小説 - アドレナライズ作品一覧

  • さよなら、リコッタ
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    1巻495円 (税込)
    たった9か月と20日で天国に旅立ってしまった愛猫りこ(愛称リコッタ王子)。はっきりと憶えているよ忘れない、ずっと家族だよリコッタ。悲しみに包まれた著者は、生前のリコッタの写真を整理しつつ、彼に捧げる歌を詠む。 「向こうに飽きたら戻っておいで庭で拾ってうちの子にするから」 「そんな単語は検索したことがなかったのに日に何度も調べてしまうペットロス」 「家じゅうにあったお気に入りの場所そこだけほんのりと明るんでいる」  多くのカラー写真を収録した、猫好き作家による猫好きのための追悼歌集。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • さらば、わが暗黒の日々
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    1巻495円 (税込)
    仕事でバリに降り立った私は、仕組まれた“偶然”により事件に巻き込まれてゆく  私の躰はくの字に折れ曲がっていた。やがて二人の人間が私を抱え、彼らが海浜の水際を歩いていることがわかる。やがて私の躰は、どさりと降され、同時に大きく左右に揺れた。そう遠くない場所で、早口のインドネシア語の会話がきこえる…。  バリに来てから、奇妙な人影が常にまとわりついていた。現地のガイドと警察、民族音楽グループ、オーストラリア人の大富豪、そして日本で死んだはずのあの女。やがて殺人事件が起きて、その陰謀が徐々に明らかになっていく…。  インドネシアのバリ島を舞台にくりひろげられる、正統ハードボイルド長篇。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 35歳からの女道
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    1巻385円 (税込)
    30代は、女性が一番悩み、試行錯誤して、成長する時期なのではないだろうか。私も30代は、「ここまでやるか!」ってくらいいろいろ試した。そして今、思う。幸せになるのは、案外シンプルなことなんではないだろうかと。(本文より)  30代の過ごし方ひとつで、この後がもっと楽に、自分らしく生きられるとしたら…。35歳で結婚、子宮筋腫、流産、不妊を乗り越え、39歳で無事子供を出産。山あり谷ありの30代を過ごした著者が贈る、30代をもっと楽しく、もっと幸せに過ごすコツ。 ●横森理香(よこもり・りか) 作家、エッセイスト。現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代大人女子のための“お年頃”読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちん バブル純愛物語』はアメリカ、イギリス、ドイツ、アラブで翻訳出版されている。東京渋谷でコミュニティサロン「シークレットロータス」を持ち、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。
  • 三千万秒の悪夢
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    1巻495円 (税込)
    石川県能登島の夏、火祭りのさなか、女が殺された。被害者の名前は穂積しのぶ、金沢市に住む人妻と分かった。10月8日、警視庁捜査一課の倉原真樹巡査部長は、鴻野警視から殺人事件の捜査を命じられる。しかし事件は約15年前の11月21日のヤマだった。匿名電話が入り、犯人は中野区に住む山岡初恵だと告げたのだ。裏づけ捜査を進めるうちに第二の殺人事件が発生。被害者の男は山岡初恵を知っていたらしい。やがて、能登島の殺人事件との関係性が仄見えてきて……。  警視庁捜査一課の女性刑事、倉原真樹が活躍する長篇推理小説。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
  • 三匹の野良犬
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    1巻495円 (税込)
    狂った夏の夜、他人の情事をタネにしたカツアゲの帰りに一郎と英坊は、パトカーに追われる隆と知り合った。隆は、ムショ入り中に自分を裏切った女とその情夫を、派手な射ちあいの後に射殺して逃げていた。意気投合した三人は、新宿のジャズ喫茶を溜まり場にして、悪事の計画を練る。あるときは箱根に暴力団の開帳する賭場を襲い、またあるときは運搬中の麻薬を巧妙に奪取したり、基地から流れるカービン銃を横取りして暴力団同士を闘わせるなどして、次第に暗黒街でのし上がっていく。だが所詮、野良犬は野良犬でしかないことを思い知らされる。  ハードボイルド連作短篇小説。1965年には同名で映画化(監督:牛原陽一、出演:小林旭/宍戸錠/和田浩治、配給:日活)された。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 柘榴館
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    1巻495円 (税込)
    連続猟奇殺人を追う元風俗嬢の沙季は、裕福な医師一家が住む山手の洋館・柘榴館に潜入するが…  港町・横浜で、風俗嬢が相次いで殺された。内臓を引き出され、子宮が切り刻まれる猟奇殺人だった。事件を目撃した前原透はショックで正気を失ってしまう。透と同じように心の傷を持つ風俗穣の森岡沙季は、透のわずかな言葉を手掛かりにして、裕福な医師一家が住む「柘榴館」に介護士を装って乗り込んで行く。そこで見た、山手の美しい洋館に潜む恐るべき秘密とは? 心に闇をはらんだ家族たちをめぐる、戦慄のサスペンス。 ●山崎洋子(やまざき・ようこ) 1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。
  • ザ・サムライ
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    1巻495円 (税込)
    アメリカで生まれた日系二世の高村孝之助。彼が自身のルーツである日本にやってきた時、突然、見ず知らずの美人女優に話しかけられた。どうやら作家・作曲家でありテレビ番組やCMにも出演する人気スター、ジョージ石川という男と間違えているらしい。日本のプレイボーイの代表として有名なこの男、顔かたち、声まで自分とそっくりなのだという…。  有名人と間違えられた孝之助が巻き起こす大騒動は、やがてある殺人事件への関与に発展。彼は“サムライ”としての矜持を保とうと奮闘するが…。ユーモア・サスペンス小説。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • ザナドゥー 女神の墓標
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    1巻495円 (税込)
    映画撮影現場の周囲で次々と起こる怪異な事件! そして悲しい過去を呼び起こす女の正体は…?  嵐の晩、助監督の神波は、さびれた洋館の窓に「女」の姿を見る。翌日、映画のオーディションに現れた真理子は昨夜の「女」に瓜二つだった。不審に思いながらも真理子に惹かれ恋におちる神波…。だが、あの「女」が映画関係者の周りに現れ、主演女優が凄惨な事故死を遂げてしまう。そして第二の惨劇が…。現れては“死”を運んでくる「女」と真理子を結ぶものは一体何なのか? 狂気が息づく衝撃の長編ホラー小説。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 残酷なブルース
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    1巻495円 (税込)
    定期的に毎月行われているジャズ界のイベント「蒼月ミュージック・イン」は、芸術祭に参加するため、今月は新宿のY生命ホールに進出していた。来日中の黒人ブルース歌手ジャック・レインズが特別参加することもあってか、ジャズ・リサイタルには珍しく客の出足も好調だった。その夜の曲目の半分は、27歳の若さで日本最高のアルト・サックス奏者の世評を得た武田一郎の作編曲になるもので、また彼はそれの中心的な演奏者の一人でもあった。だが肝心の武田は、開演時間が過ぎても一向に姿を見えないのだった。いや、見せることは見せたのだが…。  麻薬に蝕まれたジャズ界の暗黒面を抉った表題作など、ハードボイルド・ミステリ中篇3本を収録。 *残酷なブルース *罠をかけた奴らの血 *女だらけのブルース ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 幸せすぎるおんなたち
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    1巻770円 (税込)
    日本海に面した人口七十八万人のX県は、女性就業率ランキング第一位、女性の働きやすさランキング第一位、育児環境ランキング第一位。しかし、誇らしげに語る「X県しあわせ創造課」担当者の言葉には裏があったのだ。日本一の子育て県に貢献することこそ、住民の誇りと幸せ。夫の転勤や結婚などでX県に移住してきた者にとって、地方社会独特の“掟”は恐怖そのものだった……。連作短篇サイコスリラー。電子版あとがきを追加収録。 ●雀野日名子(すずめのひなこ) 石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。
  • 幸せのかたち
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    仕事、家庭、友情……最後に選ぶのは? 戦慄の長篇心理サスペンス  駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
  • 尸(し) 古から隠されているもの
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    1巻770円 (税込)
    若き画家・飯村晏菜は両親が移り住んだ史人村を訪れた。村の近くには二十段の石段を上る丘があり、その地には不思議な沼があった。「古来、この沼にはいかなる名も付与されてこなかった。名を冠しようとする意志を、この沼は根こそぎ奪い取ってしまうんだ。よって、名はない。地図にも名称は何も記されていない」父はそう語った。沼の畔には黒い碑が建てられていた。誰が、何の目的で? 晏菜は歴史民俗学の研究者・緑川青と共に、その碑に書かれた文字を解読しようとするが、やがて彼女たちを見つめる村民の目が変わっていることに気づく。そう、まるで二人を監視しているかのように……。  電子オリジナルの怪奇・幻想ホラーサスペンス。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 死刑執行人の記録 知られざる現代刑務所史
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    1巻770円 (税込)
