山白朝子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山白朝子さんの 異世界との間の短編集8編
「世界で一番、みじかい小説」⭐︎4
しばらく前になりますが、ブグ友達に
この作品の妻に似ているとされていました
この冷静さに似ているのなら光栄です
「首なし鶏、夜をゆく」 ⭐︎3
最近食用の鶏が首を落としただけでは死にきれない場合の処理をネットで読みました
作家さんもいろんなことから着想されるんでしょうね
可愛がっていた鶏と同じように殺される女の子の悲しいお話
「酩酊SF」⭐︎3
なるほど、そちらでしたか
もの悲しいSF
「布団の中の宇宙」
運命の恋アンソロジーで既読でした
ちょと星新一っぽさがあるかな
「子供を沈める」⭐︎5
次々と産んだ子 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ二作目は輪を旅のメンバーに加え、耳彦はすっかりいじられ役。
耳彦があまりにもだらしないので嫌いになりそうだった。悪い人ではなくてだらしないだけの人なのだけど、最終話で若い女性に言い寄っているときにこの人はダメだと思った。
今作でも耳彦ひとりで大変な目に遭って急死に一生を得ていたりするのに、読者の一人にここまで嫌われるとは耳彦も踏んだり蹴ったりである。
和泉蠟庵先生に再び会えて嬉しい。相変わらず盛大に道に迷い、輪や耳彦を置いてけぼりにしていたりする。先生の幼少期と繋がりそうで繋がらない『星と熊の悲劇』が一番好みだった。下りられない山の天辺は、神かそれに近い存在の領域のようにも思えた。蠟庵 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「子供を沈める」
いじめを苦にして自殺した被害者が、4人の加害者の子どもに生まれ変わってくるというお話。
被害者は、加害者の子どもに生まれ変わって何がしたかったのだろうか。初めは復讐なのかと思っていたが、最後の加害者が、他の3人の(加害者の子達)分まであなたを愛すると伝えると、微笑みを返したという形で終わっている。
被害者には、前世でいじめられた(というより、怖い事をされたという曖昧な)記憶は残っていても、母親となっている相手が、そのいじめをしていた当人だと分かっている様子はなく、反省を求めるような素振りもない。
もしかすると、加害者自身が具現化した過去の罪と自ら向き合い、それを乗り越え -
Posted by ブクログ
どれも面白かったが、設定された時代が少し古いものが多くてあまり好みではなかった...かな。
「鳥とファフロツキーズ現象について」が1番好きだった。
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死にそうになるたびに、それが聞こえてくるの――。手首を切った母が搬送された病室で、美佐は母の秘密を知る。幼い頃から耳が不自由だった母は、十歳のときに川で溺れて九死に一生をえた。その後、川底で聞いた不思議な音楽を追い求める。夫に先立たれ、一人で美佐を育てた母。彼女に贈られた、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。 -
Posted by ブクログ
怪しく、切なく、淡いしっとりとした情緒のあふれる短編集。話のジャンルとしては怪奇系の小説なのですが、それぞれの短編ごとに描かれる、死と様々な愛の形が、大仰でもなく、どこか静かに、染み入るように語られていきます。
その語り口が織りなす空気感と、情緒が生々しい話であっても、どこか静謐で幻想的な雰囲気に物語を変えていく印象を持ちました。どことなく恒川光太郎さんっぽい雰囲気があるかも。
収録作品は7編。一番印象的だったのは、生き物を黄金に変えてしまう廃液を流す工場を描いた「黄金工場」
語り手である少年と年上のお姉さんの淡い交流と、人間の欲であったり嫉妬であったりが、残酷かつ寓話的に描かれていて印象的