有川浩の作品一覧
「有川浩」の「図書館戦争 LOVE&WAR」「図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「有川浩」の「図書館戦争 LOVE&WAR」「図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
デビュー作『塩の街 wish on my precious』は第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞している。代表作の『図書館戦争』は、2008年にアニメ化され、2012年には映画化されている。
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Posted by ブクログ
サトルが保護猫のナナを手放さなくてはならなくなった事情は、読み進めるうちにある程度想像がついた。
けれど、この作品で強く心に残ったのは、その事情そのものよりも、サトルという人がこれまでどれだけ多くの人と出会い、つながりながら生きてきたのかということだった。
少年期から続く友人たちとの関係。
コースケも、ヨシミネも、スギとチカコも、それぞれがとても魅力的だった。
そして叔母のノリコも。
サトルという人物を中心に、それぞれの人との思い出や関係が少しずつ見えてくる。その一つ一つが積み重なって、彼がどんな人間なのかが形づくられていく。
そして最後には、ナナという猫と、誰よりも強い絆で結ばれている。
人と人との関係だけでなく、人と動物の間にも、ここまで深く心を通わせることができるのだと感じた。
猫のナナの視点から物語が進んでいくところも面白かった。
人間の言動を少し距離を置いて眺めながら、それでもサトルのことは誰よりもよく見ている。
「猫からすると、人間はこう見えているのかもしれない」と思える描写が随所にあり、その語りが物語に温かさとユーモアを与えていた。
結末へ向かうにつれて、当然ながら寂しさは増していく。
けれど、不思議と悲観的な気持ちにはならなかった。
それまでに描かれてきた人とのつながりや、サトルとナナの絆があまりにも確かなものだったからだと思う。
悲しいから泣いたというより、嬉しさも、寂しさも、優しさも混ざった、もっと豊かな感情から涙が出た。
別れを描きながら、こんなにも温かい気持ちで読み終えられる作品なのだと思った。
Posted by ブクログ
オススメしてもらって読んだ本。
有川さんの本、やっぱりすきだなぁ。
特別なことがなくても、誰かと過ごす日常は、こんなにも愛おしいものなんですね。
一緒にごはんを作ったり、何気ない会話を交わしたり、季節の草花を見つけたり。
ひとつひとつは何でもない出来事なのに、誰かと共有することで、いつもの景色が少し違って見える。
それが大切に思える人なら尚更。
(大切にしたい人ができた世界は更に楽しい。)
一緒に過ごす時間のなかで、気づけばその人が自分の日常の一部になっていること。
恋愛は、特別な言葉や出来事だけで始まるのではなく、そんな小さな積み重ねから育っていくのかもしれない。
道端に咲く草花にも、いつもの暮らしにも、今まで気づかなかった愛おしさを見つけたくなる一冊だった。
こんな恋愛や夫婦生活を送ってみたいな。