BL - ラヴァーズ文庫作品一覧

  • 魅入られた虜囚
    3.0
    「お前には上下関係というものを教え込まねばならないらしい」 若い男の連続失踪という怪異な事件を追って、新米刑事の桜井は警視庁キャリア組の東條とコンビを組む。傲岸でサディスティックな東條に、桜井は逆らうことがまったく許されず、下僕のように捜査に付き従うだけだ。だが、勘の鋭い東條が事件の糸口を掴んだとき、桜井は若くて綺麗な男に拉致監禁されてしまった。 「アレは男の体液が大好きなんだ。被害者がどんな状況だったか、自分で体験してみるといいよ、刑事さん」 桜井はある研究の実験台にされて――!?
  • 棘の檻
    3.1
    今から来い。三人で、しよう」 フリーターの篠田白斗(はくと)は、警察官である兄の利一に呼ばれ、利一の恋人で職場の部下・玖珂(くが)の部屋へ行く。そして、利一に命令されるまま、三人でベッドを共にしてしまう。白斗には逆らえない理由があったのだ。初対面の玖珂は、なぜか怒りと蔑みをぶつけるように激しく白斗を蹂躙した。 「墜としてやる。真っ黒になるまで汚れろ」 その日以降、玖珂は、利一のいない時に白斗を無理矢理抱くようになり…!? 絡み合う黒い愛情に囚われた白斗の運命は!?
  • 不埒なセラピスト
    -
    毎朝、満員電車でチカンの被害に遭っている益田愛音は、男ということが災いして、恥ずかしさのあまり、誰にも相談できずにいた。そして、決死の覚悟でたどり着いたのが、噂で聞いた怪しげなカウンセリングルーム。そこのセラピスト・十和田秀哉は、噂に反してとても優しそうな美男だった。しかし、愛音に適しているのは「催眠術」だと妖しい治療を施されてしまう! しかもその施術中に見る幻覚は、色んな人物に扮した十和田に辱められるというもので!! 森の狼男、双子、ペットの飼い主…。様々な幻覚の十和田に恥ずかしい行為を迫られ、次第に不安になる愛音だが…!?
  • 雨の下の君に捧ぐ
    3.3
    順風満帆、今が楽しけりゃそれでいい。毎日をだららだらと適当に送っている美容師・二戸島由有(にこしまゆう)の快適な生活は、ある日、店の異動を命じられ激変する。異動先には、二戸島が最も会いたくない先輩、橋本すばるがいるのだ。 「いつも楽そうにやってたお前が、困ってる姿を見るのは楽しい……いいザマだな」 『美容師界の王子』と呼ばれ、メディアでも人気絶頂のすばるは、何故か「王子」の仮面を二戸島の前でだけ外す。地味で暗かった過去とまったく違い、傲慢で美しく変貌したすばるに、過去の「秘密」を握っている二戸島は、巧みな飴と鞭で翻弄されてゆき――。
  • 心に愛は満ちてるか?
    4.0
    相馬の勤める『よろず屋』に、ある珍しい依頼が舞い込んでくる。 「夫が男と浮気している」 調査を始めた相馬が見た、『男が入れ込む男』とは、外見、職業ともにこれ以上ないほど、普通のおじさんで…!? 調べていくうちに、依頼人の夫の他にもおじさんこと・樋口を狙っていそうな男たちが続々出てくるが、当のおじさんは全く気がついていない様子。ある日、貞操の危機を救うため、思わず樋口を助けてしまう相馬だが!? イケメン調査員VS普通(?)のおじさん。天性の魔性男に惑わされるな!!
  • 優しくしてね
    -
    父親の残した多額の借金を抱える立花璃月(りつき)は、金融会社の社長・英信に、1回につき100万円がチャラになる『特別な仕事』を命じられる。それは、見ず知らずの男に身体を触られたり、満員電車で痴漢のターゲットにさせられたりと、恥ずかしいものばかりで…!! 「気に入った奴を見せびらかしたいんだ」 100万円も払って璃月に恥ずかしい仕事をさせる英信の企みとは? 傲慢で美しい『変態』に気に入られてしまった、貧しい璃月はどうなる!?
  • 嘘と弾丸 真実と生贄完結編
    4.0
    霞ヶ関・法務省で起こった立てこもり事件――。死刑囚が無罪を訴え、数人の幹部を人質に立てこもっている。 警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は、犯人説得のすえ、自らも人質となり、事件現場に潜入することに成功した。しかし、死刑を宣告されるほどの凶悪犯である悠木は、ひどく冷静で、駆け引きの主導権を握るため、鴻一に快楽の拷問を繰り返す。 そうして強制されるまま、鴻一は悠木の起こした殺人事件を調べ直すことになったのだが、そこに潜む残酷な陰謀は、鴻一の身も危険に晒し…。壮絶な心理戦ののち、お互いが手に入れた真実とは…。 地下オークションを暴く番外編『悦楽の限界(リミット)』大幅収録!
  • 凍る月 瑠璃色の夜明け
    4.0
    生まれつき特異体質の鳳光陽は、同じ境遇の梁井轟と契約を交わしている。そうした契約相手がいないと死んでしまう体質の者たちは、互いに支え合い、ひっそりと生きてきた。 しかしある時、その存在が人間にばれ、仲間たちが次々と捕らえられてしまう。契約相手と引き離されれば、片割れを死なせてしまうかもしれない――。 愛情以上の硬い絆で結ばれた相手を守るため、仲間たちと共に梁井もまた、戦いの前線に向かおうとするのだが…。 梁井に降りかかる危機、光陽の決意、悲しい運命を巡る恋人たちの信愛長編いよいよ完結!!
  • 凍る月 七色の攻防
    3.8
    生まれつき特異体質である鳳光陽(おおとりこうよう)は、同じ境遇である梁井轟(やないごう)と「契約」を交わしている。特異体質の人間は、契約相手がいないと、ひとりでは生きていけず、そのお互いに生まれる「絆」が、時に独占欲や嫉妬に変わり、同族を傷つける。 そんな同族同士の妖しい人間関係のもつれに、梁井と光陽は巻き込まれようとしていた。激しく絡まった幾人もの憎悪や愛情は、誰が正しくて間違っているのか分からない。 人一倍、独占欲の強い梁井は、光陽を奪われまいと、誰も傷ついてほしくないと訴える光陽をおいて、自ら罠に飛び込むが……。
  • 忠実な執事と秘密の結婚!?
    3.0
    「結婚できないカラダにしてやるよ。それが望みなんだろう?」 都内の大地主の令息・日向野蓮華は、祖父が勝手に決めてしまった結婚を破談にするために、執事の彬人を連れて逃亡を図る。楽しい恋もアダルトな交際も、まだしたことがないのに、祖父の言いなりになるわけにはいかない! 固い決心を胸に、いちばん古い別荘に身を隠したところまでは良かったのだが、しかしそこで、これまで冷静沈着で忠実だった彬人が、あることをきっかけに豹変してしまって…!!
