成田名璃子のレビュー一覧
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昭和十二年から昭和二十五年の芳乃と平成三十年の詩織の物語が、織機の経糸と緯糸のように交互に紡がれていました。
芳乃の物語の舞台は桐生でした。養蚕農家から新田商店に嫁いだ芳乃が織物に向ける情熱、綿毛の芳乃への夫の優しさ、舅姑、義兄夫婦、姪の芳子との関わりなどが描かれていました。戦前から戦後への人の意識や生活の移り変わりなどの細かい描写に引き込まれました。
東京でトリマーとして働く詩織の物語では、生きづらさの原因と母親の自分への関わり方で、自分が囲われている感じから本当の自分をようやく見つけていく過程が描かれていました。
芳乃と芳子、詩織と母親の絹子の四人の関係がわかったことは奇跡だし、今後 -
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「保育園落ちた日本死ね!」と書かれた匿名のブログが、昔話題になったことを思い出した。
現在も大きな問題となっている『子育てと仕事の両立』について、理想のような物語。
子供のいる働きたい女性たち…認可保育園の抽選は家庭状況をポイント化した「点数」によって行われ、なかなか受からず、仕事に戻りたくても戻れない…それなら自分達で理想の保育園を作ってしまえ!といったストーリー。
3人の子育てママたちが悪戦苦闘しながら、保育園を立ち上げようとするが、騒音や送迎時の渋滞問題で周辺住民の理解が得られず物件選びから問題が山積み。保育士の人集め、
ライバル保育園からの嫌がらせ…
暗礁に乗り上げる。
しかし、商 -
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ネタバレ木原音瀬先生のお話を目当てに購入したので、お目当ての話だけ読んでもいいかと思って最初から順番に読み始めましたが、全部読んでしまいました。
全部読んだあとに思ったことは、やっぱり木原音瀬先生は癖が強い。笑 男性が妊娠できる世界という設定はおもしろかったし、男性も苦しんでほしいと思ってしまいます。
お気に入りは白い結婚の「ダーリンは女装家」、「いつか、二人で。」
今年は黒い結婚寄りの、暗めのお話を読むことが多かったので、白い結婚で心が洗われました。ハッピーエンドもいいですね。
ダーリン〜
15歳の時に大好きだった人と結婚するなんて素敵。男であり女でもある旦那さん、いいですね。認知症になったお母