行きて戻らずの検索結果
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世界史がわかる重大事件100
紀元前の「バビロン捕囚」「ペルシア戦争」から、現代の「ヨーロッパ統合」「アラブの春」まで、各国各地域の人々が繰り広げてきた約2500年間の世界の歴史を、100の重大事件で読み解きます。膨大な事件・事象から選んだ100の項目は、世界史を理解するうえで基礎知識となり、なおかつ後世に与えたインパクトの大きいものを選んでいます。項目の冒頭には本文とは別に、その事件の背景や時代解説をしていますので、100という項目数以上に、世界史理解に役立ち、教科書のサブテキストとしても十分使用に堪えられます。また、ほとんどの世界史の記述は地域別になっているため、同時代の他地域との関連性や影響などが把握しにくくなっていますが、本書は発想を変えて地域という概念を取り去り、世界を一体と考えて年代順に事件を追っています。このことで、世界の歴史が行きつ戻りつせず、時間の流れに沿ってすんなり理解できます。 -
レダの末裔―アイルランド・ポリネシア・沖縄―
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第4弾。 長期の海外生活経験を持ち、琉球大学の名誉教授である著者・米須興文氏。沖縄の本土復帰から40年という節目の年に、戦時下の世界を知る著者がかつて語った「民族のアイデンティティー」に対する問題提起書が電子書籍として復刻した。 本書は、タイトルどおり「アイルランド」「ポリネシア」「沖縄」の3地域を舞台に展開される。美しく激しい言葉で綴られた文章は、それぞれの土地の情景やそこに息づく民族文化、そして著者の思いなどを、優しく読者に語りかけてくる。旅行記のように読みやすく、臨場感溢れる描写に自然と引き込まれていくだろう。 著者自身が巻末の「復刊に寄せて」で記したように、初版発行時から26年という月日を経た今、当時と考え方が異なった部分もあるとのこと。しかしながら、それぞれのストーリーで絶えず問いかけてくる「民族のアイデンティティーとは?」という、現代もなお解決の糸口を見せないこの問題は、難しく構えることなくとも自然と読者に訴えてくる。そして、現在の著者の本意ではないかもしれないが、語られる言葉には何度もハッとさせられるはず。決して考えを押し付けるわけではない、だが、これまで考えたことのなかった角度からフワリと舞い降りた言葉たちは、読者に「違う角度から物事を考えてみる」という、当たり前のようで難しい、とても大切なことを教えてくれる。 「英文学者なかんずくイエイツ研究家として令名高い著者の「意識の流れ」は、アイルランドそしてポリネシアの地にあっても、たえず沖縄へ行きつ戻りつ、外からのインパクトにより激しく翻弄される民族の現実を鮮やかに抽出してみせる。本書は、戦後沖縄最高の知性の魂の遍歴であり、久しぶりに「活字がおいしい」書に接する読者の至福は如何ばかりであろう。(1986年初版発行時の作品紹介文より)」 -
ほのぼの路線バスの旅
バスが大好き――。路線バスで東京を出発して箱根を越え、東海道を西へ、もっと西へ。山陽道をぬけて熊本、鹿児島まで。いい景色、いい飲み屋、いい人びととの出会い。ゆるり、ぶらり、ふらふら、コミさんのノスタルジック・ジャーニー。 〈巻末エッセイ〉戌井昭人 ■目次 バスが大好き 十年越しの東京湾ぐるり旅 東海道中バス栗毛 酒匂 小田原遠からず/行こか戻ろか 箱根のお山/ 右手に富士 左手に海を/京都三条は終着点 出発点 山陽道中バス栗毛 海の幸を供に山陽路をいく/ふるさとの山はかわってた/ おもいでの海に抱かれて 山陽道から火の国へ 海峡の橋をわたって/二十年かけて着いた南の町 あとがき 西へ西へとバスで 〈巻末エッセイ〉今でもバスに乗るたびに 戌井昭人 -
雨滴は続く
