ハーレクイン作品一覧

  • シャドウ マリッジ
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    あれほど愛し合って結婚したのに、私が愛したあなたはもうどこにもいない。 シェークスピアの伝記映画で彼の奔放な愛人の役を演じたあと、セーラは共演者ベネディクトと恋におち、愛を信じて結婚した。しかし夫の不実を耳にして以来、3年半、別居生活が続いている。今、思いがけない大役を手に入れ、よろこびと緊張に胸をふるわせてスペインへ向かった。だが、そこで聞かされたのは監督がかわったということだった。しかもそれは、誰あろうベネディクトだというのだ!私を裏切った夫と一緒に仕事などできるはずがないわ。セーラの顔から血の気が引いていった――。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》からお贈りするのは、嵐のような恋におちての電撃結婚、胸を引き裂かれる思いで決めた別離、そして想定外の再会と、怒濤の展開で描かれる情熱の夫婦元さやもの。1980年代の珠玉作です。
  • シャンパンは恋の媚薬
    3.0
    ★涙のあとのシャンパンは、ひと夏の恋を運んできた。★レベッカは走った。涙で目の前がかすむ。今日は義妹とジェイソンの結婚式。レベッカにとっては心底つらい一日だった。ジェイソンと婚約していたのはレベッカだったと、列席者全員が知っているのだから。なんとか笑顔を保っていたものの、義母の心ない中傷に緊張の糸が切れてしまった。レベッカは古いあずまやに逃げ込み、ひとり涙に暮れた。そのとき突然、ドアがきしむ音がした。見上げると、シャンパンを片手に見知らぬ男性が立っていた。■熱く情熱的な、ひと夏の恋物語です。悲しみのどん底にいたヒロインの前に突如現れた魅力的な男性。彼はヒロインに意外な提案を持ちかけて……。■
  • シャンペン・マジック
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    レストランを切り盛りするテリーは、ハンサムで有能な実業家のレオが客として初めてやってきたときから、強く惹きつけられていた。たった一度でいいから、こんな男性に身も心もゆだねられたら……。その秘めやかな望みは、彼が3度目に訪れた夜に叶えられた。閉店後、二人きりになると、レオの巧みな手に導かれるまま、想像を絶するほどのめくるめく時間を過ごした。翌日、レオに今後も自由で束縛し合わない関係を求められ、たとえ愛されなくても一緒にいられるならと、テリーはうなずいた。10カ月後、奇しくもテリーの誕生日に、医師から衝撃の事実が告げられる。「おめでとうございます。妊娠されていますよ」 ■ベビーロマンス特集〈小さな命に祝福を〉をお贈りします。まるで高級酒のような至福の味わいの恋を経験させてくれる大富豪レオですが、結婚なんてする暇も気持ちもないと明言。そんな彼に妊娠を告げるべきか否か、テリーは大いに悩み……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シャンペン・マジック
    3.0
    レオは、信じられないほどハンサムでセクシーな男性だった。経営するレストランにレオが客として初めてやってきたときから、テリーは彼に強く引きつけられていた。そして、たぶん、彼も……。三度目にレオが店に来たとき、今日が運命の日だとテリーは悟った。その夜、二人は自然に結ばれた。それは想像を絶する喜びだった。こんな関係があってもいい。相手のことは深く知らないけれど、つかのまの至福が味わえれば、それでいい。問題はないはずだった。そう、テリーの身になにも起きなければ……。
  • シャーロットの冒険
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    いくら願っても、焦がれても、身分の壁は越えられない……。 「伯爵様が貧しい牧師の娘のあなたと結婚するはずがないでしょう」姉の厳しい言葉に、17歳のシャーロットの夢は打ち砕かれた。新しい領主としてロンドンからやってきたウィクリフ伯爵は、非常に頭がよく、有能で、厳格な方だと噂されていたが、実際に会った伯爵は驚くほどハンサムで、小さな子供にも優しかった。心を奪われたシャーロットは、彼の妻になれたらと願ったのだった。でもシャーロットには、叶わぬ夢を見ている時間はなかった。家族を養うため、社交界でそれなりの夫を見つけなければならないのだ。ところが、シャーロットの社交界での後見役を、伯爵が買って出たことで、彼女のあきらめかけていた恋心が複雑に揺れ動いて……。 ■伯爵の力添えもあって、たちまち社交界の華となるシャーロット。しかし、次々に現れる求婚者が彼女に近づくたび、伯爵が止めに入り……。天真爛漫で聡明なヒロインに、世慣れた大人のヒーローがあれよあれよという間に魅了される、シンデレラ・リージェンシー!
  • シャーロットの冒険
    3.8
    冷静で合理的で秩序を好むウィクリフ伯爵マクシミリアン。彼の生活がことごとくかき乱されることになったのは、新しくできた小さな領地の牧師館に足を踏み入れたときだった。子だくさんの牧師には、結婚適齢期の娘シャーロットがいた。彼女は、裕福な夫をつかまえて弟妹たちの未来を開くべく、家族の期待をになってロンドンの社交界にデビューした。輝くブロンド、翡翠色の瞳、愛らしい人柄の彼女はたちまち人気者に。領主として彼女を庇護する役目を買って出たマクシミリアンには気の休まるときがなかった。
  • 修道院から来た花嫁【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    俗世を知らない無垢な彼女を、世にも美しき無慈悲な大富豪が見初めた! 両親に見捨てられ、世間から隔絶した修道院で育ったティアは、全く面識のないイギリスの祖父から突然の連絡を受けて戸惑った。病身で余命わずかとなった今、ぜひとも面会したいというのだ。ほどなく代理として、祖父の後継者だと名乗る実業家マックスが迎えに現れるや、ティアはひと目で心を奪われてしまった!これほどゴージャスで美しい男性が外の世界には存在するの?しかも彼は、ティアの抱えている不安に耳を傾けてもくれた。無垢な彼女は夢にも思わなかった──まさか彼の真の目的が、愛なきまま彼女を娶り、世継ぎをもうけることだけだとは。 ■HQロマンスの巨匠リン・グレアムの珠玉作を厳選してお贈りする〈ハーレクイン・ロマンス・プレミアム~リン・グレアム・ベスト・セレクション~〉。彼女が描くゴージャスなヒーローをイメージした華やかな装丁でお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 修道院から来た花嫁
    3.0
    修道院から彼女をさらったのは、神と見紛うほどの魅惑の大富豪だった。 両親に見捨てられ、世間から隔絶した修道院で育ったティアは、全く面識のないイギリスの祖父から突然の連絡を受けて戸惑った。病身で余命わずかとなった今、ぜひとも面会したいというのだ。ほどなく代理として、祖父の後継者だと名乗る実業家マックスがティアを迎えにやってきたが、彼女はひと目で心を奪われた。これほどゴージャスで美しい男性が外の世界には存在するの?しかも彼は、ティアの抱えている不安に耳を傾けてもくれた。無垢な彼女は想像さえしなかった──まさか彼の真の目的が、愛なきまま彼女を娶り、世継ぎをもうけることだけだとは。 ■大人気作家リン・グレアムが贈る、ピュアなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。あまりにも無垢すぎる修道院育ちのヒロインと愛を信じない大富豪。愛の奇跡は意外なきっかけで始まります。
  • 修道院から来た身代わり花嫁
    -
    花嫁を醜いほうの娘にすり替えるとは、我が氏族を侮辱するつもりか! 女子修道院に暮らすイリサは突然、非情な父の命令により連れ戻された。 「お前は結婚することになった。相手には花嫁が、私には同盟が必要だ」 政略結婚の相手はマクミラン氏族の支族長、ロス・マクミラン。 視界を遮るようなベールをかぶせられ、式に臨んだイリサが知ったのは、相手方からは、花婿本人ではなく代理人しか現れなかったこと。 そして、本当はイリサの姉が花嫁になる約束だったが、どういうわけか日陰の妹である自分が代わりに差し出されるという事実だった! 修道女のような私に、美しい姉の代わりなんて務まらないのに……。 一方のロスは、醜いと噂のイリサをあてがわれたと知って憤慨した。 やがて、目の前に連れてこられた花嫁がベールを脱いだとき、ロスと氏族の者は一斉に息をのんだ――花嫁の、その無垢な美しさに! ■じつは左腕が不自由なイリサは、冷酷無慈悲な父からお荷物扱いされて修道院に送られていたのでした。それなのに、今度は都合よく連れ戻され、騙し討ちのようにマクミラン氏族の花嫁にさせられた真相は? そして夫となったロスの、妻に対する意外すぎる反応は?
  • 修道院育ちのシンデレラ
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    私は一時の偽りの恋人。本物にはなれそうもない。 親に捨てられ、シチリアの小さな村の修道院で育ったアリーチャ。ミラノに出て、ホテルの客室係として働き始めたのは、この街で消息不明になった親友を捜すためだ。偶然にも初恋の人ダンテがホテルに滞在しているとわかり、アリーチャは今や大富豪となった彼に協力を願い出ることに。だがすぐさま金目当てだろうと罵られ、はねつけられてしまう。ひどいわ! あの優しかったダンテはもういないの?呆然とするアリーチャに、彼は思いがけない提案を持ちかける。「ただし僕の家族の会食に恋人として同行するなら、考え直す」 ■イタリアを舞台にしたドラマティックなロマンスが人気のキャロル・マリネッリ。今作では王道の、偽りの恋人を演じる二人に訪れる愛の奇跡を丁寧に描きます。ヒーローがずっと隠してきた秘密は、ヒロインにとってはどれも驚きの連続で……。
  • 修道院育ちの花嫁
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    甘い一夜をくれた夢の王子様の求婚。でも、彼が欲しいのは跡継ぎだけ―― 修道院育ちのピアは、旅先のNYで初めての恋におちた。エメラルド色に輝く瞳を持つ黒髪の優美なアレスに身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。アレスの連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、彼が現れた。そして、アティリアの皇太子という身分を明かし、おなかの子が我が子ならばと求婚してきた。子供に父親は必要よ。でも、愛のない結婚なんて……。ロンドンでのDNA鑑定のため、彼の自家用機に乗ったピア。機内で眠り込み、目を覚ましたとき……そこは彼の王国だった! ■地味で冴えない品行方正なヒロインの、一夜の夢で終わったはずの初恋物語は、切ない再会劇で第2幕が始まりました。地中海の王国で、生まれ来る我が子のため、ヒーローへの想いを必死に抑える狂おしい日々……。醜いあひるの子ヒロインの運命やいかに?