    刑務官の95%が見たことのない死刑台。警察官も、検察官も、弁護士も、裁判官も、法務大臣も知らない死刑の実態とは。人間社会の縮図である塀の中の現状と、刑務官・囚人の人間模様、そして「その日」のこと……。“刑務所を知りすぎた男”が、人間社会の縮図・塀の中の現状とその中でくりひろげられる刑務官、囚人の人間模様を描く。現代の監獄と死刑の実態を、死刑執行人が初めて公開する驚愕のドキュメンタリー・ノベル。 ●坂本敏夫(さかもと・としお) 元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  • 死刑、廃止せず
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    1巻495円 (税込)
    未来は、明るく開けているはずだった。お見合い相手の女性との楽しい食事の席、突然の乱入者により、最愛の息子が惨殺される。しかも犯人は、過去に二度の殺人歴のある青年だった。なぜ、息子は殺されたのか? 事件を追う中で、父親が知った衝撃の事実とは。息子よ、父は復讐する……。美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島透も登場し、手に汗握る物語は意外な結末へ。鮎川哲也賞受賞の著者が贈る至高のエンターテインメントノベル。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。
  • 死者の暗号殺人事件
    -
    1巻495円 (税込)
    手紙に遺された「暗号」が示す、殺意の証明と意外な真犯人 「ふじをでるふじにふじさんをくわえる。  この言葉の謎が解けたら、それに新湯富士と小佐渡富土を乗せて。  そうすれば、ある一つの場所が分かるはず」  事務所開きしたばかりの探偵社に、差出人のない郵便が届く。自殺とされている美山紀美江の死に不審を抱く調査依頼だった。それには、謎めいた手紙が同封されており、中に書かれた暗号を解読すれば、すべての謎が解けるという。  差し出し人はいったい誰なのか、そして紀美江の手紙にある大金のありかを示す暗号の意味は? 興味をそそられた所長の亀浜欧次は調査に乗り出すが、その先々で関係者が殺されてしまう。そして、ついに暗号が解かれ、事件は一挙に解決したかに見えたが…。本格推理ミステリ長篇。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。
  • 死者の伝言板
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    1巻495円 (税込)
    死体に込められたメッセージの謎を巡り二転三転する犯人像は…  新聞の尋ね人の欄に自分の名前を見つけた会社員の伊東吾郎は、指定場所である東西大学へ出かけた。だが、尋ね主は現れず、同時刻、学内で学生の自殺事件が発生する。翌日、またも東西大学生による自殺事件が起き、吾郎は、二つの事件が昔の恋人・新田麗子と共作したミステリーそのままの擬装殺人であることに気付いて慄然とする。第三の殺人を阻止するため物語から予想される現場へと向かった吾郎は、あろうことかすでに殺されていた三人目の被害者の証言により、殺人犯として逮捕されてしまう…。モダン・ホラーの第一人者が描く、本格長篇ミステリ。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 死者の誘拐
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    不可解な誘拐事件に巻き込まれた敏腕私立探偵が、美女消失のトリックに挑む! 私立探偵の牧原慎介は、資産家の兵藤慶一から妻・理絵子の不倫調査を依頓された。さっそく牧原は行動を開始するが、彼女は何者かによって誘拐されてしまう。それまでの経緯から、理絵子の不倫相手・板山に疑いをいだいた牧原は彼の周辺を洗い始めるが、彼の足取りは杳として知れなかった。身代金の受け渡し時に一瞬のチャンスを見出そうとする牧原は、犯人の逃走トリックを鮮やかに見破るが…。●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 死愁記
    5.0
    1巻495円 (税込)
    世界の薄皮を一枚剥げば、異形のものどもが蠢いている 「風邪ひくぞ。連れてってやるよ、家はどこ?」  私はいらついて少年の肩をゆすった。こっちも遭難しそうなのだ。  やっと小さな……紫色の唇が開いた。 「道に迷っちゃった……木下くん家へ行く途中だったの」 「君の家はどこ? 名前は?」  答える代わりに、少年はふり向いた。それまでの反応の鈍さからは想像もできない迅速な身のこなしだった。 「来る!」  短い叫びが私の耳に灼きついた。小さな身体は私のかたわらをすり抜け、通りの反対側へと水を跳ねとばしつつ走り去った。雨のせいでよく見えなかったが、横町でもあるらしい。  追いかけながら、異常だ、と思った。巻き込まれるのは真っ平だ。  私のやってきたのとは反対側の奥から、足音と人影が近づいてきた。(「雨の町」より)  現実の向こうに息づく怪異幻想の誘惑。怪奇SFホラーの第一人者が1年半にわたり「異形コレクションシリーズ」に書き下ろした10篇を、本人の解説と共に収録。 ・貢ぎもの ・雨の町 ・姉が教えてくれた ・断頭台? ・水の記憶 ・ちょっと奇妙な ・去り行く君に ・欠損 ・指ごこち ・踏み切り近くの無人駅に下りる子供たちと、老人 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 屍食回廊
    -
    1巻495円 (税込)
    醜悪な屍食鬼がはびこるなか、陸上自衛隊内部に巣くう恐るべき陰謀が…!  共時通信記者の田外竜介は、旧日本軍の高射砲を発掘する元砲兵隊長を取材中に、壕内で、若い男女の射殺死体を発見した。それは、浜辺で連続失踪している男女のものだった。さらに内部には、黒い毛に覆われた屍食鬼(グール)の姿が…。一方、次々と現れる屍食鬼を黙々と始末する自衛官。そして、陸上自衛隊内部の“民族遺産監理室”で極秘裏に進められる恐るべき陰謀とは!?  本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 四重奏 Quartet
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    悲鳴は幻聴ではなかった。すでに瞳孔が開いていた。両手の指は強ばっている。蘇生の試みは空しかった。息絶えたものが二度と動くことはなかった。天使が見下ろしている。人間の営みに天使たちが関わることはない。それぞれの表情を浮かべたまま、ただ冷たく眺めているばかりだった。(本文より) 〈堕天使の部屋〉と名付けられた部屋、薔薇が咲き乱れる広い庭、そして獣のうなり声が聞こえる屋根裏部屋。館を支配する旋律が戦慄に変わる時、大量殺戮劇が始まる……。技巧の限りを尽くした驚愕のミステリ。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 静かな教授
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    1巻495円 (税込)
    完全犯罪を狙った犯罪者の視点から殺人事件を描く倒叙ミステリ  うそ寒い家庭生活を送る大学教授は、孤高の学究生活を乱す虚栄心の強い妻を冷ややかな目で見ていた。やがて教授は、彼女を排除すべく“可能性の犯罪”を試みる。目論見通り妻の殺害に成功するが、そのとき家に居合わせた助手に疑いがかかる。そして捜査が進むにつれて、念入りに固めた嘘が、少しずつ剥がれて落ちていき…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 七罪消し
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    1巻495円 (税込)
    彼らはそこにいる、じっとこちらを見つめている…  枯れ木のような男は、姿を消す前にこう教えてくれた。 「七人の人の話を聞いてきなさい。そうすれば坊やは……」  少年は、街から街へと歩き、不思議な話に耳を傾ける。やがて少年は、次第に自分が何者だったのかを思い出すが…。(「七罪消し」)  怪奇小説の名手が贈る、世にも奇妙なホラー短篇集。電子オリジナル。 ・エリカのこと ・遠近感のない男 ・七罪消し(カマの女/人捨て村/木魂/キネマの老人/話せない話/Zさん/ラットマン) ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 失踪殺人事件
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    資産家で実業家の妻に頭のあがらない川名行夫は、旅行中に知り合った牧野小夜子と老神温泉で一夜を共にする。ところが翌朝、小夜子は、彼女を追いかけてきた二人の男から逃げようと、誤って温泉橋の渓流の崖から転落死する。殺人の容疑がかかることを恐れた川名は、かねてから妻の束縛から逃れることを考えていたこともあり、そのまま失踪。小夜子は大量の札束が入ったバッグを持っていたはずだが、それすら消えてしまった。それから三年後、川名邸で起きた殺人事件では、過去の事件が注目されて…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 私闘学園(1)
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    1~9巻495円 (税込)
    プロレスから長刀(なぎなた)まで、学園を格闘の嵐に呑みこまんと五人の同志は集まった!  理論だけは強いプロレス狂の少年・西城めぐみは、かねてから設立を画策中の“格闘技同好会”の顧問は、倫理の教師・大伴俊作以外にはないと確信した。そして今、めぐみを始め、女だてらのボディビルダー・赤城小夜子、変態ペーパー格闘技者・翔星東二郎ら格闘技同好会の旗の下に結集する五人と大伴は、部室となるべき精武館をパンク軍団から奪還すべく立ち上がった! 常軌を逸した超個性派集団・格闘技同好会の設立、彼らを木陰からそっと見守る正体不明の妖しき美人教師・喜久香の恐るべき私生活秘話、涙なくしては笑えない今世紀最過激な初合宿の三本立てで送る、熱血青春格闘技小説の第一弾!  島本和彦の表紙・挿し絵を完全収録して、ついに電子書籍で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 信濃黒姫殺人事件
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    突如として行方をくらました往年のスター歌手・橘加奈子。彼女が所属する芸能プロダクション社長の森川は必死になって探したが、マスコミが大騒ぎしたにもかかわらず、いつまでたっても彼女は行方不明のままだった。一方、やり手の宝石商が東京郊外の自宅で拳銃自殺した。遺書が残されていたものの、警視庁捜査一課のベテラン刑事・八木沢庄一郎は、どうしても疑念をぬぐいさることができなかった。さらに多摩川土手では別の他殺死体が発見され、事件はいよいよ謎を深めていく…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 死の影を追って
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    1巻495円 (税込)
