山白朝子のレビュー一覧

  • 死者のための音楽

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    どれも面白かったが、設定された時代が少し古いものが多くてあまり好みではなかった...かな。
    「鳥とファフロツキーズ現象について」が1番好きだった。
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    死にそうになるたびに、それが聞こえてくるの――。手首を切った母が搬送された病室で、美佐は母の秘密を知る。幼い頃から耳が不自由だった母は、十歳のときに川で溺れて九死に一生をえた。その後、川底で聞いた不思議な音楽を追い求める。夫に先立たれ、一人で美佐を育てた母。彼女に贈られた、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。

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    2025年04月14日
  • 私の頭が正常であったなら

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    実は初めて、乙一さんの作品読みました
    ちょっと悲しいような、切ないような世界観が強い
    そんな作品だなぁと感じました。
    他の小説もそんな感じなんだろうか…

    "子供を沈める"で、過去の自分の罪と
    いかにどう向き合うか?と言う葛藤と
    ラストの流れがとても良かったです。

    あとは、最後の"おやすみなさい子どもたち"
    はリアルとファンタジーが混ざり合う
    私好みの作品でした

    前半のお話たちは
    スラスラ進まず、先を読みたい❗️とは
    ならなかったんですが
    "子供を沈める"以降は
    スピードアップしてとても
    世界に入って読めました

    この辺りの感想は

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    2022年07月09日
  • エムブリヲ奇譚

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    ネタバレ

    『私のサイプロクス』よりおぞましい内容が多かった。
    続編の輪は人生何度目だったんでしょう?
    地獄には行かないで、何度でも蝋庵や耳彦と旅をする人生を選んで欲しいです。

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    2022年04月09日
  • 私のサイクロプス

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    本棚の三つ前にある「エムブリヲ奇譚」の続編。
     
    旅本作家、和泉螂庵。
    荷物持ち、耳彦。
    の2人旅に前作「エムブリヲ奇譚」で登場した輪という女性が加わり、3人旅になった。
    あいもかわらず天才的な蠟庵の迷い癖のおかげで不可思議な世界に足を踏み入れてしまう一行。
     
    9編の短編集。
    残念ながら人数は増えたが、パワーダウンしているように見受けられる。
    つまらなくはない。
    ただ、前作が良すぎたのだろうか。
    もっと、もっとと期待してしまう。
    とてもおいしい定食を食べた後に、普通の定食を食べたような気分。

    好きなシリーズなので次回作も出してほしいな。

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    2022年03月06日
  • 私の頭が正常であったなら

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    初見の時タイトルで少しギョッとしたが、切なくも希望が持てる話だった。全体的に暗く辛い話で始まるが、最後には仄かに光が見えます。

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    2022年01月05日
  • 死者のための音楽

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    二年振り以上に帰省。フェリーで十五時間。
    電波も来ない、途中下車できない状況は自分にとって読書に最適。
    ゆらゆらと波に揺られながら、暗い海を眺めつつ手に取った一冊。
     
    怪談、というよりファンタジー短編集。
    とんでもなくすばらしいわけでもなく、つまらないわけでもない。
    表題作も良かったが、「鳥とファフロッキーズ現象について」のほうが良かった。
    読後、乙一作品の「しあわせは子猫のかたち」をなぜかおもいだしました。

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    2022年01月04日
  • 死者のための音楽

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    怪しく、切なく、淡いしっとりとした情緒のあふれる短編集。話のジャンルとしては怪奇系の小説なのですが、それぞれの短編ごとに描かれる、死と様々な愛の形が、大仰でもなく、どこか静かに、染み入るように語られていきます。
    その語り口が織りなす空気感と、情緒が生々しい話であっても、どこか静謐で幻想的な雰囲気に物語を変えていく印象を持ちました。どことなく恒川光太郎さんっぽい雰囲気があるかも。

    収録作品は7編。一番印象的だったのは、生き物を黄金に変えてしまう廃液を流す工場を描いた「黄金工場」
    語り手である少年と年上のお姉さんの淡い交流と、人間の欲であったり嫉妬であったりが、残酷かつ寓話的に描かれていて印象的

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    2021年05月05日
  • 私の頭が正常であったなら

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    グロい描写も多いのに下品じゃない。品があって魅入られる。乙一の作品を読むと一貫して感じること。

    いつのまにか憑いた幽霊、首がないのに生き続ける鶏。最初から気味の悪い話の連続なのに、心を捉えられます。そして最後の最後にグッと来る一文が待ち受けている話もいくつか。そのたびに乙一すげぇと思うのでした。

