欲望のメディア

欲望のメディア

803円 (税込)

4pt

4.7

映像革命を描いてネット社会到来を予言!

都知事になる以前からツイッターを始めていた著者。なぜインタラクティブな(双方向性の)情報発信にいち早く着目したのか? それは、戦後急速に普及したテレビの本質を、本書の執筆過程で研究しつくしたからだった。
テレビ草創期の技術者群像から、正力松太郎、力道山、田中角栄までを追い、映像のもつ魅力と利権を徹底検証。そして物語は、ネット社会到来の予兆ともいえる、あの事件の現場で結ばれる・・・。昭和から平成にかけて、緻密な取材と卓越した考察で日本の未来を予見した、「ミカド三部作」の完結編!

...続きを読む

欲望のメディア のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年06月17日

    第二次世界大戦から現代に至るまでの道程の中で、テレビという特異なメディアがどのように生まれ、どのように育まれ、現代へと繋がってきたのか。電気信号開発者から、日テレ創始者、力道山まで、複数のアーキテクト(仕掛け人)の生き様を辿りながら明らかにしていく人間ドラマ発の社会観察。

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月30日

    全く色褪せない名作。

    テレビという「機械」が誕生した瞬間からテレビが私たちを侵食して行ったプロセスに光を当てる。

    まるで大河ドラマ。正力松太郎、力道山、田中角栄にヒトラーなど。テレビというメディアを軸にしたときに見える社会の姿。

    情熱や利権や野望がバラバラに輝く中でテレビは巨大メディアとして成...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月06日

     今、少し話題の都知事の作第2弾を読む。これは面白いノンフィクションだった。TV業界の黎明から90年初頭に至る興亡&攻防を、俗視点で記述。高柳博士の話などは、まさに泣けるもの(全然世代も違い、本書を読むまで博士のことはほとんど何も知らなかったが)。それほど小難しい言葉や言い回しもなく読みやすいし、ネ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月16日

    20年以上前に書かれた本書であるが、中身は未だ色褪せず。
    「ミカド」シリーズの最終作。
    現代を鋭く見透かしている。名著。

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月03日

    テレビの歴史だけではなく、戦後の日本の歩みにも実感を持って近づける、そんな良書。作者自身の教養も深く洞察が鋭い。しかし出しゃばることはなく、参考文献のおおさからもその誠実さが垣間見える。

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月12日

    映像メディアの発祥から衛星放送登場までの、生々しい人間ドラマを描く。帯・新しいあとがきなど以外で、今日を席巻している「インターネット」というワードが本編文章には出てこない時代の書物。「ネット」という言葉が…(以下続)

    0

欲望のメディア の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

猪瀬直樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す