森岡毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書で説明されているリーダーシップ像に特に違和感はなく、むしろ同感・共感、憧れすら抱く内容やった。リーダーシップとは?を具体的に説明してくれているので、じゃあ自分は何をすべきかは明確になるけど、まずは改めて自分の欲ってなんなのか?を考えたいと思う。
リーダーシップ像がわかるのと自分がリーダーシップを発揮してまで成し遂げたいことがあるのかは別の話かなと。
前回読んだときはリーダーの立場っていう意識はしてへんかったけど、これからはどこいっても下の子引っ張っていく立場になるし、本書で言う「仏の部分」と「クソ上司」の話は日々意識したいと思う。
あと再読やけど、森岡さんの文章の熱量は初読と変わらず伝わってきて、グイグイ読み進めらた。
最後のコロナ禍の話はハイライトこそしてないけど、言ってることは正論でもっともやと思う。特に大学が授業料返還しないって話はめっちゃ共感する。ただ同調圧力ってホンマにくそやと思うけど、いざ自分が同調圧力に立ち向かえるかって思ったらしんどいよなぁ。 -
Posted by ブクログ
(2021/6/30)
どん底のUSJをお金をかけず立て直した森岡氏の本。
資本が変わり経営方針が変わりUSJを去り、自分の会社「刀」を設立した森岡氏。
ある面この本は「刀」のプレゼンの本のように読めた。
「リーダーシップ」は吊りのようなもので。
考え方は至極もっとも。
「やりたいこと」をやろう。
そのために、他人を巻き込む。
否、みんながやりたいことを実現するために自分はある。
そして「思考停止」にならないように。
コロナ禍の日本は思考停止になっている。
テーマパーク、大学、、、閉めればいいってものではない!
0か100かではなく間を探せ。考えよ!
「刀」のマーケティング手法で再生するぞ!
日本一貧しい沖縄北部に沖縄テーマパークを。
破綻したグリーンピア三木をネスタリゾート神戸で。
てな感じの内容。
読みやすく、頭に入るが、そんなに残らない、そういう印象。
はじめに リーダーシップは身につけられる!
第1章 リーダーシップは“特別な人”の能力ではない
① それは生まれつきではなく、意識して、身につける力である
② 「T型」と「C型」のリーダーシップ
第2章 「人を動かす力」の根源は「欲の強さ」である
① 欲とは何か?
② リーダーシップを身につけて得られる絶大なメリット
第3章 欲が足りない人はどうすればよいのか?
① 「3WANTSモデル」でやりたいことを探す!
② 「脳」を慣らせば、「欲」は出やすくなる
③ “討死”も慣れればどうということはない
第4章 日本人のリーダーシップはなぜ育たないのか?
① 「日本でしか使えない日本人」問題
② 日本人女性が抱えるダブルパンチ
③ “羊気質”“痛がり屋さん”から脱却しよう
第5章 リーダーシップを育成しやすい環境へ泳げ!
① リーダーシップを伸ばしやすい3つの環境
② 「大企業の仕事は大きい」という幻想
第6章 仲間を本気にする関係性をどうやって築くのか?
① 共依存関係とは何か?
② 褒めることのリスク
第7章 私自身の悪戦苦闘のリーダーシップ
① 暗黒のリーダーシップ
② 人を活かす存在になれ!
③ 「一緒にやる」ということ
④ リーダーシップとは何か?
第8章 危機時のリーダーシップ ~コロナ災厄から脱するために~
① コロナ問題の本質とは何か?
② みんなで一緒に沈む国
③ プロなら100と0の間で解を見つけよ
④ “責められる覚悟”のない大人たち
⑤ コロナ災厄の出口戦略とは何か?
