小室淑恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マネジャーがチームの成果を上げるための具体策が書かれている。
何点かは実際にマネジャーになった際にやってみたいと思った。
第1章 8割マネジメントの働き方
・プレイングマネジャーの本職はマネジメント
8割マネジメント、2割プレイを目指すくらいの気持ちでのざむのがよい
・マネジャーが充実した生活を送っている姿をみせることが、メンバーのモチベーションアップに直結する
→日々の仕事に疲れ果て、悲壮感が漂っているマネジャーを目の当たりにしたメンバーが、「マネジャーにはなりたくない」とキャリアアップの意欲を失ってしまいかねない
・生産性=得られた成果 / 投入した資源(人、モノ、金、時間)
分母を減らすために仕事の無駄とりを行う
→分子=成果を増やすために重要な仕事を増やす
→生産性が高まる!
・「ひとり作戦会議」でマネジメントの準備をする
チームの戦略図を描く
第2章 関係の質 が全て
・心理的安全性が高いチームの生産性が高い
(Googleの研究結果)
1.メンバーの発言量がだいたい同じ
2.メンバーの人の気持ちに対する感受性が強い
→このチームなら自分の意見を拒絶されないだろう
⇒「関係の質」が向上
⇒生産性が向上
・弱みを開示すると職場が変わる
例:癌を患っている
仕事用の仮面を被るのをやめる
・生産性の低いチームは、マネジャーの独演会となっている
答えを教えるティーチングではなく、相手から答えを引き出すコーチングを基本に据える
→メンバーが自分の力で答えに辿り着けるようにする
メンバーはマネジャーの5-6分遅れで、想像しているレベルのものを出してくる。この5-6分を待てるかどうかが、その後の成否を分ける
Lesson10 アドバイスではなくフィードバックに徹する
・「放置すること」と「厳しく指摘すること」の中間に位置する、「客観的事実をフィードバックする」を行う
→直後に、軽く、フラットに伝える
例: 友達と話してるみたいだな。
上から目線ではなく、不思議に思いました と伝えるのが、感情的な反発を最小限にするコツ
・ポジティブフィードバックを9回やったら、ネガティブフィードバックが1回できる
褒めるよりも事実を伝える
マネジャー自身が、周囲からネガティブフィードバックをもらうことを歓迎する姿勢をあらわすことも大事
Lesson11 メンバーに上手に仕事を任せる技術
・マネジャー自身が仕事の渡し方を工夫する
最初の段階でしっかり時間をかける
Lesson12 個人カルテでメンバーを知る
・困っていること、成功体験、得意分野、苦手分野、将来挑戦したい仕事、性格・特徴、やりがいを感じること、休日の過ごし方、家族や友人などの人間関係
第3章 働き方改革のキックオフ
Lesson13 働き方改革のエンジンをつくる
・働き方改革についてメンバーでディスカッションをする会議の定期開催
Lesson16 仕事の目的を深掘りする
・売上、利益を上げるために、最も重要な仕事は何か?
私たちの仕事の本来の目的は何か?
第4章 働き方を可視化する
Lesson24 働き方改革は小さなことから始める
第5章 チームの生産性を高める
・整理整頓を日常業務にする
・会議にかけるコストを1/8にする
・会議のグランドルール
①開始時間と終了時間を厳守する
②必ず会議のゴール(何を決めるか?)を明示する
③会議は原則30分。最大でも60分を限度とする
④定時後にまたがる会議は原則禁止
⑤ひとりの発言時間は3分が限度
・割込み仕事を減らす工夫
①集中タイム
②即レスしない
③事前に伝える
④割り込み時間の設定
⑤クッションタイム
⑥期日交渉
⑦チームメンバーに依頼
⑧窓口の一本化
・少なくとも週に2日以上はノー残業デーを設定する
・人を育てるのがマネジャーの仕事
いつも職場にいて、直接指導することばかりが育成ではない。
仕事を任せるこたが人を育てる最善の方法であり、そのためには自分が休むことがとても大切。
第6章 働き方を劇的に変える
・人口オーナス期には、労働の時間単価も高騰するので、短い時間で成果を上げる企業しか利益を出せなくなる。
・団塊ジュニア世代は、これからの企業の中核を担う世代。彼らは育児に追われながら、両親の介護を担わなければならない。
→企業の中核を担う世代が、長時間労働が不可能な状況になっている
ある大手商社では、社員の18%が主たる介護者
→今後、団塊世代が一斉に70代後半に入っていく
⇒働き方改革は日本企業にとって死活問題
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Posted by ブクログ
ネタバレ小室さんは最初の著作から読み続けています。
提案の骨子と方法論は11年間ブレることなく、ご自身が仰っているように集大成的な1冊です。多くの方に(特に年配の中間管理職男性に)、今すぐ読んでいただきたい。
今回、胸に刺さったのが、
「心理的安全性(psychological safety)が共有されたチームの生産性が高い」の言葉。
この10年、ヒラ〜マネまで様々な立ち位置でその時々のチームの改善に貢献すべく努め続けてきたつもりですが、納得のいく展開にはなかなか到らず…。その最大の理由がコレだなぁと。
経験から言うと「心理的安全性のなさを拗らせてる」職場では、生産性を上げようという発想自体が長やメンバーの不安をさらに掻き立ててしまい、最悪迫害対象にされるケースもあります。
そんな末期的状況になる前に、多くの方にこの本を役立てていただきたいです。
また、働き方改革/生産性向上を実現しやすい/しにくい組織体系というものがあると思います。経営陣にはその点も視野に入れた組織編成を考えていただき、働き方改革を単なる計数管理や絵に描いた餅にしないでいただきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
どんどん労働力が減っていく一方で、
生産性をいかに落とさずに、むしろ上げるには?
