小室淑恵のレビュー一覧
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株式会社ワークバランスというすごい会社名の会社の社長による著。
少子高齢化社会を迎えている日本。労働生産性の向上が叫ばれるもうまく進まない。男女をフル活用できる組織・企業になる。なるべく短時間で働く。違う条件の人を揃えるという3つの戦略を紹介。
基本的に時間外労働削減に必要な前提は、経営陣、上司が本気であること。あとは、朝メール、夕メールでやること、やったことを共有。やばい人は早めに助ける。カエル会議で議論し、より良い職場環境に向けた施策を出し納得して取り組む機会をつくり、それを上司がフォロー。実は上場会社ならどこでもやっている。コンサルの成果を控えめに入れていて、宣伝になりすぎない工夫も -
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アイデアや多様な生活者視点が必要になってくる世の中では、ライフを充実させる必要がある。その方法の一つに定時帰りがあり、定時で帰るためには、幾つかやりようはある。
メールを全員で共有するのもそう。
いつでも引き継げるようにマニュアルを作っておくのもそう。
人事評価でも労働時間超過はマイナス評価とすることもそう。
残業代を減らすことで、人件費も減り、利益が上がり、会社に貢献する。
強制的に定時帰りとすれば、否が応でもいまの働き方を見直すことになる。6時に帰るためにはどうすれば良いかを考えることが仕事とも言える。
つまるところ、一人一人の生産性を上げること。
そのために、社員は日々の計画を立て -
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ネタバレ<本から得た学び気づき>
・部下の育成で大事なことは、最後まで諦めないこと
・自分でなければと思っている仕事も、いつかは自分の手を離れ、誰かに引き継ぐもの。自分の目が行き届いているうちに、仕事を任せ自身は後方支援にまわる。
・組織として望ましいのは1人の華々しい成果ではなく
チームの力を合わせた安定した成果
・チーム全員が苦手な分野と得意分野を知っている状態にして、フォローし合うことでチームは活性化する
・部下との密なコミュニケーションを図るには、まず誉めることでモチベーションをあげて、心を開かせる
・自分の考えを前面に出しすぎず、誰かの発言に乗っていったように装うこともリーダー -
Posted by ブクログ
乙武さんと対談形式での議論。
対談相手はお馴染みのメンバーともいえ、この本以外でも著作があったり、よく他の対談本でも登場したりする人物ばかり。
なのでその人の主張自体は他の本にも出てきて特に新鮮味はない、その意味では出てくる人本人が書いた本の方が詳しい。
ただ、この本の持つ新鮮味は内容よりも「乙武さん」が相手であることに尽きるようにも思う。
非常に稀有な経歴を持つ乙武さんゆえ、対談の中でも視点が新しいというか、広さを感じるので、その部分に対して面白さがあったと思う。
最後都知事、政治家への転身を勧められていたが、どうなんでしょうね。見てみたい気もするが、一議員としてではなく首長としてがい -
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Posted by ブクログ
2014年初版
乙武洋匡 対談
現代社会のおかしさ、課題についての8篇の対談集。
若手論客8人対乙武さんという対談本 (R25の対談企画の書籍化)。八人八様の社会への向き合い方・戦い方を紹介しつつも、共通している「既存勢力・既得権益との向き合い方」については東氏のまとめた「内側・外側」のまとめがわかりやすい。既存のルールの上でも戦える準備をする=内側。既存のルールを真っ向否定し、トリックスター的に変革を目指す=外側。
論壇会にも世代があるし、スタンスの違いもあるということがなんとなくわかった一冊。それにしても乙武さんのスタンスがいい意味でずるい。いいところを結局持っていくような構成でした -
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ネタバレ短時間労働→余暇を自己研鑚に→より付加価値の高い仕事→売上増
長時間労働→付加価値のない仕事→売上減→疲弊
仕事に時間を割り当てるのではなく、時間に仕事を割り当てる
→終わるまでやり続けるではなく限られた時間内でより効率的にやるには?
→優先順位
ちょっとした相談が長くかかるのは、その人なりの回答や知識を持ってないから
人は辞めたり休んだりするものであるという前提で前もって同じスキルレベルの人を育成し、必要に応じて権限移譲を行う
欠員が出てからの対応では対症療法に過ぎない
マニュアル作成は危機管理のひとつ、4連休する制度で作らざるを得ない状況に
進行状態が2割の時点で報告させる→早期