おわりに 未来は我々がつくる! -
Posted by ブクログ
1336
308P
★4.5・・・5376
森岡毅
戦略家・マーケター。高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイディアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し「森岡メソッド」を開発。経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。1972年生まれ、神戸大学経営学部卒。1996年、P&G入社。日本ウィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネジャー、ウェラジャパン副代表等を経て、2010年にユー・エス・ジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったUSJをV字回復させる。2012年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長。2017年にUSJを退社し、マーケティング精鋭集団「刀」を設立。「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進。USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想に再び着手し注目を集める。著書に『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』『確率思考の戦略論』(いずれもKADOKAWA)など。『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)、『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)
by 森岡 毅
彼の2つ目の問いも実に興味深いものでした。 「日本人はどうしてリスクを恐れて何も変化を起こさないのだと思いますか?」 私は答えました。 「その多くは変化を起こす必要性を理解していないからです」 そして静かに続けました。 「日本人にそうでない人間もいることを、残念ながらあなたはまだ知らないようですね」 私は自信に 溢れた態度を崩しませんでした。彼が「リスクに挑戦して会社を大きく変革させるリーダーシップがとれるのか?」と聞いているのは明らかだったからです。
「映画だけ」のテーマパークは不必要に狭い!
そんな空気の中で、私は社内にはびこる最大の敵「間違ったこだわり」に、まず宣戦布告することにしたのです。それは、ハリウッド映画のテーマパークとして始まったユニバーサル・スタジオ・ジャパンのブランドを、長期的に生存可能なように再定義すること。 つまり、 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンというブランドを、「映画の専門店」という妄想から、「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」へと脱皮させること でした。 誰にどれだけ石を投げられようが、何としても最初にやらねばならないことでした。 なぜならば「映画だけ」のテーマパークでは、不必要に狭すぎる からです。
自分の描いた絵はもう走り出しているのに、それを完遂できないと、会社や従業員にとんでもない不義理をしてしまう。そんな恐怖に 怯えていました。 しかし高まる重圧と戦いながらアイデアを考え続けた苦しみの果てに、ついにその瞬間はやってきました。 私の窮状を 憐れんだ「アイデアの神様」が、ついに降りてきてくれたのです。
これまでの章でアイデアの神様が降りてくるまでの苦労話をいくつか書いてきましたが、最初に私が考えるその神様の正体を明確にしたいと思います。 神様の正体は確率 です。 特定の宗教観をお持ちの方には申し訳ないのですが、私にとって神様を信じるとしたらそれは「確率」なのです。良いアイデアを思いつくのも思いつかないのも確率。つまり、良いアイデアを生み出す方法とは、良いアイデアを思いつく確率を上げる方法です。 その確率を高めるために、フレームワーク、リアプライ、ストック、コミットメントの4つを強化するのです。あなたがアイデアが次々とひらめく天才でないならば、私のように確率を高める努力をおすすめします。
