山白朝子のレビュー一覧

  • 死者のための音楽

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    妖しい雰囲気の短編集。
    寝る前にちょこちょこと読み進めていった。
    タイトルが物凄くいい。

    表題作も良かったけれど、カラスの話も好き。
    井戸も面白かったなー。
    ジワジワとしみてくる面白さ。

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    2020年10月12日
  • エムブリヲ奇譚

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    ネタバレ

    2017/9/24
    なぜこの本を読もうと思ったのかな?
    ちょっと覚えてないけどはじめましての人。
    かわいがってた鶏食べちゃうのは勘弁して~
    私もたいがい方向音痴だけど蠟庵先生ほどじゃないわ。
    幻想的なお話。
    ややホラー。

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    2017年09月24日
  • 死者のための音楽

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    趣味は焚火のOさんの別名義。
    Oさんの作品は巧みだが青臭い。
    本作品集は巧みさが前面に出て、スマートだ。

    @@@@@

    長い旅のはじまり ※時代物。
    父を殺された娘が、処女にして懐妊。(略……あとは読書メモに。)

    井戸を下りる
    私は若いころ、井戸の底の畳の部屋で暮らす雪と知り合った。(略……あとは読書メモに。)

    黄金工場
    ぼくは工場廃液のそばで黄金のコガネムシを拾う。生き物が黄金に変化するらしい。(略……あとは読書メモに。)

    未完の像 ※時代物。
    仏師修行中の私のもとに、人を殺した償いに仏像作成を教えてくれと少女が来る。(略……あとは読書メモに。)

    鬼物語 ※時代物。
    少女と弟は父な

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    2017年04月03日
  • エムブリヲ奇譚

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    短編集、というのは知っていたけど、連作短編集だったのですね。うれしい。
    「エムブリヲ奇譚」「ラピスラズリ幻想」「湯煙事変」「〆」「あるはずのない橋」「顔無し峠」「地獄」「櫛を拾ってはならぬ」「「さあ、行こう」と少年が言った」の九編。
    旅本作家だけど迷い癖のある和泉蠟庵と、荷物持ちの耳彦。彼らが向かい、迷って出会うものは…。

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    2016年05月19日
  • エムブリヲ奇譚

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    出ては必ず迷う旅本作家 和泉蠟庵と荷物もちの耳彦の道中記。死なない胎児、持ち主に何度も人生を繰り返させる石、死者と出会える温泉、あらゆるものに人間の顔が浮かび上がる村、渡ると戻れない幻の橋、耳彦を死んだ筈の男だと信じ込む人々、残虐な山賊一家、どこからともなく現れる長い髪。
    人間の綺麗なところも汚いところも等しく書かれている。怪異よりも怖いのは結局人間。

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    2016年07月24日
  • エムブリヲ奇譚

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    「〆」と言うお話、人間の顔をした魚は「なんか残酷」として食えなくて、旅先で懐かれ、懐に入れて連れ立っていた鶏は…食えるのかよ、どう言う神経してんだ、って思わず電車内で読みながら愕然としたよ。普通の人間の残酷さ極まれりだよ。情は倫理観を打ち破るものじゃないのか…耳彦が善人でも悪人でもない部分が彼の個性を感じさせない事で物語の筋は際立っているのかも。「地獄」と言うお話、スイ先生が表紙描いてるの解るわー、と言う怖さだった。『ディセント』って地底人が地上人引き摺り込んで食ってる、と言う映画思い出した。

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    2016年04月21日
  • 死者のための音楽

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    タイトルになっている「死者のための音楽」それに魅入られてしまった、悲しいラストが一番印象に残った。
    どの短編も、途中まではいいんだけど、構成やら何やらで読ませておきながら、ぽつっと終わってしまう感があった。
    それが味っていえば味なんでしょうけど

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    2015年07月20日
  • 死者のための音楽

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    ネタバレ

    7話の中篇集。
    「鳥とファフロッキーズ現象について」がとても切かなった。
    3代に渡る「鬼物語」は、オチがないけど、終わることのない鬼への恐怖が不気味だった。

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    2014年02月17日