    夢だ。ただの夢だ。人間など、いるはずがない。声など、聞こえるはずがない。馬鹿げているとは思ったが、忍び泣きがあまりに深刻なので、恩田は大真面目に問い掛けていた。……しくしく、しくしく、しくしく……忍び泣きの裏から、かすかに言葉が聞こえた。優しい、か細い、女の声だった。「……迎えに来て……迎えに来て……迎えに来て……」(「死の影を追って」より)  鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。雑誌「SFアドベンチャー」に3回にわたって掲載された連作短編「死の影を追って」~「鏡の魔術」~「黄昏の荒野にて」、その続編「孤島の魔姉妹」(完全未発表作品)など、計7本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *泡沫の夢 *恐竜のいる風景 *お伽の島にて *死の影を追って *鏡の魔術 *黄昏の荒野にて *孤島の魔姉妹 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 死の最終診断
    5.0
    1巻495円 (税込)
    病理検査室のプレパラートが人の命を奪う 「あなたの右乳房は癌ではありません。手術を受ける必要などありませんでした」  乳癌の診断で根治術を受けた宮嶋小夜子の元に、一通の匿名の手紙が届いた。  ……右は乳癌ではない……恐ろしい内容……良性腫瘍の線維腺腫を癌と誤診した……別の人の組織と間違えた? 私は必要もないのに、右乳房を取られたのか……。  小夜子に依頼された女医・倉石祥子がこの手紙に書かれた内容を調査することになるが、次々と不可解な謎が浮かびあがる。そして、差出人不明の告発文書『病院病理誤診断実録』が届き始めて……。  テレビドラマ化もされた「女医・倉石祥子」シリーズ、第6弾が電子オリジナル作品として登場! ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
  • 死の谷の子供たち
    -
    1巻495円 (税込)
    死んだはずの息子がそこにいる! その子供は天使か悪魔か… 「似ている、似過ぎている…」その少年を見た瞬間、津坂洋一は衝撃に立ち竦んだ。横浜山手の閑静な高級住宅街。夏の終わりの光のなか、遊び戯れる子供の姿は、二年前海で遭難したまま行方不明になった息子にそっくりだった。妻のまさ江は息子の死を認めず、半ば狂いながら病床にある。死の前に、もう一度息子に会わせてやりたい…。津坂は旧友の南にそそのかされ、少年の誘拐を試みた。だが、少年に害意を抱いた南は不可解な死を遂げ、津坂の周囲にも次々と異常な出来事が…。日常に潜む恐怖と狂気を抉る異色のホラー・サスペンス。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 死のレントゲン
    -
    1巻495円 (税込)
    教授のポストを狙う医師たちの思惑が、患者の人生を奈落へと導く  国立O大学医学部附属病院第七手術室、午前九時。左右の乳癌根治術が同時に行われるという前代未聞の手術。その裏には、教授選をめぐる医師たちの思惑が蠢いていた…。  医師たちの動揺をよそに、二宮銀作という患者が、診療代を払わずに待合室で騒ぎ立てていた。このやっかいな患者を押しつけられた格好となった女医・倉石祥子だったが、彼の腹部のレントゲンに不審な陰影を発見する。やがて、祥子はこのレントゲンを撮ったというクリニックにたどりつくが、そこは第三外科のOBが開いた病院だった…。  テレビドラマ化もされた「女医・倉石祥子」シリーズ、第7弾が電子オリジナル作品として登場! ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。
  • 渋谷アンダーグラウンド
    -
    1巻495円 (税込)
    渋谷スクランブル交差点で使用中のスマホに、同じ音楽が一斉に流れだした。その頃、宮下公園では斬殺死体と、またもや“PIG”の血塗りの文字が発見される。新米刑事の大貫仁は、先輩と共に連続殺人事件として捜査に踏み込んでいくが、その日は人気ロックバンドのゲリラ・ライブが渋谷で行われるという噂が流れており、熱に浮かされた若者たちが多数集結していた。一方、これらの異常事態を追うフリーライターの磯部聡子は、ネット上で独自に裏ネタをとろうとするが、次第に事件に巻き込まれる。なにかがおかしい、今夜の渋谷はどこかねじれている……八月の熱帯夜、渋谷一帯を襲う、十時間の恐怖のメロディーとは!?  島村匠名義で発表されたホラー長篇小説が大幅に加筆修正されて電子で復刊。 ●佐野広実(さの・ひろみ) 1961年横浜生まれ。1999年第六回松本清張賞を『芳年冥府彷徨』(島村匠名義)で受賞。2020年第六十六回江戸川乱歩賞を『わたしが消える』で受賞。近作は『誰かがこの町で』(講談社)。電子書籍封切作品に『ムッシュ・ジャポネ』『浮世絵鑑定談』『森嶋中良 御典医の次男坊』がある。「新青年」研究会会員。
  • 下関仙崎・愛と殺意の港
    -
    東京・荒川区の古びた木造アパートで、女性の殺人死体が発見された。貧しい生活をしていた被害者の部屋に残っていたのは、アロマキャンドルと金子みすヾの詩集。八木沢刑事と島野理絵刑事のコンビが捜査を始めると、被害者の意外な素顔が明らかになった。やがて、第二の殺人事件が発生。二つの事件に関連はあるのか? 謎を解く鍵を求めて、二人は下関に向かう…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 灼熱の走路(1) 挑戦!インディカーシリーズ
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    1~2巻495円 (税込)
    転落したベテランレーサーが再起を賭けて、単身未知の米国インディカーレースに飛び込む!  インディカーレースに賭ける男の熾烈な闘い。F3000シリーズのベテランレーサー・片桐優作は、自らのチームを設立するが運営に失敗し、多額の借金を背負いながらレースを続けていた。しかし、一九九三年度選手権シリーズ第二戦で大クラッシュ、意識不明の重傷を負う。この事故で、チームは解散。妻の香識も一人息子をつれて家を出てしまった。追いつめられた片桐は、タクシードライバーとして働き始めるが、自棄を起こし車を暴走させて交通刑務所に収監されてしまう。すべてを失った片桐の前に、以前のパートナー・内海が現れ、米国インディカーレースの出場を持ちかける。片桐のドン底からの挑戦が始まった。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 折伏鬼
    4.0
    1巻385円 (税込)
    日本最大級の“あの”宗教団体の内幕を暴露!  むりやり連れていかれた新興宗教団体の集会で、壇上の会長は中学一年のわたしに「いつか信心することになる」と予言し、哄笑した。十年の後、まさにわたしは巨大な組織の中にいた。が、数年の激しい活動の末、わたしを捉えたのは大きな疑惑であった。傷つき絶望して、わたしはそこを去った……。  そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』がついに電子書籍となって復刻!  本書では、ある宗教団体に題材をした中篇小説「折伏鬼」を収録。主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。  直木賞作家の自伝的青春小説。 ●志茂田景樹(しもだ・かげき) 静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 社長ゲーム
    -
    1巻770円 (税込)
    施設から引き取られ、食品メーカー社長の御曹司となった武藤英行。彼は義父母には馴染めず、家族というものに価値を見いだせなかった。金銭さえあれば自尊心も家庭も、生きるために不可欠なものだとはどうしても思えなかった。英行は大学を卒業すると同時に家出同然でアメリカへ留学、勝つためのゲーム理論を身につける。ラスベガスのカジノで知り合った相棒と共に帰国すると、義父の経営する会社は大きく傾いていた。閉鎖的な同族経営に反発があった英行は、義理人情を切り捨ててあくまでもドライに会社再建に手を貸すことにした……。長篇小説。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 社長物語
    -
    1巻770円 (税込)
    フリーランスのデザイナー、カメラマン、ルポライター。気の合う者同士が寄り集まって仕事場にしていた「鮮酔館」。各メンバーの仕事に関与しない。集団としての活動は原則として行わない、あくまでもフリーの集まりだ。だが、いつまでも俺たちは若くない。大きな仕事は個人には発注されない。日本の税制は個人には不利に出来ている。このままではジリ貧になっていくだけだ。メンバーの一人が入院したことをきっかけに会社組織にしようと決心し、成り行きで代表取締役を務めることになった森田だったが、法人を作るなんて初めてのこと。戸惑いながら実際に会社経営を始めてみると、あれやこれやとトラブルが襲いかかってきて……。経営者の苦難と人間関係をユーモラスに描いた長篇小説。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • シャブ中ヤクザの天国と地獄
    5.0
    1巻495円 (税込)
    逮捕されて、刑務所に4年も入れられるなど、シャブではつらい思いもさんざんしましたが、そのつらさ、しんどさと背中合わせに、シャブを打つことでしか経験できないような、しっちゃかめっちゃかな狂った話もたくさんあります。(本文より)  日本の裏社会を歩んだ「元ヤクザ」が教える“クスリ”にまつわる本当にあったアブナイ話。取扱注意・悪用厳禁の一冊! ●大矢五郎(おおや・ごろう) 1960年、秋田県出身。体育教師を志すも、不良の道にハマって大学を中退。21歳の頃からアウトロー稼業となり、やがて正式にヤクザの道に。広域組織に所属し、幹部となるが、組織と揉めて40代半ばからカタギに。現在はマジメに運送会社に勤務するかたわら、「特殊便利屋」も請け負う。元妻二人、子供がそれぞれに一人ずつ。独身。著書に『ヤクザに学ぶ人間関係の極意』がある。
  • 上海リリー
    -
    1巻495円 (税込)
    大戦前夜の上海、魔都に咲いた一輪の花……その数奇な生涯とは?  上海。魔都と呼ばれた街。密命を帯びた日本軍人と、ダンス・ホールに憧れる若者の二人は、デカダンの香り高い謎の美女・リリーに出逢った。スパイ、暗殺団の襲撃、国際政治の虚々実々の駆け引き。そして、遙かな時を隔てて明らかになる人間の真実…。エンターテインメントの巨匠が広大なスケールで描く冒険小説。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。
  • シャーベット・アリア
    1.0
    1巻495円 (税込)
    夫、家庭、仕事、そして恋人……女流脚本家が追い求める愛のかたち  新藤憂子は女性脚本家。三十代に入ってから仕事も結婚も手に入れ、今まさに人生を謳歌しようとしていた。夫、義母と暮らすが、家計を支える憂子に二人とも遠慮がちだ。そんな憂子に年下の俳優が誘いかけ、恋がはじまる。一方、亡き友人の娘との同居が思わぬ事件に発展した…。細やかな感性で描く、大人のための恋愛小説。
  • 就職戦線異状なし
    -
    1巻495円 (税込)