芥川賞受賞“前夜”の知られざる姿を描いた遺作 連載中に著者が急逝、刊行時に話題を集めた遺作が、三回忌を前に早くも文庫で登場。 2004年の暮れ、北町貫多は、甚だ得意であった。同人雑誌に発表した小説「けがれなき酒のへど」が〈同人雑誌優秀作〉に選出され、純文学雑誌「文豪界」に転載されたのだ。次いで、「群青」誌の編集者から、貫多は小説を依頼される。純文学雑誌に小説を発表することは、私淑してきた不遇の私小説作家・藤澤清造の“歿後弟子”たる資格を得るために必要なことであった。しかし、年が明けても小説に手を付ける気にはなれなかった。恋人を得たいとの欲求が、それどころではない気持ちにさせるのだ。貫多は派遣型風俗で出会った川本那緒子の連絡先を首尾よく入手し、デートにこぎつける。 有頂天の貫多は子持ちの川本と所帯を持つ妄想をする。ところが貫多は、取材に来た若い新聞記者・葛山久子に一目ぼれをしてしまう。小説家志望の葛山に貫多は自作掲載誌を送るが、その返信はそっけないものだった。手の届く川本と脈のなさそうな葛山、両者への恋情を行きつ戻りつしながらも貫多は「群青」に短篇、匿名コラム、書評を発表していく。そして渾身の中篇「どうで死ぬ身の一踊り」が掲載されたが、その反響は全く感じられなかった。同じころ、葛山からは返信が途絶え、川本にはメールが通じなくなり、前途に俄かに暗雲が立ち込めるのだった。 完成直前で未完となった、著者、最後、最長にして最高の長篇1000枚。巻末にヒロイン”葛山久子”による特別原稿を収録。 ※この電子書籍は2022年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
天狗からもらった「掃除スキル」が人生チート級だった件
ある日、公園で出会った――天狗。 人生を大逆転するためにもらったのは「掃除スキル」だった!? 「妖怪? 神様?」天狗とは、何者でしょうか。 天狗とは、“山”──古来、神々が住まう場所であり、 あの世である「異界」──を拠点とする精霊的存在であり、人を導く存在です。 その人の状態に応じて「低い領域の異界や次元」から 「よりよい次元(未来)」まで、導く存在です。 このことは、いにしえより伝わっています。 いわゆる“神隠し”が天狗のせいだと言われたり、 天狗の里に行って戻ると時間がとんでもなく過ぎていたり……など。 また、修験道の行者が、天狗の試練を乗り越えて、悟りの境地に至った……という伝承もあります。 しかし、天狗はけっして怖い存在ではありません。 基本的に、人間を守り、よい未来に導いてくれる存在です。 著者は、あるとき、公園で天狗と出会う体験をします。 そして、神社仏閣を巡り、天狗にまつわる体験を重ねてきた中で、 人生を大きく変えてくれた“ある教え”がありました。 それがこの本のテーマでもある、天狗から教わった“掃除スキル”です。 それこそが、人生チート級の開運術だったのです。 「なーんだ、掃除? 誰でもできることだし」 そう思ったでしょうか? これは、ただの掃除ではありません。 天狗の掃除スキルとは、 気を整え、空間、時間、脳内に余白をつくること。 じつは、願いをかなえ、望む未来へすすんでいける人は 不要なものを背負っていない「身軽な人」です。 「天狗流掃除術」で部屋を整え、 「天狗のジャーナリング」で心を整え、 「神社仏閣参拝」でエネルギーを整えることで、 望む未来にシフトできる「身軽な人」になれることでしょう。 「ひとめでわかる! おすすめ天狗スポット」付き。 【目次より】 ◎妖怪? ファンタジー? 天狗の正体とは? ◎カラス天狗、大天狗とのチームワークが人生に風を起こす ◎「風が心地いい」「片づけたい気分」は天狗のサイン ◎人生がうまくいかない原因〝ケガレ〟を掃除で取り払おう ◎最初の掃除ミッションは〝コンビニ袋〟を持ち歩け!? ◎次元を超えるアクションが掃除だった ◎家庭に天狗を派遣する計画が進行中!? ◎気の流れを意識した「天狗流掃除術」4ステップ ◎「天狗のジャーナリング」で自分の内側に空っぽの器をつくる! ◎神社参拝は「エネルギーリセットの場」 ◎天狗案件とは?―天狗からの〝あなた専用ミッション〟 -
歌うカタツムリ
なんだか地味でパッとしないカタツムリ。しかし、生物進化の研究においては欠くべからざる華だった。偶然と必然、連続と不連続……。木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ、行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと、カタツムリの進化を重ねて描き、らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる。 -
呑み込まれた男
巨きな魚の腹のなか。乗っていた舟ごと魚に呑み込まれたジュゼッペは、そこにあった朽ちかけた船で発見した航海日誌に、自分の来し方を綴っていく。彼が創った、木彫りの人形ピノッキオに命が宿ったこと。学校に行って戻ってこなかったその子の行方を探し、小さな舟で海に漕ぎだしたこと。そして彼の手記はさらに遡り……。絶望的な状況下、ジュゼッペ老人は何を思い、何を綴ったのか。鬼才ケアリーが描く、もうひとつのピノッキオの物語。 -
