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  • 薔薇の香りの守護天使
    完結
    3.3
    離婚の話し合いをするため、ソレルは弁護士事務所に来ていた。家を出て3か月、まさかこんな形でリースと再会するなんて思ってもいなかった。何も言わず家を出たのは、仕事中毒のソレルに、少しでもふたりで過ごす時間を作ってほしかったから。ただそれだけだった。なんとかやり直そうと訴えるソレルだが、リースに冷淡な態度で拒否されてしまう。そんななか、急に気分が悪くなったソレルは、トイレに駆け込む。そう――彼女のお腹には新しい命が宿っていたのだ…!
  • 大聖堂のある町
    2.0
    2年前に母を亡くし、兄夫婦と暮らし始めたキャサリンは、以来ずっと、使用人のようにこき使われていた。朝早くから子供たちの世話をし、食事を作り、掃除に追われ……だが、そんなキャサリンの灰色の日々は、ジェーソン・フィッツロイと知り合って変わった。ジェーソンは容姿端麗で高名な医師で、彼女の境遇を知るや、住みこみの仕事を紹介してくれたのだ。心優しいジェーソンに、キャサリンは惹かれていった――彼にはすでに美しい恋人がいることなど知らず。
  • ボスの愛人候補
    完結
    4.0
    婚約者に捨てられ失意の日々を送るビビアンのもとに、 ジャックが仕事を持ち込んできた。自分の屋敷のインテリアデザインをビビアンにまかせたいという。彼とは旧知の仲で、その性格はよく知っている。絶対に相手にノーと言わせないのだ。 改めてジャックと向き合い、彼がいかに魅力的か今さら気づかされた。失恋の傷を癒やしてくれるのは、 こんなとびきりセクシーな男性との情事かもしれない! 彼が結婚に興味がないのも好都合だわ。私を愛人にしてくれないかしら!?
  • 大富豪の密かな弱み
    5.0
    彼の手となり足となって尽くしたい。 でも、その先に待っているのは悲しい別れ。 介護士のキットはその献身的な働きぶりを評価され、住み込みでヘンリー・トレヴァーンの世話をすることになった。音楽業界で莫大な財を成した彼は慣れない車椅子生活にいら立ち、かなり過敏になっていて、前任の介護士は相当苦労したという。ある晩、入浴介護中に挑発を続けるヘンリーに手を焼きながらも、キットはその肉体美に陶然となり、ふいに唇を奪われてしまう。だが、依頼主と親密な間柄になるのは職業倫理に反するうえに、キットの心の奥底には根強い男性不信もあった。すぐに冷静さを取り戻した彼女を睨みつけると、ヘンリーが言った。「さっきのキスをなかったことにするつもりなのか?」■男女の心の機微をじっくりと丹念に綴ることにかけては右に出るものなし!のマギー・コックス。展開の早いロマンスは苦手で……という方にぜひご一読いただきたい、大人のスロー・ロマンスです。
  • 紅薔薇と白雪姫
    -
    彼女にとって、その男性はまさに真っ暗な闇に差し込んだ一条の光だった。■コミュニティスクールの犯罪学のクラス──それはハイジの目的にぴったりだった。ただ一つ予想外だったのは、担当するのが引退した刑事ではなく、長身でたくましい現職刑事ギデオンだったことだ。そのクラスはミステリー作家の卵たち向けのものだと知り、ハイジは親友の冤罪事件を小説の“あらすじ”として発表し、ギデオンの注意を引いて再捜査に協力してもらおうと企てた。そして彼女の作戦は成功した。彼がすぐに“あらすじ”のことで話があると言ってきたのだ。これで親友を救えるかもしれない、とハイジは胸を高鳴らせた。その胸にある別のときめきは、今は無視して……。
  • クリスマス・ストーリー2014 四つの愛の物語
    4.0
    『放蕩領主と美しき乙女』 キャロル・モーティマー作■貴族のグレイは亡兄から相続した領地を初めて訪れた。暗い屋敷に足を踏み入れると、亡兄の義理の娘アミーリアに悪漢と間違われ発砲される。お仕置きとばかりに抱きすくめ明かりをつけると、彼が2年前に会った17歳の少女は、見違えるほど美しく成長していた。■『イヴに天使が舞いおりて』 レベッカ・ウインターズ 作■挙式寸前に婚約を破棄された痛手から立ち直ろうとしていたブルック。クリスマスイヴの夜、彼女は吹雪の中で泣いている少女を発見した。少女を自宅で保護して警察に連絡すると、魅力あふれる男性ヴァンスが事情聴取に現れた。もしかして、わたしの運命の人?■『花嫁にメリー・クリスマス』 マリオン・レノックス作■2年前に夫を亡くしたジェニーは経営するブライダルサロンの売却を決めた。亡夫と共に事故に遭って火傷を負った息子の治療費を捻出するためだ。だが売却先の会社の社長ガイが店に現れ、傍若無人な態度をとった。ジェニーが激怒すると、突然彼に唇を奪われ……。■『純情なシンデレラ』 エリザベス・ロールズ 作■裕福な家の娘ポリーは不運に見舞われた。父の遺産を全部失ったうえ、住みこみの家庭教師の職も解雇されたのだ。心優しい教区牧師のアレックスに相談すれば、新設される学校の教師として雇ってもらえるかもしれない……。しかし、彼女の期待は見事に裏切られる。 4話収録。
  • ビンテージ・ラブ
    値引きあり
    4.3