  • 修道院育ちの無垢な花嫁
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    私は愛されていない。辛い事実を知ったとき、彼女の内には小さな命が宿っていた。 クラウディアは3歳で母を亡くし、16歳まで修道院で育った。21歳で過保護な父から逃れ、一人暮らしを始めた矢先、チーロ・トラパニと名乗る長身のセクシーな富豪が訪ねてきた。以前この家に住んでいたというチーロとはなぜか話がはずんだ。クラウディアは彼の虜になり、2カ月後、二人は結婚した。だが幸せな日々はあっけなく消え去る。彼がプロポーズしたのは私を愛しているからではなかった……。クラウディアは孤独と絶望のなか、家を出た。妊娠に気づいたのはその直後で――。 ■人気急上昇中! アメリカ本社発、ダイバーシティ――多様性――を打ち出した設定の秀作をお贈りします。読み書きができない障がいをもつヒロインにはなんと一度聴いたことを一語一句記憶できる特殊能力がありました。優れた特性を生かしてヒーローを翻弄するヒロインにご注目ください。
  • 修道院で永遠(とわ)の誓いを
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    神の花嫁になる前夜、乙女は見知らぬ騎士に捧げられた……。愛と微笑みの伝道師、リンゼイ・サンズが贈る中世ロマンス! イングランド王の愛人だった母を亡くし、修道院で育てられたロザムンド。外界と切り離された静かな日々は、修道女となる前夜、突然終わりを迎える。父王が修道院を訪れ、今夜おまえは勇猛な騎士の花嫁になると宣告したのだ。しかも、会ったばかりの彼とすぐさま結婚を“完全なもの”にしなければならないと。意味もわからぬまま、気づけばロザムンドは誓いの言葉を口にしていた――荒々しくも繊細な顔立ち、歴戦の覇者にふさわしい鋼の肉体をした花婿アリックの隣で。その夜、夫は震えるロザムンドにそっと触れようとしたが……。
  • 修道院の花嫁
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    あなたの笑顔に、眼差しに、声に、もう触れられなくなるなんて……。 3年前、逆境にいたところを、さる伯爵に救われて以来、伯爵夫妻が主のグレイストーン城に身を寄せている19歳のキャサリン。そこに集まったうら若き令嬢たちを前に、彼女は気後れしていた。伯爵の弟で、キャサリンが唯一心を許せる幼なじみのジェフリーが今、6人の花嫁候補と会うために、この城へ向かっているという。令嬢たちのように着飾ってもいないし、気の利いた会話もできない彼女は居たたまれず、以前いた修道院に今すぐ戻りたいとさえ願った。でも、もう少し耐えよう。ジェフリーの顔を最後にもう一度見るまでは。彼が結婚したら、キャサリンは修道誓願を立てるつもりだった――大好きなジェフリーの笑顔も、もう見納め。私は修道女になる……。 ■1年ぶりに会うジェフリーが花嫁候補たちと踊る姿を廊下から見つめるキャサリン。しかし、さらに彼女を苦しめたのは、ジェフリーからのお願いでした。「だれを妻にしたらいいか、きみに相談にのってほしい」大人気作家が描く、甘酸っぱくて切ない珠玉の名作!
  • 修道女は禁断の愛に涙する
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    わたしはいつまで待てばいいの?孤高の王が愛に目覚める日を。 修道院の養護施設で育ち、シスター目指して修練中のアンナはある日、院長から王の娘の教育係に抜擢された。だが着任したその日に、アドニス王に即刻帰るよう命じられる。彼は教母である院長が花嫁候補を送りこんだと察知したのだ。そうと知らないアンナは、せめて2週間の試用期間をと願い出た。すぐに解雇されたらシスター不適格とみなされてしまうわ……。幸い滞在は許された。けれどギリシア彫刻のように長身で逞しいアドニス王に惹かれ、純潔を捧げるのに時間はかからなかった。叶わぬ恋と知りながら。そして王の子を身ごもるとも知らずに。 ■不遇な生い立ちから女性としての幸福を諦め、神に仕える道を選んだヒロイン。なのに、誰も愛さないと冷たく心を閉ざすヒーローを愛してしまい、清らかな身を情熱の炎に焼かれ……。やがて舞踏会の夜、倒れたヒロインの妊娠が発覚、彼にプロポーズされて……。
  • 週末だけの愛人 予期せぬ結婚 III
    3.5
    ある夏の日、リンディは暑さに耐えかねて、由緒ある邸宅の敷地を流れる川に生まれたままの姿で飛び込んだ。至福のひとときを味わったのもつかの間、彼女は凍りつく。「ここで何をしている?」それは邸宅の所有者でギリシア海運業界の雄、アトレウス・ディオニデスの鋭い叱責の声だった。「ぼくを誘惑する目的で私有地に侵入したのか?」恥ずかしい姿を見られたばかりか、あらぬ疑いをかけられ、リンディは怒りに燃える。なんて傲慢な人なの!だがそのひと月後、二人は思わぬ形で再会する。■『予期せぬ結婚』の最終話は、ギリシアの海運王とのゴージャスなラブストーリーです! 
  • 週末だけの恋人
    -
    蝶のように昼食会やパーティに飛び回る生活に辟易し、令嬢ヘザーは父の親友ジョー・コルトンの雑務を手伝うため、コルトン家にしばらく滞在しようとやってきた。到着したとたん、一人の男性に紹介された。サッド・ロウ――ジョーの狙撃事件を担当している刑事だ。荒削りでセクシーな容貌にヘザーはときめいたが、サッドのほうはろくに彼女を見ようともしない。私に関心はないのね。彼と親しくなることをあきらめたある日、サッドはヘザーを捕らえると、熱い口づけで彼女の唇をふさいだ。
  • 週末だけの妻【ハーレクイン文庫版】
    -
    冴えない秘書から、洗練された妻へ。ボスとの偽りの結婚は、短い夢―― カリスマ建築家コーマックの秘書を務めるリジーはある日、海外リゾートへの出張に同行するよう急に言い渡される。2年以上もボスに密かな想いを抱いているけれど、地味な私に、彼は仕事の指示以外は話しかけてもくれない……。なのに、二人きりで出張? しかも家まで押しかけてきて、秘書にふさわしい服を今から買い揃えようと言い出したりして。戸惑うばかりのリジーだったが、翌朝の飛行機で、彼女はコーマックが口にした言葉に、耳を疑った。「この週末、きみは秘書ではない。妻だ」 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 週末だけの妻
    4.0
    著名な建築家コーマックの秘書を務めるリジーは、ある日、カリブ海の小島への出張に同行するよう言われて驚く。もう二年以上コーマックのオフィスで働いてきたけれど、仕事の指示以外に、ボスが私に話しかけてくれたことなどない――ひそかに思いを寄せる私の気も知らないで。それなのに、二人きりで南の島への出張旅行だなんて!だがその夜、コーマックがリジーの家を訪ねてきて、秘書にふさわしい洋服を今から買いそろえようと言い出したときには、リジーの驚きは疑惑に変わった。いったいなんのために?翌朝、謎は解けた。僕の妻を演じてほしい、と彼が切り出したのだ。■やぼったい秘書のリジーと、彼女がひそかに慕うゴージャスなボスとのもどかしいラブストーリーです。今月、日本初登場の作家ケイト・ヒューイットの情熱的な世界をご堪能ください。
  • 週末だけの花嫁
    4.0
    ドルーは、ティアが十四歳のときから憧れつづけた男性だった。故郷を出て働いていた町で偶然彼に会うなんて、信じられない幸運だった。六年ぶりに会うティアにドルーは気づかず、ティアは素性を明かさずに彼を誘惑した。数週間後、ティアは帰省し、彼を訪ねて妊娠を告げた。「ぼくたちが最初にするべきは、結婚だ」愕然としながらドルーが申し出たのは、かりそめの結婚だった。憧れの男性との形ばかりの結婚は悲しい。だが、二人には体裁を繕わなくてはならない理由があった。
  • 週末だけの誘惑
    -
    地味でまじめな個人秘書は、今宵、シンデレラになる―― 十代で孤児となったレイチェルは、懸命な看病の甲斐もなく養母を亡くしたあと、裕福でハンサムなコンサルタント、ジャスティンの秘書になった。ある日、彼と訪れた出張先で、元恋人とでくわす。だが、彼女を見てもまるで気づかないのだ。無理もないわね。やつれてメイクもせず黒いスーツ姿の私では。すると、事情を知ったジャスティンが言った。「エステに行って、髪もメイクもすべて変えてみたらどうだ?」数時間後、バーのダンスフロアで待つボスの前に立った彼女は、ゴージャスな彼に見つめられた――とびきり熱いまなざしで。「今、きみと踊るのは賢明ではないな」 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする“伝説の名作選”。セクシーなボスに夢の世界へといざなわれる地味秘書の華麗なる変身物語をお楽しみください。オフィスを舞台に、ミランダ・リーが美しく官能的な作風で綴る、王道シンデレラ・ロマンスです。
  • 週末だけの誘惑
    -
    レイチェルはこの四年間で変わり果ててしまった。やせすぎの体に地味な黒のスーツ。化粧気のない顔は老けて悲しげだ。たび重なる不運で男性不信に陥り、プライドすらもずたずただった。仕事で訪れた高級ホテルで、いつも消極的なレイチェルに、上司のジャスティンはこう提案する。「美容院に行ったらどうだい。髪も化粧もすべて変えてみればいい」数時間後、バーのダンスフロアで待っていた彼は、現れた美女に息をのんだ。「今、きみと踊るのは賢明ではないな」レイチェルは大胆にも上司の首に腕をからめ、きっぱりと言った。「黙って、ボス。ただ足を動かして」
  • 週末のファンタジー
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    三年前の結婚式当日、キットは幸せの絶頂から不幸のどん底に突き落とされた。夫となるはずだったピーターが、式をすっぽかしたのだ。打ちのめされた彼女は仕事だけにうちこむようになり、今では親友が所有するホテルの広報部部長となっている。あるとき、キットはホテルでファンタジー・ウィークエンドというイベントを行うことを思いつく。応募者の中から数人を選び、望みどおりの週末をホテルで過ごしてもらうというものだ。だがイベントの初日、現れた受賞者を見て彼女は絶句する。その人物はなんと裏切り者の元フィアンセ、ピーターだった。
  • 週末は夢のように
    -
    愛車を運転していたアンジーは、目の前の看板広告を見て、急ブレーキを踏んだ。そこに写る巨大な顔写真は、紛れもなく彼女だったのだ。しかも、~恋人募集!セクシーエンジェル~と書いてある。訳がわからず動揺しつつも、アンジーは商談の場へと急いだ。相手は不動産王のヒューゴ・フルブライトだ。アンジーが自己紹介をすませるなり、彼はきいた。「アンジーというのは、~エンジェル~の短縮形かな?」広告を見たのね!頬を染めた彼女に、ヒューゴは追い討ちをかけた。「この週末を東京で一緒に過ごさないか、僕のエンジェル?」
  • シュガー・ベイビー【ハーレクイン文庫版】
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    シンデレラに魔法をかけて…お腹の赤ちゃんの父親との奇跡の再会。でも、待って! もう生まれてしまうの?! J・B。黒豹のような男。まさかこんな場所で再会するなんて!臨月の体で親友の結婚式に出席したドナは、息をのんだ。去年、友人に無理やり連れていかれたバーでJ・Bと出会った。夫の死後、もう誰も愛さないと決めていたのに、彼の魅力に抗えず、甘く情熱的な夜を過ごしたのだった……。結果、ドナは妊娠。J・Bはもちろんそのことを知らない。名前しか知らなかった彼が、実は新郎の兄だったとは――。衝撃の事実に呆然としながら、ドナが逃げだそうとしたとき、最悪の事態が起こる。破水したのだ――彼の目の前で。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 淑女と娼婦【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
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    伯爵に蔑みの目を向けられたのに、彼の誘惑に抗えないなんて……。 なぜ姉の突飛な頼みを聞き入れてしまったのかしら?純朴でまじめなルシールはしきりに後悔していた。父の死後、姉は相続のためにさる伯爵領内の屋敷に住む必要があった。だが、留守中にルシールが姉になりすますのはあまりに無謀だった。双子の二人は顔がそっくりでも、性格もふるまいも……なりわいも違う。ルシールは地味な教師で、姉は社交界に名を馳せる高級娼婦なのだから。領主のシーグレイブ伯爵はもちろん、村人からも白眼視される毎日。次々とつらい目に遭い、思わず涙を流してしまった彼女を見て、伯爵は目の前の女性が自分の知る人物らしくないことに気づいた。ほどなくルシールは仰天の誘いを受ける――僕の愛人にならないか、と。 ■太陽と月ほど違う性格の双子の姉に代わり、不機嫌な伯爵や村人と渡り合わなければならなくなったルシール。皆の敵意は本来、姉に向けられているとはいえ、手酷い仕打ちに傷つきます。うぶな彼女と伯爵との成就しそうもない恋は、いったいどうなることやら……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 淑女のたくらみ
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    町いちばんの哀れみの的“退屈ケイティ”。花屋のオーナー、ケイティにつけられた不名誉なニックネームだ。1年前、彼女は結婚式当日になって花婿に逃げられた――彼女の親友であり、花嫁介添人のバーバラと一緒に。ケイティはこの1年、ただひたすら仕事だけに没頭してきた。だがどうしたことか、店の経営状態はどんどん悪くなっている。どうすれば立て直せるの?お店も、そして私の人生も。偶然、町で幸せそうな元花婿に出くわしたケイティは、とっさに身近にいたハンサムな男性に大胆にも命令していた。「キスして。ここで今すぐ」★テンポのよいストーリー展開と随所にちりばめられたユーモアが魅力の新作家シャーリー・ジャンプの登場です。堅物な花屋のオーナー、ケイティが自分を変えるために考えたある計画とは?