  • 星に願いをかけてみた
    3.0
    『星屋』のブレスレッドは願い事が叶うらしい――。そんな噂がある天然石アクセサリーショップの人気デザイナー『ナオ』の正体は、実は半引きこもりの地味な青年・星野直己。「こんな俺が作った物で願いが叶うわけがない」と噂をまったく信じていなかった。 そんな直己を好きになってしまった、実業家の会沢龍一郎は、その心を掴むため、直己自身が作った隕石のブレスレッドに願いをかけることにする。 「大昔にやってきた流れ星さん。よろしくお願いします!」 直己という、天然石でキラキラと輝く難攻不落の要塞を、龍一郎は落とすことができるのか!?
  • キスは痛いくらいがちょうどいい
    3.8
    金もない、夢もない、したい事もない…。堕落した生活を送っている美大生の小菅純太は、新しく決まったアルバイト先のデザイン事務所で、妙な男と出会う。誰とも口をきかず、目も合わせない、だけどとても綺麗な男。小菅は一瞬にして、この波古一貴(通称ハコイチ)の、神秘的な魅力に惹かれていくのを感じた。 誰よりも孤独で、何にも染まらない純真なハコイチを、独り占めしたい。小菅は少しずつ近づいていくことにするが、ある日偶然、ハコイチの驚くべき秘密を知ってしまい……!!
  • 下北沢カフェ・エモート
    3.0
    下北沢にある小さなカフェ『エモート』。そこのシェフである土ヶ谷創(つちがやそう)は、ある日、ふらりと現れたパーマ頭の青年・喜多秀虎に、無理やりアパートに居候されてしまう。 大食いで騒がしいほど明るい秀虎は、いつの間にかカフェのホールスタッフとして働くようになり、まるでひな鳥のように創の料理を心待ちにしている。そのうえ、鍛えている創の身体に憧れを抱いていて、ホモ疑惑も浮上!! 絶体絶命の創の姿を見ても、優雅なオーナーや、イケメンパティシエは面白がって知らんふりで…。 明るい謎の男、短気な創、優しすぎるオーナーと、のん気なパティシエ。厄介者ばかりが集まったカフェには波乱がいっぱい!?
  • いけないセクハラ講座
    3.3
    男同士のセクハラは成立するのか――。 小さな喫茶店を営んでいる山本旭希(やまもとあさき)は、親友で、コンサルティング会社・社長の大井長生(おおいちょうせい)が請け負ってきた、妖しいセクハラ検証に、無理やりつき合わされることになってしまう。被害者から寄せられた、様々な実験を行うのだが、なぜか被害者の役は、いつも旭希に回ってきて……。 ジムで、病院で、洋服屋で、長生が毎日仕掛けてくる、きわどい刺激に、いつの間にか旭希は……!!
  • ジェラシーの囁き
    3.5
    「幼かったお前と、弱かった俺。最初に間違えたのは、どっちだ――」 一流商社に勤めるサラリーマン、奥田孝幸は、出世も約束され、順風満帆の生活を送っていた。しかし、同じ部署に入ってきた新入社員の秋谷育士(あきたにいくと)を見た瞬間から、嫌な予感が湧き上がるのを感じる。 孝幸が今まで必死に隠してきた秘密を、唯一知っている男に、育士はとてもよく似ているのだ。 動揺を押し殺す孝幸だが、育士は何かを見透かしたかのように、ゆっくりと近づいてくる。羞恥、負い目、屈辱…。あらゆる手段で、孝幸は雁字搦めにされてゆき…。
  • 隷属の闇
    3.4
    麻薬捜査官。竜野真紀は、大がかりな麻薬取引の情報を掴むが、摘発直前で突然拉致され、香港へ連れ去られてしまう。マフィアのボス・王の屋敷に監禁され、お前は親友に売られたのだと告げられるが、真紀は頑なにその言葉を信じようとしなかった。「刑事である弟や親友が必ず助けに来る」その真紀の思いを踏みにじるように王は、「俺から解放して欲しければ、お前が頑固に信じている親友や弟を殺してくれと乞え」愛玩具として王に嬲られ、凌辱の限りを尽くされる真紀を、さらに卑劣な条件で追いつめてくる。人を信じようとする男と、信用しない男。二人の感情は激しく縺れ合い…。
  • 銀月夜
    4.0
    「俺はあんたを手の内に引きずり込む。あんたがどんなに嫌がろうとな」。 ある組織に両親を殺され、恨みを持っている銀颯人(しろがねはやと)のもとに、ひとりの男が現れる。 その男・佐倉遼は、銀と同じく組織を恨んでおり、皆殺しにするためなら手段を選ばない、残酷な計画を銀に持ちかけてきた。 目的は同じでも、汚い手段を受け入れない銀を、佐倉は強引に陵辱し、銀の中に潜む『黒い本能』を揺さぶってくるが…。 望まないのに、必然的に重なってしまう、ふたりの軋む運命は――…。 憎しみでしか生きていけない。 それ以外の道を探せない――…。
  • 花の慟哭
    4.8
    「君のいない人生がどれだけつらいか、頭がおかしくなりそうなこの気持ちが、君にはわかる?」特異体質のせいで、幼い頃から研究所で育ってきた巴は、その研究所を破壊しにやってきた「組織」の須王に助け出される。しかし、巴の存在は、その組織でも混乱を招くものだった。組織の者に陥れられ、須王と引き裂かれた巴は、ある医者に再び監禁されてしまう。巴を救えなかったことを激しく後悔する須王と、須王のもとに戻りたいと願う巴。強く惹き合う二人の運命は、嵐のように膨れ上がりー…。
  • 枯れ木に花が咲く頃に
    3.6
    電機メーカーに勤める営業課長の田中史郎は、100万円以上貢いだ若い彼女の結婚式にイヤイヤ参加することに。しかし、そんな最悪の失恋も吹っ飛んでしまうような出逢いが、ここで史郎を待ち受けていた!! 最悪なはずの結婚式場で、謎の美男子と、取引先のエリートに気に入られてしまった史郎は、毎日のように来る2人のアプローチに振り回されるようになる。 それを察している、精悍で体育会系の部下や、優しくて穏やかなバーテンダーも何故か加わり、4人の男たちに口説かれ、襲われ、慰められ…。 平凡な中年男に恋の嵐が突如襲来!?
  • 枯れ木に花は咲き誇る
    4.0
    某電機メーカーに勤める営業課長の田中史郎は、振られた彼女の結婚式にムリヤリ参加させられた最悪の日をきっかけに、どういうわけか4人の男に猛烈なアプローチをかけられ、恋愛事情が一変してしまう。 一流大学に通う14歳年下の美男子と、取引先のエリートサラリーマン、精悍で体育会系の部下、大人な雰囲気漂うバーテンダー。戸惑う史郎の気持ちとは裏腹に、更にそこへ年上の有名建築家まで加わってきた! 5人の男たちに誘惑され、押し倒され、翻弄され…!! 男限定で、しかもとびきり『いい男限定』で、平凡な中年男はモテ期真っ盛り!?
