角野栄子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書より引用
「行ってしまいましたねえ、嬉しいことなのに、やっぱりさびしいわ……。さびしいけど……行くって事は、帰ってくるってことよね」
(歩くのよ。進むのよ。出会うのよ。見るのよ。わくわくするのよ。十三歳の時、『現在進行形』そう決めたんでしょ)
「日本は美しい。それはなくなってない、と世界の人に知ってもらいたい。じゃないと戦死した友人たちに申し訳ない。美しいものを描かないとね。敗けたんですから」
「私には自由がある。一人だから歩ける自由が」
やりたいことが見つかったり、それがやっぱり違ったり
何か見えそうで見えなかったり
今の私にそっくりで、読み進めていくうちに
私にも大切な何かがあったことを思い出しました。
角野栄子先生ありがとうございました!
-
Posted by ブクログ
ネタバレ実家ににキキと新しい魔法があります。そちらは何度も再読したのでうっすら記憶にあるのですが、多分全シリーズ読んだのですが、すっかり忘れていました笑子供にオススメする前にもう一度読もうと読んでみて改めて、
キキの独り立ち、早すぎない?(13歳)
パン屋のオソノさんが優しすぎる。
キキ頑張ってるなぁ
色々あった一年だったねぇって親目線で読むとキキの奮闘が微笑ましいです。
出だしは冷たかった街の人々が、とんぼさんに大事なほうきを盗まれこわされた事をきっかけに、かえって暖かく魔女の存在を良く思ってくれるようになるエピソードはほっこりです。
ジジに配達をじゃまされて、配送する予定のぬいぐるみを落としてしまったり
誕プレと手紙を預かったのに勝手に手紙を読んで落としてしまったり
一年のしめくくりに時計の歯車の泥棒をさせられそうになったりと、散々なこともあったけど、
生まれ育った町に帰ったキキが、町から歓迎されて、家でも甘やかせてもらって。帰る場所があってよかったって。子供にそう思ってもらえる家庭っていいですよね。私は戻りたいと思わないから。 -
Posted by ブクログ
面白かったー。
ひととき、
現実から離れて
お話の世界をゆったりと楽しみました。
森の中の一軒家に住むザザさんは
文句ばっかり言ってるおばあさん。
そんなザザさんにすっかり嫌気のさした
スミコさん(ザザさんのお家!)は家出をしてしまうのでした(笑)
怒ったザザさんはスミコさんを追いかけます!
すると、
空の上からそれを見ていた月さんが
これから時々窓辺に降りて来て
楽しいお話をしてくれる、
と言うのでした。
まるで、アンデルセンの
『絵のない絵本』のよう。
月が話してくれるお話は
楽しかったり
突拍子もなかったり
しんと静かだったり。
果たして。
文句ばかり言ってる
ザザさんの心に変化は起こるのでしょうか??
最後は
ちょっと淋しくて
でも、
ほのぼのと
あたたかい気持ちになりましたよ。 -
Posted by ブクログ
良かったです。角野栄子さんにハマっていて、その一環としてなんとなく手に取った本でしたが、何度も目頭が熱くなりました。
戦争とは比べ物にはなりませんが、コロナが蔓延したときに、「少し前までは、密な映画館で映画見たり、みんなで会食したり…世界がまったく変わってしまった。」と不安に思ったり、悲しい気持ちに押しつぶされそうになったりしたので、イコちゃんの平和だった頃がまるで嘘みたい、と思う気持ちな少しだけわかりました。
イコちゃんの気持ちもとても共感できるけど、継母の気持ちも分かるような気がしました。継母が悪い人でなくて良かった。
イコちゃんのお父さんと結婚して、イコちゃんを本当の娘のように育てる決意でいたんだろうけど、自分に余裕がないと、血の繋がらない子どもにそんなに優しくはできないよね。でも、振袖を試着するシーンは本当に心温まって、継母なりの愛情を感じました。
脱走兵については結局何もわからないまま。飢餓で死んじゃったんだろうか。オバケだったんだろうか。わからない。けど、脱走兵の存在があったから、トンネルの森はイコちゃんにとって孤独の中で特別の存在であり、友達になれたのかな。
戦争で家族が離れ離れになったり、生き別れたり、孤児になったり…本当に辛い時代があったんですね。
今の平和に感謝するととともに、海の向こうでは戦争が続いている。1日でも早い平和を願います。
色々なことを考えさせてくれる本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4巻も良かった!!1から順番に読んで(Audibleで聴いて)います。
17歳のキキ。人並みに若い子が楽しむようなこと、したいよね。浮かれたり劣等感を覚えたり。17歳の夏は一回しかないもの!
楽しい予定が潰れそうでイライラしたり、疑心暗鬼になったり。キキの心は忙しい。
好きな人とずっと一緒にいたいのに、山に籠もっちゃうなんて(笑)トンボさん!!って感じでしたが、会えない時間が愛を育むんですね。
暗闇の中で自分を拾って。ジジの伏線が回収されたり。
お互いの気持ちを確かめ合って、精神的に安定したキキ。良かったね。まだまだ浮かれてるけどね。赤面無しで読めなかったです////
ヤアくんとノノちゃんはキャンプのお別れの時に約束したんだな。
最後、とってもドキドキしましたが、魔女のくすりぐさは凄い!次も楽しみにしてます。 -
Posted by ブクログ
シリーズ3巻。突如として現れたケケという女の子。
16歳になったキキは、2巻にも増して疾風怒濤の時代…。自分の揺れ動く感情に大きく振り回されてしまいます。発達の良い教科書になっているなぁと思いました。
ケケには読者である自分もイライラさせられつつ、物語が終盤に向かうにつれて、キキと同じように気持ちが変化していきます。あれだけムカつく〜!と思っていたケケなのに…。児童文学らしく、物語の終盤には簡単な種明かしもおりますが、すべてが明かされてはいません。
サスペンス要素もあり、物語としての起伏があって楽しい1冊になっています。スピンオフとしてケケの話もあるそうなので、読んでみたい! -
Posted by ブクログ
子どもの頃読んだ魔女の宅急便。Audibleにあるということで、懐かしくなって読み(聴き)ました。
こんなに楽しい話だったのか!とある意味新鮮な驚きがありました。
母親になって聴く魔女の宅急便は、また別の味わいがありました。子どもの頃はキキの目線で読んでいましたが、お大人になるとお父さんやコキリさんの目線で読んでしまいます。少し胸が苦しくなりました。
一方で、コリコの街で1年間頑張って、里帰りしたキキのどこか落ち着かないソワソワした気持ち…わかる。自分の家だったのにまるで自分の家ではないみたい。
色んな共感の気持ちが湧いてきました。純粋なキキと、コリコの街の人々の出会いと成長がとても楽しく、子どもにも読ませたい一冊です! -
Posted by ブクログ
「魔女の宅急便」の著者・角野栄子氏の子ども向け自叙伝。「おばけのアッチ」シリーズで育ち、映画「魔女の宅急便」公開当時は主人公のキキと同じような年齢だった私も母となり、親子二代に渡る著者のファンである。
キキの成長物語は、作者が60年代にブラジル移住した時の心境が反映されているという。未知の世界に踏み込んで行く好奇心と勇気。どうにもならない孤独と閉塞感。キキは大人になるに連れて失われていった多くのものを私たちに思い出させてくれる。
角野氏が魔女のことをもっとよく知りたくて、本物の魔女に会いにルーマニアまで探求の旅に行くエピソードが面白かった!