森岡毅のレビュー一覧
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ネタバレ本書の骨格(自分が見たかたち)
『確率思考の戦略論』は、「戦略とは、勝つ確率を最大化する設計だ」と言い切り、そのために市場構造をプリファレンス(好意度)で捉え直す本だと感じた。プレファレンス・アウェアネス・ディストリビューションという三つのレバーに分解し、需要予測にはNBDモデルなどの確率分布を用いる。USJ再建の話は、そのフレームをどのように現場に落としたかを示す長いケースとして機能している。
駄目なものを立て直す、という芯
自分にとって一番響いたのは、「駄目なものを立て直す」ことが本書の中心にある、という点だった。USJは完全にダメな施設ではなく、「一見それなりに見えるが、構造的に負 -
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全体的にとても理解しやすかった。
マーケティングの大枠や、大切な考え方、マーケターとして活躍できる人の素養等、マーケティングの第1歩を理解できたと思う。
特に印象に残ったこと。
・戦略的思考の重要性
└目的▶︎戦略▶︎戦術
・戦況分析は抜かりなく
・消費者理解(インサイト理解)の重要性
・事業構造を踏まえた、ボトルネックの特定
・リソースの分配は、選択と集中
・WHOにWHATをHOWに?
より抽象化すると、
・前提の目的設定
・大枠から詳細へ
・川上から川下へ
本のテーマの本筋では無いかもしれないけれど、
上司が部下の成長を本気で考えること。
すごく思ったことは、
仕事において、人 -
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迷うのは選択肢が少ないからではない。「軸」がないから。
幸福になりたいなら、Self Awareness(自分のことを知っている度合い)を高めることが必要。
経済格差の本質は「知的」格差。あくまで金銭面の格差は副次的。
自分でコントロールできるのは、①己の特徴の理解、②①を磨く努力、③環境の選択の3つしかない。
土壇場に於いては、伝え方が9割ではない。内容が10割。
「誰に伝えるのか(Who)」→「何を伝えるのか(What)」→「どう伝えるのか(How)」の順番に考える。
自分自身をブランディングする。
シンプルな設計図どおりに自分が認識されるよう、一貫した行動を心がける。 -
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ネタバレ森岡氏によるマーケ戦略論の本
絞り込まず、広く浸透をねらう、凡人を刺すという発想がおもしろい
狂人のインサイトを見つけ、凡人にアジャストする
インサイトのドロドロの解説、わかりやすくてとてもよい
メモ
•目的
選ばれる確率を増やすための戦略を作るコツを理解
最大変数であるコンセプトの本質を理解
マーケティングコンセプトをつくるコツを理解
•マーケティング戦略の変数はプリファレンス、認知、配荷
ブランドが選ばれる確率、認知率、物理的に買える状況にある確率
•必ずしも絞り込みが有効とは限らないという話。
浸透率が高いと自然と頻度も高まる。
•ある目的に対して戦略が必然性をもつなら、戦略 -
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この本を読んで強く感じたのは、
「社内で提案を通す力」こそがマーケティングだという視点です。
どれだけ正しいことでも、
組織の中で理解され、動いてもらえなければ意味がない。
上の立場であっても、下の立場であっても、
必要なのは「スキル」。
感情論ではなく、構造と仕組みで動かす力。
特に、
上司は部下に対して、耳の痛い話ほど明確に伝えなければならない
という言葉は、管理職として何度も思い当たる場面がありました。
この本をおすすめしたい人
組織の中で「正しいことが通らない」と感じている人
管理職・リーダーになったばかりの人
マーケティングを「売る技術」だと思っている人
組織を良 -
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ネタバレ・コンセプトには最終的に消費者の脳内に蓄積したいブランドイメージとしてのコンセプトと、それを蓄積するためのwhatを効果的に伝えるための、狭義のコンセプトがある
・whoとwhatとhow。whatが価値でhowがそれの具体化の仕方。whatのコンセプトを決める際はニーズ作り的な前文を含めて考えると考えやすい。英語教育サービスを売るとして、その相手に最も刺さる前段階のフレーズは何なのか。競争的な価値観が強くて、旦那への軽蔑があり、自分自身はさして学歴がない(がプライドはある)ような一般的な教育ママを想像したら、「旦那みたくお子さんを育てたくありませんよね?(これは直接的すぎる)」「賢い人なら選 -
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森岡さんの書籍を何冊も持ち読んでいるいわゆるファンだと思います。ジャングリア開園までの溢れる思い。それを表現する文章力・シズル感。心を打たれました。ただ、純粋な読後感としては、もっともっと知りたい事に溢れていました。
ジャングリア設立までの苦悩や文章の大半は700億円の出資・融資をいかに集めるかに終始していましたが、本当にそれだけだったのでしょうか。もちろん資金が重要なのは言うまでもありませんが、パーク設立までの土地交渉・アトラクションや園内設備の設置・地元企業への交渉。文章の中でもちろん触れられていましたが、今回のプロジェクトでの開演までの苦難は資金調達が主だったのか。穿った見方かもしれま -
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第2弾を先に読んだのですが、「数学的な根拠は第1弾の方に詳細な記載あり」とのことだったので、本書も読んでみました。
第2弾は「お客さんを知れ」が主題で、数学的な記述はあまりありませんでした(し、記載されていた内容もおそらく不適切)。
本書は、数学的な記述があるにはあるのですが、使った手法が記載されているだけで、「なぜ、その手法を使ったのか」に対する説明はあまりなく、その点は物足りませんでした(ある手法を使ったら(おそらくはたまたま使ってみたら)計算でうまく予測できた、という経験と、その手法を紹介する、という内容でした)。
それゆえ、確率思考を使うことの大切さはわかったとしても、読み手側の仕事