    4人の大学生が繰り広げる就職大狂騒、「就職杯・内定獲得レース」を制するのは?  暴走する若さ、純情きわまる愚行の限りを尽くす大学生たちを襲う、実社会の試練“就職”。講談社、文藝春秋、新潮社からフジテレビ、NHKなど、大手マスコミ入社へ向けての大奮闘。高額初任給とやりがいのある仕事、恋愛まで、はたして就職戦線の勝利者となるのは誰か?  空前の売り手市場と言われたバブル期、就職活動に奔走する若者たちの姿を描いたユーモア青春小説。1991年に公開され大ヒットした同タイトル映画(金子修介監督・織田裕二主演)の原作が、ついに電子で復刊! ●杉元伶一(すぎもと・れいいち) 1963年、埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部中退。大学在学中に『東京不動産キッズ』で小説現代新人賞を受賞。現代を鋭く切りとる才筆で文壇の注目を浴びる。著書に、映画化された『就職戦線異状なし』『スリープ・ウォーカー』(講談社)などの他、漫画原作として『国民クイズ』(太田出版)がある。
  • 祝福の園の殺人
    -
    十七世紀イタリア。バーニャイア侯爵家別邸の豪奢な庭園は、亡き女主人が丹精込めて造ったものだったが、その泉で男の死体が発見される。さらに次々と起こる当家に関わる者たちの不可解な死。果たして犯人の目的は? 謎めいた庭園に隠された秘密とは? そして“呪われた庭”を起点に開始される死の舞踏が、最後に見せた真実のメッセージとは……。長篇幻想ミステリ小説。 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
  • 呪(しゅ)の血脈
    2.0
    1巻495円 (税込)
    好奇心が猫を殺す……この事件もちょっとした好奇心がきっかけだったのかも知れない。大学で民俗学を学ぶ宮地紀之は、諏訪信仰の野外調査のさなか、北アルプス山中で鎌が幹に打ち込まれた奇妙な神木を発見する。いけないことと知りながら、学問的興味からその鎌を木から削り出してしまう宮地。だがその行為を村人に発見されて、彼は神木に神を再び封印するための“祭”に参加させられることになってしまう。とりあえず儀式が執り行われるまでの間に、祭について調べて回った宮地は、件の村の神主の血筋をもつ高藤正哉とその妹の梓の存在を知り、連絡を取る。が、それが忌まわしき“裏”の祭りを引き起こしてしまう“出会い”になることを彼はまだ知らなかった…。  神封じ、土着信仰など、民俗学をテーマにした迫真のネオ・モダンホラー。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 正直書評。
    NEW
    -
    1巻770円 (税込)
    あの大作家の、あの力作が……闘う書評家・トヨザキ社長の餌食に!?  親を質に入れても買って読め! 図書館で借りられたら読めば~? ブックオフで100円で売っていても読むべからず!? ベストセラーや名作、人気作家の話題作に「金」「銀」「鉄」3本の斧が振り下ろされる。雑誌「TV Bros.」で連載され人気を博した、ブックレビュアーによる書評集、第3弾。 二〇〇四年の正直書評。(号泣する準備はできていた―江國香織;空の香りを愛するように―桜井亜美 ほか) 二〇〇五年の正直書評。(生首に聞いてみろ―法月綸太郎;奇跡も語る者がいなければ―ジョン・マグレガー ほか) 二〇〇六年の正直書評。(魔力の女―グレッグ・アイルズ;マヂック・オペラ―山田正紀 ほか) 二〇〇七年の正直書評。(快適生活研究―金井美恵子;どれくらいの愛情―白石一文 ほか) 二〇〇八年の正直書評。(エンジェル―エリザベス・テイラー;ゴールデンスランバー―伊坂幸太郎 ほか) 巻末付録 酷評にこそ叮嚀な読解が必要なんです ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
  • 湘南モノレール誘拐事件
    -
    1巻495円 (税込)
    モノレール事故のさなか、米国重要機密の入った革鞄を取り違えてしまう  友人同士で小旅行を楽しんでいた五人の男女が、たまたま遭遇した湘南モノレールの事故直後、忽然と失踪した。彼らの身を案じる家族と恋人は、ひとり生還した大江の証言から、残る四人が個別に拉致されたことを知り、独自に捜索を開始する。だが、残された手掛りを辿るうち、事件の背後に隠された米国大統領選挙に絡む大掛りな陰謀が明らかになってきた……。異色のパズル・ミステリ長編。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
  • 湘南ランナーズ・ハイ
    3.0
    1巻495円 (税込)
    完走を目指す主婦・綱島幸子、そんな母と併走する息子の海人、沿道から応援する夫・大造と娘のなぎさ。四人は一丸となって「湘南国際マラソン」に挑む。一家が大会を通じて知り合った参加者・染川夏乃。彼女の父・義介もまた、「湘南ランナーズ・ハイ」のメンバーとしてレースに参加していた……。  家族の絆、ランナー同士の友情、自己との戦い、そして突然訪れる驚愕と感動。ハートウォーミング・ミステリー。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は200冊を超える。
  • 処刑官 ヴードゥーの祈り
    -
    1巻495円 (税込)
    徐々に腐っていく肉体を動かし、自分を殺した相手に迫ってゆく!  ハイチ駐在の商社マン伊吹は、突然何者かに殺される。彼を慕う女秘書フェリシアは、実は現地で脈々と伝わる原始信仰ヴードゥーの神官であった。現世とあの世の架け橋をなすが、血の儀式を行なう秘教ヴードゥー。彼女ら信者達の秘儀により伊吹はゾンビとして甦る。そして彼は事件の裏に隠された真実を知った時、怒りが爆発した。壮絶な復讐劇が始まり、舞台は日本へ…。ゾンビの狂気と執念が犯人を追いつめる。ホラー・サスペンスの傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 私立探偵・大文字満(1) 情殺
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    1~3巻495円 (税込)
    偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の真相を暴け!  捜査中の事故によって声を失った元警察庁公安課の刑事・大文字満は、そのキャリアを生かして東京・中野に探偵事務所を開いていた。行方不明になった中国人女性の調査を依頼された大文字は、さっそく彼女の足取りを追うが、事情を知っていると思われた女は何者かによって殺されてしまう。偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の陰には驚くべき真実が隠されていた。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 死を奏でるギター
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    持ち主が次々に死ぬという呪われたギター! 時を経て解明された密室殺人のトリックとは?  平凡なサラリーマン若杉に突如かけられた殺人容疑。見知らぬ男の他殺死体が持っていたメモに、自分の名が記されていたというのだ。しかも被害者が秘匿していたギターは、34年前に若杉が所有していたものだった。薄幸の女リリーの思い出に導かれて、若杉は34年前の謎に挑む。持ち主が次々に死ぬという一台の不吉なギターをめぐって、過去と現在が絡み合い、そして、恐るべき殺人計画の全貌が解き明かされる…。  第13回江戸川乱歩賞最終候補となった『美談の報酬』を大幅に加筆修正、改題された本格長編ミステリ作品。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 震撼 首都崩壊
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    1巻495円 (税込)
    原子力発電所が狙われている!? 警視庁公安部が爆弾テログループの行方を執念で追う!  原発のある新潟・柏崎で、市長が何者かに拉致され、息子夫婦と孫が殺された。一方、東京では、プラスチック爆弾によりテレビ局が爆破され、警視庁には『燃える星』と名乗る組織から「東京が死の海と化す」という犯行声明が届いていた。警視庁は海棠俊、新涼奈津名の二人を特殊チームに任命し、捜査を開始した。警察小説の第一人者が壮大なスケールで描く、卑劣なテロに挑む警察官の壮絶な闘い。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。
  • 新折伏鬼の野望
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    1巻385円 (税込)
    暴走する宗教団体を見つめる、主人公の思いは…  そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』。本書では、そこに収録されていた中篇「虚構の覇者」「会長の野望」を収録。 ・「虚構の覇者」  聖護道会が国立競技場で催す“新世紀の祭典”まで、あと一週間ほどだった。このセレモニー的要素の濃い大体育ショーに懸ける、会のとりわけ男女青年部の意気ごみには、まさに鬼気せまるものが感じられる。それは例年の体育祭とはちがう、ある思惑が働いているからだった……。 ・「会長の野望」  聖護道会の動静のなかでも、わたしは河田大介のそれに、執拗すぎるほどの関心を寄せて注目していた。というのは、わたしが脱会を決意するにいたった動機の大部分は、河田大介個人に対する不信の念で占められていたからで、それもただ単に不信の念というだけではかたづけることのできない底深いものであり、大げさに言えば河田を謗法者としてとらえていたのである……。  ある宗教団体に題材をしており、主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。  直木賞作家の自伝的青春小説。  また、巻末には、新たに執筆した著者入魂の「あとがき」が収録されており、こちらにも注目したい。 ●志茂田景樹(しもだ・かげき) 静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 信州安曇野Mの悲劇
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    1巻495円 (税込)
    死体に残された謎の文字「ちくまがわのうらみ」は何を意味するのか  奈津美は信州松本に本拠をかまえる医薬品メーカー森沢製薬の令嬢だが、わけあって、東京で派遣社員をしながら一人暮らしをしている。そんな彼女が久方ぶりに松本に帰省すると、縁談が用意されていた。気の進まない奈津美は、両親や親類に説得され、やむなく見合いだけは承知したが、その席上、森沢製薬会長の訃報が入った。彼の遺体は安曇野を流れる穂高川の河原で発見され、他殺の線が強いという。そして、死体のそばには「ちくまがわのうらみ」という文字が残されていた…。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。
  • 信州飯田殺人奔流
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    1巻495円 (税込)
