ノンフィクション・ドキュメンタリー - 小学館作品一覧

  • プロメテウスの墓場 ロシア軍と核のゆくえ(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ソ連邦の崩壊は五十余年にわたる東西緊張に終止符を打った。しかしそれは新たな危機を表面化させるにいたった。現在も絶大なランド・パワーを誇り、世界に影響を与え続けるロシア軍と核の現状に激しく迫る!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
    3.7
    私は今日も、担当に愛を課金する―― 「彼がわたしの王子です」 きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩“王子”のために、いくら課金するのだろうか―― 緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。 「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。 パパ活で、風俗で、AVで・・・・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。そして行き着く先はどこなのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。
  • ホームレスからのリベンジ あるIT社長の独白
    3.7
    夢を見つけたから、どん底から這い上がれた! 子どものころからのいじめや病気など、八方ふさがりからやっと抜け出せたかと思えば、友人からは裏切られ、妻からは離縁状を突きつけられる……。そんな中でも人生を諦めなかったのは、「いつかきっとよくなる」という見知らぬおばあさんからの一言と、妻と子どもへの愛情、そして何よりも「人のためになることをしたい」という思いだった。ドラマ『今週、妻が浮気します』の原作本を生んだサイトの創案者自身が書き下ろした、人間本来の「夢と幸せ」。

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  • 僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.
    4.1
    カンボジアに学校を! 向井理主演映画原作 向井理主演で2011年秋に公開される同名映画の原作ノンフィクション。医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんな彼が、<150万円を寄付すればカンボジアに小学校が建つ>というパンフレットを偶然見かける。「これだ!」と感じた甲太は、仲間を募り、クラブでのイベントを企画して、何とか150万円の捻出をはかろうとする。それと同時にカンボジアにも出かけ、売春宿で働く少女たちやエイズの問題、地雷除去やゴミ山で暮らす人たち……などの過酷な現実に触れ、自分たちとのダメさ加減と正対することになる。けっしてきれいごとだけを書いているわけではない彼らの行動は読む者に勇気と元気を与えるものとなっている。笑って泣けて考えさせられる青春ストーリー。 TV「王様のブランチ」でも取り上げられ、“いま、自分に何かできることは?”と多くの人の共感を呼び、話題沸騰のノンフィクションを電子化。

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  • ポジティブスイッチ 絶望からの思考革命
    3.0
    逆境を楽しみ尽くす! 澤邊芳明の人生は、大学入学直前の1992年に突如暗転した。バイク事故によって頸髄を損傷。首から下は動かない。入院生活で幾度も絶望に打ちひしがれた末、ある思考に辿り着いた。 「俺は障害を受け入れない」 事故前の身体に戻ることは難しい。ならば社会そのものを変えよう――澤邊が「ポジティブスイッチ」を初めて意識した瞬間だった。 病室で、インターネット登場前のパソコンに情報技術の可能性を見抜き、ほぼ独学で習得。復学後、ワントゥーテンを京都に創業した。ネット広告で躍進を経て、東京進出。現在は、AIやXRなどの最先端テクノロジーを駆使するクリエイティブ集団として世界の注目を集める。 1ミリも体を動かせない経営者は、それゆえに自由を希求し、世界を動かし続ける。事故から約30年に及ぶ道のりを綴った本書は、異端経営者のビジネス立志伝にして、知的武装を可能にする思想書でもある。 特異な人生を歩んでいるように見える。しかし、彼が「ポジティブスイッチ」とよぶ問題解決アプローチは、「誰にでも再現できる」と澤邊は言い切る。 <私がお伝えしたいのは、ポジティブでいるということはあくまでスキルであり、誰でも習得できる思考法だということです>――本書より