といったことを考えるためには、まずは自分の働き方、
そしてチームの働き方を把握することが大切。
現在と理想の姿のギャップを把握するためにも、
まずは働き方のレコーディングが重要。
手間がかかるかもしれないけど、実態を知らないと、
アクションには移せないので、まずはそこからやろう。
また、チームの生産性を上げるのに効果があるのは、
関係性を改善すること。これは納得。
【勉強になったこと】
・残業ゼロのチームをつくるステップ
STEP1:マネジャー自身の時間の使い方を可視化
STEP2:マネジメントに軸足を置いた時間の使い方を
実現する
STEP3:メンバーとの「関係の質」を高める
STEP4:チームの時間の使い方を可視化する
STEP5:メンバーとともに生産性を上げる方策を
考え、実行する
・組織の成功循環を回すためには、「結果の質」の改善
から着手するのではなく、「関係の質」の向上から
着手することが大切。
・その日1日のスケジュールを見積もるときは、
①15分単位で
②業務とそれにかける時間両方考える
③残業は基本見込まない
④業務の優先順位をつける
・心理的安全性を醸成するには、
チームメンバーが大体同じだけの発言量である
チームメンバーが人の気持ちへの感受性が高い
ということが大切。
・ポジティブ・フィードバックと褒めるを混同しない。
ポジティブ・フィードバックはあくまで客観的事実
を伝えるにとどめること。
・仕事を依頼するときに最低限伝えること
仕事の目的
担当
具体的な作業内容
期限
作業の大まかな流れ
どれくらいかかりそうかの見込み時間
それを依頼する意義(その人にとってのメリット)
支援してくれる人、モノ
・ブレスト時に付箋を使うことで、
声の小さい人の意見であっても定量的に
意見が見えるようになる。
・改善するときは、難易度が低く効果が高いものから。
そのために、難易度と効果のマトリクスで改善施策を
プロットしてみるとよい。
・マニュアルは後任者がつくること。 -
Posted by ブクログ
うちの会社は裁量労働制だが、残業を減らす仕組みには、そこにひとつ大きな欠点があることを感じた。
それは、社員全体が時間意識があるわけではないということ。
長い時間をかけた方がよりクリエイティブな仕事ができる人もいる。
そうなると、時間をどう考えるかが人それぞれまちまちになる。
それが残業時間の超過を招く。
けれど、残業時間が減ったほうが良いかはわからない。
もう少しワークライフバランスについては何冊か読んで考えないと、と思った。
ただ、この本で良いと思ったのは
褒め合い制度。
他人が褒めてたことを伝えることは良いことなのでやっていこうと思う。
あと、自分のプライベートを話すことも。
プライベートの話せるネタを溜めることも必要なのかな、と感じた1冊。 -
Posted by ブクログ
凝り固まった思考回路に、別の切り口、視点を与えてくれるという意味では、こういうビジネス書はいいんだけれど、読んでいて面白いという感覚がないのは、読書は私にとっては趣味であり、好きだから読むのであって、何かのためになどというものとは関係のない世界だから、なのだと思う。
自分の職場にも働き方改革の嵐は吹き荒れていて、道具や制度は揃うのだけれど、全然使えないし、使ったところで残業時間が減らない。
なんでだろう、と思った時、もっと根本原因があって、そこを正していかなければならないのだけれど、それは1年とか2年とか、スタート地点に立つだけでもそれくらいのスパンで考えないといけなくて、成果が出始めて軌道に乗って、当たり前のようになるにはもっと時間がかかるものだ。
それを、今すぐ!結果を!出せ!ってなるから表面的なものになってしまっている。