  • 淑女は踊る
    3.0
    社交界にもデビューせずに館を切り盛りしてきたグエンだが、愛する父が亡くなると、男爵位を継いだ高慢ないとこから、借金のかたに知人と結婚しろ、さもなくば幽閉すると脅される。あまりの仕打ちに、彼女は親戚の住む町を目指して逃げ出した。いとこの追っ手に見つからないようジプシーの一団に加わり、踊り子に扮して旅するある日、紳士たちが野営地にやってきた。一人の男に視線を注がれ、グエンは警戒しつつときめきを覚える。日が暮れ、かがり火の周囲でダンスが始まると、彼は囁いた。「踊ってくれ……私だけのために」そしてグエンの唇を奪った。
  • 淑女を誘惑 恋の旅路はスキャンダラス
    -
    メアリーはイギリスの名門公爵家の令嬢。聡明で堅実な性格だ。品格を磨くための大陸旅行が目前に迫ったある日、妹ダイアナの召使いとの火遊びが父の知るところとなり、罰として妹も旅行についてくることになった。フランスへ渡るとまず、メアリーは骨董店を覗いてみた。そして、一枚の古い天使の絵に心を奪われた。だが、店主はなぜか頑なに絵を売ることを拒む。居合わせた青い瞳のハンサムな伯爵ジョン卿の協力でようやく彼女はその絵を買うことができた。翌日、骨董店は火事に遭い、焼け跡から店主の遺体が……。メアリーは、大変ないわくつきの絵を手に入れてしまったのだ。★二部作でお届けするミニシリーズ〈恋の旅路はスキャンダラス〉。公爵の令嬢姉妹が、旅先で思いがけない数々の冒険に出会います。神秘的な情景、スリリングな展開……。最後まで目が離せません!★
  • 宿敵との一夜
    3.0
    エレノアはある夜、義父に手込めにされそうになり、家を離れ、叔父の家にしばらく住まわせてもらおうと決心する。義理の姉の結婚式に出席し、その夜に出ていこう。だが祝宴もたけなわのとき、乱入してきた男を見て彼女は凍りついた。ウィリアム・マーストン!父を裏切って処刑台に送り、その後領地を没収されて国外追放となっていた男。かつて宮廷で最も魅力的と言われた彼は、端整な顔で義父をにらみつけ、自分を異国へ追いやった恨みを必ず晴らすと宣言する。二人を見守るエレノアは、次の瞬間、思いがけない行動に出ていた――領地へ帰ると言う彼に、同行させてほしいと頼み込んでいたのだ。★父の死の原因となった憎き男性と一緒に旅をすることになったエレノア。しかし行く先々で起こるさまざまな出来事は、二人の絆を強くするばかり。はたしてこの旅の終わりは?★
  • 宿敵に抱かれて
    3.0
    高校のカウンセラーをしているカッサンドラは、理事会で宿敵ショーンにやりこめられて帰宅途中、彼が嵐の中をずぶぬれで歩いているのを目にする。いい気味だと思いながらも、ほうっておくわけにもいかず、カッサンドラは仕方なく彼を自分の車に乗せた。案の定車内でも激しい口論となり、カッサンドラが同乗させたことを後悔し始めたそのとき、突然山肌が崩れ、土砂が車へ流れてきた。恐怖におののくカッサンドラは、ひたすらショーンにしがみつき……。
  • 宿敵の口づけ【ハーレクイン文庫版】
    -
    不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわったが、3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。迎えに来たクリントの目に宿る強い光。マギーはおびえた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 宿敵の口づけ
    4.0
    不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわった。だが3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。迎えに来たクリントの目に宿る強い光に、マギーの胸はさらなる不安でいっぱいになった。■超人気作家D・パーマーの真骨頂ともいえる、初恋の激しさと苦しみを余すところなく描いた作品です。侮蔑の言葉をぶつけながらマギーを抱きしめるクリント。彼の気まぐれにマギーはいつまで耐えられるのか……。そのもどかしさは、悶えてしまうような甘い責め苦です。
  • 祝福なき結婚
    4.0
    「二十五歳の誕生日までに結婚しなければ、私の屋敷はおまえに相続させない」祖父に言い渡され、ハリエットは動転した。この世で何よりも大切なものを失いたくない。思いあまって新聞広告で夫を募集したものの、みじめな失敗に終わる。そんな折、ハリエットは貧乏画家のローンと出会った。個展を開くための資金援助と引き替えに彼にかりそめの夫になってもらってはどうかしら?だが、向こう見ずな思いつきがとんでもない代償を払う羽目に。
  • 祝福のシャンパン テキサスの恋
    3.3
    シェルビーは大牧場主の娘としてなに不自由なく育った。だが父が借金を残したまま亡くなったため、屋敷を手放さなければならなくなる。競売人たちが屋敷に押しよせた日、いまは古ぼけたアパートに住んでいるシェルビーのもとをかつての婚約者ジャスティン・バレンジャーが訪ねてきた。「こんなひどいところで暮らしているなんて……」彼の冷ややかな態度に、シェルビーは思わず身震いした。六年前のわたしのことを、まだ許してくれないのね。

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  • 宿命の再会 ロイヤル・ブライド II
    -
    熱い愛の日々を過ごしたあと、彼は去り、新しい命が残った。かつて、ドルーとアンダース王国の王子ウイットは、誰に知られることもなく、恋人の関係になった。輝く夏の日、二人は何度も愛を交わした。だが別れはやってきた。ウイットはドルーのもとを去り、彼女のおなかには小さな命が宿っていた。マスコミから“愛の王子”として騒がれている彼に―父親になるつもりのない男性に真実を告げるべきだろうか。悩み抜いた末、ドルーは一人で育てていく決心をする。それから七年―。ドルーとウイットは運命の再会をした。
  • 宿命の花嫁に王は跪く
    -
    カンザスの農場で育った田舎娘の私が本当は地中海の小国の王女ですって? 病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法なのだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。 ■出生時の取り違えで異なる人生を歩むことになった2人のヒロインのロマンスを描く2部作〈王女と灰かぶり〉の第1話をお贈りします。軽妙な筆致で人気のケイトリン・クルーズがハーレクイン・ロマンス3700記念号を飾ります。
  • 宿命の舞踏会
    4.7
    社交シーズンのある日、ウィンターセット卿は丘の上で少年の変装をしたセリーナという美しい女性と出会った。何度か一緒に遠乗りに出かけるうち心を奪われ、いずれ舞踏会でドレス姿の彼女と会える日を楽しみにしていた。数週間後、ウィンターセット卿は出席した舞踏会場に十三年間待ち続けていた宿敵が現れたと聞き、燃え上がる復讐心に胸を引き裂かれた。弟を翻弄し死に追い込んだ女とは、いったいどんな妖婦なのだ?琥珀色のドレス姿で男性客の注目を一身に浴びるその人物を見て、彼は言葉を失った。セリーナ……?■再会した二人の皮肉な運命。二転三転する予想外の展開に目が離せません。アンドルーの描くドラマチックな愛憎劇をご堪能ください。本作は、HS~378「伯爵の華麗なる復讐」の関連作品です。
  • 宿命のルビー
    -
    わたしは伯爵に道具扱いされているのだ。ただ婚約者の嫉妬をあおるためだけに。 恋人と別れ、傷心旅行でイタリアへ向かったルーシー。運良く格安の料金で豪華なトスカーナの別荘を借りられた。3日後、町の広場でひったくりに遭ったところを、目が眩むほど高貴でセクシーな男性に助けられた。ジュリオ・ファルコーネ伯爵。噂に高い名門貴族だった。ところが、同じ別荘に泊まった旅行客たちのパーティーの最中、誰あろうファルコーネ伯爵が現れ、みなを追い出した。別荘を貸した男は詐欺師で、本当の持ち主は自分だという。彼は、一行が別荘と調度品に与えた多大な損害をつぐなうために、ルーシーにここに残るようにと冷ややかに命じた。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。この世を去ったあともなお日本人読者の心をとらえて離さず、根強い人気を誇る、サラ・クレイヴンの1990年代のヒット作をお楽しみください。
  • シュヴァリエの宝石
    -
    15世紀初頭のウェールズ。反イングランドの戦いが激化するなか、ついに今日、ドリスルウィン城が国王軍の手に落ちた。陣頭指揮に立ったのは誉れ高き屈強の騎士ラウール・ド・シャレ、“シュヴァリエ”という異名を持つ、皇太子ヘンリーの忠臣だった。城の明け渡しと、城主リンの処刑を求めるシュヴァリエに対し、リンはとっておきの宝物を差し出し、命乞いをした。宝物とは、うら若き美女キャトリン。莫大な財産の相続人であり、あのデヴロー一族、ウェンステープル伯爵家の許嫁だという。これは願ってもない幸運――シュヴァリエの瞳が妖しく光った。
  • 危険な恋のドライブ 生涯に一度の愛を I
    -
    父の家を出たばかりのヤンシー・ドーキンズは、従兄の仲介で大企業の運転手として働き始めた。ある日、ベンツを走らせていた彼女はガソリン不足に気づき、給油しようと隣の車線を強引に横切った。とたんにクラクションがけたたましく鳴り響き、衝突しかけたアストンマーチンが追いかけてくる。車から降りて無茶な運転を非難する男性に、冷や汗をかきながらも、ヤンシーは言い放った。「何よ、うるさいおじさんね! 悪いのはあなたよ」彼は激怒し、あとで話をつけよう、と言い残して立ち去った。次の日、初めて社長室に呼ばれたヤンシーは、仰天した。あ、あなたはきのうの……!