  • マイホーム山谷
    4.1
    第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 日本有数のドヤ街として知られる東京・山谷。 この地で2002年に民間ホスピス「きぼうのいえ」を創設した山本雅基氏と妻・美恵さんは、映画『おとうと』(山田洋次監督)のモデルとなり、NHK『プロフェッショナル』で特集されるなど「理想のケア」の体現者として注目を集めた。 ところが、現在の「きぼうのいえ」に山本夫妻の姿はない。 山本氏は施設長を解任され、山谷で介護を受け、生活保護を受給しながら暮らす。美恵さんは『プロフェッショナル』放送翌日に姿を消し、行方が分からないという。 山本氏は、なぜ介護を担う立場から受ける立場になったのか。 なぜ美恵さんは出て行ってしまったのか。 山本氏の半生を追う中で、山谷という街の変容と、特殊なケアシステムの本質を見つめた、第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 選考委員絶賛! ●星野博美氏――「助ける側と助けられる側の境界線が曖昧な、山谷の特異な寛容性を見事に描ききった」 ●白石和彌氏――「人間を見つめるとは、どういうことか改めて勉強になりました」 ●辻村深月氏――「ユーモアを交えつつも、何かや誰かを否定するスタンスを決して取らないのが素晴らしい」
  • 巻き込む力 すべての人の尊厳が守られる世界に向けて
    -
    弁護士土井香苗の世界を変える巻き込む力!朝日ニュースター『ニュースの深層』ニュースキャスターとして活躍し、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表・弁護士の土井香苗氏は最近新聞、雑誌、テレビなどマスコミで頻繁にクローズアップされるようになり、その活躍の注目度はますばかりです。東大三年時に当時最年少で司法試験に合格しながらも、いわゆるエリートコースを進むのではなく、世界各地で人権侵害に苦しむ人々を救うことを生業と決心。あらゆる不可能を可能にしていくたいめの自分ルールを模索していく姿は読者も自然にその行動力に巻き込まれていく力を備えています。自分を信じて強い思いを持って突き進んでいけば、周囲の力を巻き込む力が生まれてくることがわかる一冊です。才色兼備の土井氏の生き方は次世代の読者にも刺激を与え、視野を広げていくきっかけになるでしょう。本誌は土井氏の信念を支える強さとしなやかな感性を持つ人間的魅力を伝えながら、学びの先にある「人としてどう生きるべきか」という問いを読者に投げかけ、考えを深める内容になっています。

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  • まぐろ土佐船(小学館文庫)
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 土佐のマグロ船は、一攫千金を目指し七つの海を駆け巡る。世界の港に立ち寄りながらマグロの大群を追い求めた海での800日には、自然と人間の織り成す壮大なドラマがあった。大漁の喜び、沖での孤独、暴風雨との闘い、濃密になる人間関係、そして常に死と隣り合わせの航海の厳しさ……男たちの熱い物語を、3度の航海を経験したコック長が優しさあふれる視点で描く。第7回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。
  • 幻のオリンピック~戦争とアスリートの知られざる闘い~
    4.0
    東京五輪中止! そのときアスリートたちは。 新型コロナで東京五輪は延期。今、アスリートたちは夢の舞台を信じ、黙々と練習に励んでいるが、かつての日本には、夢のみならず命までも奪われたアスリートたちがいた――。 1940年に開かれる予定だった“幻の東京五輪”。活躍が期待された選手たちは、戦争一色に染まる時代の中でスポーツの晴れ舞台から去り、戦地へと送られた。有名なアスリートたちは、国威発揚のために “宣伝効果”の高い激戦地に送り込まれ、多くの者が遠く離れた地で無念の死を遂げた。 いま再び、東京五輪が混乱する中、アスリートの尊厳を奪った戦争の事実を明らかにし、彼らの激動の人生を見つめる。 2019年8月18日に放送されたNHKスペシャル「戦争と“幻のオリンピック” アスリート 知られざる闘い」の書籍化。同番組は、北島康介や長谷部誠がガイド役となり“幻の東京五輪”で活躍が期待されたアスリートたちの無念の人生を辿り、話題となった。戦地に赴いたアスリートたちが家族に宛てた手紙や遺族の証言など、番組で放送できなかった重要資料も加え、個人のエピソードを軸に、戦争とスポーツの関係を改めて問う。
