成田名璃子のレビュー一覧
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初読みの作家さん。
保育園に落ちた3人のママ達が、自分達で新たな保育園を立ち上げる、という起業ストーリー。
自身も子供がおり保育園入園時は気を揉んだので、あらすじを知ってすぐに手に取りました。
きっかけは、ハッシュタグ「保育園落ちた人この指止まれ」の呟き。共感したママ達とのオフ会での出会い。
夫婦関係、嫁姑問題、職場のパワハラ…などなど、それぞれに悩みを抱えながらの落選。
家庭環境は違えど、日々みんな色々思い悩みながら頑張ってるんですよねぇ。
『どうして子育てをするのに、子育て以外のことがこんなに大変なんだろう』
作中の言葉には、ホント同意しかない。
色々とすったもんだもありますが、スカ -
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こちらはさてさてさんのレビューに惹かれてのチョイス。
夫の不倫が原因で離婚し一人娘を連れて実家に帰ったものの、父母に兄の家族も住むそこにも居場所はなく、舞い込んだ家政婦の仕事に向かったところ…というところから始まる物語。
仕事の経験はほとんどないが家事だけは好きという主人公・涼子さんの掃除欲というか主婦魂に感心する。
相手が気難しい作家先生であろうと汚れたものや散らかった部屋を見るときれいにしないと気が済まないし、何度「出ていけ!」と怒鳴られても懲りずに掃除洗濯炊事に勤しむし。詳細に記される掃除や炊事の手際の良さがお見事。
私はこの手のことについては配偶者におんぶに抱っこなので本当にすごいと -
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あなたは『家事』が好きでしょうか?
掃除、洗濯、そして炊事という『家事』の三点セット。人によって好き嫌いというものはあるかと思います。私なら…そうですね、炊事、洗濯、掃除の順かなあ…。はい、私、さてさては『家事』は好きというより当たり前にやります。一人暮らしの○年間に散々やったので、結婚した今でも妻任せでは全くありません。読書にじっくりと浸るためにも『家事』の時間もとても大切です(笑)。
ただ、『家事』はプロ任せという方もいらっしゃると思います。昨今『家事代行サービス』で検索すると数多の検索結果が表示されもします。単に面倒というより、プロの力で日常の『家事』の結果以上の成果をそこに見たい、 -
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あなたが大切にする『一点物』。そんな『一点物』を作った人の想いをあなたは知っているでしょうか?
この世はモノに溢れています。現代社会で当たり前に行われる大量生産は、均質に効率よくモノを生産できるメリットと引き換えに、生産された一点一点の相対的価値を下げているようなところがあります。この世に存在する同じモノの一つが手元にあるだけ。そんな中では友だちと何かしらのモノが重なったという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。これでは、モノに対する愛着の度合いも深くなりづらいものがあります。
一方でそんなモノを作る側の気持ちはどうでしょうか?機械化された生産現場、ベルトコンベアーに乗せられてその一 -
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あなたは『ただの定食屋さんだと思って入った』場所でいきなりこんなことを言われたとしたらどうするでしょうか?
『ここは、みんなが共同で使う台所なんです。…当日集まったメンバーがくじ引きをして、料理当番を決めることになっています』。
私たちが日々を生きる中では”食”は欠かせないものです。”外食派とお家派”というようにそんな食事をする場の好みは人それぞれであり、それをどう捉えるかはその人その人の価値観次第とも言えます。”食”を明日を生きるための活力と考えると、余計にそんな場を楽しみに生きるのは素晴らしいことだとも言えます。
しかし、よくよく考えると、私たちの生活の中で食するものは、プロ -
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すみっこごはん最終話。
この巻が最後だというのは、前回、読み終わった感想を書く時に、他の人の感想で知ってはいた。
でも、こんな風に終わるとは。。。
全てのモノ、コトはずっと同じではいられない。
必ず変わるモノだということは、頭で分かってはいる。
でも、それが来た時、それを認められないという気持ちは痛いほどわかる。
立て続けに起こった出来事の渦中、相当、辛く寂しく苦しい思いをしただろうな。。
そう思うと、後半は涙なくしては読めなかった。
(感情移入が激しいのです。。。)
でも、前を向いた人たちは強い。
少しずつカタチを変えながら、前へと進む姿がありありと思い描けて、ホッとした最後。
この -
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久しぶりに読んだシリーズ。
前半の2章は、「あれ?ハッピーエンドで終わらないの⁉︎」と、かなりもやった結末。
瑠衣さんは、読んでいても辛くなるくらい、自分で自分を騙してる。
ああ、そこでやめて。。って、何度も思ってしまった。
承認欲求が欲しいという気持ちも痛いほどわかるが、やればやるほど自分が辛くなるんだよね。。。
最後に再登場してくれて、ホッとした。
すみっこごはんで自分を取り戻して欲しい。。。って、切に願う。
瑛太くんも、つらい。
家庭環境的に似たような境遇になったことがあったので、共感というよりも同感してた。
彼の姿は再登場しなかったが、どうか、どうか。。再登場して、幸せになって欲し -
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昭和12年。
養蚕農家の娘である芳乃は、季節の草木から染料をつくり、生糸に染め上げて織る作業までを自らするのが至福であると思っていた。
だが、桐生の新田商店の次男に見初められ嫁いで以降も織物には携わっていたが、戦争もあり人生は揺れ動いていた。
現代。
母子家庭で育った詩織は、母親の支配や干渉無しでは生きられないのか…というもやもやとした感情の中で、仕事の後こっそりと機織り工房へ通っていた。
そこで桐生の手しごと市に参加してみないかと誘われ…。
桐生でわかった詩織の出生の秘密。
一子相伝の織物をめぐり昭和と現代、ふたつの運命が、紡ぎ、結ばれる。
こういう繋がりがあったのか、とそれは当然の如 -
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織物に取り憑かれた人々が人生を達観した仙人のようにも時を忘れて無邪気に遊ぶ子どものようにも見えてその極端さが危うくも目が離せないほどの強烈な魅力を放っている。
残念ながら私には創作の才は無く共感できる部分はあまり無かったけれど才があるからこその喜びや苦悩がありのままに描かれていて息をするのも忘れてしまいそうなほどのめり込んで読んだ。
人生は思い通りにいかないからこそ思いがけず出会った奇跡のような瞬間が尊く一つ一つ積み重ねて出来た層が振り返ってみると織物のように美しいものになっている。
綿々と続いてきた桐生の織物の歴史や美しい自然、芳乃と詩織の目を通して見た景色がそういうことを教えてくれた。