「数学的フレームワーク」は、一言でいえば「ロジック」そのものです。正しい目的を設定するために、問題の本質を発見するのにとても役立ちます。先ほどの戦略的フレームワークで言うところの「目的の設定」の箇所によく使うわけです。 問題の核心を明確に捕まえ、それを解決するためのアイデアでなければ、どのようなアイデアも徒労に終わります。 何を解決するためのアイデアなのか? そのために解決すべき問題を最初に明確にするということです。 数学的フレームワークのアプローチは、数学的な思考を使ってビジネスの因果関係を論理的に分析し、現象の奥底にある問題の本質(宝)や可能性に辿りつくアプローチです。私は数学がものすごく好きだったので、数学的なモデリング(需要予測モデル、重回帰分析による因子解析など)を多用しています。それは問題(ビジネスチャンス)を発見測定するのに非常に有効な武器になっています。
しかし本書では高度な数学や計算を駆使するよりも大切なことに焦点を当てます。数学的な頭の使い方をすること、つまり ロジカルに頭を使うことで正解に辿りつく確率が高くなる のです。
学校で習う数学が社会に出て何の役にも立たないと言っている大人をよく見かけますが、非常に残念に思います。その人はロジカルに頭を使って生きていないと御自身で言っているようなものです。 私に言わせれば「数学」以上に問題解決に役立つものを学校では教えてくれないと思うのですが。数学が実社会で役立つという意味は…
数学的フレームワークでは、論理的に宝を探します。特に問題の原因の発見や、可能性の発見に向いています。宝がどこにあるのか、 足して100…
数学的に頭を使わない人は、例えばこんな風に仮説を考えてしまいます。 「子供連れファミリーの集客が下がっているのか? あるいは女性の集客が下がっているのか?」 それじゃダメなんですね。なぜなら足して100にならないからです。女性と子供連れファミリーには「重なり(母親)」がありますし、ファミリーでない男性が視界から落ちているから100にならない。この重なりは非効率を生み、視界落ちは宝を見失う可能性があります。
数学的に頭を使う人ならこんな仮説を立てます。 「男性の集客が下がっているのか? 女性の集客が下がっているのか?」 「11 歳以下の子供の集客が下がっているのか? 12 歳以上の集客が下がっているのか?」 「子供連れファミリーの集客が下がっているのか? それ以外の集客が下がっているのか?」 これらは、それぞれ足すときちんと100になりますね。ですから、子供連れファミリーを調べて本当に顕著に下がっているなら、その原因(=宝)を探し出せればOK、見つからなかったらもう一方のどこかに宝が埋まっていることが明らかになるのです。
戦略的フレームワークや、数学的フレームワーク以外にも、宝探しに使えるフレームワークはいろいろとあるはずです。私はもう1つ「マーケティング・フレームワーク」をよく使います。これはかなり専門的になるので、本書では詳細は割愛しますが、端的に言うと「人の頭の中に強力なブランドを構築していくための勝ちパターン」になります。そのあるべきパターンに比べてみて、理にかなっていないところに改善するチャンス(=宝)が埋まっています。これらのフレームワークは、どれを使ってもいいのですが、結局可能にするのは、こういうことです。
外からアイデアを盗んでくることで、圧倒的なスピードと、どこかで実際に消費者に試されていることによる成功確率向上の2つのメリットを、同時に得ることができます。繰り返しになりますが、日本人もこれをうまくできるようになる必要があると私は痛感しています。
メンタルなバリアを取り払って、外に目を開きましょう。 自分自身で考えて作っていきたい! と願う気持ちはわからなくはないですが、私に言わせればそれは取るに足らない「個人のエゴ」です。 会社のためには速くて確率が高い方が良いに決まっているじゃないですか! また、転用できるアイデアがないか常に外にアンテナを張っておくと、自分に入ってくる有意義な情報量がどんどん貯まっていきます。その蓄積されていく情報量は自分自身でアイデアを捻り出すときの「ストック」として、確率を高める強力な武器になります。
アイデアを思いつくためには、そのアイデアにまつわる「文脈」のことをよく知っている方が圧倒的に確率を向上させます。蓄積された豊かな情報が「ストック」です。魚釣りにたとえると、「ストック」とは、そのポイントで釣果を上げるために有効な知識や経験などの「情報の質的・量的な蓄積」を指します。
「ストック」が強ければ強いほど、直面する問題に対しての解決策を思いつきやすくなります。ちまたで「あの人は引き出しが多い」などと表現される長所です。主婦の発明家はこの強みを 活かして良いアイデアを生み出すパターンが多いようです。「必要は発明の母」と言いますが、主婦の経験がなければ、そもそも解決すべきニーズがあることに気がつかないものです。主婦の目線、主婦の感性、そういった主婦経験の「ストック」がなければそれらの発明は存在しません。