  • 新宿退屈男 秘匿の恋情
    4.3
    新宿にある『便利屋の早乙女』の所員・竜野友紀は、仕事そっちのけで、隙あらば蜜事を仕掛けてこようとする所長の早乙女に翻弄されながらも、ふたりだけの事務所を守ろうと日々奮闘している。そんなある日、早乙女の親友で、ヤクザの碑文谷が重傷を負って現れた。 「痴情のもつれで刺された」 その衝撃の一言が大事件へと発展し……!! これが引き金となり、事務所に関わる面々、『早乙女ファミリー』の内に秘めた恋愛模様も明らかとなる(?)。 騒がしくても大真面目!! 究極のトゥルーラブ。
  • 新宿退屈男 愛隣の絆 上
    4.0
    新宿にある『便利屋の早乙女』。お金持ちで、まったくやる気のない所長・早乙女に、所員の友紀(元刑事)はぶち切れ寸前の毎日を送っていた。ふたりはただの雇用主と従業員というわけではなく、肉体関係はあるものの恋人とも違う。友紀が中途半端な気持ちを持て余したまま、いつものように素直になれずにいたある夜、突然、早乙女を訪ねて友紀の元同僚の刑事が事務所に現れる。そのまま連行されていく早乙女の様子に、友紀は激しく動揺し……。 早乙女を救うため、友紀のもとに個性派揃いの仲間が集まり、『早乙女ご一行』の面々が無敵のホーム・新宿で大暴れ!!
  • 新宿退屈男 色欲の楽園
    4.2
    新宿にある『便利屋の早乙女』。お金持ちでまったくやる気のない所長・早乙女に、所員の友紀はぶち切れ寸前の毎日を送っている。 そんなある日、早乙女の幼なじみで、世話係の美人が行方不明になってしまう。眉目秀麗、常に冷静沈着な美人が、黙っていなくなるなんて、何かの事件に巻き込まれたのかもしれない。今まで見たことのない早乙女の真剣な表情に、友紀は戸惑いを感じていた。 もしかすると早乙女は美人のことが…? モヤモヤする複雑な友紀の想いを乗せたまま、『早乙女事務所ご一行』の飛行機は、美人の行方を追っていざ南国島へ! 赤道直下型!! 灼熱のラブ&ミステリー。
  • 花の破片
    3.6
    ひとカケラでもいい。 俺がまだ君の中に存在しますように…。 「自分の運命は変わった…。誰よりも大切だったはずの親友を裏切ったあの夜から……」。 新宿東署・刑事課長の田崎礼は、ただひとりの親友だった、麻薬取締官の竜野真紀を裏切ってしまった。結果、真紀は香港マフィアに拉致され、1年経った今でも行方不明のままである。 深い後悔の念から田崎は、たったひとりで真紀を救うため、香港に乗り込むことを決意するが、突然現れた盲目の、元軍人だという妖しい男に妨害され……。 嘘・疑惑・嫉妬・愛。懸命に隠してきた男の想いが、今明かされる…。
  • 新宿退屈男 愛欲の交叉
    4.2
    「信じてる。生きて、俺たちが迎えに来るのをずっと待ってるって…」。主人公・竜野友紀は、天職だと思っていた刑事を辞め、新宿の便利屋・早乙女の事務所で働いている。潜入捜査中にマフィアによって香港へ拉致されてしまった兄を救うため、協力してもいいという早乙女に、交換条件で身体まで差し出しているのだ。巨大な闇社会から兄を救出するチャンスを窺って、香港へ乗り込む友紀と早乙女だが…!!マフィアのボスに愛玩具として囚われている兄と、健気に兄を想う弟は無事再会できるのか。早乙女事務所VS香港マフィア!ついに決着か!?
  • 蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人
    4.1
    ごく普通の大学生・鷹上理玖(たかがみりく)は、幼なじみである雛木馨(ひなきかおる)の重大な秘密を知っている。それと同時に、自分が持っている危険な秘密も隠していた。目的のため、小学生時代から親友を装い、警戒心と勘の鋭い馨をうまく騙せている、はずだった…。 しかし、些細なことが原因で、10年以上隠し通してきた理玖の秘密が、すべて馨にバレてしまう。姿を消す理玖と、それを追う馨…。生まれ持った運命に逆らうことを決意した、ふたりが出した答えとは――。
  • 慈愛の翼 紫眼の豹と漆黒の鳥
    3.8
    『天使を見つけたら即、城へ献上せよ』 美しい幻の種族として伝えられるバーディアンの生き残り・ユーリは、森の湖で貴族悪魔の豹・蒼真と出くわす。狩る者と狩られる者、絶体絶命の状況でユーリはケガを負ってしまうが、そんなユーリを蒼真は狩らずに助ける。 「天使を食う趣味はないんでね」 悪魔の掟に背き、傷が癒える間だけ、誰にも秘密で山小屋にかくまわれたユーリだが、ときおり現れる蒼真の『狩人』の瞳に追い詰められ――。 深い森の中、出会ってはいけない者同士が惹かれ合い、そこから禁断の運命が動き出す。
  • 咲き誇る薔薇の宿命
    4.0
    赤い瞳、年を取らない身体――。 半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやまぜつ)と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。 ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる――はずだった。 しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!! 無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?
  • 焦れ舞う薔薇の宿命
    4.2
    赤い瞳、年を取らない身体――。 半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやまぜつ)と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、逃亡を続けている。しかし紲は、女王から送り込まれて来るかつての仲間たちと戦い、傷つけ合うルイの姿を次第に見たくないと思うようになっていた。 「罪もない他者を傷つけるくらいなら、このままふたりで消えてしまったほうがいいのかもしれない――」 そんな紲の葛藤を見透かしたように、女王は紲の親友、蒼真を差し向けてきて…!! 残酷な選択を前に、一途な愛は引き裂かれるのか。
  • 乱れ咲く薔薇の宿命
    3.8
    赤い瞳、年を取らない身体――。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやませつ)と、「貴族」のルイは、気の遠くなるような歳月を経て、ようやく恋を実らせ、永遠の愛を手に入れたかのように思えた。しかしそれは、ふたりにとって壮絶な運命の始まりだった。 身分の違うふたりを引き裂こうと、様々な妖しい魔の手が紲を狙い、紲を守ろうとするルイと激しい死闘を繰り返す。譲れない愛情は、ふたりを次第に追いつめてゆき…。 狂おしいほどに純粋な禁断の恋物語。
  • 砕け散る薔薇の宿命
    4.0
    赤い瞳、年をとらない身体――。 誰にも言えない秘密を抱えて生きてきた、調香師の香具山紲(かぐやませつ)は、都会を避け、軽井沢の別荘地でひっそりと暮らしていた。しかしそこへ、過去に最悪の別れ方をした元恋人のルイが姿を見せ驚愕する。 「次に私の前に現れれば殺す」 別れ際、酷い言葉を残したルイは、今も紲を憎んでいるはずだった。あれから百年近く経った今になってルイが現れたのは、裏切りにも似た過去の紲の決断を裁くためなのか、それとも……。 人間よりも麗しく、獣よりも狂おしい、人ならざる者たちの気高い愛の物語。
  • オジさんパラダイス 愛される理由
    3.0
    「君を俺たちのものにしてしまおう」 誰が見ても冴えないオジさん・桜田は、ある日、アクシデントで『35歳以上の男性以外は入店禁止』のバーを訪れる。そこは、地位と名誉と渋いルックスを持った『イケてるオジさん』たちが常連の店で。しかし、『イケてないおじさん』のはずの桜田は、何故だかそこで注目を浴びまくってしまう!! 「俺が場違いだからか?」 その疑問とは裏腹に、俳優、小説家、医者、大工――、桜田に接近してくる男たちは着実に増えていき……!! とびきり極上の男たちに、巧みなてだれで手管で追い詰められた、しがないオジさんの運命は!?
