山白朝子のレビュー一覧

  • 私の頭が正常であったなら

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    一言で言うと小説版『世にも奇妙な物語』という感じ。
    最後の話が一番好きだった。
    天使という仕事も大変なんだなぁ。
    ふとデジャヴを感じるとこの話を思い出します。
    あ、いまフィルムを切り取られたな、って

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    2021年05月29日
  • 私の頭が正常であったなら

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    もうすぐ1歳になる娘をもつ母にとって、体の中を鋭い爪でわしづかみにされるような、辛く、哀しいところも多々あった。

    どの話も最後には、小さかったり大きかったりする救済があるものの、とても深く考えさせられる作品ばかりだった。

    本当に偶然にも3月11日に、『トランシーバー』を読んだ。東日本大震災で失った息子とトランシーバーでのやり取りをかいた作品。
    あとから宮部みゆきさんの解説を読んで、この作者は乙一さんの別名義であることを知ったけど、それも納得するような、ほんのりと優しい話だった。

    子どもとの時間をもっともっと大切にしようと再実感した作品集だった。

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    2021年03月11日
  • 死者のための音楽

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    ああ巧いなあと胸を打つ怪談集。ホラーと怪談は全く別のものだと思い知らされます。怖いだけではない美しさが哀しさが温かみがそこにあります。名前を使い分け、あらゆるジャンルをものにする作者ならではなのかも。

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    2019年12月21日
  • 私のサイクロプス

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    ネタバレ

    安定の面白さ。
    怪談といいながらも、語り口が柔らかく、丁寧で嫌味がない。
    安心して読める希少な作家さんだ。

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    2019年06月24日
  • エムブリヲ奇譚

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    かなりおもしろかった。
    短編集。

    ラピスラズリ幻想
    何度も人生繰り返して強くなる系の話は好き。トムクルーズ主演のあの映画も然り。ラストは切ない。この作者の切なさエンドは効くね。


    これもお気に入りの話。目に見えるものだけを嫌がったりするようなことは多い。スマホには便器並みの菌がいるとかそういう話に近い。ラストがいいんです。

    顔無し峠
    かなりグッときた。最近出会った人なのに…と登場人物本人も言っていたが、自分も同時にかなり感情移入してしまっていた。不思議な感覚だ。

    「さあ、行こう」と少年が言った
    家での仕打ちに、血管ブチ切れそうになるほどイライラした。これもラストがいい。


    全体的に

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    2019年02月12日
  • エムブリヲ奇譚

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    切なーーーーーい!!乙一先生だからしょうがないと分かっていても切ない!!!特に「地獄」あれは男版「SEVEN ROOMS」だよね!!!!

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    2016年10月26日
  • エムブリヲ奇譚

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    懐古調で怪異譚がつむがれる連作短編集。最凶の物語は「地獄」でしょうが、私は「〆」がたまりませんでした。読むんじゃなかった、、、。

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    2016年04月06日
  • 死者のための音楽

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    もの悲しいストーリーですね。「平面いぬ」のブルー等に似ているアニマル系もあったり・・・乙一氏の別バージョン誕生の話もありそこそこ満足。

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    2015年08月16日
  • 死者のための音楽

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    某作家が別名で書いた短編集。 某作家の以前読んだことのある短編集が良かった。惨いシーンが入ることもあるけど、愛情と切なさが入り混じったストーリーを読みやすい文章で作る。この短編集にはそれが強く出ている。昔話っぽいものもある。「鳥とファフロッキーズ現象について」は何とも言えない複雑な気持ちになり印象的。これからも雑誌の冥の方でも楽しみに読んでいきたい。

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    2014年04月19日
  • 死者のための音楽

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    せつなさ漂う怪談短編集。
    「鳥とファフロッキーズ現象について」と「黄金工場」が面白かった。
    というかどれも面白かった、んだけどこれここで終わりかよー!がほとんど。
    なんていいとこで了なの。

    山白む朝の、幽冥の境界に、それでも人と共にあろうとする愛の物語でした。

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    2014年01月05日
  • 死者のための音楽

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    ホラー作家乙一のさらなる別名義、山白朝子。乙一とも中田永一とも違う作風。この名義は幻想オカルト用かな。わかる人には名義を伏せていてもわかるタッチではある。少々グロイものあるけれど読みやすくふんわり幻想的。ホラー乙一よりわたしは好き。2013/401

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    2013年12月30日
  • 死者のための音楽

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    語り口が魅力的で美しい光景が広がる様でした。
    桜の下や、井戸の底の部屋や、仄暗い工場なんかが…。
    美しさに血の色や昏い切なさみたいな色の紗がかかって綺麗な織物の様です。