私の場合は、世のマネジメント層の人々と比べて、圧倒的にエンターテイメントのストックが強いと自負しています。昔からエンターテイメントやレジャーが大好きで、音楽鑑賞、観劇、映画、チェス、ゲーム、釣り、キャンプ、アニメ・漫画、スポーツ観戦、旅行、読書、テーマパーク、楽器演奏……それらの多彩な趣味に費やした時間と情熱は半端ではないです(笑)。 それもこれも、私が幼少期から社会人になるまで勉強一筋で生きてきた人間ではなく、好きなことをして、あちこち寄り道をする人生をプラプラと歩いてきたおかげだと思っています。
いつも思うのですが、コロンブスの卵のようなアイデアは、後で考えてみると「なぜもっと早く思いつかなかったのだろう」と思うような、一見して簡単で何でもないようなことが多いのです。 「水でパッケージを洗わせるアイデア」も「後ろ向きに走らせるジェットコースター」もそうだったのですが、後で考えると実に単純なのです。それまで死ぬような思いで考え続けていた努力に照らすと、あまりにも不釣り合いに思えるくらい、実にあっけなくて単純。でも私も含めてその瞬間まで、ずっと誰もそれに気がつかないものなのです。
でも粘りに粘って考えていると、そんなコロンブスの卵を生み出すことができることがあるのです。 ある問題について、地球上で最も必死に考えている人のところに、アイデアの神様は降りてくる のだと私は思っています。要はどれだけ必死に考え続けることができるのか、です。
それらの仮説の真偽はともかくとしても、誰よりも真剣に集中して、 諦めずに釣る時間が長い人こそ、大魚を釣る確率の高い人であると、私は信じています。
魚釣りで「ビギナーズ・ラック」という言葉があります。初心者が一番魚を釣る幸運に恵まれる現象を指す言葉です。釣りの経験者はわかると思いますが、初心者にとって技術的に難しい釣りの場合でなければ、これは本当に頻繁に発生します。その日一番の大物を初心者が釣ったり、一番多くの数を釣ったりすることはよくあります。
私は学生時代にビギナーズ・ラックの正体を調べるために分析をしたことがあります。「ビギナーズ・ラック」の正体も、やはり確率です。初心者の方が単純に確率を上げているというのが真実です。それは初心者特有の以下の2つの性質によるものです。 ・初心者の方が言われたやり方で基本に忠実に釣りをする。 ・初心者の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に釣りをしている。
ビギナーだからベテランだからどうのこうのではなく、確率を上げている人が一番釣るのです。 考えてみれば当たり前の話ですね。アイデアも同じです。アイデアの神様に微笑んでもらうためには、やるべきことをちゃんとやって確率を上げておくのが道理だということです。
どんなに優れた戦略も、どれだけ革新的なアイデアも、エクセキューションが強くないと結局はビジネスとして実らないのです。本書はアイデアを生み出すところに力点を置いて書いていますが、そのアイデアが実際にどれだけ成功するか、最後のビジネスの結果は、エクセキューションで決まることだけは、この章の最後に強調しておきたいと思います。
ハリー・ポッターは、Sクラスの 稀有 なブランドの中でも、更に特別であると私は考えています。ハリー・ポッターの本や映画が全世界で最も売れたということを御存知の方は多いと思いますが、USJにとってむしろ重要なのは、世界よりも日本国内での強さです。 ハリー・ポッターの映画を、日本の映画館でお金を払って見たことのある人々の延べ数は、全8作でなんと7800万人に及びます。この数字は、他のどんな映画のシリーズ作と比較しても、あまりに圧倒的で比肩できるブランドはありません。
これも実は大きな議論になったのですが、西洋のトイレは個室の左右の壁や前扉の下が、床面との間に 20 センチほど開いているのが普通で、ホグワーツ城のトイレも映画の中ではそうなっています。下まできっちり 塞がっている密室で用を足すことに慣れた日本人は、海外旅行に出かけたときに下の開いたトイレだったりすると、ちょっと気になってしまいますよね。日本人の習慣に合わせて下を塞ぐべきか、ホグワーツのトイレらしくリアルに作るべきか、社内でも相当な議論になりました。我々の結論は「Authentic(本物)かどうか?」という原則に立ち返って、 完璧 にホグワーツのトイレを再現することでした。