  • マル暴 ~警視庁暴力団担当刑事~(小学館新書)
    3.9
    この刑事は鬼か仏か。ヤクザが恐れた男。 暴力、殺人、抗争、恐喝、闇金、地上げ、反グレ、けん銃、覚せい剤、エンコ飛ばし。 社会の裏面で蠢く、そんなヤクザたちと常に対決し、身を徹して表社会との防波堤となってきた人たちがいる。 暴力団犯罪を専門とする警察の捜査員たち、いわゆる「マル暴」だ。 日々の柔剣道訓練で体を鍛え抜き、組員の威勢や恫喝にひるまず、巧妙化する暴力団の知能犯罪を見抜き、取調室でヤクザ一人ひとりの人生と対峙する。 四ツ木斎場暗殺事件、日本医科大学病院ICU射殺事件、群馬前橋スナック銃乱射事件、住吉会幹部らによる東京防潮堤工事入札談合事件、岡本ホテル預託金詐欺事件、極東会幹部らによる小指切断重傷傷害事件、山口組幹部らによるC型肝炎薬ソバルディ詐欺事件など。 警視庁において40年にわたって暴力団捜査にかかわり、社会を震撼させたヤクザ犯罪をいくつも解決に導いた「剛腕マル暴」が、その捜査秘録を初めて明かす。 これが暴力団捜査のリアルだ! (底本 2021年11月発行作品)
  • まんが 子どものいない私たちの生き方 ~おひとりさまでも、結婚してても。~
    3.8
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どものいない女性共感必至のあるある満載。 “子どものいない人生”を歩く女性は、いま6人にひとり。 近い将来、全女性の3人にひとりになるといわれています。 理由は不妊、病気、仕事、お金、介護、時機を逸してなど人それぞれ。 でもちょっとした生きづらさや気まずさを抱えているのは、おひとりさまも、既婚者も、同じです。 本書では、そんな子どものいない人生を生きることになった6人の、 本音と迷いと覚悟(のようなもの)が描かれます。 4年間の不妊治療を終えて自分の存在意義に悩むミホさん。 気付いたらタイムリミットを迎えていたマユミさん。 後輩ワーママの活躍と昇進にモヤる独身のリョウコさん。 「欲しくないから産みません」が言い出せないミサキさん。 じつは夫に原因アリ。だからか「もしも」を捨て切れないカオリさん。 そして62歳の先輩が包み隠さず教えてくれた、「今」の受け入れ方、乗り越え方。 原案の元になったのは、著者のくどうみやこさんが聞いて歩いた400人の取材データ。 リアルな“子どもいないあるある”エピソードの連続に、笑って泣けること必至! 読んだらきっと「“キラキラ”も“活躍”もない人生、でもそれでいい」と思える自分に出会えるはずです。 (底本 2021年4月発行作品)
  • 未完の贈り物 「娘には目も鼻もありません」
    4.8
    衝撃の話題作、ついに文庫化! 〈誕生〉 2003年、ニューヨークの産院で生まれた長女・千璃(せり)ちゃんは、いくつもの障害を持っていた。 〈葛藤〉 目、鼻、脳、心臓の相次ぐ検査。先の見えない中、両親は周囲の人々の反応に深く傷つくこともしばしばだった。 〈試練〉 生後10ヶ月で、目の中に義眼を入れるスペースを作る器具を入れる手術を受けて以来、千璃ちゃんは小さな体で8年間に26回の手術を繰り返すことになる。見えない、歩けない、話せない娘を育てながら前向きであり続ける母の、胸を打つ闘いの記録。
  • 美智子皇后「40年の心模様」(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 近代教育を受けた令嬢・美智子さまが「日本一の旧家」に嫁がれた。多くの困難の中で美智子さまは、その時々のお気持ちを御歌で表現されている。珠玉の御歌からは、麗しき夫婦愛、親子愛、嫁姑愛など知られざるエピソードが垣間見られる。数多くの皇室特番を手がけてきた筆者が、秘話を交えながらその御歌を解説したとき、まさに日本女性の新たな歩みが見えてくる。1999年に発刊された原本を電子化。
  • 南の国のカンヤダ
    5.0
    スタジオジブリ鈴木敏夫の初小説。 スタジオジブリ鈴木敏夫初のノンフィクション小説―― どこまでも続くパクトンチャイの田園風景を見ながら散歩をする。 だんだんと日が落ちていき、夕方になると、大人たちは誰かの家の庭先に自然と集まり、酒盛りをはじめる。子どもたちは近くの川で水遊びをして、はしゃいでいる。そうした風景を見ていると、なぜか子ども時代に夏休みに帰省したときの思い出がよみがえってくる。 その街で大家族と暮らすシングルマザーのカンヤダは、真っ直ぐ正直に生きている。端から見たら不器用だ。もっと上手に生きればいいのにと思う。だけど、彼女は決して、自分の生き方を変えない。 でも、だからこそ私は彼女に惹かれていった。