  • 摩天楼の鳥籠
    4.0
    「徹底的にその身体を追い込んでやろうか」 先祖代々、久内家に仕えてきた月ヶ瀬一族の生き残り・瑞樹は、有名企業『久内』の後継者である勲生(いさお)に拉致され、ビルの最上階に閉じ込められてしまう。勲生の目的は、久内の先祖が月ヶ瀬に奪われたという財宝。何も知らない瑞樹の身体には、上気した時にだけ浮かび上がるタトゥの地図が施されていた。 財宝の在り処をつき止めるため、捕らえられた瑞樹に様々な強制快楽が与えられ……。運命に翻弄される二人の心は、煌めく摩天楼の一室で、次第に絡まり昂ぶってゆく――。
  • 恋なんてもんは。
    3.8
    とある理由で警察官の夢を諦め、小さなモデル事務所でマネージャーをやっている黒塚六之助は、ある日、抜群のルックスをした男と出会う。しかし、その男・青山颯天(はやて)は、自分の美貌にまったく気付いておらず、むしろカッコ悪いと思っているようだった。 懸命にスカウトを試みる六之助だが、遠慮がちに言われた青山のお願いに衝撃を受ける。 「あなたが俺の彼女になってくれるなら…」 体育会系の三十路男を彼女にしたい、無自覚イケメンの恋愛思考は、いったいどうなってる!?
  • 悪魔のようなあなた
    4.3
    「これも仕事のためだろう?」 総合商社に勤める森澤貴之は、不況を乗り越えるため、有名な大病院へ高額医療機器を売り込むことを決める。しかし交渉中、外科の責任者・安藤から、妖しい取り引きを持ちかけられた。 「契約を取りたければ、私の言うことを聞きなさい」 部屋に拘束され、熱を煽られた森澤は、耐えられずに頷いてしまうが……。 2億円と引き換えに、この日から森澤の生活は、美貌の医師によって、屈辱的で甘美なものに塗り替えられていく――。
  • 悪辣色男
    3.9
    堅実な就職先、型どおりの結婚。今まで常識的に生きてきた川崎は、ある事情から会社をリストラされてしまった。川崎は躊躇(ためら)いつつも、男ばかりが集う高級クラブに再就職する。オーナーの鮎川の「身を売る必要はない」という言葉を信じたのだ。 だが、地味で冴えない川崎にやっとついた指名客が求めたこととは……!? 「本当は、嫁さんにねだられなくなってホッとしてるんじゃないのか? 女なんか嫌いなんだろう?」 川崎のついた「嘘」を知っているかのように、川崎を脅し、追いつめてくる鮎川。黒い魅力に、秘められた願望は暴かれていく――!!
  • 君と濡れる
    3.9
    不動産屋に勤める一条祐樹は、いたって普通の家庭に育ち、普通のルックスで、可もなく不可もない平凡な人生を送っていた。しかし、店に大学時代の憧れの先輩が現れ、平凡な生活がそこから次第に変わっていく。過去にただひとつ、普通じゃない経験を先輩としてしまったのだ。 現在は有名な映画監督の、先輩こと・雨川太智は、祐樹を新居に呼び寄せ、カメラに収めながら身体を弄んでは、逆らえない祐樹を連れて、次々と引っ越していく……。その不可解な行動の真の目的とは? ある雨の日に始まった、妖しく甘美な恋物語。
  • VIPルーム 魅惑の五角関係
    4.6
    平凡なサラリーマンの正人は、会社をクビになったうえに、妻と離婚し、まさに人生最悪の状況にいた。そんな中、やっと見つけたバーテンダーの仕事だったが、その高級クラブに通って来る、どこか危険な匂いがする4人の男たちは、華やかなホステスよりも、何故だか地味な正人を口説いてきて…!! 「皆、正人が可愛いってことに気づいてないから、俺が食っちゃってもいいよな」 その一言で、バーテンダー争奪戦が始まってしまった!! 極上の野獣たちに囲まれ、絶体絶命!? 密室『VIPルーム』で始まる濃厚シェイクラブ。
  • 龍の逆鱗
    5.0
    香港から『龍』が消えて3年――。 高柳智明は、『龍』の重い宿命から解放された恋人のテイエンと共に、穏やかな日々を過ごしていた。そこへ、新しい『龍』こと3歳のフェイロンがやってくる。とある事情で何故だか、フェイロンとふたり、パンダを見る旅行に出かけることになった高柳だが、そこには再び『龍』を巡る闇の罠が仕掛けられていて……!! 混沌として絡み合う、アジアの雑踏の中で、二匹の『龍』は、愛する者を守れるのか――。
  • 鳳凰の片翼
    5.0
    「覚悟はありますか? 私を受け入れれば、もう後戻りはできない。あなたは一生、私のものです」 建築家の遠藤翔太は、縁もゆかりもない、美貌の風水師に台湾で出会う。その助言で一国をも動かすと言われる高名な風水師・劉は、ある一件以来、遠藤のことが気に入ったようで、いつの間にか同じマンションに越して来て、遠藤の近くにいるようになった。 しかし劉は、アジアの国々はおろか、世界中の裏組織がその身を囲いたがっている類まれなる存在で――。 劉が唯一、気を許している遠藤は、裏組織の格好の餌食となってしまい…!!