    教頭昇格が内定、さらに愛娘の結婚を目前に控え、人生の絶頂期にある千葉雅也だが、たったひとつの齟齬が彼の運命を狂わせていく。学生の受験票を提出し忘れてしまったのだ。取り返しのつかない失態に千葉はじょじょに精神をむしばまれ、やがて思いがけない行動に出る……。教師と生徒が同時に失踪、別々に殺されて発見されるという奇妙な事件を追う捜査班だったが、犯人と思われる人物には、鉄壁のアリバイが!?  美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。
  • 信州諏訪湖殺人事件
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    ヤミ金融界の大物・北岡寛之助邸に二人組の強盗が侵入、現金五千万円を強奪した。冷酷非情にも主犯の植戸は、共犯の増垣との事前の約束を破り、老夫妻を殺害してしまう。車で逃走した二人だが、トランクの中に積みこんだはずの五千万は煙のように消えていた。疑念が激突する犯人たち…。一方、八木沢警部補は、新人の女刑事・島野理恵とともに、寛之助の郷里の諏訪湖を訪れる。しかし、捜査を開始したとたんに第二、第三の殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった謎の美女・菅井亜沙美。彼女の言動から八木沢は事件の真相を見抜き、信州諏訪湖を舞台に犯人の大追跡が始まるが…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 神蝕地帯
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    1巻495円 (税込)
    “赤い魔女”と凶獣の死闘の先に、全ての謎が明かされる!  札幌市郊外の学園都市が謎の爆発を起こし、瀬田寒原野に犬頭状の陥没が現れてから半年余り。今は立入り禁止となっているその周辺で、またも怪事件が発生していた。オカルトライター兼占い師の稲村虹子は、その事件の霊査を依頼され、札幌へ向かうが、彼女を待ち受けていたのは、黒魔術によって三たび目覚め、札幌に向かって首をのばす巨大な犬の顎であった。忌まわしき凶獣は甦るのか!?  本格オカルト・ホラーの傑作が、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 新宿警察(1) 捜査篇 新宿警察
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    1~10巻770円 (税込)
    東京・新宿にある警察署を舞台に、燃えるような情熱をもった刑事たち  聞込みは、運が左右する。不意に思いがけないことをきかれて、すらすら思い出せるものではない。それに、なにか大事な目撃をした者が、聞込みの時に居合せなければ、それきりである。それに喋るほうは無責任で、正確を期そうとするわけではない。それらの悪条件を克服するのは、犯人を捕えないではいられない情熱と運と、足が棒のようになるほど、根気よく聞込みをつづけることである。(「放火」より)  日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈捜査篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。 *新宿警察 *所轄刑事 *放火 *新宿西口ビル街殺人事件 *刺傷全身三十余カ所 *轢逃げ *新宿その血の渇き *新宿首狩り事件 ●藤原審爾(ふじわら・しんじ) 1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。 監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい) 1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。
  • 新宿東警察署事件ファイル(1) 極刑
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    1~2巻495円 (税込)
    司法の名の下で蹂躙された被害者家族、そして彼らの怒りが呼ぶ連続殺人!  早朝の新宿歌舞伎町で、都議会議員がマンションの十二階から吊され、遠隔操作で爆殺された。被害者が所有していた多額の資産から、容疑は議員の妻と秘書に向けられた。ところが、同じ歌舞伎町でロシア製のトカレフを使った射殺事件が発生。議員が外国人ショークラブのオーナーだったことも判明し、捜査線上にロシアン・マフィアが浮上する。  迫真の長篇警察小説、「新宿東警察署事件ファイル」第1弾。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。
  • 新宿闇警察(1)
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    1~4巻495円 (税込)
    特殊技能を持った選りすぐりの九人の刑事が、犯罪組織に挑む!  新宿の交番勤務の若い警察官が、何者かによって射殺された。刑事になりたいという夢のために、無謀にも単身で覚醒剤密売の実態を調べていたのだ。捜査を任された特命捜査班、別名『セクション9』の刑事たちは、事件の背後に、ある組織の存在を知る。捜査課、鑑識課、交通機動隊など各部署から招集された個性的な九人の刑事たちが、新宿歌舞伎町を舞台に、法では裁くことのできない凶悪犯罪組織を壊滅する! ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
  • 新人獣裁判
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    1巻770円 (税込)
    肉を裂く処刑の饗宴! とどまるところを知らず暴走する地獄絵図  シュバルツバルトのどす黒い森。そこは半獣人の群盗どもの棲家となっていた。その中に〈疾風(はやて)〉と名乗る一団があった。首領の名はグラーフ。容貌魁偉(ようぼうかいい)にして凶暴極まりないこの男は、実は名門刑吏アングスト家の後継者たる道を捨てた身であった。そして、その弟フランツ。彼は悪魔と恐れられる死刑執行人として君臨していた。ある日彼は、兄グラーフの持ち去った印章を求めて修業遍歴に出る。2人を結ぶ運命の糸は……。  実在した死刑執行人フランツ・シュミットをモデルした長篇グロテスク・サスペンス小説。前作以上に凄まじい拷問スプラッタシーン、究極の鬼畜変態の狂宴がひたすら続く。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 寝台特急あさかぜ1号殺人旅行
    -
    1巻495円 (税込)
    殺害の動機は被害者の女にかけられた一億円の保険金か!?  病身の兄を養い、健気に働くOL・立花芳枝が殺された。鉄道警察官・江戸川警部のもとへ、殺人を予期して助けを求めてきた直後のことだった。犯人の狙いは芳枝にかけられた一億円の保険金。だが受取人は、外出も不可能な病弱の兄・邦夫。浮かびあがる容疑者も次々と殺害され、事件は不可解な謎を呼ぶ。任務の枠を越えて事件を追う江戸川は、その鍵が事件当夜勤務乗車した〈あさかぜ1号〉にあることに気づくが……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
  • 寝台特急北斗星殺人旅行
    -
    1巻495円 (税込)
    運輸大臣宅に脅迫電話……視察を中止せねば青函トンネルごと爆破する!?  青函トンネルを爆破する……何者かの脅迫電話にも拘わらず、〈北斗星1号〉による石和田運輸大臣の北海道視察旅行が強行された。鉄道警察隊・江戸川警部は秘命を帯び、トンネルや列車内をくまなく捜査するものの、不審な物は何も発見できずにいた。だが、安堵も束の間、警戒厳重なはずの列車内で大臣秘書が殺されたことから、再び緊張は高まった。爆発予告地点の青函トンネルへ驀進する〈北斗星1号〉を待つものは何か……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
  • 寝台特急富士(ロビー・カー)殺人旅行
    -
    1巻495円 (税込)
    鉄道警察隊の面前で盗まれた機密とは……脅迫電話、そして次々と起こる殺人事件の謎  寝台特急〈富士〉のロビー・カーで、次期総裁候補・竹山幹事長の財布が盗まれた。警乗中の鉄道警察特捜隊・江戸川警部が、直後に外国籍のスリ4人組を逮捕したものの、彼らはすでに贓品をどこかに匿した後だった。総裁選を左右する機密メモをも同時に盗られた竹山は、江戸川らに徹底捜査を命ずる。だが、メモの行方は杳として知れぬまま、容疑者たちが次々と殺され、事件は謎めいた展開となってしまう……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
  • シンデレラエクスプレス殺人事件
    -
    1巻495円 (税込)
    新幹線の座席に置かれたバラバラ死体の手首は何を意味するのか?  日曜日の東京発最終新大阪行きの『ひかり』。この新幹線は、週末を東京の恋人とともに過ごし、この便で帰るとぎりぎり夜十二時の鐘が鳴る前に関西に戻れることから、「シンデレラエクスプレス」と呼ばれていた。  この列車から切断された女性の左手首が発見された。発見者のコンパニオン・喜多村亜紀と櫛田範子は否応なく殺人事件に巻き込まれてしまう。そして亜紀のもとに届いた謎の手紙の意味とは何なのか。  やがて事件は意外な結末をむかえることに……。本格推理ミステリ長篇。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。
  • シンデレラ名古屋嬢殺人事件
    -
    1巻770円 (税込)
    「名古屋嬢キャンペーン! 三名の名古屋嬢を、私どもテレショップ小林では、社の総力を挙げて、探しておりまあす。懸賞賞金として、一人につき、二千万円を差し上げまあす」  テレビ通販番組『テレショップ小林』の目玉企画として、社長の小林靖冶がテレビ画面で雄叫びを上げた。かつて共演した女性三名の消息を追っているという。調査の結果、そのうちの一名は病死、一名は自死、存命なのは井垣真理のみ。ようやく探し当てた彼女には、残り二名の分も含めて六千万円が現金で贈呈されるという。華やかな贈呈式には、今や売り出し中の推理作家・吉本紀子も特別ゲストとして招待された。しかし、一躍シンデレラとなった名古屋嬢・井垣真理は翌朝、死体となって発見され、六千万円もスーツケースごと消えてしまった……。  美貌の推理作家・吉本紀子と警視庁広域捜査官・上島警部のコンビが活躍する旅情ミステリ小説。完全書き下ろしの電子オリジナル作品。 ●石川真介(いしかわ・しんすけ) 1953年、福井県鯖江市生まれ。東京大学法学部卒。トヨタ自動車に40年間勤務。1991年に『不連続線』で第2回鮎川哲也賞を受賞。錯綜したストーリーと堅牢な構成、女性の数奇な運命と斬新な社会テーマ、丹念な現地取材に基づくローカル描写とグルメ、そして奇抜なアリバイ崩しの長編旅情ミステリーを得意にしている。主人公は推理作家・吉本紀子と広域捜査官・上島警部。作品は『女と愛とミステリー』(テレビ東京)、『木曜ミステリー』(テレビ朝日)でドラマ化。福井ふるさと大使。鯖江市ふるさと大使。日本推理作家協会会員。
  • 新黙示録 北辰の秘宝
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    1~7巻495円 (税込)
