成田名璃子のレビュー一覧
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著者の本は刺さる。今回も付箋貼りたいところがたくさんあったけど、ゆとりのない中で読むので(なぜその状況で読むのか)先々ページをくった。めちゃくちゃ面白かった。
ただ、もっとほんわかハートフルストーリーかと思ってたので冒頭から「えっ」とはなる。これも著者のパターン
わりと濃いな?!ていうバックグラウンドをさらっと書くのよね。
著者が強いのか著者が書くキャラが強いのかわたしが弱すぎるのか。
わかりやすく強キャラではなく、それ、わりと大変な状況やで…?というのをみんな受け入れてるというか。
我慢強いって感じかな。
続編もあると知って即リクエストした。(そして続編は)もう手元にある。楽しみ。
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Posted by ブクログ
第一弾からだいぶ期間が空いてしまったけれどやっぱり良いですね、すみっこごはん!
人それぞれ抱えた人生はあるけれど美味しい優しいごはんを食べて心と体が満たされ、前を向くエネルギーとなる。
1作目より本書の方が好きだったなぁ〜
「雷親父とオムライス」は心がじ〜んとちょっと涙。
有村さん…秀樹くんを孫か息子のように思っていたのでしょうねぇ…もう少し2人のやりとりを見ていたかったなぁ。
街の再開発に揺れたすみっこごはん。
いつも一緒に顔を合わせてご飯を食べているのにその人達が信じられなくなる。
ごはんのパワーと共に人の温かさに触れられるすみっこごはんには似つかわしくない状況に陥りながらも最後はいつも -
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ピンとはりつめた空気がだんだん柔らかくなって、
読み終わる頃にはポカポカとあたたかい気持ちになる作品。
こだわりとか、真面目さとか、
ただただ一生懸命に取り組んでいるだけなのに、
そのことが周りにいる人に緊張感を与えてしまう。
かといって力の抜き方も分からない。
晴子さんの姿に自分がピッタリ重なって、涙がこぼれた。
一生懸命やってるのに、どこかうまくいかない…
そんな人に是非読んでほしい作品。
何気なく手に取った一冊だったけれど、
今の私に必要なメッセージがたくさんつまっていた。
ぐちゃぐちゃに絡まっていた紐が解けたような、ずっと探していた答えが見つかったような…そんなスッキリした気持 -
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久しぶりに小説をガッツリ読みました♪
面白かった〜!
最後は見事に泣かされましたけど。
ラノベらしく難しい語彙も出てこないし、文字数も少なめでめちゃくちゃ読みやすいです。
短編集の形を取っていて、物語ごとに主人公が変わるのも飽きが来なくて楽しい。
いじめ、婚活、貧困、離婚、夢、独居老人、ネグレクト、財産相続、仕事、ジェンダー、連れ子、インフルエンサーの実情、格差社会、病気、別れ、死、生きる意味。
身近なことから社会問題まで、
世相をあらゆる角度で切り出して、
ひとつずつの短編にしているので丁寧に向き合える。
ただ、
深さは無いのでリアリティは欠けますが、
『知るきっかけ』にはなるので -
Posted by ブクログ
案の定の一気読みさ…。
今回は、結構なバックグラウンドを持つゲストの登場で、そこに「ねたまれる存在」として絡む楓ちゃんの話でオチ。
ただ、どれもまるっと解決!には至っていないところが、
「続き、読まねば…!」
と、なってしまう。笑
瑠衣ちゃんにも(逸子さんのほうがいいお名前やと思うけど)、瑛太くんにも、わかりやすいハッピーエンドがきてほしい。マジで。
この二人に共通してることは「頑固」かもしれへんけど、ままならんことが多すぎるねん。そんなんしんどいねん。
晴彦さんの、「真面目すぎてぱんぱんの風船みたいになっている」と、いうのは、ちょっとだけ、「ハッ」となってしまったな。
真面目すぎるこ -
購入済み
泣ける
私も理由は違えど荒んだ気持ちだったので、とても心に響きました。私にも心の掃除が必要だったようで大泣きしてしまいましたが、今ではスッキリとした気持ちです。