  • 衝撃の出会い【ハーレクインSP文庫版】
    -
    素性を偽るイタリア富豪と、男装の乙女が出会い、運命の恋に落ちる―― ロンドンに越してきたばかりの医師カルロは、薄暗い裏通りで強盗に襲われかけた少年を助けた。だが暴れる少年を組み伏せたとき、彼は過ちに気づいた。輝く緑の瞳とやわらかな体――“少年”は女性だったのだ!彼女の名はスザンナ。助産師で、夜の往診の途中だと言う。偶然にも同じ病院で働く彼女に、カルロは心を奪われる。だが、気軽にスザンナと親しくなるわけにはいかなかった。彼は訳あって素性を隠し、期間限定で勤務しているが、実はイタリアの名門、サンティーニ家出身の大富豪なのだ。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ゴージャスなときめき 衝撃の出会い II
    -
    粉雪舞う夜のロンドン、イーストエンド。人通りの絶えた道を急いでいたザンは、ふいに男たちに囲まれた。安全のために変装していても無駄だったらしい。習い覚えた護身術でなんとか撃退したと思った矢先、一人に組み敷かれてしまう。男性は見たこともないような美貌の持ち主だった。そして、襲ってきた男たちを一緒に追い払ってくれた人のはず。なのに、どうして私は通りに押し倒されてるの?ほっとしながらも疑問に思った瞬間、ザンは唇を奪われていた。生まれて初めて本物の恋を知った瞬間だった。★不思議な出会いに心奪われたヒロインは、自分でも考えられないような行動に出ます。真実の恋には、抗いがたい力が働くものなのでしょうか。★
  • 小公女の追憶の恋
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    陰日向になって支えてくれる彼は、少女だった私の心を奪った人……。 アマンダの人生は、大実業家ジョシュ・ローソンに掌握されていた。亡き父が遺した会社も、現状は彼が支配している。アマンダが引き継ぐには、25歳になるか、結婚することが条件だから。今も、父親を失って傷ついた心を癒やすためにとローソン家の別荘へ強引に連れてこられ、胸に切なさがよみがえった。ここは15歳の頃、ジョシュと恋人の睦み合いを見てしまった場所……。そのときから、年上の彼への憧れを胸の中でひっそりと育ててきた。二人きりになるたび、アマンダはずっと夢みてきた瞬間を期待したが、距離が縮まるとなぜか、ジョシュは頑なに一線を引いた。「純潔は、夫となる男に捧げるべきだ」と言って。 ■押しも押されもせぬ大スター作家ダイアナ・パーマーの貴重な未邦訳長編をお届けします。1992年にスーザン・カイル名義で書かれた本作は、無垢な乙女が経験豊富な年上の大富豪に導かれ、大人の階段を昇る姿が瑞々しく描かれます。ときめき止まらぬロマンス!
  • 傷心の乙女は王子の子を宿す運命
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    乙女は王子の子を授かるとも知らず、分不相応な恋に焦がれていく……。 一国の王子であり“オートクチュールの帝王”と呼ばれるテオの下で働きながら、サビーンは長年彼に片想いをしていた。彼は女性関係が華やかなことでも有名な男性だ。半年前、彼女は熱いキスをされてますますテオに夢中になった。いいえ、既婚者だった元恋人にだまされ、最愛の祖母を亡くした私は、王子のたわむれを勘違いしているだけなのよ。しかし仕事がうまくいかず、落ちこんでいたときに現れたテオを見て、サビーンは彼への想いをとめられなくなってしまう。もう一度だけ、あのキスを経験したいと思うのは私のわがままなの? ■第1作が絶賛されたミニシリーズ〈愛と銀の瞳の王位継承者たち〉の第2作をお届けします。傷心のヒロインを癒やしたのは仕事のときは厳しいボス、プライベートでは思いきり甘やかしてくれる王子というヒーローで……。ときめきが欲しい方、必読です!
  • 傷心のハネムーン
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    その結婚式はなにもかもが完璧なはずだった。クララは新郎となるザックのため、心をこめてケーキを作った。でも新婦の姿が見あたらない。花嫁は式に出ないと決めたらしい。ザックはクララの上司。そしてひそかに憧れる人。クララは披露宴会場にひとりいる彼のもとに歩み寄った。ところがザックはさほど気落ちはしていなかった。結婚はビジネス上の取り決めにすぎず、新婦への愛はなかったと言う。さらに商談を兼ねたタイへのハネムーンはやめられないから、婚約者の身代わりで、クララに一緒に来てくれないかと誘うのだった。私はお手軽な代役? 残酷な言葉に傷つきながらも、クララは迷った。■昨年6月デビュー以来さまざまな作品を書き、人気のM・イエーツ。彼女の最新作をお贈りします。
  • 傷心のモナコ【ハーレクイン文庫版】
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    あなたに捨てられ、娘だけが私のすべてになった。なのに、なぜ今、あなたを恋しく思ってしまうの? シングルマザーのフレイアは事故に遭い、病院で治療を受けていた。幼い娘のことが気がかりでならず、看護師の「面会に来ています」という言葉に安堵した。だが、病室の扉が開いた瞬間、凍りつく。娘を抱いて立っていたのは、ザック・デヴェレル――モナコを舞台に華やかに噂されるプレイボーイであり、娘の父親。そして、フレイアの心を踏みにじった男だった。妊娠を告げたその日、彼は嘘だと断じて彼女を捨てたのだ。あれから何年も経つのに、今、再び現れた彼に心が震えてしまう。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 傷心のモナコ【ハーレクイン・セレクト版】
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    シングルマザーのフレイアは事故に遭い、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が面会に来ていると聞いて安堵したが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに? 彼はプレイボーイとしてその名を馳せるモナコの大富豪だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたん、彼は私を嘘つき呼ばわりして捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう? なのになぜ、胸がときめくの?そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた……。 ■愛した人は、妊娠を告げたとたんに去った――そんな裏切りにいまも傷ついているヒロインですが、もしヒーローが自分には子どもは作れないはずだと信じていたとしたら? 些細な誤解から別れた二人の、奇跡の復活愛をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 傷心のモナコ
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    シングルマザーのフレイアは事故にあい、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が面会に来ていると聞いて安堵したフレイアだったが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに?ザックはプレイボーイとしてその名を馳せる大富豪の実業家だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたんに、彼は私を捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう?なのになぜ、胸がときめくの?そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた!
  • 傷心旅行【ハーレクイン文庫版】
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    恋に破れ、傷心を抱えてデボラはベネチアを訪れた。 夕闇迫る街を歩き回るうち、いつしか道に迷い、不審な男たちに囲まれていた――。と、そのとき、黒髪のハンサムな男性が颯爽と現れ、不審者を蹴散らした。 怯えるデボラを救いだしてくれた彼の名は、マシュー。 とても裕福そうに見えるけれど、いったい何者なのかしら? その答えは意外な形でもたらされる。ふたりが一緒にいる写真がいきなり新聞の一面を飾ったのだ。彼は巨大製薬会社の社長、マシュー・ティレル。そして私は……彼の婚約者ですって!? *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 傷心旅行
    -
    恋に破れ、傷ついた心を抱えて、デボラはベニスを訪れた。夕闇迫る街を歩き回っているうちに彼女は道に迷い、ふと気づくと不審な男たちに囲まれていた。そのときだった、黒髪のハンサムな男性が颯爽と現れたのは。彼はマシューと名乗り、不審者を蹴散らすと、怯えるデボラを救いだしてくれた。とても裕福そうに見えるけれど、いったい何者なのかしら?だが、その答えは意外な形でもたらされる。ふたりが一緒にいる写真がいきなり新聞の一面を飾ったのだ。彼は巨大製薬会社の社長。そして私は……彼の婚約者ですって!?■今作の原題は『ILLUSION』ですが、邦題に採用されたのは『傷心旅行』。クラシックな香りが漂う物語にぴったりなタイトルだと思いませんか? 1984年に刊行された超人気作です。
  • 少女から妻へ
    -
    父は生前、友人から、姪の後見人になってほしいと依頼されていた。長男で弁護士のグランドはさっそく少女クリスタに会いに行った。ところが顔を合わせたクリスタは、もうすぐ二十一歳になるという女性だった!しかも革の超ミニスカートに、セクシーな体の線もあらわな格好だ。グラントは頭を抱えた。こんなに魅力的で気性の激しい相手に、いったい、どんな“生活指導”をしろっていうんだ…。
  • 少女が大人に変わるとき
    2.0
    かつて彼女はあまりに若く、早熟な禁断の果実だった。 冬のバルセロナで、パーティの企画を手掛けるステイシーは、兄の親友で、十代の頃片想いしていたルーカスと、5年ぶりに鉢合わせした。恐ろしくハンサムなIT業界の寵児、黒髪のスペイン人億万長者の彼にいまだに子供扱いされ、ステイシーは動揺する。もう今は生意気な女学生じゃないのに。イベントは大成功し、ルーカスにダンスに誘われた彼女は、セクシーなシルクのドレスに身を包み、願った。今夜こそ彼に純潔を捧げたい、と。そんな彼女を、なぜか頑なにルーカスは拒絶して……。 ■独特のエロティックな熱度で描く物語がファンの心をとらえて離さないスーザン・スティーヴンス。憧れの忘れえぬスペイン富豪と再会した無垢なヒロインが、ついに大人の階段をのぼりはじめる情熱のストーリーです。やがて妊娠に気づいた彼女の決断とは?
