山白朝子のレビュー一覧
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はかなくて、綺麗な珠玉の物語たち。
第1話 女の子がお腹を刺された状態で助けてくださいとのこと。父が襲われているというので探しにいくと、それらしい遺体があった。少女は昔のことを忘れていたので、お宮と名づける。少女は身籠っていた。その子供は不思議な子で、行ったことのない場所の景色を語ったり、習わぬ経をあげたりする。
第2話 父から逃げ、古井戸に身を潜ませる。井戸に落ちてしまったのに、なぜか布団に寝かされていた。料理が出てきて食べる。井戸に頻繁に通うようになった。しかし縁談が持ち上がった。
第3話 工場の廃液は甘い匂いがして頭が痛くなる。生命がそこに放り込まれると、黄金になる。死体ではダメだ -
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ちょっとホラー味とおかしみのある小編集。かなりよかった。
第1話 家内ではない3人目の人影がマンション内にいる。彼女にも見えているらしい。物理的な攻撃はできない。会社にまでついてくる。
第2話 風子は首なしの鶏を飼っている。両親が交通事故で死んでしまい、おばさんと住んでいる。
第3話 酔っ払うと時間を少し遡ることができる女性を主人公に後輩が小説を書きたいという。競馬を当てさせたらどうかと私はアイデアをだす。
第4話 小説家には一行も書けないスランプが訪れることがある。Tさんのスランプは深刻だった。妻に離縁までされた。
第5話 クラスメイトの3人が自分の子を殺した。彼らや、私がいじめて -
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Posted by ブクログ
現代ホラー小説傑作集。これまた全部再読なのだけれど、傑作揃いというほかのないセレクションです。
かるかやシリーズの「芙蓉忌」、実はシリーズ他の作品に較べると印象が薄かったのですが。再読してみると、なかなかに怖いしひっそりとした切なさも感じる名作でした。なによりこのアンソロジーがこの一編で幕を開け、そしてラストが「七つのカップ」で優しく終わるという構成も素敵なのですよね(ラスト一歩手前が「あまぞわい」でとことんどんよりしたあとだというのもまた)。
小林泰三さんの「お祖父ちゃんの絵」をセレクトするというのもまたなんとも。これ、最初に読んでいるうちは「お祖母ちゃんの絵」の間違いじゃないの? って思う -