    「私の頭が正常であったなら」に続くのは「良かったのに」だと思いませんか。残念ながら「不幸なこと」に続くのですけれど、でもやっぱり正常でよかった。

    幼くして亡くなった命に想いを馳せる。人はこんなふうに生きてゆくんだなぁ。

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    2021年02月03日
  • 死者のための音楽

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    妖しい雰囲気の短編集。
    寝る前にちょこちょこと読み進めていった。
    タイトルが物凄くいい。

    表題作も良かったけれど、カラスの話も好き。
    井戸も面白かったなー。
    ジワジワとしみてくる面白さ。

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    2020年10月12日
  • エムブリヲ奇譚

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    ネタバレ

    2017/9/24
    なぜこの本を読もうと思ったのかな?
    ちょっと覚えてないけどはじめましての人。
    かわいがってた鶏食べちゃうのは勘弁して~
    私もたいがい方向音痴だけど蠟庵先生ほどじゃないわ。
    幻想的なお話。
    ややホラー。

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    2017年09月24日
  • 死者のための音楽

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    趣味は焚火のOさんの別名義。
    Oさんの作品は巧みだが青臭い。
    本作品集は巧みさが前面に出て、スマートだ。

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    長い旅のはじまり ※時代物。
    父を殺された娘が、処女にして懐妊。(略……あとは読書メモに。)

    井戸を下りる
    私は若いころ、井戸の底の畳の部屋で暮らす雪と知り合った。(略……あとは読書メモに。)

    黄金工場
    ぼくは工場廃液のそばで黄金のコガネムシを拾う。生き物が黄金に変化するらしい。(略……あとは読書メモに。)

    未完の像 ※時代物。
    仏師修行中の私のもとに、人を殺した償いに仏像作成を教えてくれと少女が来る。(略……あとは読書メモに。)

    鬼物語 ※時代物。
    少女と弟は父な

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    2017年04月03日
  • エムブリヲ奇譚

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    短編集、というのは知っていたけど、連作短編集だったのですね。うれしい。
    「エムブリヲ奇譚」「ラピスラズリ幻想」「湯煙事変」「〆」「あるはずのない橋」「顔無し峠」「地獄」「櫛を拾ってはならぬ」「「さあ、行こう」と少年が言った」の九編。
    旅本作家だけど迷い癖のある和泉蠟庵と、荷物持ちの耳彦。彼らが向かい、迷って出会うものは…。

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    2016年05月19日
  • エムブリヲ奇譚

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    出ては必ず迷う旅本作家 和泉蠟庵と荷物もちの耳彦の道中記。死なない胎児、持ち主に何度も人生を繰り返させる石、死者と出会える温泉、あらゆるものに人間の顔が浮かび上がる村、渡ると戻れない幻の橋、耳彦を死んだ筈の男だと信じ込む人々、残虐な山賊一家、どこからともなく現れる長い髪。
    人間の綺麗なところも汚いところも等しく書かれている。怪異よりも怖いのは結局人間。

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    2016年07月24日
  • エムブリヲ奇譚

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    「〆」と言うお話、人間の顔をした魚は「なんか残酷」として食えなくて、旅先で懐かれ、懐に入れて連れ立っていた鶏は…食えるのかよ、どう言う神経してんだ、って思わず電車内で読みながら愕然としたよ。普通の人間の残酷さ極まれりだよ。情は倫理観を打ち破るものじゃないのか…耳彦が善人でも悪人でもない部分が彼の個性を感じさせない事で物語の筋は際立っているのかも。「地獄」と言うお話、スイ先生が表紙描いてるの解るわー、と言う怖さだった。『ディセント』って地底人が地上人引き摺り込んで食ってる、と言う映画思い出した。

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    2016年04月21日
  • 死者のための音楽

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    タイトルになっている「死者のための音楽」それに魅入られてしまった、悲しいラストが一番印象に残った。
    どの短編も、途中まではいいんだけど、構成やら何やらで読ませておきながら、ぽつっと終わってしまう感があった。
    それが味っていえば味なんでしょうけど

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    2015年07月20日
  • 死者のための音楽

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    ネタバレ

    7話の中篇集。
    「鳥とファフロッキーズ現象について」がとても切かなった。
    3代に渡る「鬼物語」は、オチがないけど、終わることのない鬼への恐怖が不気味だった。

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    2014年02月17日