  • 少女でも淑女でもなく
    4.0
    私の正体はまだ秘密のまま――手遅れにならないうちに明かさなければ。 ジェイク・マシューズ! 彼がテレビで人気のあの書評家?ジュリエットは皮肉な巡り合わせが信じられなかった。親友の家のディナーパーティで彼を紹介されたとたん、ジュリエットの胸には抑えきれない怒りが込みあげてきた。ペンネームを使って密かに書きあげ、自信をもって上梓した作品を、彼に“ロマンチックな駄作”と酷評されたばかりなのだから。ジェイクはジュリエットが作家だとは夢にも思わず、ひと目で彼女に興味を示し、翌日、デートに誘ってきた。私の正体を知ったら、この人はどうするのかしら?揺れ動くジュリエットの心は、ほとんど彼の魅力に傾いていた。 ■人気作家キャロル・モーティマーの1982年刊行、未邦訳旧作の登場です! ペンネームを使ってこっそり小説を書いているジュリエット。作家本人とヒロインが、なぜか重なって見えてきます。
  • 招待状のない結婚式 ゴージャスな結婚 V
    3.5
    貧しい牧師の娘から、突然伯爵令嬢に。彼が面倒を見てくれると言うけれど……。■ソフィアは幼いときに母を事故で失った。父親も一年前に病気で亡くなり、ひとりで暮らしている。小さな村では仕事も見つからず、ずっと失業中だ。王子様と出会って結婚するのが夢だが、かないそうもない。ある日ソフィアは弁護士に呼ばれ、事務所を訪れた。そこで有名なベネチアの貴族、ロッツァーノを紹介される。彼がなぜここにいるのかといぶかるソフィアに、弁護士は驚くべき事実を告げた。彼女はベネチアの貴族、ダンティーガ家の相続人であり、ロッツァーノが捜していた人物だと。茫然とするソフィアに、ロッツァーノは優しく話しかけた。彼の頭には、ある計画が浮かんでいた。
  • 処女の泉
    3.5
    ■伝説の泉に身を横たえし乙女。果たして貴婦人か、娼婦か?■ギルクライストが“処女の泉”のほとりで助けた女は、彼に新たなわざわいの種をもたらした。下着姿で倒れていた彼女は記憶を失い、名前もレイチェルとしかわからない。ギルクライストはデヴィッドソン一族の長として一刻も早く花嫁を迎える必要あった。それなのに、素性も知れぬ彼女のことがどうしても忘れられなくなったのだ。漆黒の髪、透き通るような肌、薔薇色の頬――貴婦人のようだが、娼婦かもしれない女。レイチェルをわがものにすることは、確実に彼の地位を脅かす。しかも、右半身にひどい火傷を負った彼は、いまや剣を持つのもままならない。だが、何をするにしても遅すぎる。ギルクライストはまちがいなく恋に落ちていたのだから。■デブラ・リー・ブラウンが、風光明媚な中世スコットランドを舞台に描く美しくもせつない恋! 精神、肉体ともに傷ついた騎士と癒しの力を持つ治療師の物語です。
  • ショッキング・ピンク 上
    -
    のぞいてはいけない。本能的にそう思いながらも、少女たちはその甘美な光景を食い入るように見つめていた。スカーフで目隠しをされた女が、一枚一枚服を脱いでいく。生々しい行為を強要し、女を意のままに操っているのは悪魔のように凶暴な男。完全に性の奴隷と化した女は、後日全裸の首吊り死体として発見された。密かに少女たちは男を畏敬し、無垢な心がゆるやかに歪みはじめる……。エリカ・スピンドラーの新境地、異色のロマンティック・サスペンス。
  • 初夜に消えたシンデレラ
    -
    私は愛の女神に見放されてしまったの?挙式した日の夜に別れが訪れるなんて。 「君は独りで眠ればいい。押しつけられた花嫁を抱く気はない」ローマの教会でイタリア貴族チェーザレと結婚式を挙げた日の夜、アイダは夫となった男性が腹立たしげに放った言葉に絶望した。残忍な祖父が極悪非道な手段でチェーザレを脅迫し、私との政略結婚を強要していたとは!憧れの彼と愛情にあふれた家庭を築くという夢が崩れ去り、アイダは豪華ホテルのスイートルームから急いで姿を消した。4年後、偽名で貧困生活を送る彼女の前にチェーザレが突然現れ、傲慢に命じる。「君は今でも僕の妻だ。トスカーナの別荘へ来い」 ■8歳で両親を亡くした後、家族の愛に恵まれなかったヒロイン。憧れのイタリア貴族ヒーローとの結婚で、やっと愛情に満ちた家庭を築けると歓喜したのもつかの間、運命は彼女を不幸のどん底に突き落とし……。A・ウエストの劇的な再会ロマンスをお見逃しなく!
  • 知らぬ間の伯爵夫人
    -
    藁にもすがる思いで愛なき結婚を受け入れた。彼が伯爵だとは夢にも思わずに。 両親亡きあと悪辣な弟に騙され、無一文で家を出たケイトは真冬の荒れ果てた避難小屋で危うく命を落としかけ、偶然居合わせた謎めいた旅の紳士に助けられた。グラント・リバーズと名乗るその陰のある美しい男性は、ケイトが婉曲に事情を話すと問題解決としての便宜結婚を申し出た。出会ったばかりの薄汚れた娘に求婚するなんて、この人はいったい……。だが他に生きる術もなく、彼女は朦朧としながら申し出を受け入れた。通りすがりの農民を証人に結婚したあと、新居に案内されたケイトは豪壮な屋敷と使用人の数に驚き、慌てふためいた。「あなたは誰なの?」グラントは平然と答えた。「第4代アランデール伯爵だ」 ■姉を破滅に導く弟から隠れている状況で公人となってしまったことに狼狽しながら、女主人として健気に奮闘するケイト。しかし、生きる喜びを教えてくれた夫へのかなわぬ愛を自覚した矢先に破滅の危機が訪れて……。甘く儚い愛の夢、〈不肖の四貴族〉第2弾です。
  • 白雪の英国物語
    -
    “ベティ・ニールズ全作品リスト”を掲載。大作家の多彩なクリスマス・アンソロジー! ■特別付録として巻末にベティ・ニールズ全作品リストを一挙掲載!
  • 白雪姫の一途な恋
    -
    愛に冷たいボスと、愛を求める秘書。やがて、恋やつれをするのは――? この6年半、ルシンダは上司アンガスの秘書として身を粉にして働き、苦楽を分かち合ううち、彼に密かな想いを寄せるようになっていた。でも、独身主義者を自称する仕事人間の彼との恋が実る望みはない。もう限界……。女手一つで育ててきた8歳になる息子は、お手本となる大人の男性を必要としているのだから。ルシンダは意を決し、息子の父親になってくれたらとデートしてもなかなか好きになれずにいる男性と、休暇に出かけることにする。それはすなわち、愛しのボスへの恋心に終止符を打つ旅。しかし、ルシンダからその話を聞いたアンガスは、彼女が訪れるリゾート地に、自らも会議のため出向くと言いだし……。 ■それぞれに思いや考えがあってすれ違うボスと秘書――このもどかしくて切ないラブストーリーのキーワードは“金繕い”。HQイマージュらしく、読後に心が癒やされます。“大人のためのおとぎばなし”がキャッチフレーズのアリー・ブレイクの珠玉作です!
  • 白雪姫の奇跡
    -
    ベリンダが恋人の兄ヴィンセントと初めて会ったのは、彼がふたりを別れさせるために自宅へ押しかけてきたときだった。きみとはただの遊びだ、弟には婚約者がいる――傲慢な態度でそう言い放つヴィンセントに反感を抱いた彼女は、きみと結婚したいと訴える恋人の言葉のほうを信じた。そして結婚の許しを得ようと先方の実家へ向かう途中、彼女は思わぬ事故にあい昏睡状態に陥ってしまった……。8カ月後、眠りから覚めた彼女の前に再びあの男が現れ、告げた。「弟は1週間前に結婚し、今はハネムーンを楽しんでいるよ」
  • 白雪姫の約束
    5.0
    アダムはまたしても遅刻した。よりによって結婚式の当日まで!彼はいつも仕事、仕事。結婚してこの先うまくやっていけるの?ずっと感じていたその不安はますますつのり、サブリナ・ホワイトはついに教会から逃げ出した。ウエディングドレスを着替えもせずに、親友の車を借りて、彼女は子どものころに楽しい休暇を過ごした山へ向かった。途中で車が脱輪し、吹雪の中、助けを求めてたどり着いた家の玄関でサブリナは気を失って倒れ込んだ――ハンサムな男性の腕の中に。ザック・プレスコットはわけがわからないまま彼女を抱き上げ、そっとソファに寝かせた。その雪のように白い、美しい女性を……。★これまでシルエット・ロマンスでお楽しみいただいてきたキャロル・グレイスがハーレクイン・イマージュに初登場!ファンタジックでこのうえなく美しい物語を紡ぐキャロル・グレイスの世界へどうぞ。★
  • 白百合の令嬢
    4.0
    シドニーで新しく生花店を開いたソーニャは注目の的だった。若く美しく聡明で、アレンジメントの腕もいい。その彼女が伯父マーカスと親しいのがデイヴィッドは不安だった。もしかしたら、裕福な伯父の妻の座を狙っているのかもしれない。出自の不明な女性との結婚など、由緒ある一族が許すはずがなかった。彼女の素性を調べ、正体を明らかにしなければ……。一方、マーカスに連れられて晩餐会に出席したソーニャは、デイヴィッドを紹介され、激しく心を揺さぶられた。彼は明らかに、わたしを財産目当ての女だと疑っている。なのになぜ、すべてを打ち明けてしまいたい衝動にかられるの?■伯父を守るつもりでソーニャの秘密を暴いたデイヴィッド。皮肉なことに、その素性を知ったが故に彼女に強く惹かれていき……。愛の喜びと苦しみを、実力派作家マーガレット・ウェイが大きなスケールで描いています。渾身の一作を、どうぞご堪能ください。
  • 白百合の令嬢【ハーレクイン文庫版】
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    長い金髪を額でわけて腰まで垂らし、透き通るように白い肌。19世紀の絵画から抜けだしてきたような花屋のソーニャは、30歳以上も年上の富豪に見初められて、婚約間近だった。ところが晩餐会で見た、富豪の甥デイヴィッドに胸がざわつく。男らしい彫りの深い美貌が眩しく、心惹かれたのだ。だが身を落としているとはいえ、ソーニャは滅びた貴族の末裔で、誰にも言えないような、忌まわしい過去の呪縛に囚われている。しかも、デイヴィッドには財産目当ての女と嫌われていて……。私の愛は叶わぬ夢と、未練を断ち切るように彼女は目を伏せた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白百合を拾った大富豪
    -
    白百合の化身のような彼女は戸惑った。愛のない結婚なのに、体が燃えるから。 リリーは勤務先のパーティーでデイモンと出会って恋に落ちた。だが大富豪の彼は企業買収の仕事を最優先する人間だと思い知り、自分のほうから身を引いたのだった。3カ月後、セレブの誕生日パーティーでリリーはデイモンと再会し、洗練されたタキシード姿の彼から驚くべき提案を聞かされる。なんと結婚してほしいというのだ!余命1年と宣告された叔父の財産を相続するためには、一刻も早く結婚して子供をもうけなければならないという。リリーは承諾した――ただし、ベッドは共にしない条件で。「ええ、いいわ。わたしはもうあなたの子供を身ごもっているから」■大富豪のデイモンに突然求婚されて3日後、白いドレスを着て式を挙げたリリー。ホテルの豪華なハネムーン・スイートで結婚初夜を迎えたとき、ベッドをともにしないという約束がありながら熱い想いに苛まれ……。レイチェル・ベイリーの自信作をお見逃しなく!
