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「火の海 ダメかも がんばる」。押し寄せる津波、燃える海。水没した公民館屋上の446人。絶対絶命の危機にさらされた彼らが、全員救出されるまでの緊迫と奇跡を、迫真の筆致で描くノンフィクション! 田原総一朗氏との対談収録
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Posted by ブクログ
2011/3/11 震災で、津波から逃れるために逃げ込んだ公民館で、津波の被害は避けられたものの、水が引かないうちに火災に取り囲まれた人達。避難者のリーダーがロンドンの家族に状況を知らせたメールを元に、そのロンドンの家族が的確な tweet にまとめて発信し、東京消防庁のヘリコプターで救助するに至っ...続きを読むた経過の記録。 著者も東京の一点で関わっているが、避難者へのインタビューを元に構成したノンフィクションとして、とてもよい。それぞれの人が置かれた状況が想像できて、涙を抑えられない。
これは物凄い本です。圧倒的な自然のリアリズムの中で、各々が行動する様は、カミュの『ペスト』を彷彿とさせる実存主義を思い起こさせます。単なるルポルタージュでも、災害時の行動規範・教訓を記すだけに留まるわけでもなく、そこに語られている世界に引き込まれ、巻頭に公民館の建物図面があるのみなのにその光景があり...続きを読むありと眼前に迫る読書体験が出来ます。その体験から得られるものは人それぞれ多くのものになることでしょう。 猪瀬氏の近著『さようならと言ってなかった』とこの本は、新たな段階に入ったことを感じさせます。それは、マクロとミクロがミルフィーユのように重層的に折り重なる深さと説得力を持ったノンフィクションであり、こうなったらこの先も新刊が出るたびに読まずにはいられないんだろうなと思っています。
都庁を追われ人生の仕舞いも考えているであろう猪瀬氏が書き上げたということで読んだ。 津波で気仙沼市の中央公民館に取り残された人たちのドキュメンタリー。 毎月避難訓練をしていた保育園の保育士の活躍が印象的。石巻の大川小のように防災避難計画の確かさが命運を分けることもある。計画と日頃の訓練と意識が重要。...続きを読む 中央公民館だけでもこれだけのドラマがあったのだな、とも思うが一方で緊急時にはそれだけの状態に追われるのはままあるのだろう。 南三陸などにも触れられている。ロンドンのハットン・ガーデンの記述はなんだったのだろう・・・
震災当時の気仙沼中公民館の周辺の状況、ひなんした人たちの人間模様が、視点が次々移り変わりながら書かれている 当時のこととか、普段の自分自身とか、いろんなことを考えさせられる
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