    黄金の埋蔵地をめぐって闇の死闘が始まる!  横浜と神戸で華僑の大物二人が殺され、時を同じくして平凡な主婦が二人蒸発した。  蒸発人の調査を依頼された弁護士・加西浩一は手がかりを求め、九州国東(くにさき)半島へ飛ぶ。  そこで加西は、秘宝探しのグループに出会い、謎の詩篇を見せられる。詩篇に隠されている国東の寺院を解明すると、一つの星座が浮かび上がり、黄金の埋蔵地がわかった。  その秘宝と華僑殺人、蒸発妻は一筋の糸でつながっていた……。  呪術を操る怪人・東王子善鬼、全身が毛に覆われた獣人・熊王など、登場するキャラクターも個性的。スケールの大きいエンターテインメント作品である。 ●志茂田景樹(しもだ・かげき) 静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
  • 深夜病棟・二十五時
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    1巻495円 (税込)
    小諸久美子は27歳のベテラン看護婦。入院中の市議会議員・岩館武雄が、手術直前にアレルギーショックで死亡する事件が起き、病院は医療ミスを問われることになった。久美子たち看護婦は巡回時には異常がなかったことを主張。だが、久美子は未明に岩館の病室の前で不審な白衣の男を目撃したことが気になり、フリーライターの姉・菖子の手を借りて調査を開始する。  救急病院を舞台にした長篇サスペンス・ミステリ。『白衣のふたり 横浜コインロッカー殺人事件』の続編的内容。1994年には「火曜サスペンス劇場」(日本テレビ系列)にて『救急指定病院2 入院患者が突然の不審死! なぞの「白い影」を追う子連れ看護婦』という題でTVドラマ化(監督:油谷誠至/出演:池上季実子、角替和枝、野川由美子)された。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。
  • 真理男
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    1巻495円 (税込)
    人間はなんで生きているんだろう? 宇宙って何だろう? 1足す1はなんで2になるんだろう? そういう問題をすべてひっくるめて解決しちゃうような究極の真理はあるのだろうか? 澤村勇介は、何でもごちゃごちゃと考え込んでしまう癖のある、釧路の高校生。ある日、軽音楽部の天才ギタリストJJと、美少女ミズキに出会い、さまざまな疑問に真剣に対峙する「思想結社X」を結成する。高校時代、三人は友情を育むが、それぞれが別々の道へ。数年後、再会を果たした三人。しかし、すでにあの当時のままではいられるはずもなく……。  出会い、友情、別れ、裏切り、絶望、再生……世の中のあらゆる問題を解決できるシステム“究極の真理”を思いついた男の苦悩。爽やかな暴走と蹉跌と再生の物語。 ●鈴木剛介(すずき・ごうすけ) 1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。
  • 爺爺ライダー
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    1巻495円 (税込)
    放火され閉鎖した老人ホーム。そこを飛び出した怒れる老人たちのマシンが街道を走っていく。エンジン付き車椅子、ユンボ、トラクター、バイク、マイクロバスとブルドーザー。老人たちの心は、火より熱く燃えている。老人たちは安全など眼中にない。危険だから生きられる。無謀だから希望がある。ここにいる老人たちは、行儀正しく生きてきたあげく、あえて不良の道を選んだのだ。だが、先導する皆川光一朗は気づいていた。何かがおかしい。なんだかみんなの影が薄いように感じる……。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • JR横浜線殺人旅行
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    1巻495円 (税込)
    高層ホテルからの転落事故現場、血痕は残っていたが死体は忽然と消えていた!  横浜・磯子のホテルで、宿泊客の転落事故が起きた。警乗のため磯子駅にいた鉄道警察隊・江戸川は、事故を目撃していたOLの通報でホテルへ向かう。だが、何故か死体は現場から消失、事件は謎めいた幕開けとなった。その後の調査で、消えた女性客には多額の保険がかけられていたことが判明、事件は単純な保険金殺人かと思われた。ところがその矢先、第二の殺人が……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。
  • 灼熱(ジェラシー)
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    1巻495円 (税込)
    宮古崎康介は大型ビルの企画開発部長。安定した家庭に満足し、人妻との浮気を楽しんでいる。いつものように人妻を見送った夜、横浜のホテルのバーで二十歳前後の可愛い女に声をかけられた。唐突に「タクシー代を貸してほしい」というのだが……。その一週間後、康介は刑事の訪問を受けた。あの夜、近くの港で死んだ男の遺留品に、康介の名刺があったという。だが、人妻との情事を、家庭や会社に知られるわけにはいかない。焦った康介は、事件の詳細を知ろうと新聞記者との接触を試みるのだが……。  ひとりの男の転落と崩壊を描いた長篇サスペンス・ミステリ。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。
  • The End
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    1巻770円 (税込)
    霧と雨の街で「おれ」は目覚めた。だが、なぜこの世界にいるのか、名前も自分が何者であるかもわからなかった。身分を示すものは何もなく、所持していたのは金額や記号がすべて鏡文字になっている、見覚えのない紙幣のみ、一体おれは誰なのか……。幻惑のメタフィジカル・ラビリンス。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 時効を待つ女
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    〈あのとき〉の事件がいまになって思わぬ姿をみせる 「落ち穂拾い班に入ったぞ」久しぶりに早く帰宅した夫が言った。時効間近の事件を再捜査する“落ち穂拾い”。十五年前のあの事件を、夫が担当するなんて…。(「時効を待つ女」より)  女たちの日常と心理をリアルに描く、サスペンス・ミステリー短篇集。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 地獄の釜開き
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    1巻495円 (税込)
    大きな蛭を丸ごと一匹、飲んでしまった。つまり蛭が、食道にへばりついている。おかげで、呼吸できなくなっている。今はそいつを引っ張り出すのが、先決だ。医者に行く、外に出るったって、どこが出口かも判らない。出口を探しておろおろしている間に、ギンコは窒息死してしまうだろう。(「魔物の沼」より)  グロテスクで残虐極まりないシーンが次々と繰り広げられる衝撃のスプラッタ・ホラー短編集。電子オリジナル作品。「電子版あとがき」を収録。 *魔物の沼 *蔵の中のあいつ *来るべきサーカス *地獄の釜開き *懐かしい、あの時代 *ビデオの見すぎにご用心 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 自殺同盟軍
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    1巻495円 (税込)
    自殺かあ。死ぬかあ。いまひとつ気力が湧いてこなかったが、そろそろ本気で考えようと思った。が、いざ実際に、具体的な自殺の方法を考えようとすると、意外にそれが難しいことであるのが分かった。まず、一つ、人に迷惑を掛けるような自殺はしたくなかった。そして、一回で確実に死ねること。そう考えると、どうやって死ねばよいのかわからなかった。  生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは、友人に頼まれて、老人介護施設で働き始める。そこで出会った運命の女“ちなっつぁん”。彼女もまた死を望んでいた。そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=『自殺同盟軍』を結成する。集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女。『自殺同盟軍』はこの6名で活動を開始した……。新世代の青春小説。 ●鈴木剛介(すずき・ごうすけ) 1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。
  • 自分の戦場
    5.0
    1巻495円 (税込)
    「不幸になってたまるか」癌の母親の面倒を見ている、二人の兄は頼りにならない、そして好きな女がいる…  勝った負けたと騒ぐじゃない。勝ち負けなど贅沢だ。俺は働きづめ、毎日が引き分けだ…。死病の母を世話し、好きな女との甘い暮らしを夢見る青年。その幸福になろうとする強い意志を骨太に描く「自分の戦場」(第2回すばる文学賞)のほか、「八月の光を受けよ」(第81回芥川賞候補)と「クレパスの金と銀」の中篇3本を収録。 ●吉川良(よしかわ・まこと) 1937年、東京生まれ。芝高等学校卒、駒澤大学仏教学部中退。1978年『自分の戦場』で第2回すばる文学賞受賞。1979年『八月の光を受けよ』で芥川賞候補、『その涙ながらの日』で二度目の候補、1980年『神田村』で三度候補となった。1999年JRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。
  • 蛇神 ジュナ
    -
    ……綬那山の山頂近くに、大蛇ヶ池いう大きな池があって、その先に浄土ヶ島いう聖地があってなぁ。その森の奥深くに丹波一族が奉じてはるジュナ院いうお社があるんやて。そこには不老不死の“ジュナ”いう神さまがいはるて言い伝えられてる。そやけど、祭で“ジュナ”の託宣をいただくはずやった“蛇子”いう役目の里の若者が……ジュナ院に上がったきり、行方を断ってしもうたんや……。  京都・山科の山麓に祀られる不老不死の神“ジュナ”。人喰い鬼と恐れられ封印された神と、愛を渇望した魂が出会った至福の世界とは? 本格耽美サスペンス。「電子版あとがき」を追加収録。 ●榊原史保美(さかきばら・しほみ) 東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。
  • 邪神帝国
    -
    1巻770円 (税込)
    最も残虐な人間と、最も邪悪な神々が手を組み、史上最悪の軍隊が誕生した。とどまるところを知らぬ悪鬼の所業は世界を震えあがらせる。激動の時代、急激な勢力拡大を果たしたナチスドイツ。しかしその背後には、知られざる闇の力が存在していた。その禁断の力にふれたものはみな奇怪な運命に翻弄されてゆく……。  史実と虚構をたくみに織りまぜ、異形のものどもの存在を描き出した戦慄の魔術的連作集。邪悪なる七篇を収録。※この電子版では、内容の原点回帰を目指して、ハヤカワ文庫版を底本としています。 *〝伍長〟の自画像 *ヨス=トラゴンの仮面 *狂気大陸 *1889年4月20日 *夜の子の宴 *ギガントマキア1945 *怒りの日 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 邪神の呼び声