  • 獅子の双飛
    4.0
    「お前は、あいつをおびき出すための餌だ」 世界屈指の優良企業・ウェルネスマート。そこのNY本社出身である弁護士の梶谷英令(かじやひではる)は、恋人であるレオンとケンカしたまま、久しぶりに日本を訪れる。しかしそこには、東京・新宿の裏組織による妖しい陰謀が待ち構えていた。 裏組織の罠に堕ちた梶谷は、レオンによって彫られた腰の刺青を暴かれ、上海の陰の権力者であるレオンを日本に呼び出すよう、強要される。 「私をこんな目に遭わせても、『上海の獅子』はここへは来ない」 気丈に振る舞いながら、屈辱に耐える梶谷だが…。 眠らない街で、男たちは真実の愛を求め彷徨う。
  • 龍の覇道 上巻
    4.0
    世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その香港支社に勤める高柳は、香港一号店のオープニングセレモニーで事件に巻き込まれる。 原因は、香港の闇社会を治める『龍』であるテイエン・ライ。テイエンは高柳の身体と引き換えにウェルネスに協力していたが、いつしか高柳の「心」を手に入れたいと思うようになり、闇社会から消えようとしていた。 「高柳と同じ世界で向き合いたい」 そんなテイエンの真摯な決心とは裏腹に、次の『龍』の座を巡って、深い闇が動き出している。その闇は美しい『麗人』に形を変え、高柳に近づき…。 あなたのためなら、僕は死んでもいいと思ったんだ――…。
  • 鳳凰の天翔
    3.5
    『人形のようでいて、人間で。女性のようでいて、男性で。光のようでいて、陰で…』。アジアを始め世界でも有名な美貌の風水師・劉は、建築家・遠藤翔太の将来をたったひと言で大きく変えてしまった。劉の口から出た「ノー」のひと言で、人生を賭けた一大プロジェクトが潰されたのだ。以来。劉を恨むように経験を積んだ遠藤は、必死に伝を探し、劉との再会を果たすが、その時の劉は、ある男に囚われの身になっていた。劉を取り巻く危険な計画に巻き込まれた遠藤は、妖しい色香を纏う風水師とふたり、男の屋敷に監禁され……。
  • 獅子の爪牙
    4.4
    「この爪と牙は、お前を守るため、そして弄ぶためにある…」 世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部である弁護士の梶谷は、上海進出を成し遂げるため、マフィアのレオンと交渉する。その結果、プライドの高い梶谷がレオンに抱かれ、身体に刺青を入れてもらえて、ようやく進出の許可を得た。しかし、その後もレオンとの関係は切れず、次第にレオンを受け入れてゆく自分自身を、梶谷は持て余すようになっていた。そんな時、突然、レオンが姿を消してしまう。梶谷をさんざん翻弄し、深い爪痕を残したまま…。レオンの行方を捜す梶谷にも黒い影が忍び寄り…。
  • 熱砂の王と冷たい月
    3.7
    シークレットで来日したアラブの王、イドリースの命を狙う為、殺し屋である霧生由(きりゆう ゆう)は王が所望した男娼とすり替わり、暗殺の機会を窺っていた。しかし、王ではなく第二王子のナーヒドに気に入られ、無理やりその身体を奪われてしまう。そこから由の計画は次第に崩れ始めていった。暗殺を実行できないまま由はナーヒドによって共にアラブに連れ帰られ―…。優雅で優しい王子とそれに囚われた冷酷な美貌の暗殺者。ふたりが砂漠の地で巻き起こす灼熱のエキゾチックラブ。
  • 黒帝愛人
    4.0
    「サディストの、いいご主人様に巡り合うことを祈っててやるよ」 新宿に存在する多国籍集団UNIONのリーダー、桂木祥悟は、警察から仲間を守るため、闇オークションの出品物として囮捜査に協力させられていた。もののように扱われ、値段をつけられても、会場に踏み込んで来た警察に助け出されるはずだった。しかし、祥悟に50億の落札額をつけた男は、警察の手をたやすくかわし、祥悟を香港へ連れ去ってしまう。「日本の淫らな原石は磨きがいがありそうだ」決して屈しないと誓う祥悟だが、神秘をまとう美しい男の性奴になる運命なのか―…。
  • 蠱惑の脅迫者
    3.7
    「お前に潜入捜査を命じる」警視庁捜査一課に所属する雨宮塔也は、初任務となる捜査を命じられた。潜入するのは「アポロクラブ」。その会員制の高級クラブに、ある政治家秘書の死が関係しているらしい。身分を偽った塔也は、オーナーの東郷に勧められるまま、媚薬入りのシャンパンを飲み干してしまった。「刑事だろうと関係ない。ここの男娼になれ」と、身体を火照らす塔也に東郷は言い放った。何故刑事だとバレたのか。それに東郷の冷たい目に浮かぶ憎しみは?塔也は売春組織・アポロクラブに囚われて…。
  • 執事様に任せなさい
    3.3
    極貧生活を送る主人公、柴田和貴は、ある日、白昼堂々、誘拐されてしまう。監禁されるように閉じ込められたのは、超高級ホテルのスイートルーム。そこには、ひとりの執事が待っていた。「あなたには、おじい様の莫大な財産と共に、執事である私を相続する権利があります」。執事は、和貴が会ったこともない祖父の遺産を、強引に相続させようとしていきたのだ。しかもその遺産を巡り、和貴は親戚中から命を狙われる事態に!身寄りのない和貴が頼れるのは、その美しい執事だけだった。しかし執事は、ボディガードの代償に『ご褒美』を要求してきて…!!
  • 媚薬研究者の甘やかな誘惑
    3.0
    「科学者なら皆知ってる。媚薬なんか存在しないって…」。珠樹の勤める製薬会社には、『媚薬の臨床試験』という極秘で行われる検査がある。その検査の担当になった珠樹は、試験モニターのひとりに高校時代の初恋相手、昌景を見つけて動揺する。しかもカップルで行われる検査の昌景の相手を珠樹がすることになってしまった!科学者として「媚薬は効かない」と言い張る珠樹だが、昌景の手で恥ずかしい所に媚薬を塗られて……。
  • 嘘つきな天使
    3.9
    「どうやって俺をその気にさせるのか、じっくり教えてもらおうか…」。老舗デパート『高砂屋』の御曹司、加納遥は、仕事と恋愛を同時に失い、ヤケ酒の勢いで男とホテルに行くという醜態をさらしてしまった。相手の男は世界屈指の優良企業、『ウェルネスマート』日本支部代表の片岡宗二。経営難に陥っている高砂屋が、提携を希望して失敗した会社の男だった。傾いたデパートを守りたい遥は、ホテルの夜のことを盾に片岡を挑発して提携を迫るが、逆に怒りをかってしまい…。張り巡らされる欲望の罠。
  • 新宿退屈男 欲望の法則
    3.6
    眠らない街の闇に紛れて、大好きだった人はいなくなった…。新宿東署に勤務する刑事、竜野友紀は、事件の犯人を逃がしたという、“便利屋”の事務所を訪れていた。「逃がした覚えはあるが、その後知らない」。便利屋の答えに、友紀は激しいショックを隠しきれなかった。友紀にはどうしても犯人を捜し出したい別の理由があったのだ。そんな友紀に、緋襦袢を羽織った奇妙な便利屋、早乙女は、犯人捜しの協力を申し出てくる。しかし、「報酬は刑事さんの『肉体奉仕』…」。妖しい条件を突きつけられたが、どうしても諦めきれない友紀は屈辱に耐えて……。
  • 駆け引きはベッドの上で
    4.4
    「この賭けに君が負ければ、君の人生は私がもらう」「それでも逃げるのは性に合わない」仕事、恋愛。遊佐の人生はまさに順風満帆のはずだった。社運をかけた大きな契約が破談になるまでは…。理不尽なリストラをされ、その退職金で憂さ晴らしをする為に遊佐はラスベガスのカジノを訪れていた。そこでヨシュアと名乗る美形の日系人と勝負することになる。自棄になっていた遊佐は勝負に負け、約束通りヨシュアに身体も、これからの人生も握られることになるのだが、ヨシュアは遊佐をベットに押し倒しながら、更なる賭けを持ちかけてきた。今度こそ、勝負に負ければ一生囚われの身…。遊佐はその勝負を受けて立った。
  • 愛炎の檻
    4.0
    「お前の可愛いペットは、今俺が飼っていると、あのヤクザに伝えろ」総合病院に勤める医師の野秋は、妹の借金のせいでヤクザに脅され、ヤクザと対立する政治家、堅城正英の自宅へ、通いの医師として潜り込む。そこからある書類を盗み出すように命令されていたのだが、正英に見つかり、捕えられてしまう。野秋を信頼していた正英は、そのスパイ行為に怒りを表し、野秋を監禁して詰問するが、ヤクザに脅されている野秋は、自白することができず、ついにはその身体に『陵辱』を施されて―…。
  • 深紅の背徳
    3.7
    「ここで死なせてくれ…」嵐の夜、真人が神父を務める教会に、ずぶ濡れで、ひどい怪我をした男が現れた。怪我の手当をし、助けようとする真人だが、男が流している大量の血を目の前に、強い欲求が湧き上がる。真人には、人として神父として、今までひた隠しにしてきた後ろめたい秘密があった。「あんた、他人の血が欲しいんだろ…」怪我が回復に向かい始めた男は、真人の秘密に気がついていた。「欲しいなら、ヤらせろよ」逆らえない欲望を盾に、肉体関係を要求され、真人は…。禁断の陵辱愛。
  • グロウバック
    4.5
    「そろそろ抱かせろよ」警視庁に勤める検挙率No.1刑事、河東一馬と科学技術捜査研究所グループのクールで優秀な研究者、神宮聡志。つきあい始めて半年が経つふたりの間で、常にモメるのが、“どちらが相手を抱くか”ということだった。現在のところ、一馬は連敗中で、なんとか挽回しようと神宮を口説いていたが、思わぬ危機がふたりを襲ってしまう。殺人事件に巻き込まれた神宮が、捕えられ、一馬の、目の前で…。一馬が抱く前に神宮の貞操は奪われてしまうのか…!命がけのスパーキングラブ!!