ノンバイナリー協奏曲 「もう息子と呼ばないで」と告白された私の800日
バイセクシュアルだと言っていた一人息子のアレックスから、ある日、「自分はノンバイナリー。男でも女でもないし、男でもあり女でもある」と打ち明けられた母・アミア。理解したい一心から、ジェンダーやLGBTQ+の学びを始めるが・・・。混乱、悩み、行きつ戻りつの奮闘の日々の先に、子供とそのパートナーや夫との関係にも新たな変化が・・・。 ジェンダーマイノリティをめぐる世界の動きに、戸惑う親世代の本音をつづって、共感必至! 【目次より】 この本を開いてくれたあなたに/LGBTQ+を理解するための基本的な用語解説/はじめに/第1章 カミングアウトは突然に/第2章 私には勉強が必要だ!/第3章 ありのままのあなたが美しい/第4章 何がなんでも愛してる/第5章 親にもアライが必要だ/第6章 ノンバイナリーの仲間との出会い/アレックスからエスカへ――私たちのノンバイナリー協奏曲 【著者プロフィール】アミア・ミラー/Amya Miller 1966年、日本生まれ。東京と北海道育ち。ゴーシェン大学で社会学を学ぶ。卒業後は、日本の民間企業や駐日米軍、FBI、アメリカ大使館等で通訳者、翻訳者として活動。2011~20年、東日本大震災のボランティアをきっかけに陸前高田市の海外広報ディレクター、特別顧問に就任する。現在はフリーランスのライターとして活動。著書に『TSUNAMI:Our Shock,Pain,and Resilience』(戸羽太(前・陸前高田市長)共著/TRANS PACIFIC PRESS)など。 本書は初めて日本語で執筆した書き下ろしエッセイとなる。アメリカ・シアトル在住。 https://amyamiller.com -
5次元宇宙の物理学
あり得ない物理学者 Dr.Shu と共にたどる 【神の世界(9次元)】までの次元間トラベル 人類史・宇宙史の封印を解く! bilingual仕様 (英文論文掲載) ・量子力学がアインシュタインの相対性理論を包み込むその瞬間を数式化(200年かかると言われていた大統一場理論の完全解明) ・リーマン幾何学のテンソル計算、従来のローレンツ転換を使わずに 「瞬間等価原理」によって統一場への道を開く ・奇跡の原理を数式において解き明かす ・光速度C、プランク定数、万有引力の違うパラレルワールドに行って戻ってくるので、規定の法則と矛盾しない ・重力を克服し自らも奇跡を当たり前に起こせるレベルに到達する アインシュタインが夢の中に現れて受け取った啓示によって 5次元宇宙の物理学を解き明かしていく迫真の論考! 反重力の原理 瞬間移動の原理 引き寄せの原理 願望実現の原理 タイムマシンの原理 パラレルワールドの原理 生物学と物理学をつなぐ原理 -
バウムクーヘンの文化史
いま日本では、菓子店やコンビニなどで、様々な種類のバウムクーヘンを気軽に食することができる。中央に穴が空き、「年輪」に見立てられるユニークな形状のこの菓子は、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのだろうか。 ドイツでの文献をもとにパンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたバウムクーヘンの来歴を明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるようになるプロセスについて考察する。さらに各時代のレシピや焼成法を史料から読み解きながら、当時の素材や形状、色、味についても丁寧に紹介する。加えて、第一次世界大戦を期にもちこまれてから現在まで、独自の発展を遂げた日本のバウムクーヘンにも光を当てる。 「パン職人と焼き菓子」「宴会料理との関係」「年輪の誕生」など、バウムクーヘンをめぐるエピソードをふんだんに織り込みながら、多くの人々に愛されるバウムクーヘンの歩みをたどる異色の文化史。歴史的に貴重なレシピの和訳や図版も多数所収。 -
神の亡霊