    -
    1巻495円 (税込)
    ある霊媒師に、これを見せた。霊媒師は、この像の前に立っただけでトランス状態に陥り、奇声を発して硬直した。その奇声は何かの言葉らしいのだが、この地球上の現世人類の物とはとても思えなかった。奇声は、テープに録音されている。それがどんな台詞、いや音だったかを、今ここに記しておこう。(「邪神の呼び声」より)  鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。〈クトゥルー神話〉をテーマにした「邪神の呼び声」「地の底の哄笑」など、計6本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *邪神の呼び声 *地の底の哄笑 *缶詰めの悪夢 *壁の中の幻人 *幽霊屋敷 *ハイヒール ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • ジャック・ザ・リッパー
    -
    1巻495円 (税込)
    ジャックは女を殺すたびに一瞬、この生命の神秘に思いを巡らせ、めくるめくような興奮を覚える  19世紀末のロンドンで起こった売春婦5人の連続殺人。その手口の残虐さで、現代に語り継がれる『切り裂きジャック』事件を、著者現地取材により緻密に再現した猟奇のセミ・ドキュメント・ノベル。幽界版ロンドン・ガイドを同時収録。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 獣医栃尾彩子(1) 猫が嗤った
    -
    1~2巻495円 (税込)
    榎動物病院の美人獣医・栃尾彩子のもとに、火傷の猫を抱いた少年がやって来た。偶然通りかかった民家の焼け跡で拾ったという。翌日、今度は刑事が訪れた。その少年に放火の疑いがあるという。不審に思う彩子は少年の無実を証明すべく、調べ始めた。すると、家人が旅行中でべットの猫しかいない状況下で、室内から出火したことが判明。いわば現場は密室だったのである。彩子の疑問はさらに強まった。全てを焼失し、悲しみにくれているはずの被害者の子供たちの、意外な明るさと笑顔。果たして誰が、何の目的で、いかなる方法で放火したのか?(「炎を吐いた猫」)   連作短篇集「獣医栃尾彩子」シリーズ第1弾。日本テレビ系列「火曜サスペンス劇場」では「女動物医事件簿」(主演:山口智子)としてドラマシリーズ化された。 第一話 耳を嚙む犬 第二話 嗤う鳥 第三話 猫の中身 第四話 憂鬱な犬 第五話 蛇のような…… 第六話 猫は見たか 第七話 炎を吐いた猫 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
  • 十億トンの恋
    -
    1巻770円 (税込)
    箱入り娘の“東京”は幼馴染みの“東京湾”と激しい恋に落ちる  父親ジャポン氏の言いなりになってせっせとおめかしする“東京”。彼女を昔から知っている“東京湾”は、今の姿を複雑な思いで眺めていた。あの頃の、野暮ったい、それゆえに香り高い花にも似た輝くような若さと真面目さは、どこへ行ってしまったのだろう。運送屋であるとともに詩人でもある彼は、ついに娘を強引に奪うことを決意する…。(「十億トンの恋」)  第6回小説現代新人賞を受賞した「媼繁昌記」のほか、「黒いピグマリオン」「九条の尼御前」「十億トンの恋」といった単行本未収録の短編小説、さらには雑誌・新聞・地域広報誌に寄稿したエッセイなどを収録。電子オリジナルの作品集。 ●藤本泉(ふじもと・せん) 1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。
  • 獣界魔道
    -
    1巻495円 (税込)
    血と殺戮の呪力にとらえられた男の名は、キラー!  くわ、口のなかが焦臭くなった。眼球の奥で血がふくらみ、顔に残忍な笑みがうかぶ。そいつの顔の下半分は、すでに完全に砕けており、もう原形をとどめていない。口と覚しいあたりから、唾液まじりの濁った血がブクブク吹き出している。こいつは、まるでエテ公の死体だ…。  殺人鬼キラーが次々と人間を嬲り殺しにする連作短編4本、独立短編4本で構成された、スプラッター短編集。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 十三の黒い椅子
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    「椅子」をテーマに制作された書き下ろしアンソロジー『十三の黒い椅子』。そこに参加した筆者が、ひとり、またひとり死んでいく。インターネット上の掲示板や日記に綴られる不穏な思い。「十三番目は椅子」に座るのは誰なのか。何種類もの伏線が複雑に絡み合い、最後に明かされる驚愕の真実とは。技巧の限りを尽くした鬼才の真骨頂。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 十三夜
    -
    1巻495円 (税込)
    異世界から送られてきた謎多き怪奇短編小説集  謎の失踪劇を引き起こしたホラー作家・智乃健造から、突如連絡があり、「第一夜」と題された手書きの原稿用紙が送られてきた。月刊誌「怪奇幻想マガジン」編集部は、戸惑いながらも、その短編小説を掲載。やがて、「第二夜」「第三夜」と物語は続いていき…。 ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 十二支の童話
    -
    1巻495円 (税込)
    検札係は、兎だった。彼は長い耳を車掌用の帽子から二本突き出して、乗客たちの切符を丁寧に検札して回っている。「乗車券を……」私のところへやって来て、兎は深々と頭を下げた。(「〈卯〉兎エキスプレス」より)  干支に選ばれた十二種の動物をテーマにした摩訶不思議なストーリー。短篇小説集。 〈子〉鼠たちの時間 〈丑〉木登り牛 〈寅〉竹林の虎 〈卯〉兎エキスプレス 〈辰〉トルネードお龍 〈巳〉ヘンビニの三人 〈午〉馬の失踪 〈未〉羊たちの午睡 〈申〉猿の学生 〈酉〉音速ニワトリ 〈戌〉正式犬の優雅な生活 〈亥〉最後のレース ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 12の星の物語
    -
    1巻495円 (税込)
    子供たちは広場に集まっていつも星間ロケットをつくっている。その最新式のロケットが今日、完成したらしい。「乗る順番を決めようとしただけじゃないか」アルマジロの次郎吉は口先をとがらせている。その言葉にアキラはいっそう腹を立てて、空中でハサミをかちかちと鳴らした。「決め方が問題なんだよ」「だから、じゃんけんで……」「こいつう!」争いの原因がだいたいわかった。つまりアキラは蟹だからハサミしか出せない。じゃんけんなんかしたら負けるに決まっている。(「蟹座じゃんけん」より)  十二種の星座をテーマにした摩訶不思議なストーリー。短篇小説集。 第一話 山羊座通信 第二話 水瓶座日記 第三話 魚座システム 第四話 牡羊座新聞 第五話 牡牛座特急 第六話 双子座ファンクラブ 第七話 蟹座じゃんけん 第八話 獅子座レース 第九話 乙女座伝言板 第十話 天秤座からくり 第十一話 蠍座カレンダー 第十二話 射手座大戦争 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 十二文病院 最期の依頼
    -
    1巻495円 (税込)
    「ご主人と一緒に、あの世に旅立ちたいとおっしゃるのですね」十二文病院の院長は、太い眉毛の下の黒い双眸にやわらかな光を湛えて、先ほど着いたタクシーから車椅子に乗って入院してきた樋口加代に話しかけた。(「第二話 彫刻像」より)  人が死亡して、三途の川をわたる時、渡し守に払う船賃が一人につき六文、と言われている。つまり、この世で契り合った二人が一緒にわたるには、合計で十二文…。日本のどこかにあるという十二文病院。そこには特殊な依頼が集まってくる。現行の日本の法律では殺人とされている安楽死さえも。命の尊厳、人生の終焉をテーマにした連作短編小説集。 第一話 絶景 第二話 彫刻像 第三話 術中死 第四話 二人の女 第五話 未覚醒 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。
  • 十人の戒められた奇妙な人々
    -
    1巻495円 (税込)
    ウサギのぬいぐるみをこよなく愛する男、カラオケでの男芸者が苦痛で仕方がない編集者、借金まみれのボーイズラブ作家、哲学的苦痛にさいなまれるガードマン、繊維工学の実験で恥ずかしいスキン着用を余儀なくされる学生……人に言えない恥ずかしい悩みを持つ10人の前に、薄い目つきをした黒ずくめの男が現れる。「殺してはならない」「盗んではならない」「あなたの父と母を敬え」与えられたたったひとつの戒律で、“心の平安”を得られるはずだった10人。だがその運命は……?  ここにしかない奇妙な味、ブラックな笑いと恐怖の全10話。連作短篇集。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 重犯
    4.0
    1巻495円 (税込)
    轢き逃げ、覚醒剤、暴力団……荒んだ街を整復師・東希子が駆ける!  柔道整復師の寺一東希子は、スピード違反を取締中の白バイ警官が轢き逃げされた現場を目撃した。しかも、逃走した車の助手席には五年前、同じように轢き逃げで殉職した片山の娘・清花が乗っていた。不安を隠せぬまま東希子は警察の捜査に加わり…。長篇サスペンス小説。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。
  • 呪者の殺意
    -
    1巻495円 (税込)
    家族のためにもあの父を殺さねばならない……ねぶた絵に秘められた怨念、この世の地獄に、娘はおびえ戦慄する!  ねぶた寺といわれる銀舟寺の住職は、高名なねぶた絵師だった。娘の早子は、人を人とも思わぬ横暴な父への怨念に燃えながら反逆のねぶた絵を描く。だが、どうやらこの家には、父に対して殺意を抱く人間が他にもいるらしい…。  呪われた宿命と業が物語の進展とともに浮かびあがる。津軽のねぶた祭りをクライマックスとする謎の殺人とこの世の地獄を風土色豊かに描き、読者を底知れぬ恐怖にひきずりこむ伝奇推理、心理サスペンスの傑作。 ●藤本泉(ふじもと・せん) 1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。
  • 巡業殺人(1) 殺人予告状
    -
    1~2巻495円 (税込)
    密室トリックの殺人事件が暴く、芸能界の内幕  芸能プロの社長・神山が密室状況の社長室で殺された。東北巡業の打ち合わせのため偶然居合わせた下請けプロのマネージャー・松原は、事件の直前、専務の桑田が沈痛な面持ちで社長室から出て来るのを目撃していた。捜査は難航したまま、松原の率いる人気歌手一行の巡業は始まった。数日後、同行の司会者・花野のもとに一通の脅迫状が送られてきた。殺人予告状。そして、花野は…。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 純白の殺意
    -