  • 民警
    5.0
    警察も自衛隊もしのぐ50万人警備員の真実。 1962年、日本初の民間警備会社・日本警備保障(現セコム)を企業した二人の若者は、1964年の東京五輪で選手村の警備を受注した。彼らに警備を発注した警察官僚が、のちに綜合警備保障(アルソック)を設立する。出自を異にする二つの警備保障会社はテロ、外国人流入、コンビニATMの爆発的増加などを背景に巨大化する。しかし、ますます複雑化する国際関係やテロの脅威、加えて新型コロナウイルスの猖獗の渦中にあって、2021年東京五輪を守れるのか。他の誰によっても成しえなかった、昭和、平成、令和を貫通する「鮮烈な視点」を提示してみせた画期的作品。(2020年6月発行作品)
  • 約束(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 高橋一二三さん(38歳)は、99年3月、末期がんで余命3か月と宣告された。以来彼は、2年以上にわたって、抗がん剤や放射線治療などの延命治療を拒否し、自宅で家族とともに残された時間を過ごす道を選んだ。一二三さんの周りには、常に、妻のまりさん(35歳)、長男・伸明くん(11歳・小学6年生)、次男・寿幸くん(10歳・小学4年生)、長女・美帆ちゃん(7歳・小学2年生)、三男・秀典くん(5歳)の温かな思いがあふれている。一二三さんはいう。「子供たちに、たくさんの、楽しい思い出を残したい。そうすることで、私はいつまでも子供たちの心の中で生き続けることができるのだから」
  • ヤットコスットコ女旅
    3.9
    ゲラゲラ笑えて元気になれる傑作旅エッセイ。 室井さんの行くところ事件あり!?  女優としてはもちろん、エッセイスト、絵本作家など活躍の場をどんどん広げている室井滋さんの最新作がついに登場! 東へ西へ旅を続ける移動の車中や宿泊先で起きたハプニングの数々をユーモラスに綴った、初めての旅エッセイです。 北陸新幹線開通以降、大いに盛り上がる北陸路、地元富山や金沢のことから、京都や奈良などの全国の人気観光地、そして宿泊先でのまさかの怖~い出来事まで、ゲラゲラ笑えるエッセイが満載。読んでいるうちにどんどん元気がわいてくる「読むサプリ」で、旅に出たくなること請け合いです。 装画は、『しげちゃん』など数々の作品でコンビを組む人気絵本作家・長谷川義史さんが描き下ろし。(2019年9月発行作品)
  • 柔の恩人~「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界~
    4.3
    オリンピック女子柔道躍進を支えた感動秘話。 女子柔道のオリンピック種目化のために闘ったユダヤ系アメリカ人女性柔道家、ラスティ・カノコギの生涯を描く感動のノンフィクション。彼女がいなければ、女子柔道は20年遅れていたかもしれない……。 「釘になるな、ハンマーになれ」それが、彼女の口癖だった。 幼少期は、差別と貧困のどん底にいた。少女時代は、街でけんかに明け暮れた。全てを擲った最初の結婚も失敗……。そんな彼女を救ってくれたのは、「JUDO」という名のスポーツだった。やがて彼女は、柔道のために、自分の全人生と全財産を懸けた壮絶な闘いに挑んでいく――。 「(日本で)柔道を学ぶうちに、“内に秘めた強さ”というものがあることを知った。……他人に対して何かができることこそ、本当の強さだと知った」(ラスティの言葉より) 「強さ」とは、「力」だけではない。「強い」だけが貴いわけじゃない――。柔道のために孤軍奮闘し続けた、不屈のアメリカ人女性柔道家の知られざる人生の記録。
  • 結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記
    4.1