責任ある主体として語りふるまう我々の近代は、なぜ殺したはずの神の輪郭をいつまでも経巡るか。臓器の所有、性のタブー、死まで縦横に論じ反響を呼んだ小会PR誌『UP』連載に、著者の思考の軌跡をふんだんに注として加筆した渾身の論考。すべてが混沌とする現代の問題に、自分で思考することを試みる。 【本書「はじめに」より】 神は死んだ。世界は人間自身が作っていると私たちは知り、世界は無根拠だと気づいてしまった。もはや、どこまで掘り下げても制度や秩序の正当化はできない。底なし沼だ。幾何学を考えるとよい。出発点をなす公理の正しさは証明できない。公理は信じられる他ない。どこかで思考を停止させ、有無を言わせぬ絶対零度の地平を近代以前には神が保証していた。だが、神はもういない。 進歩したとか新しいという意味で近代という表現は理解されやすい。だが、近代は古代や中世より進んだ時代でなく、ある特殊な思考枠である。科学という言葉も同様だ。科学的に証明されたと述べる時、迷信ではなく、真理だと了解する。しかし科学とは、ある特殊な知識体系であり、宗教や迷信あるいはイデオロギーと同じように社会的に生み出され、固有の機能を持つ認識枠である。科学的真理とは、科学のアプローチにとっての真理を意味するにすぎない。 人間はブラック・ボックスを次々とこじ開け、中に入る。だが、マトリョーシカ人形のように内部には他のブラック・ボックスがまた潜んでいる。「分割できないもの」を意味するギリシア語アトモスに由来する原子も今や最小の粒子でなくなった。より小さな単位に分解され、新しい素粒子が発見され続ける。いつか究極の単位に行き着くかどうかさえ不明だ。 内部探索を続けても最終原因には行き着けない。そこで人間が考え出したのは、最後の扉を開けた時、内部ではなく、外部につながっているという逆転の位相幾何学だった。この代表が神である。手を延ばしても届かない究極の原因と根拠がそこにある。正しさを証明する必要もなければ、疑うことさえ許されない外部が世界の把握を保証するというレトリックである。そして、神の死によって成立した近代でも、社会秩序を根拠づける外部は生み出され続ける。 このテーゼが本書の通奏低音をなす。虚構なき世界に人間は生きられない。自由・平等・人権・正義・普遍・合理性・真理……、近代を象徴するキーワードの背後に神の亡霊が漂う。表玄関に陣取る近代が経糸を紡ぐ。その間を神の亡霊が行きつ戻りつ、緯糸のモチーフを描く。 【主要目次】 はじめに 序 近代という社会装置 第1回 死の現象学 第2回 臓器移植と社会契約論 第3回 パンドラの箱を開けた近代 第4回 普遍的価値と相対主義 第5回 「べき論」の正体 第6回 近代の原罪 第7回 悟りの位相幾何学 第8回 開かれた社会の条件 第9回 堕胎に反対する本当の理由 第10回 自由・平等・友愛 第11回 主体と内部神話 最終回 真理という虚構 あとがき -
親子は生きづらい
親子は、なぜこんなにも分かり合えず“生きづらい”のか――。 トランスジェンダーである“僕”は、幼い頃から抱いてきた違和感が成長と共に膨らみ、ある日、家族へのカミングアウトを決意する。 “僕”の語り―― 「男になりたい」ずっと嫌なことばかりで、我慢ばかりで生きてきた。 でも、泣き叫ぶしかできない僕を見る母親の目は、冷ややかだった。 ムカつくのに、あの人に愛されなかった思うことが、すごく悲しかった。 “母”の語り―― 念願の娘が息子になんて。天と地がさかさまになるような気持ちだった。 美穂は、なんてわがままな子なんだ、と。 受け入れることはおろか、話を聞くことすら私にはできなかった。 (「カミングアウトの明暗」より) “僕”と“母”。親子それぞれの肉声で語られる物語は、溶け合うことなく互いに時を刻み、やがて予期せぬ軌道を描いてゆく――。 本書は、年月を重ねるごとに変化する、トランスジェンダーを取り巻く問題が克明に記されるとともに、戸惑いや葛藤を行きつ戻りつして進む、母親の本音が生々しく語られるノンフィクション作品。家族だからこそ伝わらない複雑な想い。理解とは何か。共に生きるとは何か。この小さなひとつの家族の物語に、どこか「わたしたち」自身の姿を見出さずにはいられない。 親子の語りを受け、ジェンダー・セクシュアリティを専攻する臨床心理士・佐々木掌子氏(明治大学)による「解説」と、フェミニズム・クィア理論を専攻する清水晶子氏(東京大学)、臨床心理学者・東畑開人氏(白金高輪カウンセリングルーム)を迎えた鼎談「願われた幸せの先――「生きづらさの理由」は説明できるか?」を導きの糸に、「違ったままで、でも共に」生きるという結論にたどりついた、家族の物語を紐解いていく。