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    2013年12月02日
  • スコッパーの女

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    小説家という人種には奇人変人がやたらと多い。一見まともそうに見える作家でも話をしてみると変態だとわかる。
    一般社会で受けいれられなかった怪物たちが、その嘆きを文章にしている。

    だからこそ彼らの物語には力がある。

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    スランプがひどく執筆もままならない小説家の「私」。平凡な考え方しかできない「私」が、天才(または変態)と呼ばれる出版関係者の奇妙なエピソードを収集し、小説の形式に書き直した五篇からなる短編集。

    てことで、山白朝子さんの「小説家シリーズ」第二弾です。


    【終焉を告げる小説家】
    物事の「終わり」が見えてしまうL先生。
    人の寿命までわかるようになり、その能力

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    2026年04月30日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    この中では澤村先生流石です。と言うべきか。ユウマと都市伝説と妖怪が不気味に混ざっていく。ホラーと好奇心はやっぱりセットなんだなと確認する。これ以上は、、、まずい、、これ以上は、、でも見てみたいと思う。後一歩でやめようと思った時にはモウオソイ。

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    2026年04月26日
  • スコッパーの女

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    ネタバレ

    文章を読むと、作家の内面を体感できる共感覚を持つ女はある時、吐くほどにおぞましい内面世界を持ったΩという作家を見つける。Ωの驚愕の正体とは。(スコッパ―の女)
    著者が知り合った奇妙な作家L。
    彼は物事の終焉までの距離を【深さ】として観測できるらしい。
    ある日Lは鏡に映った自分に【深さ】が全くないことを知る……。(終焉を告げる小説家)
    自分が生み出した天峰翔陽というキャラクター。
    同名の人物が現実にいることが分かり、やがて物語と現実がシンクロし始める。(シンクロニシティ) 他2編。

    小説家に纏わる身の毛もよだつ戦慄の短編集。

    「この本に収録されている作品は、私が収集した出版関係者の奇妙なエピ

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    2026年04月25日
  • スコッパーの女

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    読み終わると…
    自分の影がいつもより長く、濃くなったような…
    そんな奇妙な「物語の侵食」を感じています!笑

    小説家にまつわる戦慄のエピソードを
    収集したという仕掛けの短編集_



    ページをめくるたび
    日常のすぐ裏側にある「暗闇の宮殿」へと
    足を踏み入れていくような感覚に陥りました

    人間が抱える抜き差しならない孤独や
    歪んでしまった愛情
    そして「物語を書かずにはいられない」という
    業のようなものがひっそりと…
    けれど確かに息づいています



    「最後の一行まで気を抜くな」



    その帯の言葉通り、物語が美しく完成した瞬間に
    足元をすくい取られるような衝撃!!

    恐怖の中にどこか懐か

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    2026年04月08日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    乙一さんと山白朝子さんのアンソロジー。と言っても同一人物ですが。
    タイトルだけ書き下ろしで他は再掲なので、読んではいるのですが、中々良いチョイスでどれも楽しめます。
    書き下ろしはよくあるモキュメンタリーのホラーで怖い話系かと思えば、ミステリーで乙一さんらしい温かい?ラストに救われます。
    相棒がAIで、この辺りの的確な指摘はどうかと思いましたが、それも含めて今風の小説だなと感じます。

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    2026年04月05日
  • 死者のための音楽

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    書評で紹介されていて、気になり読んでみた。
    どの話も美しい怪談だった。
    あらすじで紹介された話が気になりよんだけれど、一番好きだったのは「黄金工場」だった。あのラストが不気味でよかった。

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    2026年02月22日
  • 怪と幽 vol.010 2022年5月

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    特集タイトルに惹かれた過去号の怪と幽、勢いで2冊お迎えしたものの、前号の「あやしい家」ほどはまらなかった。。
    今号の特集は「呪術入門」だから、うわぁ呪術だね〜(ぼんやりし過ぎた表現しかできない 泣)ていう術とか、呪物とか、不穏な感じの内容ばかりかと想像してたんだけど、節目に玄関先に飾るやつ(お節分の柊とイワシの頭とか。うちにはそういう習慣はないから飾ったことはないけど)とか、ちょっとしたおまじない的な内容も紹介されていて、それが興味深かったです。あの飾りたちも呪物と呼ばれていることに驚いたのと、どれも初めて見るお品ばかりで、日本って狭いようで広いな〜って改めて感じました(私の実家の玄関先に掛け

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    2025年12月17日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    二十年ほど前に結構ハマった乙一。
    懐かしい作品。別名義(知らなかった)作品。そして最新作が読める傑作選。

    新作の「Wi-Fi幽霊」は、心霊現象に悩む主人公が寺の住職や霊能者に頼るのではなく、AIを頼りに解決していくのが新しいし、あり得なくもないと思った。自分も体調不良のときにネット検索でAIによる答えとか参考にしてるし。

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    2025年12月08日