国内ホラー作品一覧
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-「昔々あるところに――」 親しみ深い口上ではじまるむかり話には、秘められたもうひとつの顔がある。 原初の姿では、人生の教訓を伝える一方で、人間の禍々しい本性を語るものでもあったのだ。 その表現は、目を疑いたくなる描写に満ちたもの。 色欲、嫉妬、強欲といった卑しい心、猜疑、愛憎、そして狂気や殺意といった心の闇が至るところに散りばめられていた。 だが、親から子へ、子から孫へと語りつがれていくうちに、そうした残虐性や好色性は封印され、なじみやすい物語へとその姿を変えられてきたのである。 はたして、子どものころに聞いたむかし話の本来の姿は、いったいどんなものだったのか? 本書では、むかし話や民話をさまざまな角度から検証。 その裏側に秘められた“原点”を明らかにする。
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4.7科学の聖域とでも言うべき医療の現場で起きた、想像を絶する異常現象。にわかには信じがたい―だが人ならざるモノの存在を肯定しなければ説明のつかぬ怪奇事件の数々を、長く医療に携わってきた著者が物語風に綴った戦慄の異色実話怪談集。これがすべて本当にあった話だというのだから、もう病院へ行くことが恐ろしくなる。生と死の交差点、病院。そこに霊が存在することを当たり前と見るか否か、それはあなた次第である。ただ、最先端科学をもってしても消せぬ何かが今日も潜んでいる、そのことだけはもはや疑いようがない。ある意味、病院そのものがひとつの巨大な病巣と言えなくもない。実話怪談コンテスト【超-1】2006年度大会で発掘された異才が、ついにデビュー。従来の「病院の怖い話」とは一線を画する重厚な大人向け怪談であることをここに宣言する。
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-「昔むかし、あるところに……」 昔話や民話、童話は、さまざまな教訓や知恵を含んだものとして、長い歴史のなかで語り継がれてきた。そのほとんどは古くからの伝統や生活習慣を語りながら、人生を教えるものとされている。だが、その一方で、残酷性や好色性が随所に秘められているという指摘も多い。 事実、今日語られる昔話のなかには、時代とともに、恐怖性やきわどい部分が削除され、親しみやすいものへと姿を変えられた物語がいくつもあるのだ。 本書ではこうした昔話や童話を、その原話にさかのぼって検証。独自の解釈も加えながら、ときに大胆な跳躍し、封印された裏物語、隠された真実を探っていく。 ■収録作品 桃太郎/おむすびころりん/鉢かづき/笠地蔵/タニシ長者/絵姿女房/花咲か爺/初夢長者/ジンゲンダ様のヒヒ退治/三枚のお札/しょうじょう寺の狸囃子/置いてけ堀/蛇婿/大歳の客/かぐや姫/鶴の恩返し
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-ゼミの旅行で訪れた「ペンション・トワ・エ・モア」 スキー旅行だとはしゃぐ友人と、いつもどおり控えめな先輩。 オーナー夫婦は誠実そうで、高校生の娘さんが馴れ馴れしいことを覗けば、ボクはこの旅に満足して帰ることができた……はずだった。 深夜、ボクは不自然な物音に目を覚ます。それはまるで吹雪の中、雪を掘り続けるかのような……。--(掘る音) 誰もいないペンションでボクらは料理をすることにした。キッチンの中で見た出来事は、幻か現実か。ボクたちは吹雪の中に閉じ込められた。--(キッチンの怪異) 雪のちらつく山道で、ボクらは「何か」に追われていく。繰り返し繰り返し抜いていくアレはて……。--(抜いていく車) 教授から聞かされたことの顛末。ボクと先輩は互いを求め、全てを忘れようとしたが……。--(憑いてきたモノ) BL×ホラーのシリーズ3作目。 今回はペンションに焦点を当てたロングストーリー。 結ばれる二人。背徳の感情と浸透する恐怖。 --先輩がボクを受け入れてくれたように、ボクもこの恐怖を受け入れよう。だってボクはもう……。
