森岡毅のレビュー一覧
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ネタバレ・コンセプトには最終的に消費者の脳内に蓄積したいブランドイメージとしてのコンセプトと、それを蓄積するためのwhatを効果的に伝えるための、狭義のコンセプトがある
・whoとwhatとhow。whatが価値でhowがそれの具体化の仕方。whatのコンセプトを決める際はニーズ作り的な前文を含めて考えると考えやすい。英語教育サービスを売るとして、その相手に最も刺さる前段階のフレーズは何なのか。競争的な価値観が強くて、旦那への軽蔑があり、自分自身はさして学歴がない(がプライドはある)ような一般的な教育ママを想像したら、「旦那みたくお子さんを育てたくありませんよね?(これは直接的すぎる)」「賢い人なら選 -
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森岡さんの書籍を何冊も持ち読んでいるいわゆるファンだと思います。ジャングリア開園までの溢れる思い。それを表現する文章力・シズル感。心を打たれました。ただ、純粋な読後感としては、もっともっと知りたい事に溢れていました。
ジャングリア設立までの苦悩や文章の大半は700億円の出資・融資をいかに集めるかに終始していましたが、本当にそれだけだったのでしょうか。もちろん資金が重要なのは言うまでもありませんが、パーク設立までの土地交渉・アトラクションや園内設備の設置・地元企業への交渉。文章の中でもちろん触れられていましたが、今回のプロジェクトでの開演までの苦難は資金調達が主だったのか。穿った見方かもしれま -
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第2弾を先に読んだのですが、「数学的な根拠は第1弾の方に詳細な記載あり」とのことだったので、本書も読んでみました。
第2弾は「お客さんを知れ」が主題で、数学的な記述はあまりありませんでした(し、記載されていた内容もおそらく不適切)。
本書は、数学的な記述があるにはあるのですが、使った手法が記載されているだけで、「なぜ、その手法を使ったのか」に対する説明はあまりなく、その点は物足りませんでした(ある手法を使ったら(おそらくはたまたま使ってみたら)計算でうまく予測できた、という経験と、その手法を紹介する、という内容でした)。
それゆえ、確率思考を使うことの大切さはわかったとしても、読み手側の仕事 -
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・感想
良い点:
1.リアルな挑戦の重み
著者が実際に経験した失敗・迷い・苦悶が隠さず書かれており、ただ成功を美化するストーリーではないところに説得力があります。読者として自分の挑戦にも重ねやすい。
2.目的・志(大義)の描き方が印象的
なぜ沖縄でテーマパークを作るのか、単なる事業ではなく地域・文化・自然との関係を重視する姿が描かれていて、ビジネスの底流にある価値観を考えさせられます。
3.戦略・組織・資金調達の実践的な知見
“できるかどうか”を問うだけでなく、“どうやって可能にするか”という戦略や判断が細かく述べられていて、実践者には役立つ。
4.鼓舞されるメッセージ性
迷ったとき、 -
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ドMのMは森岡毅のM…なんですね。
凄まじい戦いの記録を読ませてもらったという感想。挑戦すること、リスクを取ること、それがイチイチ桁外れで、だけど夢じゃなく実現できそうな勢いを感じる。
森岡さんの人柄を本書で改めて節々に感じたが、きっと周囲の人へのリスペクトがあり、そうやって森岡さんに自分のコアを見抜いてもらえた、認めてもらえたと思う同志たちが集まっている会社なんだなと。
とても印象的だったのは満身創痍でもうダメかもしれない局面でみんなに放ったリーダーとしての言葉。
結局、いい時も悪い時もこの人と一緒に何かやれたら面白い…そう思えるかどうか。
この大義に自分も強く賛同できるかどうか…なのだなと -
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3つの脳の構造的な特徴
①最初に、重要性で篩にかける
②次に、できるだけ大きなところから選択しようとする
③最後に、ランダムに選択する
さて、この項の最後に重要な3つの語句を解説しておきます。
【ブレファレンス】 本書にとっても最も重要になる言葉、そのサイコロの目(その候補に割り振られた確率)のことを「プレファレンス(Preference)」と呼びます。そのブランドや、その選択肢がもつ、相対的な好意度を意味します。ビールの例でいえば、アサヒのプレファレンスは50%で、キリンのプレファレンスは30%という言い方をします。
【エボークト・セット】 そのサイコロに含まれるいくつかの候補の束 -
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⚫︎3章重心を衝け!
・問題というものは、最初にどう定義するかによって、解決できるか否かの確率が大きく変わる
・現象に反応するのでなく、構造を診る。構造を診て焦点を定める
⚫︎5章マーケティングコンセプト
・マーケティングコンセプト→レストランのギャルソンみたいなもの 価値を正しく伝えて美味しく感じさせる
➡️ビジネス ギャルソントークなしで食べさす残念なレストランになってないか
・ブランドエクイティピラミッド
WHO(ターゲット)→WHAT(本質的な価値)→HOW(WHOにWHATを届ける手段)
⚫︎6章
・強いコンセプトは消費者理解がすべて
→認識できていない無意識の本能からくる衝動を理