  • 知られざる愛の使者
    3.0
    たとえ私を愛してくれなくても、血を分けたこの子だけでも……。 サラは生後半年の息子を母に預け、大病院の救急科に復職したが、初日、そこにはなんと1年半前に別れた恋人ジェイミーがいた。彼女が結婚を夢見るようになったとたんに異国へ逃げた彼は、その9カ月後に我が子が生まれたことをまだ知らない。ジェイミーは最初から結婚も子供も望まないと宣言していたから、捨てられて傷心していたサラは、独りで産み育てる決意をしたのだ。彼の優秀な仕事ぶりに再びうずく恋心を必死に戒める彼女だったが、そんなとき運悪く、サラの母が孫息子を連れて二人の前に現れた。赤ん坊の月齢、瞳の色……にわかに自分の子と悟ったジェイミーは、サラの母に冷たく言った。「少しサラと二人にしてもらえませんか?」■大人気作家スカーレット・ウィルソンと並び、命の現場を多く描きファンを魅了するアン・フレイザーのデビュー作をお贈りします。独身主義の冷淡なヒーローにさいなまれるヒロインですが、じつは彼には大きな秘密が……。世にも切ないシークレットベビー物語!
  • 知られざる公爵夫人
    3.0
    うち捨てられた花嫁は、小さな命を守り続けた。 ついに見つかってしまった。でも、娘の存在は知られていないはず……。辺境の地で馬上の夫と遭遇したロザリンドは、必死で動揺を押し隠した。今や公爵となった夫アッシュは駆け落ちした8年前より魅惑的だが、人が変わったように傲慢な口調で正式な離婚を要求してきた。次は君とは正反対の、平凡で従順な妻を娶るつもりだと言って。ロザリンドは手続きを進めることに同意し、大慌てで帰宅した。しかし、愛娘のジェニーは遊びに行ってしまっていた――よりによって、アッシュが泊まる宿の馬小屋に。ひと目でジェニーを我が子と悟り、アッシュは前言を撤回した。「あの子をとりあげられたくなければ、僕と一緒に暮らすんだ」 ■公爵領へ向かう道中、反発し合いながらも強烈に惹かれ合い、めくるめく夜を過ごすふたり。互いへの誤解は解けぬまま到着した領主館でジェニーが命を落としかけ、ふたりの心は急速に近づいて……。幼すぎたひたむきな恋が8年越しに昇華する、熱く切ない愛の軌跡。
  • 知られざる子は双子の天使
    -
    あの夜を、決して後悔しない。かわいい双子の母になったのだから。 サーザは憧れの医師ローガンとのあの夜を、決して後悔しない。妊娠に気づき、彼には何度も手紙で伝えたけれど、返事はなかった。一夜を過ごした彼の部屋を再び訪ねても、不在だった……。今、サーザは生まれ故郷の町に戻り、女手一つで仕事を掛け持ちして双子の男の子を育てている。あの夜、ローガンは誰も気にとめないような内気な私を、ほかの女性たちみたいに魅力的でセクシーにしてくれた。彼との思い出は生涯忘れることはないだろうけれど、それでもその後の薄情な態度は、彼女の心を傷つけた。あれから1年半後、サーザは思わぬ男性の姿を見かける――ローガン! ■大人気のシークレットベビー・ロマンスで日本デビューを飾るのは、優しく穏やかな作風の英国人作家シェリー・リバース。ローガンは偶然見かけた一夜の相手が連れている双子の男の子が、幼少期の自分に重なり、はっとします。もしや、あの一夜で授かった子供か?
  • シルバー
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    一度見たら忘れられない完璧な美貌とすばらしい肉体で人々の注目を集める謎の女、シルバー・モンテーヌ。スイスの豪奢な山荘にこもり、金で買った盲目の男から愛のテクニックをレッスンされる彼女の胸には、激しく燃えさかる憎しみの炎があった。幼い日の純愛をふみにじられ、最愛の父を奪われた伯爵令嬢は、いま、復讐を誓った魔性の女に変身する!ベストセラー作家ペニー・ジョーダンが描く会心のサスペンス・ロマンス。
  • シルバー【MIRA文庫版】
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    美しき胸のうちで燃えさかる、決して消えない憎しみの炎。波瀾の愛憎劇を書かせたら、P・ジョーダンの右に出る者なし。 一度見たら忘れられない、完璧な美貌とすばらしい肉体で人々の注目を集める謎の女シルバー・モンテーヌ――彼女はスイスの豪奢な山荘にこもり、金で買った盲目の男ジェイクから愛のテクニックを手ほどきされていた。すべては、純愛を踏みにじられ最愛の父親を殺された、幼き日の復讐を果たすため。世間知らずの伯爵令嬢から魔性の女へと変貌を遂げたとき、彼女の華麗なる復讐劇が幕を開ける……! 総発行部数1億部を誇る、ベストセラー作家P・ジョーダン。中でも傑作との呼び声高い会心のサスペンス・ロマンスが、ついに復刻! *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シルヴィの休日【ハーレクイン・イマージュ版】
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    少女だった私はいま、18歳になった――彼は一人の男、そして私は一人の女。 シルヴィは幼い甥の面倒を見るため、ギリシアに降り立った。家庭を顧みずに夢を追う身勝手な姉に頼まれてのことだったが、アテネの空港で待ち受けていたのは、甥の伯父のアンドレアスだった。端整な身なりをした長身でハンサムな大富豪だが、はるか年上のアンドレアスの冷静さには畏怖の念さえ感じる。到着したのが姉でなかったことで、彼はシルヴィを痛烈に責めた。彼女はそこで初めて、姉の夫が重い病に臥していると聞かされる。「君の姉が責任を果たさないなら、君が代わってそれを果たすべきだ」衝撃冷めやらぬなか、半ば強引に屋敷へ連れていかれたシルヴィは、アンドレアスの敵意を一身に受けるはめになり……。 ■HQイマージュ~至福の名作選~より、作家が憧れる名作家、アン・メイザーの年の差ロマンスをお贈りします。シルヴィがギリシア富豪アンドレアスに冷たくされてつらいのは、彼に魅力を感じているから。でも彼には、美しい黒髪の婚約者らしき女性がいて……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シルヴィの休日
    3.0
    シルヴィの姉は夫と息子を残してギリシアの家を飛び出し、いまロンドンで、夢だった女優業にのめり込んでいる。その勝手な振るまいにシルヴィは不快感を隠せずにいたが、ある日突然、姉にどうしてもと頼まれ、休暇を使って甥の面倒を見に行くことになった。だがアテネの空港で待ち受けていたのは、義兄の兄アンドレアス。姉が来ていないと知ると、アンドレアスはシルヴィを痛烈に責め、彼女はそこで初めて、義兄が重い病に伏していると聞かされる。半ば強引に屋敷へ連れていかれたシルヴィは、アンドレアスの敵意を一身に受けるはめになり……。
  • 白い契約結婚の嘘
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    運命の相手ではない男性との結婚。 契約により捧げるのは純潔と……愛。母の死後、継父から家を売ると言われて、タンジーは驚いた。 さらに、あるギリシア富豪の形だけの妻になれと言われて戸惑う。 富豪のジュードは目の覚めるようなハンサムな男性だったが、 タンジーを日用品か何かみたいに品定めし、結婚の話を進めた。 しかしベッドをともにすると聞いて、タンジーは仰天する。 まだ男性を知らなかった彼女は、怖くなって家に逃げ帰った。 だが継父は激怒し、それなら今すぐ出ていけと継娘に迫った。 生後10カ月の、愛する妹の幸せを考えるのよ。 泣く泣くタンジーは富豪に電話し、結婚を承諾するのだった……。
  • 白い結婚は忘れじの富豪と
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    絶体絶命の乙女が助けを乞うたのは、狙った獲物は必ず仕留める、放蕩富豪。 幼いころ里子になり、養父に疎まれても尽くしてきたケイティ。だがある日、養父の借金を肩代わりする好色な老富豪に花嫁として差し出されると知って、絶望の底に落とされた。このまま言いなりになるほかないの? ケイティは途方にくれ、少女時代を共に過ごしたアレッサンドロを10年ぶりに訪ねた。放蕩者で鳴らす裕福な投資家となった彼は、とびきりセクシーで危険な香りを放っている。だめよ、甘美な思い出は封印するの。今日は色恋とは無縁の突拍子もない頼み事をするのだから。ケイティは深く息を吸った。「わたしと結婚してほしいの」 ■意に染まぬ結婚から逃れるため、忘れえぬ初恋の男性と形だけの結婚をしたヒロイン。二人が決めた結婚の条件は“半年間の禁欲”。でも、夫はどんな美女でもたちまち夢中にしてしまう魅力の持ち主で……。スリリングな契約結婚ロマンスをお楽しみください。
  • 白い殺意
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    指折りの心臓外科医にしてナースたちのあこがれの的。それがニコルの夫となったマルコム・ランカスターの評判だ。端整な顔立ちと優雅な物腰はたしかに魅力的で、ニコルもたちまち心を奪われた。だが、最近は言いようのない不安にさいなまれている。ふとしたときに見せる夫の冷たい表情。夜中になるとたびたび家を空ける不自然な行動。ある日連続猟奇殺人の件で警察から連絡があり、被害者の美人看護婦がマルコムとひどく親密だったと知る。ひょっとして夫が浮気を? いいえ、彼女を殺したの?ニコルの静かな生活は音をたてて崩れはじめた。■順風満帆に見えたエリート医師との新婚生活。でもそこには残酷な罠が……。スリリングな展開は読み応え充分です!