  • 新宿退屈男~快楽の祭典~
    4.0
    『必ず救い出すから、待っていてくれ…」元刑事の竜野友紀は、潜入捜査中に姿を消した兄を捜すため、新宿の便利屋、早乙女のもとで働いている。刑事時代、兄の捜査協力と引き換えに、早乙女に身体を要求されてから、そのまま肉体関係は続いているが、いまだ兄の確実な情報はつかめていなかった。そんな時、友紀はテレビで見たマフィアのボスに連れられた兄らしき人物を発見する。すぐに北京へと向かう友紀と早乙女だが…。便利屋の早乙女事務所VS大陸マフィア!国境を越えたラブバトルが始まる!
  • ラブ・ファントム キミを攫う怪人
    3.5
    普通がいちばん。それ以上の事を望んでも、ろくなことがないから…。警備会社に勤める、須藤聖は、両親を亡くして以来、目立たず無欲に生きてきた。しかし、そんな聖の平穏な日々を打ち破るひとりの男が現れる。長身に華やかな銀の髪。超美形のその男は自分は怪盗だと断言する。そのうえ聖の警備する美術館に気に入ったものがあるから、盗みに入ると予告までしてきたのだ!半信半疑の聖の前に再び現れた男が、美術館から盗み出したのは、なんと聖本人で…!!怪盗VS警備員!負ければ貞操の危機が!?
  • 3シェイク
    3.8
    「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ…」ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は―― …。誰にも知られてはいけない大人のシークレットラブ。
  • 深窓の令息を略奪結婚!?
    4.0
    『死が二人を分かつまで。ずっと相手を愛し続ける。それが結婚…』世間知らずの箱入り息子、福永英樹の素敵な結婚像は、見合い相手の凛々しい“男”を前にもろく崩れていった。「男同士で結婚なんてあり得ない!!」親へ抗議する英樹をよそに、話は婚前の同棲生活に。「この一週間の同棲で僕の事を気に入らなければ、結婚を断ればいい」。男同士を不思議と思っていないのか、そう言う謎の見合い相手、平塚淳宏の神秘的なオーラに魅了され、つい頷いてしまった英樹だが、同棲には当然、恥ずかしい「夫婦生活」も含まれていて…!!
  • 凍る月 紅の契り
    3.9
    幼なじみの亨が失踪して数ヶ月…。鳳光陽は、気がかりな思いを隠しきれずにいた。そんな風に亨を心配する光陽を梁井は面白く思っていない。梁井と光陽は、ある「契約」を結んでいた。その「契約」は、光陽が死なないために必要で、光陽が梁井に身体を与えることで成り立っている。感情が追いつかないまま身体を重ねることに、戸惑い、ただ翻弄される光陽に反して、梁井は執拗な独占欲を芽生えさせていた。しかし、失踪している亨もまた、光陽と「契約」するために動きだしていて……。一人を巡りぶつかり合う『同種』たちのワイルドラブ。
  • 不条理な接吻
    3.4
    「兄からの褒賞を断ったSPは貴様か?」日本に華々しく降り立ったノルド王国軍総帥、ユーリは、ずらりと並ぶ警視庁のSPの中から、迷うことなく東堂喬也を選び、自分のいちばん近くに付くことを命じる。以前ユーリの兄が来日した時も、喬也は警護班に抜擢され、活躍が認められたが、ノルド王国からの褒賞を断っていた。その事をユーリは不快に受け取ったのか、今回の喬也の役目は警護だけではなかった。「貴様を呼んだのは、私が愉しむためだ」ユーリは喬也に身体の関係を要求してきたのだ。「SPは男娼ではありません」SPのプライドをかけて喬也は毅然と断るが…。
  • 御曹司と政略結婚!?
    3.0
    「男の花嫁か。それも悪くない」それまで普通のサラリーマンだった里見海音の人生は、姉のお見合いを断るために訪れた会場で、大きく変わってしまった。見合い相手の若山宇一は、容姿端麗でお金持ち。両親は、倒産しかけた工場のために、姉のお見合いをセッティングしたのだ。しかし海音は予想外にも気に入られ、「結婚相手はお前でいい」と言われてしまう。両親の工場のため、断りきれず、見合い騒動に巻き込まれた海音には、若山家に「花嫁」と認められるまで、恥ずかしいノルマがいっぱいで……!!
