森岡毅のレビュー一覧
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◯総評
普通の人なら不確実性の高い数値シミュに対してざっくりと決めで算出してしまうところを、勝てる人はあらゆる角度から少しでも数的根拠を持てる計算をしてるんだと改めて認識。だから負けの可能性を最小化して勝てるんだと。
加えて数字だけの計算人間ではなく熱が大事。
▼覚えておきたい事
・市場の要素はプリファランスでそのレバーはM
・戦略は作るのではなくゴールから探す
・戦略も大事だが戦術がやっぱり大事
・戦略家は戦術実行の為に熱を込める必要がある
┗真ん中の熱が薄ければ末端は凍る
┗戦略家は槍を振るわない。重要性を伝える為
┗どちらが偉いなどない(脳みその肝臓)
➡︎リーダーとしてどう -
Posted by ブクログ
ネタバレかつてUSJの売上は、書き入れ時の春休みも全然だめ。4月もダメ。ゴールデンウィークもダメ。5月もダメ。集客が大幅に失速したものだから、飲食部にどんどん食品食材の在庫が溜まっていき、賞味期限切れ材料が出現。もったいないので、何とかしようと現場が問題を起こし発覚して、さらに集客が落ち込む。
ダメにダメを重ねるくらい売上が全く伸びなかったUSJにマーケターである森岡さんが入社。
そこから、売上をV字回復させたノウハウがマーケティング素人にも分かりやすいように、噛み砕いて解説されている。
これからマーケティングについて学ぼうとしているなら、用語やフレームワーク、考え方を学ぶ必要があるが、いきなり -
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マーケターの仕事は、会社のお金の使い道や従業員たちのあらゆる努力を、消費者にとって意味のある価値につながるようにシフトさせること。
マーケティングの本質
1、消費者の頭の中を制する
・認知率を上げる
・ブランドエクイティーを築く
2、店頭(買う場所)を制する
配荷率、山積率、価格の展開
3、商品の使用体験を制する
消費者価値を上げる商品開発をマーケティングがリードしなくてはならない
戦術より戦略が大事
「戦略が強いと正しい方向へ進む、戦術が強いと遠くまで飛べる」
良いマーケターは、特定の商材に対しての消費者ニーズの理解に努めるだけではなく、底辺に流れる価値観や悩みはどんなことなのか、 -
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リーダーシップの本質とそれを身につけるための行動とは何か?を学んだ。
リーダーシップの本質とは、「人を活かし、本気にさせる力」だと理解した。
リーダーシップを身につけるためには以下の3つの行動が重要だと読み取った。
1. 「欲」を持つこと。
欲がない人は、小さなことから、自分が「やりたい!」と思えることを見つけるトレーニングを積むべし。
やりたいことを言語化してリストにしてみようかなと思いついた。
2. 自分や相手のことを良く理解すること。
特に相手のことは、やりたがること、好きなことを名詞的ではなく動詞的に理解するよう意識しながら行動を観察すべし。
強弱や優劣ではなく「特徴」として捉え -
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ネタバレ前半はリーダーシップを語ってて、後半はコロナ禍の社会や大学の対応について批判になってた感じます…おっしゃる事はとても理解できるが、それはやはり森岡さんが日本の社会に対してすごく情熱とリーダーシップが持ってるこそ、書いてただろう。
リーダーシップに関しては、まず自分が自身の欲を正しく認識、持ち出さないと、始まらない。そして、自分の強みを利用して、その欲をうまく相手に伝わって、相手を巻き込んで、受動から能動に変容させ、その欲を一緒に達成する。さらに、プロのリーダーというものは、安易に100と0の答えをそのまま出すではなく、正義感とリスクを取る責任を負いながら、100と0の間ギリギリのところで解を導 -
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ネタバレ細かなマーケティング手法というよりは、著者がどのような思考/行動プロセスを経てUSJの再建に邁進したのか、そのストーリーが描写されており非常に面白かった。特に印象的であったのは、ホラーナイト(ゾンビ)が誕生した箇所。パーク業は莫大な設備投資が必要であるにも関わらず、資金がないというジレンマを抱えていた状況において、固定費(人件費)を活用することで大幅な集客を実現できたというストーリーは、純粋に面白くまた打ち手の幅を感じさせられた(設備投資を抑え固定費で賄いたい→ホラーナイトではなく、ハロウィンに機会を見込む→状況を鑑みた打ち手としてホラーナイトという論理であることには注意)
また、本書からの最 -
購入済み
読みやすい
自身の壮絶な経験(様々な失敗やアメリカでの勤務経験など)をもとに、現代風の考え方も盛り込んでいて共感できる部分が多かった。自分の信念にプライドを持ち正しい方法で突き進んで、失敗したとしてもまた違う方面から攻め、そういう姿勢が社会では大事なんだなぁと。マーケティングに重きを置いた内容だけど、仕事する上での考え方など自分の生活にも取り込める部分が多い。
あと、最後の娘だけに対して書かれた部分はすごくうるっときた。