    彼女は、あなただったかもしれない。 2018年3月、東京都目黒区で当時5歳の少女、結愛ちゃんが息絶えた。十分な食事を与えられておらず、父親から暴力を受けていたことによる衰弱死だった。警視庁は傷害容疑で父親を逮捕。6月に父親を保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕する際、母親・船戸優里も逮捕する。 本書は、2019年9月、第一審で懲役8年の判決を下された母親が、罪と向き合いながら綴った悲しみの記録である。 〈2018年6月7日、私は娘を死なせたということで逮捕された。いや「死なせた」のではなく「殺した」と言われても当然の結果で、「逮捕された」のではなく「逮捕していただいた」と言った方が正確なのかもしれない〉 〈結婚式直後のころと思う。何が原因だったか今となってはわからない。結愛が床に寝転がっていたとき彼が横から思い切り、結愛のお腹を蹴り上げた。まるでサッカーボールのように。私の心はガラガラと音を立てて崩れていった〉 〈私は、正座しながら説教を受け、それが終わると「怒ってくれてありがとう」と言うようになった。(略)私にとって説教とはしかられて終わりではなく、その後、彼に納得のいく反省文を提出し、許しをもらうまでの流れをいう〉
  • 佑樹 家族がつづった物語
    4.5
    2006年夏、高校野球ファンのみならず日本中の人々を魅了した、早実の斎藤佑樹投手。本書は、斎藤投手の両親が、息子の誕生から現在までを振り返りつつ斎藤家の子育てを語るものです。 「普通の高校生」だった息子が、甲子園での16日間を終えたら「時の人」になっていた…。その影響は当然のごとく家族にも及び、両親は質問攻めにあいます。「どうしたらあんな息子に育つのか」  それに答えるというおこがましいことはできないけれど、息子を応援してくださる方へのせめてもの御礼のつもりで、とつづった本書。両親の言葉には「特別なことなど何もしていない」とありますが、家庭内での細やかな働きかけとゆるぎない教育方針が今の彼をつくったと実感できます。巻末には「家族4人の座談会」も収録。秘蔵写真も満載で、佑ちゃんの素顔に迫れる1冊です。

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  • 養子でわくわく家族 A Story of Blessed Adoption
    -
    血縁を超えた「家族の絆」の新しいカタチ。 女性ファイナンシャルプランナーとして第一人者の著者が、アメリカ人の夫との実子(長女)がいながら里親として日本人の2歳の女の子を受託し、のちに養子(次女)として縁組みした体験を、乳児院での初めての面会から一家でアメリカに暮らすまでの5年間を振り返って綴る。 国際結婚、仕事と育児の両立、夫の失業と転職、実子と養子の葛藤、日米の育児の違い等々、次々と問題を乗り越え進化していく過程で、旧来の血縁にしばられた日本的家族のあり方とは異なる、新しい形の「家族の絆」が描き出される。 家族とは何か、幸せとは何か。敏腕女性ファイナンシャルプランナーが、自然体で次々と実現していく最高のライフプラン。お金では買えない「かけがえのないもの」をつかんでいく生き様は、誰ものヒントになるはずだ。
  • 傭兵の誇り
    4.0
    命を賭け戦い続ける日本人傭兵の実録体験記。 アフガン、ボスニア、カレン…他国の平和の為に己の命を賭して戦い続ける日本人傭兵の実録体験記。口先だけで平和を語るエセヒューマニストを糺し、戦禍を潜り抜けてきた体験から「戦争」と「平和」の意味を問う! ※【ご注意】この作品には図が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 欲望のメディア
    4.7
    映像革命を描いてネット社会到来を予言! 都知事になる以前からツイッターを始めていた著者。なぜインタラクティブな(双方向性の)情報発信にいち早く着目したのか? それは、戦後急速に普及したテレビの本質を、本書の執筆過程で研究しつくしたからだった。  テレビ草創期の技術者群像から、正力松太郎、力道山、田中角栄までを追い、映像のもつ魅力と利権を徹底検証。そして物語は、ネット社会到来の予兆ともいえる、あの事件の現場で結ばれる・・・。昭和から平成にかけて、緻密な取材と卓越した考察で日本の未来を予見した、「ミカド三部作」の完結編!

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  • 夜回り先生と夜眠れない子どもたち
    4.7
    夜回り先生から子どもたちに贈る第2弾!! 「先生、わたし生きてていいの?」「イジメられてる。死にたい」「さっきいっぱいクスリ飲みました」「これからリスカします」「…痛い」――“夜回り先生”水谷修のもとに、毎日、何百通と送られてくる悲痛な相談メール。夜中から明け方まで鳴りやまない電話。そのひとつひとつに想いを込めて彼は答える。「水谷です」「哀しいです」「私には君の死を止めることは出来ません」 そして、こう言葉を続ける。「でも君にはもっと生きていてほしい」「君の明日にはたくさんの幸せが待っています」 1教師の13年間に亘る“闇との闘い”を綴った大ベストセラー『夜回り先生』第2弾!!