  • 獅子の黒炎
    4.1
    「眠れる獅子を起こすのが、あなたの仕事です」世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部に所属する弁護士の梶谷英令は、契約問題で上海出張を命じられる。しかし、上海の表と裏社会、両方の頂点に立つレオン・リーという若い男は、ウェルネスの上海出店になどまったく興味を持っていなかった。「でも傲慢でプライドが高そうなあんたには興味がある」。レオンは、ウェルネスと契約をする代わりに梶谷に屈辱的な要求をしてくる。レオンに抱かれることと、決して裏切らないという覚悟の証に、その身体に刺青を入れること―。仕事の領域を大きく超えるレオンの要求だが、会社に逆らえない弱みがある梶谷は、苦渋をのみ…。
  • 黒い夜の陰謀
    3.8
    弁護士の白川佳純は、黒い噂のある若手代議士の犯罪を裏付ける決定的証拠を掴んでいた。しかし、追い込む寸前で事故に遭い記憶を失ってしまう。佳純が目覚めたのは浩基という恋人の部屋で、浩基は佳純の体力が戻っても、マンションから一歩も外へ出そうとはしなかった。自分を監禁状態にする浩基に対して次第に疑問を抱くようになった佳純は、時折フラッシュバックする記憶の中に以前の浩基の姿を見るようになった。鋭利な視線と、凍りつくような冷たいオーラ…。いつも優しく自分を抱く浩基とはかけ離れたその姿に、佳純は激しく動揺して―…。
  • 花と龍
    3.5
    世界的に有名な美貌の科学者ジュールと、京都のヤクザ、古島康成。生まれも社会的立場も違うふたりは京都の町で出会い、恋におちる。しかし、「世界の頭脳」を持つ薬学博士のジュールは、麻薬関係で様々な国のマフィアから狙われている身であった。暗い世界に生きる古島は、ジュールの身を案じ、何度も自分と別れるよう説得するが、頑としてジュールは聞き入れず、ついに京都でも古島と敵対する暴力団が動き始めてしまう。薬学はもちろんのこと、容姿においても目を見張るほど美しいジュールは、連れ去られ…。
  • 凍る月~漆黒の情人~
    3.8
    二十歳になったら死ぬ子供…。そう予言された光陽(こうよう)が、間もなく二十歳を迎えようとしていた。予言を知らず、家の中に閉じ込められるようにして育った光陽は、祖父と約束した「二十歳になったら自由にしていい」という言葉を信じ誕生日を楽しみにしていた。しかしある日、光陽の前に美術愛好家の梁井(やない)と名乗る男が現れる。梁井は光陽を屋敷に呼び寄せ、「契約」を取り付けようとしてくる。「契約」の内容はとても屈辱的なもので、光陽には耐えられそうになかったが、「お互いが死なない為に必要なこと」だと言われ……。神か悪魔か…。謎の男に貪られてゆく…。
  • こんなハズじゃなかったのにさ
    3.8
    中埜里久・30歳は、この記念すべき節目の歳に自分に正直に生きることを決めた。きっかけはデートクラブ、『アンダー・ザ・ローズ』「シャイなあなたに夢のひとときを。擬似恋愛を楽しんで頂けます。(同姓デートも承ります)」品のいいサイトの一番下に書かれた、里久にとって最も重要な「同姓」という言葉に、即デートの予定を入れたまではよかったが、派遣されてきたのは、里久の希望した「小さくて可愛い男の子」ではなく、瞳の鋭い長身の華麗な青年、時春だった。「俺は可愛がって欲しいんじゃない。『可愛がりたい』んだ!」すぐにチェンジを試みる里久だが、逆に時春に気に入られ…!!
  • 華麗なる紳士のウェディング
    3.7
    恋人だったリシャールと別れて10年。アンリは、いまだ忘れられない想いを秘めながらも、逃げるようにリシャールとの再会を避けていた。絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血をひいていることを言い出せなかったアンリは、嫌われることを恐れたゆえに、別れるためにひどい裏切りを行ったのだ。しかし、そんなアンリの前に10年の時を経てリシャールが姿を現す。動揺するアンリは拉致同然に連れ去られ、ホテルに閉じ込められて----…。
  • 黒い愛情
    3.7
    「性欲に振り回されるなんて有り得ない」精神科医という職業に就いていながら、伏見智紀は「性欲」が認められずにいた。しかし、そんな後ろめたい感情を同僚の加藤に見抜かれてしまう。同じ医者の中でも特に優秀な加藤は、その鋭さと巧みな話術で伏見を追い込んでゆく。「あなたのような、性的な深みにはまるのを嫌う、気高い人をそれ以上の欲望で、ねじ伏せたいと思う人間もいるんですよ」弱みを握られ従う一方で、加藤の見せる強い支配欲に、抗えなくなってゆく伏見―は…。
  • 夜を閉じ込めた館
    3.9
    立体アーティスト、岸田智洋は、パーティーで知り合った椿という男から別荘のドールハウスを造って欲しいと依頼される。田舎の山中に建っている別荘は、車かヘリでしか通う事ができず、智洋はドールハウスが完成するまで別荘に住み込む事を余儀なくされる。そこへ毎日のように都心から椿がヘリで通ってきて、智洋を口説くようになった。拒絶するが、一人では山を下りられない智洋は、いつの間にか別荘に閉じ込められているような状況に愕然として……。誰も来ない山奥で起こる拘束愛と、妖しい互いの関係が招く、究極のサスペンスストーリー。
  • 薔薇色の罠
    3.6
    一流ホテル「帝蔵」の次期社長侯補、秋吉芳隆は、ホテルのバーを建て直すため、業界でも優秀なバーテンダー、磯谷怜史の引き抜きを考える。しかし、何度足を運んでも、どんなにいい条件を揃えても、磯谷にはあっさりと断られてしまっていた。クールでカリスマ的存在感のある磯谷をどうしても諦めきれない秋吉に、今度は磯谷が条件を出してくる。「ベッドの相手をしてもらいましょうか」。プライドの高いエリートの秋吉は、屈辱に耐えながらも磯谷の条件を呑むことにするが―― …。
  • 闇色のドルチェ・ヴィータ
    3.0
    「報酬は私への忠誠です」たったひとりの心の支えだった従兄弟を亡くした要は、白分と従兄弟を不幸に陥れた人物を恨んでいた。そんな要の前に、ひとりの男が現れる。その美しい男、宝生はホストクラブ『ドルチェ・ヴィータ』の経営者であり、裏の顔は“復讐代行人”。理不尽な仕打ちを受けた要の代わりに宝生が恨みをはらしてくれるという。代償は、幹部ホストたちの世話と、宝生にベッドへ呼ばれたらどんな時でも従う事…。美麗なホストたちに囲まれ、平凡に生きてきた要の甘い生活と闇の復讐が始まろうとしていた――…。
  • トゥルース
    3.9
    「俺がいつもお前を狙ってる事を忘れるなよ!」警視庁の検挙率No.1刑事河東一馬と、科学技術捜査研究所のクールビューティー神宮聡志、二人が付き合い始めて2ヵ月。その仲はとても恋人と呼べるものには進展していなかった。二人共、相手を「抱きたい」と思っているのだ。会えばいつもケンカになる、そんな攻防を繰り返していたある日、一馬にSP(ボディーガード)の仕事が回ってきた。美しいフランスのVIPが一馬を気に入ったという。一馬がVIPに振り回されているのを知った神宮は、自らもその危険な捜査に加わってきて……。男のプライドを賭けたラブバトル再び!!
  • 悪魔な恋人
    3.2
    「俺の命が欲しいなら、俺を満足させろ」落ちこぼれ悪魔リルは、次の任務を成功させなければ消滅(死)してしまうというピンチに直面していた。悪魔の仕事は人間と契約し、その命を奪うことだが、優しいリルは一度も人の命を奪ったことがなかった。そんなリルに与えられた最後のチャンスは、由緒正しき公爵家の長男、九条直次の命を取ること。直次は、家の財力と権力にものを言わせ、やりたい放題に生きてきたが、誰にも言えない本当の望みがあることを隠していた。リルが直次の望みをみつけられれば、その命はリルのもの。できなければ任務失敗でリルは死ぬ。どちらが勝っても、どちらかがいなくなる…。恨みっこなしで始めた勝負だったが、心優しき悪魔は、いつしか……。
  • 龍の後継者
    4.4
    世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――…。
  • おうちのルールで恋をしよう
    3.8
    保育士、白崎浩一郎には、職場の園児たちよりも手のかかる息子がひとりいる。『クールビューティー、弱冠20歳にして有名モデル』世間での評判は、上々だが、家での息子は汚部屋に住み、ひとりでろくに着替えもできない。しかも、「可愛い父さんがいないと俺は生きていけない」とか「俺の愛は親子愛じゃない」とか意味不明な事をしょっちゅう言い出す始末…。息子の浹と浩一郎は血の繋がらない親子だった。妻が亡くなり、現在はふたりきりの家族。立派に育てようと張り切っている浩一郎の気も知らず、浹は密かに「恋人計画」に闘志を燃やしている。父の『威厳』か息子の『愛』か…。幸せいっぱいのスーパーラブコメディ!