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-先輩と時を過ごすようになって半年。母が末期がんであることを知らされる。 心配し、ボクの面倒を見てくれる先輩。そんな先輩とボクの前に怪異は次々と現れる。 母を見舞う病院で、ボクら奇怪なものを目にする。それは、病室から頭を出し入れする奇妙な男--(出入りする男) 母の着替えを取りに戻った我が家には、あるものが繁殖していた--(シデムシ) 一人暮らしを始めるボク。安さに引かれて墓地の前の古いアパートを借りるも、その晩から奇妙な出来事が--(墓地の前の家) 試験に終われ、深夜の自販機にコーヒーを買いに行っただけのボク。だが、ボクが迷い込んだのは……--(真夜中の自販機) BL×ホラーの怪談耳袋の2作目『明』。 進む恐怖。決まる覚悟。 --ボクは先輩の目を見つめて言いました。 「キスとはこういうものです」--
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-突然……見えるべきものではないものが見えてしまった。それがこの世のものではないことを知り、自分に何かを訴えているとしたら? ある日、部活指導の終わりに、運動場で自校の生徒らしからぬ少年の姿を見てしまった新任教師の木村。 それからというもの、その少年は、思わぬところで木村に姿を見せる。 もし、あなたなら、彼らの訴えを聞き入れますか? それとも……? この世のものと、この世のものではないものの【波長】が合ってしまったとき、生者は受け身になるだけなのか……? 夢に見る数字、体に残る感触、スマホに録音されたもの……多くの「点」が一気に「線」となり謎が解けたとき、壮絶な結末を迎える。 そして、誰も予想だにしない終結が……。
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-「先輩に出会ってから、不可解な現象が起こるように……」 大学に入って暇なサークルで出会った『先輩』彼と共に遊びに行くたびに、「ボク」は今だかつてない心霊現象に見舞われる。 地元で有名な幽霊トンネル。幼い頃にそこを通ったことがあるという先輩と共に訪れたボクは、矢継ぎ早に恐怖に襲われて――(あるはずのないトンネル) 先輩の親戚の別荘へ泊まりに行ったボクは、そこでありえないモノを見てしまう――(猫の家) 夏祭り。先輩と暗がりで休んでいたボクは、奇妙なお面を被った人達に囲まれて――(夏祭りのお面) 先輩の付き添いで広大な霊園に入ったボク。行けども行けども目的の場所へはつかず、やがて日が暮れ――(迷い参り) オムニバス形式で進んでいく「先輩とボク」の百物語。 ゆっくりと進んでいく「ボクと先輩」の恋事情。 BL×ホラーの怪談耳袋の1作目『幽』。 ――ボクは思いました。「一番怖いのは、それでも先輩の側に居たいと思ってしまうボクの気持ちです」――
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-人には誰でも秘密がある。もし自分のせいで誰かを死に至らしめてたら?その罪の意識がトラウマとなり、奇妙な現象をひき起こす事も。この物語は「13」と言うキーワードが恐ろしい連鎖を繰り返します。発端は13歳の時の苛めによる親友・由紀の自殺。主人公・リカはただそれを傍観していただけ。しかしその後次々起こる、虐めをした同級生達の怪死! リカは恐ろしさのあまり記憶の一部を無くしてしまう。……更に13年後、その娘もまたリカと全く同じ事を繰り返す。親友の虐めを傍観、そして親友の自殺……【主な登場人物】牧村リカ(13歳)/(25歳):成績も優秀で優しく、見た目も可愛い。友達も多く、家もそこそこ裕福。しかし、障らぬ神に崇りなしと言った、面倒な事から逃げてしまう一面もある。坂井由紀(13歳):貧乏で成績もあまりよくない。母一人子一人の母子家庭。でも心根は優しい。ただ、ねちっこく相手を怨む一面もあり、裏切られた時は恐い。"人には誰でも秘密がある。もし自分のせいで誰かを死に至らしめてたら?その罪の意識がトラウマとなり、奇妙な現象をひき起こす事も。この物語は「13」と言うキーワードが恐ろしい連鎖を繰り返します。発端は13歳の時の苛めによる親友・由紀の自殺。