  • 白いサテンの夜 マンハッタンで結婚! II
    -
    ギネス級の不幸な恋愛経験を持つブリジットは、ベニング家の三女。これまでつきあった相手には必ず恋人や妻がいて、悲惨な恋ばかり。そのたびに、祖母から聞かされた呪いの話が頭をよぎった。南北戦争時代、祖先の農園主との婚礼の夜、北軍に屋敷が襲われ、無残な最期を遂げたミス・マリッサ。結婚できずに亡くなった、彼女の呪いが今も残って、ベニング家の娘の恋の邪魔をするというのだ。ブリジットは話の真偽を確かめに屋敷があるフロリダに行こうと決心した。だが、ひとりで行くのが不安で、親友のダーモットを誘うことにする。彼は失恋のたびに相談に乗ってくれた、頼りになる幼なじみだった。でも、突然アパートメントに押しかけたのが悪かったとは思うけれど、まさか、彼が裸の女性とベッドにいるところを見つけようとは!★ベニング家の娘は決して幸せな結婚ができない……。祖母から聞かされた伝説の真偽を確かめに、フロリダの古い屋敷を訪れたブリジット。三部作『マンハッタンで結婚!』の二作目はちょっと波乱含みの展開です。★
  • 白い醜聞
    3.0
    蔑みながら私を求める非情な大富豪。でもその瞳の奥には苦悩が滲んでいる。 親友から花嫁付添人になってほしいと懇願され、アラナはクリスマス間近のニューヨークへ向かった。だが結婚式直前、親友の兄でイタリア人実業家のニッコロから、「ヌードモデルまがいの仕事をしていた花嫁付添人は認めない!」と暴言を投げつけられ、アラナは屈辱に震えた。なぜ真実を確かめもせずに勝手に決めつけるの?しかも彼は結婚式のあと、臆面もなくアラナを誘惑してきたのだ。堪えてきた彼女の感情は、ついにクリスマスの夜に弾ける──情熱の赴くままニッコロと一夜を共にする、という予想外の形で。 ■人気作家シャロン・ケンドリックが描く、激しくもせつないロマンスです。愛と結婚とクリスマスを憎悪するイタリア人大富豪と一夜を共にし、彼の秘密を知ったアラナ。彼女の想いは千々に乱れ……。
  • 白いドレスに憧れて
    5.0
    知人の結婚パーティに参加したカーラは、途方もなくハンサムな男性とダンスを楽しんでいた。彼の名はギレルモ。スペインの伯爵だという。内向的で体型も太めなため、いつも壁の花になるしかない私が、こんなにもすてきな人と踊っているなんて……。夢見心地でそう思っていたとき、不意に妖艶な美女が話しかけてきた。ギレルモの知り合いらしいが、彼はなぜか顔を引きつらせている。席を外してほしいと女性に告げられ、立ち去りかけたカーラの腕を、ギレルモはすばやくつかんで引きとめた。「カーラは僕の婚約者だ。話があるなら彼女の前でしたらいい」★D~1267「エーゲ海に呼ばれて」とD~1277「秘書は恋わずらい」の関連作をお届けします。スペインの伯爵ギレルモは、愛らしい女性を知人の結婚式で見かけます。ある事情から、公衆の面前で彼女との婚約を宣言してしまい、思わぬ事態に……。★
  • 白い花の香る夜
    -
    デボラはアルバイトをしてはお金を貯め、世界を旅している。今回はインドネシアの未開の地を求め、スロック島を訪れていた。バスの窓からまわりの景色に見とれていたとき、ふと、財布やパスポートを入れたバッグがないことに気づく。まあ、たいへん! 慌ててバスを飛び出した目の前で、1台の車が急ブレーキをかけて止まった。「危ないじゃないか!」運転していたのは、ギル・ハミルトンというイギリス人男性で、見るからにやり手のビジネスマンといった風貌だ。彼はさも迷惑そうにデボラの窮状を聞いていたが、突然何か思い立ったように、意外な話を持ちかけてきた。「仕事をあげてもいい。3カ月の契約で、僕の妻を演じてみないか?」■かわいらしいヒロインを描いて人気のベテラン作家、ジェシカ・ハート。先月刊行された『ティアラにさようなら』は、一国のプリンセスが身分を偽り、無愛想な一般男性に恋する切ないお話でした。灼熱のインドネシアが舞台の今作も、併せてお楽しみください。
  • 白い冬の旋律【ハーレクイン文庫版】
    -
    雪舞うその日、ピッパは車が故障して困っていたところを、ロスコーという、彫りの深い、精悍な容貌の実業家に助けられる。ピッパの美しさに惹かれたと臆面もなく言うロスコーは、“窮地にいる弟を誘惑してほしい”という奇妙な依頼をする。強引な彼に戸惑いながらも、ピッパは拒めない。なぜならピッパこそロスコーに惹かれ、気持ちを抑えられなかったから。だがピッパには、一方的に恋人に裏切られた過去があった。いまも心が癒えないピッパにとって、その傷のせいで、ロスコーへの愛を認めることがどうしてもできない……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白い冬の旋律 愛をたどる系譜 I
    3.0
    街にクリスマスキャロルが流れる季節になると、ピッパは浮き足立つ人々を避けるように仕事にのめり込む。数年前のクリスマスの、つらい失恋をまだ忘れられないからだ。そんなある日、ピッパはロスコーという実業家と出会う。彼女の美しさに惹かれたと臆面もなく言うロスコーは、“窮地にいる弟を誘惑してほしい”と奇妙な依頼をする。わたしに惹かれていると言いながら、弟を誘惑しろですって?失礼な申し出に憤慨するべきだと思いながら、ピッパは断れなかった。尊大でどこか陰のあるロスコーに、彼女も興味を引かれていた。愛に心を閉ざしている自分と、どこか似ている気がして……。
  • 白いベールは偽りの色
    3.6
    幼くして両親を亡くし、伯父夫婦に育てられたアリソンは、伯父の経営する銀行が経営難で存亡の危機にあると知らされた。ある日彼女は、牧場主のブルーを訪ねるよう伯父から命じられる。ブルーは貧しい生まれながら油田を当てて大富豪になった人物で、数回すれ違っただけだが、厳しい表情と青い瞳が印象的だった。その彼が、銀行を救う代償に彼女との結婚を申し入れたという。世間の信用を得たいからって、妻をお金で買おうとするなんて!そんな結婚は論外だが、伯父への恩を思うと簡単には断れない。なんとか話をつけようと、アリソンはブルーに会うことにした。
  • 白いベールは偽りの色【ハーレクインSP文庫版】
    -
    幼くして両親を亡くし、伯父夫婦に育てられたアリソンは、伯父の経営する銀行が経営難で存亡の危機にあると知らされた。ある日彼女は、牧場主のブルーを訪ねるよう伯父から命じられる。ブルーは貧しい生まれながら油田を当てて大富豪になった人物で、数回すれ違っただけだが、厳しい表情と青い瞳が印象的だった。その彼が、銀行を救う代償に彼女との結婚を申し入れたという。世間の信用を得たいからって、妻をお金で買おうとするなんて!そんな結婚は論外だが、伯父への恩を思うと簡単には断れない。なんとか話をつけようと、アリソンはブルーに会うことにした。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白いページ【ハーレクインSP文庫版】
    -
    45周年特選5 キャロル・モーティマーあなたは私が愛した男性?そして、息子の父親…?忘れてしまった愛の記憶を、思い出させて。 事故に遭い、記憶をなくしたベルベットは、その身に宿していた赤ん坊を、ひとりで育てている。そんななか、美貌の見知らぬ実業家ジェラードが近づいてくる。彼に自分たちは恋人同士だったと言われても何も思い出せない。過去を取り戻せないまま強烈に彼に惹かれていくベルベット――甘い口づけで酔わされて、戸惑いながらも求婚を受け入れた、初めての夜に、恥も外聞もなく泣き出してしまいそうになる。服を脱いだジェラードの脚に、我が子と同じ痣を見つけたから。まさか息子の父親はあなただというの……? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白いページ【ハーレクイン文庫版】
    -
    事故に遭い、記憶をなくしたベルベットは、その身に宿していた赤ん坊を、ひとりで育てている。そんななか、見知らぬ実業家ジェラードが彼女に近づいてくる。自分たちは恋人同士だったと言われても何も思い出せない。過去を取り戻せないまま強烈に彼に惹かれていくベルベット――甘い口づけで酔わされて、戸惑いながらも求婚を受け入れた、初めての夜に、恥も外聞もなく泣き出してしまいそうになる。服を脱いだジェラードの脚に、我が子と同じ痣を見つけたから。まさか息子の父親はあなただというの……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白いページ
    3.0
    ベルベットは1年半前、新婚6カ月の夫と飛行機事故に遭った。夫は亡くなり、ベルベットは記憶をなくしたが、無事に生まれた夫の忘れ形見を、ひとりで大事に育てている。そんなある日、ジェラード・ダニエルズという実業家が訪ねてきた。ベルベットと恋人同士だったというのだが、何も思い出せない。過去を取り戻せないまま、ベルベットは彼に惹かれていく。結婚を申し込まれ、彼女は戸惑いながらも受け入れた。初夜、ベルベットは夫の脚に我が子と同じ痣を見つける。何かが彼女の記憶の扉を激しく叩く。女の直感が何かを告げる。わたしの息子の父親は、誰なの……? ■大御所キャロル・モーティマーが1982年に発表した、記憶喪失ロマンスの金字塔、それが『白いページ』です。取り戻せない夫の記憶。ジェラードへの愛。明らかになった真実とは――。
  • 白い迷路
    3.0
    ニッキは誰かの声で深い眠りから覚めた。ベッドのそばに女友達がいて、助けを求めている。はっきりと意識が戻らないまま再び眠りに落ちたニッキは翌朝、その友人が死んだことを知った。死因はヘロインの過剰摂取――そんなはずはない。麻薬中毒の過去がある彼女だが、きっぱり縁を切ったと自慢げに話していたのだ。死亡推定時刻はまさに彼女が枕元に現れた午前4時。私は何を見たの……? 不可解な出来事に動揺するニッキの前に、ブレントという男性が現れた。彼は訳知り顔で微笑み、こう言った。「僕なら君を助けてあげられる」
  • 白騎士と秘密の家政婦
    -
    彼は命をかけて私を守ってくれる。 そこに愛はないけれど……。 ビアンカは非道な元婚約者から逃れるため、 人目を忍び、マイアミへ向かう飛行機に乗り込んだ。 機内で思いがけず魅力的な男性エヴァレットに誘惑され、 熱い夜を共にした翌日、彼女は追手を恐れて素性を隠し、 大富豪の留守邸の住み込み家政婦となった。 半年後、突然帰宅した屋敷の主を見てビアンカは仰天する。 エヴァレット! なぜあなたがここに? これは……何かの罠? 混乱するビアンカを前に、彼は謎めいた笑みをたたえている。 彼が自邸を隠れ家にした真の理由を、彼女は知る由もなかった。
  • 白騎士にさらわれた花嫁
    -
    この結婚は君を守るためだと彼は言った。でも、そこに愛はあるの? 祖父が急死し、たった一人の孫であるパロマは突然、巨額の遺産と会社を引き継がねばならなくなった。何者かに命を狙われ、老獪な役員たちの妨害に遭う中、パロマに救いの手を差しのべたのは祖父の右腕だったダニエレ、彼女が十代のころから憧れ続けているイタリア人実業家だった。さらに彼は驚くべき提案をする。偽装結婚を申し込んだのだ。僕がボディガード代わりになり、会社経営も助けるからと。彼の言葉に、一瞬胸を躍らせたパロマはすぐに自分を戒めた。私は偽りの花嫁になるのよ。だってこれは契約だもの。 ■急転した運命に翻弄されるヒロインを助けるため、白馬に乗って現れた騎士ヒーロー。結婚後も優しく頼りになる“夫”ですが、なぜかヒロインは満たされなくて……。円熟のシャンテル・ショーが贈る、偽りの結婚から始まる珠玉のロマンスをお楽しみください。
  • 白き薔薇は蕾のまま
    -
    夢見ていた、憧れの彼のキスと甘い囁き。その直後、奈落の底に落とされるなんて……。 ミミは、親友の兄で大富豪のバルサに熱を上げていた。黒い瞳の彼のけだるげな微笑には、どんな女性をも虜にする魔力があった。だから彼が手を差しのべてくれたあの夜、王子様に見初められたシンデレラのように幸福だった。けれど、請われるまま純潔を捧げようとしたミミを、彼は置きざりにして部屋を出たきり、戻ってはこなかったのだ。ミミは深く傷つき固く心に誓った。もう一生恋などしない、と。なのに2年後、再会した彼の逞しい体躯と端整な顔を見た瞬間、ミミの意志に反して体は熱くなり……。 ■セクシーな年上のヒーローに恋い焦がれ、ある夜ついにその身を捧げようとしたヒロイン。なのに、寸前で部屋をあとにした彼は、次に会ったとき、その夜の熱い口づけも愛撫もまるでなかったかのように彼女を無視したのでした。ピュアなヒロインの純愛の行方は?
