんとに何をやってるんだろうという気にもなってくる。
という中で手に取ったのが、この本。
第1章の「残業は仕方がない」という意識を変える、では耳の痛い話題がたくさん。
忙しくなってくると土日も含めてスケジューリングする悪い癖があるのだが、
「土・日に仕事をしても、生産性は上がらない」とばっさり…。
「ビジネスのヒントは会社の中にはない」
「生活者の視点が求められている」
「頑張りすぎで波のある社員は評価されない」
などタイトルだけでなるほどと思ってしまった。
会社でずーっとパソコンとにらめっこしてたって、
いい企画書、報告書は書けないよなあ、とほんとに思う。
マーケティング・リサーチの会社に勤めて、クライアントにあれやこれや言ってるくせに、
家と会社の往復だけで、街で何が流行ってるかも知らないってのも…、考えものだよな…。
第3章の残業スパイラルから抜け出すための仕組みづくりでは、
「自分のためのマニュアルをつくる」
「「一人一仕事」をやめる」
→自分にしかできない仕事にするのではなく、
一つの仕事は、複数の人で担当するシステムにすること
あたりがとても気になったし、実行していきたいと思ったもの。
あとはやっぱり朝メール・夜メールをやってみようと思った。
要は仕事の見える化で、自分自身の無駄を見える化できるし、
上司・部下とのコミュニケーションにも役立つ。
ちなみに「働き方チェンジナビ」を使ってみたかったんだけど、
ドコモのi-modeでは使えないようで…(いつかは使えるようになるんだろうか…?)。