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  • 落語の履歴書 語り継がれて400年(小学館101新書)
    3.0
    落語史の泰斗が描く、話芸400年の軌跡! 「落語ブーム」と言われはじめて7、8年。中堅・若手落語家のなかにも、将来が楽しみな逸材が目立つようになりました。落語の前途は安泰に見えますが、果たしてどうでしょうか。 落語は、演じ手だけで成り立つ芸ではありません。いつの時代も、落語には必ず聴き手がいて、聴き手の感覚が変わることで、落語そのものも変わってきました。落語には、「優れた聴き手」もまた、不可欠なのです。 本書では、芸能史研究60年という著者が、戦国末期から現代まで、約400年の落語の歩みを一望。豊富な資料をもとに、「落語のようなもの」の誕生と発展、圓朝による「近代落語」の成立などを平易に解き明かします。さらに、いつも話題を呼ぶ「真打制度」の変遷や、人情噺/滑稽噺の精確な区分、寄席の看板の種類と意味など、長年のファンにも興味深いコラムを満載。笑いを主体としながらも、ただ笑わせればいいというものでもない、伝統を背負った話芸の深みに触れることができます。 昨今のブームで落語にハマった人から、ホール落語の常連さんまで、すべての落語ファン必携、座右の落語史です。

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  • 力道山未亡人
    4.0
    第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作! “戦後復興のシンボル”力道山が他界して60年。 妻・田中敬子は80歳を越えた今も亡き夫の想い出を語り歩く。 しかし、夫の死後、22歳にして5つの会社の社長に就任、30億円もの負債を背負い、4人の子の母親となった「その後の人生」についてはほとんど語られていない──。 〈未亡人である敬子には、相続を放棄する手もあった。 しかし、それは考えなかった。 「そんなことを、主人は絶対に望んでないって思ったんです」 敬子は社長を引き受けることにした〉(本文より) 「力道山未亡人」として好奇の視線に晒され、男性社会の洗礼を浴び、プロレスという特殊な業界に翻弄されながら、昭和・平成・令和と生きた、一人の女性の数奇な半生を紐解く傑作ノンフィクション! 選考委員絶賛!  ●辻村深月氏(作家) 「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」 ●星野博美氏(ノンフィクション作家) 「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」 ●白石和彌氏(映画監督) 「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」 (底本 2024年5月発売作品)
  • ルポ 国際ロマンス詐欺(小学館新書)
    3.7
    ナイジェリアでロマンス詐欺犯に直撃! ●被害者と詐欺犯の双方に迫った本邦初のルポルタージュ!● SNSやマッチングアプリで恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取る「国際ロマンス詐欺」の被害が急増している。 なぜ被害者は、会ったこともない犯人に騙されてしまうのか。「お金を払わないと、関係が途切れちゃうんじゃないか……」。被害者の悲痛な声に耳を傾けると、被害者の心理に漬け込む詐欺犯の「手口」が見えてきた。 そして取材を進めると、国際ロマンス詐欺犯は、西アフリカを中心として世界中に広がっている実態が明らかになってきた。 著者はナイジェリアに飛び、詐欺犯への直撃取材に成功。彼らが語った、驚きの手口と倫理観とは――。 その被害者・加害者の双方に迫った、本邦初の迫真ルポ。 * * * * * ●詐欺犯の“愛の囁き”には、すべからく「裏」がある● ・被害者への「I love you」のメッセージは、例文をコピペして送っている ・犯人はプロフィールに、美男・美女の「他人の写真」を盗用している ・「How is mom?」――家族への気遣いを見せて信用させる ・存在しない「架空の投資サイト」にお金を振り込ませる …etc. (底本 2023年6月発売作品)
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~
    4.1
    デジタル先行配信! 百田尚樹独占インタビュー5時間半! 百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か―― 5時間半にわたる独占インタビューで 本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは? 見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら、 百田現象に影響を及ぼした関係者の実名証言も多数収録。 当事者の言葉から2010年代の日本を象徴する社会現象の謎に迫る。 電子書籍にて先行配信。 * * * ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)、絶賛! 「目を閉じていても現象は消え去らない。 壁を超えてみるまでそこにあるものは見えない。 書かれなければならない作品が、 読まれなければならない時に出て来た」 * * * 百田尚樹は、2010年代の日本を象徴する社会現象とも呼べる存在だ。 彼の言葉には多くの批判が集まる一方、数々のベストセラーを生み出してもきた。 賛否両論を巻き起こしながら、彼が日本中の注目を集めるのはなぜか? 百田本人のインタビューに加え、見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら関係者の証言をもとに、 百田の「放送作家」「小説家」「右派論客」としての3つの顔に迫る。
  • わが息子の心の闇 バスジャック少年両親の「叫び」&子どもを幸せにするアドバイス(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2000年、ゴールデンウイークの日本を震撼させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。

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