常に変化し続けないと生き残れないのに、変化を起こすことを恐れては駄目なのです。変化を起こすには、大事な何かを捨てなくてはならない選択に迫られることが常です。何かを変えるためには、より大事な何かのためにかなり大事な別の何かを捨てる痛みを飲み込めないといけない。その痛みを避けたいがために、我々人間は早く満足したい生き物なのかもしれません。変化への最大の敵は「現状への満足」であると私は考えます。
私は日本が大好きです。外資系企業に入ってずっと多国籍な環境で働いたり、米国に家族で数年住んだ経験を経て、ますます日本のことが大好きになりました。 日本は奇跡のような国だと思います。これだけ少資源で小さな島々に住む民族が、お互いを高い信頼で支え合って1億2000万人もの人口を養い、我慢強く勤勉に働いて先人から脈々と努力を積み重ね、世界に名だたる文化と経済を創り上げました。私はこの日本という国を誇りに思っていますし、ずっと日本人であることを誇りにしながら海外では心の中で日の丸を掲げて戦ってきました。
これは私の考えですが、先進国の中でも特異な日本の文化事情によって、母親が罪の意識なしにストレスを発散できる装置が少ないからではないかと思います。先進国の中で、家事負担がここまで女性に偏るのも日本くらいですし、欧米のように子供をどこかに預けてストレス発散をすることに罪悪感を覚える人が多い。日本の女性は献身的な存在と言えるのではないでしょうか。家庭のため子供のため、子供の教育にすべてを注ぎ込み、自分の楽しみは後回しの傾向は、昔から続いてまだ残っています。そんな彼女たちにとって、子供と一緒に楽しめるテーマパークの存在は貴重なのです。
実は今、新しい著書を2冊ほど執筆しています。1冊は、ビジネスで成功したい方のために、マーケティングの重要性をわかりやすく解説したマーケティングの入門本『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』。もう1冊は、我々がUSJで実践してきた「数学マーケティング」のノウハウを惜しげもなくゴリゴリ書いた、マーケティング実務者にもちょっと歯ごたえのある本『確率思考の戦略論』(仮)。 この 10 月の175万人がTDLを上回った数学的論証などは、最もシンプルなノウハウとして紹介するつもりです。たとえ数式を読み飛ばしても学べるように、わかりやすい本を目指して執筆中です。数学マーケティングの考え方が、多くの皆様のビジネスに役に立つように書こうとしています。本書では詳しく書くことを割愛した「数学的フレームワーク」の本となる予定です。 2冊とも2016年春頃に世の中に出すつもりで書いておりますので、読んでいただければ幸甚です。 さて、USJがこの 10 月にたった1回だけでも、あのTDLを上回ったということがどれだけの奇跡かについて。先日、ラグビー日本代表がワールドカップで最強国の南アフリカに勝ちましたが、その奇跡を上回る奇跡と言っていいと思います。 -
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▼2026年1月 2回目
○感想
・やはり熱い。森岡さんのUSJ時代のマーケティング思考を追体験しながら仕事への情熱をもらえるとても面白い本です。仕事に対して主体性を持って本気で結果を出しに行く姿勢がとてもカッコいいし自分も常にそうありたいと改めて思わせてもらいました。
定期で読み返したい本!!
・自分は代理店でクライアント向き合いをしているが、やはりクライアントが抱えるプレッシャーは当事者でないと体感できないものなどだと痛感した。そのことを忘れずに日々向き合いたいし、いずれはそっち側で自分も体感したいなと。
・"ゴールの見えないマラソンをできる限り楽に走ろうとするのではなく、到達したいゴールを明確に定めて、その方向へ1日1日を短距離の全力疾走で積み上げていく"
→この言葉がブッ刺さった。自分も「やってみたいたいをやり尽くす」生き方をしていきたいからこそ、日々の時間の使い方に真摯に向き合いたい。
・who→what→howは仕事のどんな時でも考えられるようになりたい。
who 目的
what 戦略 何を
How 戦術 どのように
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▼2024年7月
○概要
前半は戦略的思考やマーケティングの考え方を、後半はキャリア選びの考え方を学べる本。
○感想
森岡さんの頭の中を1,400円で少し覗くことができるのは大変ありがたいことだと感じた。
具体的な内容もモリモリでおもしろい!
後半は『苦しかった時の話をしようか』の内容とも少し重複はするけどめちゃ良本です!