主人公・リカはただそれを傍観していただけ。しかしその後次々起こる、虐めをした同級生達の怪死! リカは恐ろしさのあまり記憶の一部を無くしてしまう。……更に13年後、その娘もまたリカと全く同じ事を繰り返す。親友の虐めを傍観、そして親友の自殺……【主な登場人物】牧村リカ(13歳)/(25歳):成績も優秀で優しく、見た目も可愛い。友達も多く、家もそこそこ裕福。しかし、障らぬ神に崇りなしと言った、面倒な事から逃げてしまう一面もある。坂井由紀(13歳):貧乏で成績もあまりよくない。母一人子一人の母子家庭。でも心根は優しい。ただ、ねちっこく相手を怨む一面もあり、裏切られた時は恐い。
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-愛する女を永遠に自分のものにするため、禍々しい闇の力を手にした中国人画家・王森。一躍人気画家となった王森は、蘭・竹・菊・梅……世に言う「四君子」になぞらえた大作「華神」のために、さらに4人の女たちを次々に闇の世界へと引きずり込んでいく。大型投稿サイト「小説家になろう」の公式企画「夏のホラー2009」にて、人気投票1位を獲得したホラー小説「華神」に、官能シーンを加えた完全版。【主要登場人物】◆王森/中国人画家。最愛の女・美夜と知り合うが、その心が自分にないことに絶望し、彼女を殺してしまう。だがその直後、闇に住まう強大な力と契約を交わし、自らの才能を捧げることで美夜の美を永遠に絵に封じ込め、その作品によって人気画家へと飛躍を遂げる。その後も、闇より授かった禍々しい力で、大作「華神」を描くため、次々と美しい女たちを闇の世界に引きずりこんでいく。◆美夜/王森が盲愛の果てに殺してしまう。彼のデビュー作「海華」に封じ込められる◆沙織/美大の女子大生。「声」の恐怖を味わった後、「蘭の女神」として封じ込められる。ほか
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-負の念を抱えた霊というものがある。彼らは手ぐすねひいて待っている。あなたが“そこ”に踏み入れる瞬間を。そして隙あらば狙っている。無防備な足首を掴み、無間の底に引きずり込む僅かなチャンスを。“そこ”とはどこにあるのか?それは何も特別な場所ではない。あなたの日常―通勤通学路、学校や職場、楽しき我が家の中にスポットのように潜んでいる。目を閉じていま一度見つめてみるがいい。あなたには見えないか?死の野辺が。カタカタと嗤う髑髏の群れが。目に見えぬ地雷のごとく仕掛けられた霊たちの罠、カチリと頭の奥で音がした時はもう遅い。やつらの手の中に落ちている。そんな絶体絶命の罠から生還した人々の戦慄の恐怖譚。
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4.0怪談愛―そんな言葉があるものかどうか定かではないが、この風変わりな新人・松村進吉には確実にそれがある。単なる怪談好き、ホラーファンというレヴェルを超えた情愛、言うなれば「恐怖」と心中する覚悟が彼にはある。それでいてこの男、稀に見る怖がりだというから面白い。しかしながら怪を恐れ、畏れる心は存外、怪談ハンターにとって必要なものなのかもしれない。小心こそ、最大の武器。恐怖に対して不感症では、拾えるものも拾えないからだ。今回彼が集めてきた話はなかなかニクイ。体験談とは、体験者を描くことに尽きる。怪を描きつつ怪に遭った人間そのものを炙り出すその筆致は、我々の心に忘れ得ぬ「恐怖」を刻んでくれることだろう―。
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4.01991年に産声をあげてから17年、版元と編集者を変えながらもしぶとく平成の世を生き続けてきた伝説の怪談シリーズ、「超」怖い話。本書で延べ22巻、積み重ねてきたとんでもない話は1000話を越え、累計100万部の大台に到達した。実話怪談という特殊なジャンルにおいて、これほどまでに多くの読者を得ることができたのはまさに奇跡としか言いようがない。その奇跡に何らかの魔力が作用しているとすれば、それは、収められた話がすべて実話だからではあるまいか。ここには本物が詰まっている。実在する霊が、魂が、恐怖が、成仏することなく蠢いている。そう、「超」怖い話は文字通り生きている、いや…生かされているのかもしれない。本に潜むナニモノかが、消えることを許さずここまできた。奴らの狙う獲物は勿論―読者の貴君であることはもはや言うまでもないであろう。