    グルメライター水沢風味子・周富徳の殺人レシピ  中華名人・周富徳と料理評論家・門野哲哉の論争に巻き込まれる形になってしまったグルメライターの風味子は、自宅に押しかけてくるテレビのリポーターに辟易していた。そんな騒ぎのなか、なんと門野が仕事場のマンションで死体となって発見される。しかも、なぜか死体には塩がかけられていた…。やがて、第二、第三の事件が起きるのだが、ある不思議な共通項が存在すること気づく。「最初は、塩。次は、砂糖。そして、こしょう?」三種類の調味料が、いずれも事件に関与しているのは、偶然なのだろうか。そして、真相を追いかける風味子は、犯人がひた隠しにしてきた悲しい過去へと辿り着く…。グルメライター水沢風味子が連続殺人事件の謎に肉薄する、長編サスペンス。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 情炎
    -
    1巻495円 (税込)
    「バカなことを言わないで下さいッ。断じてごめんです」警視庁特別捜査班の鏑木二郎警部補は怒り狂っていた。いかに総監命令とはいえ、エリート捜査官の鏑木に霊能者の指示を仰げというのは、たしかに酷だった。二週間前、世界的に有名な美人ピアニスト・樫山弦美が何者かに誘拐されたが、手掛かりはまったくなく、捜査は難渋していた。そこへ、弦美の父でアカデミア音楽院の院長・樫山俊春のたっての希望で、修善寺に棲む異能の男・北里青州を訪ねなければならない羽目になったのだ。青州は、弦美の失踪直前に、チェロの伴奏によるピアノ演奏を耳にしていた。彼が弦美のネックレスを手にして、その居場所を霊視すると……。長篇ミステリ。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 情報捜査員・尾形一刀(1) 黒の闘魂
    -
    1~2巻495円 (税込)
    総裁候補にかかってきた謎の脅迫電話、その背後にいる敵の正体とは!?  次期総裁選出馬を目指す深沢龍則に、正体不明の脅迫電話がかかった。政治生命を断つという脅しだった。調査を依頼された元警視庁刑事の尾形一刀は、深沢の人間性に惹かれ、協力を約束する。深沢には、過去に一つだけ他人にいえない秘密があった。ある女性を、彼女が深沢の子供を妊娠していると知りながら、政治家になるために捨てたのだ。脅迫者がその事実をつかんでいるのか!? 尾形は早速女性の行方を追う。一方深沢は、彼を担ぎ出そうという若手グループと、それに敵対する派閥との争いに巻き込まれてゆく…。永田町を舞台に、男たちの熱い闘いが始まった。  権謀術数渦巻く政治の世界、そしてその裏で暗闘する調査員・ヤクザ・警察…。ハードバイオレンス・サスペンスの傑作、第1弾。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • 女王メアリ 血の死刑台
    4.0
    1巻495円 (税込)
    美貌の女王メアリを待ち受けていたのは、イングランド女王エリザベス一世の悪意ある干渉と罠だった  生後六日目でスコットランド女王、十六歳でフランス王妃となったメアリ・ステュアート。国内を二分する政治権力の争いの中にあって、スコットランド女王という地位にありながら、確かな政治的感覚を持たなかったために運命に翻弄され、また他人をも巻き込んでいってしまう。「稀代の美貌」と称賛されたメアリ・ステュアートの非情な一生。電子化にともない内容を大幅に加筆修正。 ●桐生操(きりゅう・みさお) パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学に留学。主にフランス文学、歴史を専攻。帰国後、西洋史人物の評伝を初め、歴史の裏面に隠された興味深いエピソードを次々と発表して、好評を博す。ミリオンセラーになった『本当は恐ろしいグリム童話』をはじめ、『世界ボーイズラブ大全』『世界エロス大全』『美しくもしたたかな女たちの源氏物語』『やんごとなき姫君たちの秘め事』『魔性のダンサー ローラ・モンテス』など、著書多数。
  • 人獣裁判
    3.0
    1巻770円 (税込)
    全編グロテスクな拷問シーンが繰り広げられる伝説の奇書  反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師……。1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。  “サディズム”という言葉の語源となったサド侯爵ことマルキ・ド・サドを主人公に、苛烈で残虐極まりない拷問スプラッタシーンが次々と繰り広げられる衝撃の作品。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 神魔の火焔
    -
    1巻495円 (税込)
    その力は神か悪魔か…湯煙の向こう側に見えた人間の愚かさ  形成外科医・奇羅明典は、文豪温泉探訪クラブの同窓会で湯ヶ島温泉に来ていた。この地には、苦い想い出が残る。大学三年生の夏期休暇中、中学時代から付き合っていた恋人・桜井志都美が、ここで行方不明になったのだ。  温泉宿「夢迷荘」へ向かうバスに偶然乗り合わせた美女。志都美が好きだった沈丁花の香りがするこの女性が、その晩、死体となって発見される。志都美の面影を追い、事件の周辺を調査し始めた奇羅の目の前に、やがて第二、第三の殺人が起きて…。  東日本大震災における原発事故、薬物の化学実験室、封印されたトンネル、「川波ノート」に記された謎の暗殺集団…。やがてそれらのキーワードが、一つに集約されていく。「経済効果」という美名に踊らされた愚かな人間たちを描く、衝撃のミステリ作品。 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
  • 水銀奇譚
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    1巻495円 (税込)
    世間の「肉」に対して罰を与えて楽しんでいた少年少女たちだが、ある日をきっかけに歯車が狂ってしまう  シンクロナイズド・スイミングに打ち込む香織には、現実の高校生活より、水の中のほうがリアリティがある。肉体をコントロールし、完璧な演技をすることがすべての世界…。  すべては雨と、連続して発見された溺死体から始まった。死んだのは、香織の小学校時代の教師や友人ばかり。当時の記憶が、鈍い痛みとともによみがえってくる。「選ばれし者」だけが入部できる秘密のクラブ、錬金術やオカルトにくわしい美少年の謎の失踪…。やがて、香織の身にも奇妙な出来事が次々と襲いかかる。青春ホラー・ミステリー。 ●牧野修(まきの・おさむ) 大阪府出身。1992年『王の眠る丘』で作家デビュー。1999年『スイート・リトル・ベイビー』で第6回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。2002年『傀儡后』で第23回日本SF大賞受賞。著書は『死んだ女は歩かない1~3』『冥福 日々のオバケ』『私の本気をあなたは馬鹿というかもね』『月世界小説』など多数。
  • 水夢 swim
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    1巻495円 (税込)
    ぼく、もう、それに気がついちゃったんだもん。だれかが、どこかから、ぼくを、デンパでソージューしてるんだ。ううん、ぼくだけじゃないよ。とうさんも、かあさんも、それに、せんせいだって、みーんな、ほんとはロボットなんだから……。(「ぼくはロボット」より)  SF、幻想、コメディなど、日常から非日常へうつろう不可思議な印象を残すショートストーリー11篇を収録。 *ぼくはロボット *大王を待ちながら *路傍の罠 *地球空洞説 *水夢 ~swim~ *アインシュタイン保護区の密猟者 *豚が翔んでいる *地獄塾 *来たれ、超人類! *企業戦士クレディター *不思議もものき探検隊 ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『火星の白蛇伝説』(中央公論新社)、『翼に日の丸』(角川書店)など著書多数。
  • 水曜の朝、午前3時
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    1巻495円 (税込)
    玉置が飲んでいた酒だ。彼はここで誰を相手にこの酒を飲んだのだろうか。玉置に対して抱いていた疑念が、今はもう固まりつつあった。ぼくが持っている写真を見せてしまえば、一挙に解決するだろう。玉置はこの女性と一緒だったのでしょう。そう訊けば済むことだ。それをバーテンダーに尋ねるのはまだ早い。ぼくは迷っていたし、心の備えも充分ではなかった。(「恋に墜ちたら」より)  恋愛小説、音楽カルチャーをテーマにした小説など、多彩な筆致で綴られた短篇小説集。電子オリジナル作品。 *ブルースカイ *恋に墜ちたら *水曜の朝、午前3時 *テイク・イット・イージー *コンパス *センチメンタル・バーボン ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
  • スキャンダル殺人事件
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    芸能情報誌へのタレコミ電話が、恐るべき殺意を引き寄せた!? 『芸能スター情報』編集部は、デビューして間もない新人清純派スター・月永令子に関する密告電話(タレコミ)に色めきたった。「おどろかないでね、彼女、以前チュウゼツ…」そこまで言った女の声が不意に途切れ、「やめて、苦しい。助けて」という悲鳴になって電話が切られた。翌日、電話を掛けてきたと思われる女を捜し出した時には、彼女は死体となっていた…。  虚像の裏に渦巻くスター達の世界をミステリータッチで描いた表題作ほか、ミステリの傑作6編を収録。 *栄光と陥穽 *消えた指紋 *悪女のプレゼント *消された死体 *スキャンダル殺人事件 *盗聴器 *死体はLを描いた ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • スキール・クィーン
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    1巻495円 (税込)
    伊月亜希子はごく平凡な女子大生。軽自動車であるスズキのKeiが愛車である。ある夜、咄嗟に繰り出した慣性ドリフトで、親友・ユリを襲った人身事故を未然に防いだ。その瞬間を目撃した『キラー・クィーン』のリーダー、鷺島麗に声をかけられる。「私たちと“バトル”をしなさい。負けたら言うことを聞いて」……なんと彼女たちは、走り屋の間ではカリスマ的な人気を誇る日本屈指のレースチームだった! デパートの立体駐車場で、愛知県警前で、長久手の峠道で、熱い“バトル”が始まった。ユリの恋人・和宏が所属する走り屋チーム『名古屋式』と『キラー・クィーン』の抗争に巻き込まれた形になってしまった亜希子。だが、嫌がりながらもハンドルを握る彼女のドライビングテクニックは、本物だった!  度肝を抜く熱戦が繰り広げられる、超絶カーレース小説。電子オリジナル作品。 ●町井登志夫(まちい・としお) 作家。1964年生。日本SF作家クラブ会員。1997年、『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞〈最優秀賞〉を受賞し、デビュー。2001年に『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。他の作品に『爆撃聖徳太子』『諸葛孔明対卑弥呼』『倭国本土決戦』などがある。最新作は『改革者蘇我入鹿』。

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