○メモ
・戦略が必要なのは、カネやヒト、時間などの資源は限られており、勝つためにはその資源の選択と集中をするべきだから。
・ビジネスを成功させるための考え方のフロー
①【戦況分析】Where (どこで戦うか)
→②【目的】Objective(目指すもの)
→③【目標】who(誰に) ※ターゲット
→④【戦略】what(何を) ※どんな価値を
→⑤【戦術】How(どのように) ※4P
ex)①9〜11月にこそ集客のさらなる伸び代がある
→②プラス14万人
→③独身女性層 (ストレスの吐口がないというインサイト)
→④思い切り叫び、ストレス発散できる環境
→⑤ハロウィーン・ホラー・ナイト
○アクションプラン
・日々のTo Doにおいて3本の指に該当する優先順位の高いものを選んで実行する。
年→半期→四半期→月→週→日
と達成すべき3つをおろしていくと決めやすい。
※戦略的思考を身につけるために、選択と集中を日々回すことが何より重要なため。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ欲がリーダーシップの原動力になる。その欲、やりたいことを成し遂げるために自分が動くことで生じるリスクを乗り越え、みんなを巻き込んで動いくことがリーダーシップである。
ここで企業理念が大切になる。理念がやりたいこととなる。
リーダーシップがあると
・一人では達成できないことが達成できるようになる
・経済的に豊かになれる
・自分の人生を歩む幸福感を持てる
目的があることがリーダーシップの前提となる。
どうしても実現したいと本気で思える目的が明確であること、これこそが人を動かす力の根源である。
目的の作り方もある。
3 wants 理論
人が欲するか、人を欲するか、己が欲するか。
人を誉めると、上下関係が出てくる
誉めるのではなく、認める。
アドラーと同じ。
そして、認めるのは、過程である。結果を誉めるのではない。
梅原大吾、マインドセット
人は意志と努力を継続することさえできれば、望む行動やスキルを自らの習慣として新たに獲得することができる。
リーダーシップとは
人を本気にさせる力
人々が達成したくなるワクワクするような見ないの完成系を描き出し、それが絵空事ではなく本当に実現できそうだと信じさせる力。そして、その物語の中でその人ならではの特別な役割を演じられると相手に信じさせる力。 -
Posted by ブクログ
【要約】
「人を活かすための組織づくり」、「自分起点で組織にどう影響を与えていくのか」主にこの2つの視点から自身の体験を交え森岡節満載で綴られている。本書では【自己保存】がキーワードで出できており、人間の本能とどう向き合い、それに抗う形ではなくどう向き合うかをわかりやすく解説してくれる。
【感想】
社内マーケティングはいかに重要か。私自身社外向けの視点しかほとんど無かったところ、本書を読んで自分の働きかけ次第では組織を変えれる可能性があると本気で思わせてくれました。
自分自身もクライアントや社内から選ばれる必然(ブランド)を確立し、第一想起される存在を目指したいと思います。
こんな事を言いつつ本書でもあるように策を立てるより実行するのが難しいと日々自分自身でも痛感しているので、この感銘を受けた感覚を忘れず日々を過ごしたいと思います。
マーケティング職で無い方でも刺さる内容となっているので、現在の役職問わずビジネスパーソンの方々は必読の一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
著:森岡 毅
角川文庫 も 29-1
単行本もっていたのですが、ISBNコードがちがっていたので、文庫版をも、買ってしまいました。
確率、統計的な手法をつかって、リスクを計量化するマーケティングを行うことは分かりやすいと思います。
そして、キーワードはアイデアです。
・アイデアは天才のひらめきではなく、ある発想法から生まれる
・追い詰められた中でめちゃくちゃに加圧されると、頭の中で眠っている何かが目を覚まして、生き残るためのアイデアを生み出せるようになりました
そういうことを繰り返すうちに、かなりの高確率でアイデアを生み出せる方法を編み出したのです
・アイデアこそが、最後の切り札になるうるということです
お金がなくても、コネがなくても、アイデアだけはあなたの頭の中に眠っているのです
気になったのは、以下です
・技術のための技術や、品質のための品質は、価値がないと私は考えています。
人の役に立つための技術であり品質のはずだからです
・私は覚悟しました
私がやるべきことは、ポイントのズレたこだわりを正し、限られた経営資源を消費者価値の向上に正しくシフトさせることだと
・ビジネスは本質的な目的を正しく見据えることが大切です