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4.0最恐の実話オンリー怪談コンテスト【超-1】。神や幽霊、妖怪が存在するか否かについて議論するのがばかばかしくなるほど、今年も奇異な話が山の如く集まった。その数、実に407話。そのうち一読して鳥肌を立てずにはおられない戦慄憚61話を、前作「黄昏の章」に収録した。だが、これは序章だったと言っても過言ではない。なぜならそれらはある意味正当な闇の種族、夜にこそ恐怖の本領を発揮するタイプの怪談であったからだ。しかし、怪談の種類はそれだけではない。朝日が射した頃、ふと思い出したように恐怖が襲ってきたり、忘れようにも忘れさせてくれない厄介なモノたちもいる。本書にはそんなひねくれた話、いびつなアウトローたちをたっぷりと収録した。ある意味、【超-1】らしさとは彼らにあるのかもしれない。一筋縄ではいかない恐怖と格闘していただければ幸いである。
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4.0怖いのになぜかワクワクする……。怖いもの見たさとはよく言ったもので、人間は“怪しい”ものにめっぽう弱い。見世物小屋しかり、怪談しかり。妙に惹かれてしまうから不思議である。ここに集う話はそんな“怪しさ”のオンパレード、すべては純然たる実話怪談であり、それ以上でもそれ以下でもない。いい加減な作り話ではないのは勿論のこと、高尚な文芸作品とも違う。体験者、取材者の興奮がそのまま伝わってくるような荒々しさ、スタイリッシュに洗練昇華された文学とも異なるこの作品たちは、どこか成仏しきれぬ魂魄に通ずるものがあるように思う。未知との遭遇、いまだかつて聞いたことがない話への「へぇー!」という驚き。そして、やっぱり最後は腹の底から震え上がる。そんな、すばらしき「怪談」たちをどうぞお楽しみあれ!!
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4.0見えないはずのものが見えてしまう――その恐怖と孤独は、所謂「見える人」にしかわからないものである。我々の目には何ひとつおかしな所のない世界に見えても、彼らはそこにとんでもないものを見ているかもしれないのだ。けれどもそれがどんなに恐ろしく、おぞましいものでも、誰もその気持ちを共感してくれないし、話すことすら憚られる。下手をすれば自分の正気を疑われるからだ。見えない人ほど、「見てみたい」と思うものである。だが、これを読んでもあなたはそう思うだろうか……? 平和な日常に隠されたもうひとつの風景、戦慄の異界ビジョンをとくとご覧あれ。
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-つれづれなるままに、日暮し、パソコンに向ひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 奇談屋書店の店主、竹島八百富と申します。 私は存在致しません。そして、私は一人でもありませんが、小説などを書いて日々のんびり過ごしております。 この度は、本書『奇談屋の本』〈其の四〉をご購入いただきまして誠にありがとうございます。 これも何かのご縁でございましょう。お会いできたことを嬉しく思います。 お読み頂いた方が、読了直後に、「な~んかモヤモヤするなぁ」「えっ? ここで終わるの?」などと、物語のその後を思い馳せるようなものを、普段から好んで書いております。 今回も五つの作品を用意致しました。是非とも、読了後モヤモヤして頂けたら幸いです。 第壱話『削除される行』 提出した事故処理の報告書には大幅に削除される行がある。 第弐話『蛇足』 超能力はあればいいってもんじゃない! 第参話『叛乱の日』 今日こそ人間の支配下から解放されるのだ! 第四話『Yの悲劇』 月刊群雛2015年11月号で掲載された黒歴史(-_-;) その後の報告もどうぞ 第伍話『経済学者より女のわがまま』 指輪が欲しい! そんなわがままが日本を救う? コーヒー、紅茶、またはお酒でも飲みながら、リラックスしてお読み下さい。 では、お楽しみ下さい。