  • 白の情熱
    -
    弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然なほど地味な男だったが、ジュヌヴィエーヴは妙に彼のことが気にかかる。実はピーターはハリーの命を狙う組織の殺し屋であり、今回クルーザーが向かうのはまさにハリーの“処刑地”なのだ。まずい時にまずい場所に居合わせたという理由で、暗殺リストに名を連ねたジュヌヴィエーヴ。はたして彼女は本当にピーターの標的になるのか、それとも……?
  • 白薔薇と金の瞳の幼な子
    -
    束の間の恋人と過ごした熱い二夜が、哀れな人形に命を吹きこんだ。 両親を亡くしたマチルダは育ての親のおじ夫婦を助けるため、年の離れた裕福な男性との形だけの白い結婚を受け入れた。婚約の前に旅へ出た彼女は、金色に輝く瞳のエンツォと出会って初めて恋に落ち、熱い2日間を過ごす。だが翌朝には彼の寝顔にそっと別れを告げ、泣く泣く姿を消すしかなかった。4年後、マチルダはパーティ会場に現れた大富豪をひと目見て、愕然とする。エンツォ! こんな形で彼に再会するなんて……。マチルダの傍らでは幼い息子が無心に笑い声をあげていた──エンツォとまったく同じ金色の瞳を輝かせて。 ■日本デビューを果たした期待の新作家ジャッキー・アシェンデン。感情を揺さぶる描写を大切にしつつ、キャラクターの立った登場人物や現代的な会話も挟みこむバランス感覚はさすが。本作では不動の人気のテーマ“シークレットベビー”に挑戦しています。
  • 白薔薇は純潔のしるし
    -
    平穏な生活だけを望んでいた――あの熱いキスを知るまでは。 教師のリアは困窮する母のため、祖母の遺産を必要としていた。相続の条件は結婚だが、婚約者も遺産目的だったことがわかり、リアは婚約を解消。失意の彼女を慰めたのは、マルコだった。元婚約者の異父兄で、いつも横柄なイタリア富豪が、なぜ……?妻を亡くしたばかりの彼は幼い息子の家庭教師を探しており、リアに、住み込みで息子の面倒を見てほしいというのだ。しかも、彼と結婚すればリアも遺産を相続でき、一石二鳥だと。期限つきの便宜結婚だとしても、リアにはひとつ問題があった。それは、マルコが危険なまでにハンサムで魅力的なこと……。 ■シャンテル・ショーは、イタリア人大富豪ヒーローを好んで描く人気作家です。生真面目な教師ヒロインは、イタリア富豪の幼い息子と心を通わせながら、その父親にも強烈に惹かれていきます。情熱やめくるめく喜びなど、求めたことはなかったのに……。
  • 白ワインは罪の味
    3.0
    ブルック・ギャリソンはバーのカウンターに座り、白ワインを口にした。二十八歳にして初めてアルコールに手を出したのには訳がある。先ほど亡き父の遺言状が公開され、父に隠し子がいたとわかったのだ。大好きだった父が、長いあいだ家族を裏切っていたなんて……。心の痛みを麻痺させようとワインをグラス半分ほど飲み終えたとき、ブルックの目にジョーダン・ジェフリーズの姿が飛びこんだ。ジョーダンはギャリソン家とは長らく敵対関係にある男だ。会うたびに彼に魅力を感じつつも、縁のない相手と胸に言い聞かせてきた。でも、今夜はいいんじゃない?一族の問題など忘れたって。ブルックはワインの力を借りて、大胆にも彼に声をかけた。それがとんでもない事態を引き起こすことになろうとは思わずに。★六カ月にわたりお届けした〈マイアミで愛して〉も最終話。ラストを飾るのは双子の片割れブルックと、ギャリソン家の敵ジョーダンの物語です。二人の想いは一族間の溝を越えられるのでしょうか。★
  • 深紅の誘惑
    3.0
    インテリアデザイナーのキティは半年前に故郷に帰ってきた。昔からこの地にはいい思い出がない。高校時代、赤い縮れ髪をした地味な美術部員だった彼女は、初恋の人ジャックに全校生徒の前でふられて笑い物になった。今もまた、仕事がうまくいかず貧窮している。だがある日、めずらしく大きな仕事が舞い込み、キティは雇い主である映画館オーナーのもとを訪れた。どんなボスの下で働くのかと期待に胸をふくらませて館内に入り、彼女は凍りついた――そこには、この世で最も憎い男、ジャック・テイラーが待っていたのだ。★イギリスのメディアで話題の、ホットで情熱的な筆致が持ち味のジュリー・コーエン。本作はアメリカ・ロマンス作家協会のゴールデンハート賞の最終候補に選ばれた注目作です!★
  • 紳士が野獣に変わる時
    -
    わたしは文字どおり彼に囚われた。この身も運命も、そして心も。 愛に恵まれず、かつて路上生活をしていたナタリーは、里親の元にいる弟を引き取るため、必死にお金を貯める日々。そんなとき、知り合ったセクシーなイタリアのIT企業社長、マッシモ・ブルネッティに彼の恋人役を演じてほしいと言われる。破格の報酬額を聞いて、承諾したナタリーは、別世界のように豪奢で美しいコモ湖畔のマッシモの邸宅へいざなわれた。パーティ会場に集う人々の注目のなか、婚約者と紹介され、マッシモに熱く唇を奪われてしまう――彼にとっては遊びのキス。でもナタリーにとって、それは初めてのキスで……。 ■祖母の勧める相手との結婚を断る口実にしたくて、出会ったばかりのヒロインを誘拐同然に連れ去ったヒーロー。人気急上昇中のT・パミーがハラハラどきどきの設定でミラノの富豪たちの恋を描く〈ブルネッティ家の恋模様〉です。2話目もお楽しみに!
  • 寝室の花嫁
    4.0
    リリーはかつて病気の父の入院費を工面するために大学を辞めた。いまは、多くの稼ぎは望めないが、困った人たちの相談役の職を得て、亡き父が遺した実家のローンを必死に返す日々を送っている。そんなある日、仕事を通じて有名実業家のハンターと出会い、彼がかもす濃密な空気に魅了されるまま、夢のような一夜を味わう。でも女という女を虜にする彼に本気になっても、最後は傷つくだけ……。恍惚と理性のあいだで揺れるリリーの心の隙をつくように、ハンターが驚きの提案をする――1年間、妻として君を買いたい、と。それは、ビジネスに有利な社会的安定を得るためと言いつつ、寝室でも“妻”でいることを匂わせる、甘い毒のような申し出だった。

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  • 紳士で悪魔な大富豪
    -
    幸せの絶頂も、不幸のどん底も、あなたに出逢ってしまったから……。 22歳のキャリーは半年の間に母を病で、大好きな義父を事故で亡くし、まだ悲しみも癒えないなか思いがけない事実を知らされる。義父がじつは名門一族出身で、莫大な財産が彼女に遺されたというのだ。キャリーは気が進まないながらも、面会を望む一族の屋敷を訪れた。だがそこに待っていたのは、よそ者に対する冷たい侮蔑のまなざしと、彼女に財産を渡さないための、当主の冴えない息子との結婚話だった。そんななか、あるパーティーに出席したキャリーは、上質なスーツを着た背の高い美貌の紳士と出逢い、たちまち心を奪われた。ローガンと名乗ったその男性がくだんの名門一族の一員で、彼こそが、キャリーと当主の息子の結婚を画策した張本人とも知らず―― ■英国女王エリザベス2世のお墨付きの作家による名作を集めた《キャロル・モーティマー・コレクション》より、天涯孤独のヒロインと傲慢富豪の恋物語をお贈りします。出逢ってから婚約するまでは非の打ち所のない紳士だったヒーローが、クリスマスを境に悪魔に! *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている『母の彫像』を改題したハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 紳士と乙女の密約
    5.0
    高貴な生まれながら機織りで生計を立てるマルグリットは、生地の見本を積んでパリを発とうとしていたとき、逃げるように駆けてきた二人連れの男にぶつかりかけた。一人は撃たれて意識を失い、それを支えるもう一人は――昨夜、宿屋で襲われかけたマルグリットを助けてくれた紳士だ!動揺のあまり礼も言えず、名前も聞きそびれてしまったけれど、ならず者と格闘する勇敢な姿は目に焼きついている。彼女に向けられた、めまいをおぼえるような熱いまなざしも……。マルグリットはとっさに二人を馬車にかくまい、急いで出発させた。彼との旅路がどれほどの誘惑に満ちているかも知らずに。 PHS-10「仮面舞踏会は公爵と」、PHS-12「放蕩貴族を愛したら」の関連作。エイキンヘッド家の末弟ジャックがいよいよヒーローとして登場します。茶目っけたっぷりの彼の活躍をお楽しみください。

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