  • 跪いて、永遠の愛を誓う
    3.7
    日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を連れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。
  • リロード
    4.2
    お前を抱くのは俺だ――。警視庁に勤める検挙率Nol.1刑事、河東一馬と、科学技術捜査研究所のクールで優秀な研究者、神宮聡志。二人は反りが合わず、会えば度々ぶつかっていた。しかし、ある事件をきっかけにその関係は変化する。事件がもとで、ふたりは身体の関係を結ぶことになってしまったのだ――…。女好きで極ノーマルな一馬と、男が好きだが攻めの聡志。またしてもここで激しい衝突をすることに。ワイルドな行動派刑事と白衣のエリート研究者、果たして主導権を賭けた駆け引きに勝利するのはどっち!?男のプライドがぶつかり合う、ラブアクシデント!!
  • 蜜約はスーツを脱いで
    4.3
    ふたりの出会った思い出の地、ラスベガス。遊佐はそこで恋人のヨシュアと共に甘い蜜月を過ごしていた。半年前、遊佐とヨシュアは、カジノでお互いの人生を賭けた勝負をした。勝負に負けた遊佐は、ヨシュアの会社に採用され、その心も長い時間をかけて口説きおとされたのだ。しかし、再び訪れたカジノで、金髪の美しい男に新たな賭けを持ち掛けられてから、遊佐の運命は変わり始める…。「お金ではなく、お互いの最も大切なモノを賭けないか?」男との駆け引きは、ただのカジノゲームではなかった。愛するヨシュアと、ふたりの大切な会社ウェルネスを守るため、遊佐は男と密約を結ぶ――…。
  • 若社長の優雅な休日
    3.1
    「癒しのホテルマン」天野心が勤める山水館は、世界中のセレブが一度は宿泊するという超高級ホテルである。心はまだアシスタントだったが、休暇でやってきた大企業の御曹司、野矢慎二郎に気に入られ、専属の世話係に指名されてしまう。慎二郎が泊まる別館は、貸しきり別荘になっていて、滞在中は宿泊客どころか心以外のホテルマンさえやって来ない。ふたりきり、そして初めての専属接客で戸惑う心に、意地悪で甘い、慎二郎の罠が…!!
  • 夜夜の月
    4.0
    家庭の事情で美大を中退した神原亮は、生活のために仕事探しながらも、絵への未練を捨てきれないでいた。そんな時、業界でも有名な画商の澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになるまで生活費も含めて面倒を見てやると言う。その代わりに出された条件は、澤が望むときにいつでも身体を差し出す「愛人」になることだった。悩みながらも、どうしても絵を諦められない亮は澤と「愛人契約」を交わしてしまう。しかし、澤は画商として誰よりも優秀な目を持ちながら、絵をまったく愛さない男だった。そんな澤の中に、過去の暗い影を見た亮は…。絵を愛せない画商と、絵しか愛せない画家。それでも惹かれあう二人の狂おしい恋物語。
  • 琥珀色の誘惑
    3.7
    過去23年間、地味でずっと冴えない人生を送ってきた主人公の圭司は、会社をリストラされ、そのうえアパートが火事になって住む所も失ってしまった。頼る友人も行く所もなく、途方に暮れて酔いつぶれた圭司は、あるバーで目覚める。そのバーの美形オーナーとクールなマスターに気に入られ、とりあえずバーでバイトをさせてもらえる事になったのだが、そこに来店する客は男性ばかり。そこは「男好きな男」が通うバーだったのだ!ノーマルで彼女のいない歴23年の圭司は、見た事もないアダルトな世界に戸惑うが、店に訪れる上品で金持ちの男達には、なぜだかモテモテで…!!
  • 翻弄する指先
    2.0
    心理カウンセラー、星野文弥のところへ相談に訪れた浜田一衛は、今をときめくIT企業の社長で、テレビや雑誌でも注目を浴びる超有名人だった。世間に知られたくない悩みを抱えていた浜田は、ただ一人の理解者となった星野のもとへ、人目を避け、毎夜通いつめる。しかし星野にも、誰にも知られたくない性癖があった。星野は極度の「手フェチ」で、付き合う相手の手しか愛せない。浜田はこれまで出会った誰より美しい手を持っていたのだ。星野を信頼し、親密に接してくる浜田の態度を、まるで恋人に優しくされているみたいに錯覚しそうな星野は…。
  • 愛にふれさせてくれ
    4.1
    ある事件が元で両目の視力を失った瀬尾裕也は、手術後、事故の後遺症に悩まされていた。そんな裕也の姿を見た恋人で刑事の竜治は、同じ事件現場かに居合わせながら、裕也を守れなかった事をひどく後悔していた。学生の頃から凶暴で危険な破壊願望のある竜治は、裕也以外は何がどうなってもいいというほど、裕也に執着している。しかし、事件のことで刑事を辞めると言い出した竜治から裕也は距離を置いてしまう。次第にすれ違ってゆく気持ちに苛立ち、竜治の中で再び危険な感情が目覚めてゆく。「裕也が離れていくとおかしくなる。失わないで済むなら人殺しでも平気で出来る」そんな竜治の闇に目をつけたひとりのヤクザが、刑事である竜治に揺さぶりをかけてくるが…。
  • 仮面の恋人
    3.8
    売れない俳優、見崎真尋は友人の「便利屋」でアルバイトをしながら日々の生計をたてていた。その「便利屋」へ、ある男の恋人のふりをして欲しいという依頼が飛び込んでくる。依頼対象の男、吉峯聡瑛は記憶喪失で、しかも恋人が死んでしまったという事実だけを忘れてしまっていた。吉峯は人気急上昇中の小説家で、大きな仕事の締め切りを抱えながらも、しきりに帰ってこない恋人の事を気にしており、仕事も手につかない状態だという。真尋はその恋人と年齢も顔も似ていることから依頼を引き受け、男と同棲する事になるのだが、真尋を恋人だと思い込んでいる吉峯から受ける真剣な愛情や情熱に、次第に真尋は仕事以上の感情が芽生えてきて…。
  • 英国紳士のささやかな戯れ
    3.3
    「後任の会長に日本語とパソコン操作を教育する」外資系企業に勤める翠にイギリス出張の辞令がおりたのは、会社の会長が交代すると噂がたってすぐの事だった。後任の会長は、世界的にも容姿端麗で有名なイギリス貴族のリチャード・トレンサム。リチャードは一族の中でも特に遊び人で、日本語どころかパソコン操作さえもままならないらしい。そんな貴公子様の教育係に任命された翠は、完璧に教育が終了するまで、日本に帰してもらえない事になっていた。しかし、出張初日からワガママで傲慢なリチャードに、アヤシイ“いたずら”をされ、事態は大ピンチに!遠くの海を越えた豪華な屋敷の中で、エリートサラリーマン翠の受難の日々が始まった!
  • 龍を飼う男
    4.4
    高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエイに売るから、それでマフィアを何とかしてほしいと頼む。必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取引を持ちかけてきた。「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。

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