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 おや? こんな時間に訪問者とはめずらしい。 さあ、中へお入りなさい。外はもう極寒でしょうに。ほら、扉を閉めてストーブの近くへ。 あなた見たところ巡礼者のようですが、いったいどうしてこんな時間にここへ? ……まさか、町へ出る汽車に乗るおつもりだったのですか? ……そうですか、図星ですか。残念ですが、今日の最終の汽車はすでに発ってしまいました。次に汽車がここにやって来るのは、夜が明けてからになってしまいます。 ……歩いて山を下りる方法ですか? ほっほっほ、なかなかに元気なお方ですなぁ。 ですがやめておきなさい。外は雪をも凍る極寒です。人間の身体では耐えることはできません。 それに、この山は夜が深まると魔物や怨霊が出没します。あれらは寒さよりも厄介だ。憑かれたら最後、人間に戻ることはできません。 悪いことは言いません。ここで始発の汽車を待ちなさい。心配せずとも夜が明ければ汽車はやってきますから。 そうだ、あなたの退屈しのぎに私がいくつか面白い話をして差し上げましょう。じじいの話なぞ耳障りに聞こえるかもしれませんが、暇つぶし程度にはなるかと思います。 【目次】 九時(夜明けまで九時間) 零時(夜明けまで六時間) 惨時(夜明けまで三時間) 【著者紹介】 壇希(ダンキ) 関西在住のオカルトライター 怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 すみません、そこのお方。お隣、失礼してもよろしいですか? ああ、どうも。 この汽車はいつも混むのですよ。今日も座れないのかと、肩を落としていたところなんです。いやあ、助かりました。 ……おや? あなた以前お会いしたことがありますね。こんな所で再会するとは奇遇ですな。 以前お会いしたのも確か汽車の中でした。あの時あなたは、私のする話をたいそう面白そうに聞いてくれましたな。いやあ懐かしい。 ……覚えておられませんか? いえいえ、謝るようなことではございませんよ。人とは忘れる生き物なのです。 忘れた分、あなたは新たな出会いを経験されたということでしょう。素晴らしいことです。 今日はどこまで行かれるのです? ほう、無量まで。無量というと、終点ですな。これまた長旅になりますな。 かくいう私も、その手前まで行くのです。この汽車は亀よりも遅いから、それはそれは長い時間が掛かりますよ。 しかしあなたは運がいい。私がいれば退屈などさせません。時間は十分にあるのです。以前のように、面白い話をたくさんお聞かせいたしましょう。 おや、そろそろ発車するようですよ? まもなく扉が閉まるでしょう。もう未練はありませんか? 【目次】 十勝―極上間 酒豪―京間 大京―賞間 大賞―無量間 【著者紹介】 壇希(ダンキ) 関西在住のオカルトライター 怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
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2.0誰にも言えない黒い悩み、ここでお引き受け致します…。 もし、あんたが道に迷ってるなら、最初に探すのはたぶん交番。お巡りさんに道を訊ねて、踏み外した道から正しい道に戻ればいい。でも、迷っているのが人生の道、心の暗闇だったなら? そんなとき、あんたが探すべきは明るい部屋で待つカウンセラーじゃない。行き先を見失ったあんたが叩くべきは、暗闇人生相談所の扉。闇にとり憑かれて道を踏み外してしまった人々の行く末を知る、真夜中のカウンセラーがいる所だ。そいつの名は<櫻井>という。あんたが堕ちるかもしれない地獄、あんたより先に道を踏み外した人々の末路について、奴より詳しい者はいないだろう。きっと参考になるはずさ。ようこそ、暗闇人生相談所へ……さあ、1名様ご案内!