戦略や戦術は、目的次第で自由自在であるべきと私は信じています
・必ずしもお金をかけなくても、アイデアで感動は作りだせる
・価値を生み出すアイデアの切り口は、経験上ほとんどの場合は、消費者理解、の中に埋まっています
・興味をもった素材は、とことん理解するところから始めるのが、私の性分です
・マーケティングをやる人間は、何でも自分自身でやってみることを習慣にするべきです
マーケターは消費者目線を基本にしないとアイデアも戦略も判断もすべてにおいて焦点がズレると思うのです
・悩みの淵にいた私は、考えすぎて動きを止めるのではなく、動きながら考える方がよいこともあると思い立ちました
・本当に大切なことならば、絶対にあきらめず行動することで局面を動かせることがあるのです
・マーケティング技術とは
正しいターゲットの設定 who
正しい便益の設定 what
正しいコミュニケーションの設定 how
の組み合わせのことです
・答えは必ず現場にある アイデアの死体の山を毎日積み上げながら、それでも私はひたすら考えていました
・最初に最も大切なことは、何を必死に考えればよいかがわかっていることです
・日頃からストックを蓄える
ストックが強ければ強いほど、直面する問題に対しての解決策を思いつきやすくなります
・気がつかないことは、考えられないのです
・どれだけ、必死に考え続けることができるか
・ある問題について、地球上でもっとも必死に考えている人のことろに、アイデアの神様は降りてくる
・今この球を打ちにいかなければ、あとあと、もっと難しい球を打たなくてはならないときが必ずやってくる
・中小企業や業界で2位以下のような会社は、生き残るためには攻め続けて勝ち続けるしかない
・外部条件が大きく変わらないときに、より良い結果を出すには、この2つしかありません
違うことをやる
同じことを違うようにやる
ISBN:9784041041925
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:264ページ
定価:640円(本体)
2016年04月25日初版発行
2019年07月05日10版発行 -
Posted by ブクログ
経営危機のUSJをマーケティングの力でV字回復させた敏腕マーケターによる著書。「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 ~成功を引き寄せるマーケティング入門」を先に読んだが、こちらはマーケティング理論やフレームワークをメインとしており、実際の施策についての内容は少々物足りなく感じたが、本書ではマーケティングの考え方に加えて、実際におこなった多数の企画の詳細やそのアイディアを思いつくに至るまでの裏話も惜しみなく記されており、いちUSJファンとしても大変楽しめる内容だった。むしろよりファンにならずにはいられない。
もともとこの本が気になったきっかけはズバリそのタイトルだったが、「実はハリー・ポッターを成功させるためのPR本として書いた」とあとがきにあり、彼の理論にまんまとはまり、さすがだなと改めて感じている。ちょうど来週USJに行く予定だが、パークをより一層楽しめそうで今からワクワクしている。
いかに数字を活用し論理的に考えるかがマーケティングの基本とのことだが、実際には「情熱」や「あきらめない気持ち」といった体育会系的な部分も意外と大事だということが興味深かった。人間はやはり気持ちに動かされる生き物なんだな。
本書の中で特に印象に残ったのは、「完全オリジナル」にこだわりすぎないということ。とにかく考えに考えてアイデアを出すのは大事だけれども、全く新しいものを0から考え出す必要はなく、世の中に溢れる良いアイデアを有難くいただき、応用したりインスパイアを受けることは悪いことでなく、むしろ積極的にやるべきことであると著者は言う。確かにこの思い込みを取り払うだけでも、アイデアを出すことへのハードルがぐっと下がる。
また、もう一つ印象に残ったのは、いろんなストックを持っておくことの重要性。「気がつかないことは考えられない(P158)」と著者が言うように、自分が知らないことは存在していないのと同じであるから、もしそこにニーズがあったとしても気がつかない。だからこそ、自分の専門分野に限らずいろんなところにアンテナを張り、常に情報収集することが大事であると改めて感じさせられた。ふとした瞬間に、一見関係ないような事柄から着想を得るといったことは、私を含め多くの人が経験したことがあるのではないだろうか。
私自身はマーケティングを生業にしているわけではないが、どのような仕事、はたまたプライベートの困りごとなどにおいても、著者のマーケティング理論や思考法は大いに役立つと思う。