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-ケータイ小説としてライブドアで発表され、驚異のアクセスを記録し、文庫にもなった42の怖い話・怪し不思議の物語が、新装になって上・下巻に分かれてケータイ小説として復活!怖い、恐ろしげ、不気味、怪奇的というだけでなく、哀しい、不思議、謎めいているなど……美しい文体と緻密な構成で描かれた、さまざまな切り口の味わい深い掌編小説がテンコ盛り。【登場人物】グラフィックデザイナーの南村優一郎(第1夜)、サラリーマンの馬渕陽太郎(第5夜)、元薬剤師の大宮惠子(第9夜)、画家の椎葉芳叡(第13夜)、推理作家の村木健吾(第20夜)、世界三大美女の小野小町(第21夜)など数十名の男女が登場。
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-【登場人物】◎長谷勝也自動車ディーラーに勤める二十三歳の自動車整備士。何事にもモチベーションが得られず毎日を惰性で過ごしていた。ある夜、彼の携帯電話に突然見知らぬ女の顔が映る。青白く、とてもこの世の者とは思えない女がなぜ自分の携帯に現れるのか謎を追及していく。◎新川美菜子長谷の携帯に突然現れた美女。二十七歳のOLで婚約者がいた。携帯電話を通して長谷に「タスケテ」とメッセージを送る。彼女の身に一体何が起こったのか。◎新川加奈子。美菜子の妹。姉より先に結婚していて息子が一人いる。失踪した姉の行方を心配している。◎萩原雄一新川美菜子の婚約者。電子部品メーカーに勤める二十八歳。一見真面目でおとなしそうだがキレると怖い。長谷と協力して美菜子の行方を探す約束を交わしたのだが……。【作品紹介】面倒なことが嫌いで毎日を惰性で過ごしていた男の携帯に突然青白い顔の女が映った。初めは恐怖を抱いていた彼だが、「タスケテ」という彼女の一言で意識が変わる。彼女は誰なのか、なぜ自分の携帯に現れるのかを調べ始める。そしてこの世の者でもない女を全力で救い出そうとする自分に輝きさえ見いだしていた。しかし、その原因を知ると同時に驚愕の結末をも迎える。一体彼女の身に何があり、自分の身に何が起ころうとしているのか?◆ソフトホラーミステリー
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「あなたの怖いものはなんですか?」シンプルな問いから紡ぎだされる本質的で、根源的な恐怖を、あなたに。
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-電子書籍投稿サイト〈upppi〉にて、2016年8月から開催された第3回ぷちほらーコンテスト。応募総数82作品の中から、受賞作品を集めた新時代のホラーアンソロジーがついに登場! 大賞作品 『夏休み』著:前田哲 佳作 『守り神』著:三塚章 『猫と人魚』著:ナマケモノ 『故殺』著:江田吏来 審査員特別賞 『オウモノ・オワレルモノ』著:松明 『World of Rebirth~終末のイヴ~』著:乃之鹿裡 『先割れスプーン』著:比良坂 『彼女と失くしたハッピーエンド』著:Hiro 『鈴の音』著:二階堂リトル
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-電子書籍投稿サイト〈upppi〉にて、2015年7月から開催された第2回ぷちほらーコンテスト。応募総数276作品の中から、受賞作品を集めた新時代のホラーアンソロジーがついに登場! 大賞作品 『恋患い』著:木下季花 佳作 『ミエナイ』著:ひせみ綾 『三十秒』著:國枝享 『繰り返すは夏の空』著:二月魚帆 審査員特別賞 『友達のなる木』著:木下季花 『まだぼらけ』著:るうね 『猫々、骨々』著:ナマケモノ 『墓』著:たまこ 『黒髪の彼女』著:三塚章