    これは過去に戻る旅――ロンドンからLAに向かう機内で、ピパは11年前に別れた恋人ルークとの愛の日々を思い出していた。素直になれなくて壊してしまった愛。今や彼はLAで人気シェフとして活躍している。突然訪ねていったらどんな顔をするかしら。かたわらではしゃぐルークとの娘ジョーシーの相手をしながら、ピパの心は揺れていた。この旅は過去に戻るためだけじゃない。わたしにはどうしても彼に伝えたいことが、いいえ、伝えなければならないことがあるの。
  • 遠まわりの恋人たち
    -
    王女の身分を隠してアフリカ奥地で慈善活動をしているリーザは、命を救ってくれた軍人らしき男性に初めて胸がときめくのを感じた。故郷に帰れば、親の決めた許婚―子どものころに一度顔を会わせたきり、避け続けてきた王子との結婚が待っているのに…。
  • ウエイトレスと憂いの紳士
    -
    信じることを忘れた彼女に、成功者の甘いささやきが……。レイラは苦々しい思いでカフェを訪れた客に目をやった。この町出身の敏腕実業家、ドレイク・アシュトン。冷徹で自信家の大富豪で、彼女がもっとも遠ざけたいタイプだ。というのも、ロンドンでの秘書時代、彼のような男性に騙されて苦労して貯めたお金をすっかり失ったことがあるからだ。以来レイラは故郷へ戻り、兄の店でウエイトレスをしているが経営はうまくいっておらず、いつも苦労が絶えない。町を再開発するという彼は、この店にも投資するつもりかしら?兄を救いたいという切なる思いが無意識に働いて、レイラは気づけば、彼のディナーの誘いにイエスと答えていた。■過去におびえるレイラが頑なに心を閉ざす一方で、冷徹な一匹狼のドレイクにもひた隠しにする本当の顔がありました。ベテラン作家マギー・コックスが、二人の心のひだをしっとりと描きます。
  • ★2008年販売トップ3★ハーレクイン・イマージュ ベストセラー3作セット
    -
    ★お得な20%以上OFF価格★2008年にハーレクイン・イマージュでもっとも売れたベストセラー3作品をお得なセットに。人気作家3名が揃い踏み! ●ベティ・ニールズ『恋の後遺症』恋人にレストランに置き去りにされたアレシーア。フルコース二人分の勘定の持ち合わせがなく困り果てていたとき、親しげに話しかけてきた男性がいた。彼はサレ・ファン・ディーデレイクというオランダ人の整形外科医で……。●ジェシカ・スティール『ボスには内緒』上司にキスされてオフィスを飛び出したタリンは、涙をこらえてエレベーターに駆けこんだ。たまたま乗り合わせ、気遣ってくれたジェイクと後日思いがけず再会し、彼の秘書を務めることになる。●テレサ・サウスウィック『だまされた花嫁』天涯孤独の身のジェシカに、砂漠の国に母方の親族がいるとわかった。かの国を訪れた彼女は王子カーダールに出迎えられ、こう告げられる。「君は家族が決めた僕の許婚だ。君は僕の花嫁なんだ」
  • 夢の先には
    -
    休暇でオランダを旅行中、エマは車の衝突事故を起こしてしまった。車線を間違えるという大ミスだ。ユスティンと名乗った相手の車のオランダ人男性に対して、最初のうちは申し訳ない気持ちでいっぱいだったエマだが、横柄な態度の彼に、反抗心がわき起こる。警官に提示したパスポートを、どうして彼が見たりしているの。
  • ギリシアの小さな奇跡
    -
    お腹の子は、あの日愛を交わした証。 それを、信じてもらえないなんて……。 “陽性”を示す妊娠検査薬を見て、ステファニーは呆然とした。相手は、3カ月前にカリブの島で出会い、恋に落ちた男性デヴ――教養豊かでカリスマ性のある彼と自然に惹かれ合い、生涯忘れられない素晴らしい一夜をともにした。だが翌日、別れのメッセージを残し、彼は忽然と姿を消したのだった。父親を知らずに育った彼女は、わが子に同じ思いをさせたくなかった。あらゆる手を尽くし、ギリシアの地でようやく再会を果たすが、そこにいた彼は、まるでステファニーの知る彼ではなかった。彼女が愛した男の正体は、富豪一族の御曹司、ニコス・ヴァサロス。驚きも冷めやらぬなか、辛辣な言葉がステファニーの胸に突き刺さった。「金持ちと寝て妊娠するのが狙いだったのか?」■HQイマージュの代表的作家R・ウインターズの最新作。絶世の美男との出会いと別れは、ステファニーにとってまるで雷に打たれたような衝撃でした。やがて生まれくる小さな命、その子の父親との残酷な再会、そして名ばかりの結婚……劇的展開をお見逃しなく!
  • しあわせな出会い
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】父を亡くし、財産をすべてひき継いだ意地悪な継母のもとでこきつかわれているクレシダ。家を出ようにもお金がなく、彼女が生まれたころから働いている老齢の家政婦モギーを置いていくわけにもいかず、つらい日々に耐えていた。そんなある日、クレシダが足をくじいて動けずにいたところ、通りがかりの医師に助けられた。彼はオランダ人医師のオルドリック。やさしい瞳をした彼に出会ったそのときから、クレシダの人生はみるみるうちに変化していく。
  • 幸せを呼ぶ王子
    5.0
    『幸せを呼ぶ王子』―教師のクリスティンは、両親を亡くしたショックで視力を失った姪のソニアを引き取り、育てていた。クリスマス間近のある日、広告のモデルに選ばれたのが縁で、ソニアが北欧の美しい国フリージアの王宮に招待された。クリスティンも同行し、謁見の席で二人は王子エリックに出会う。クリスティンは叶わぬ恋と知りつつも、ひと目で彼に心を奪われた。
  • 聖夜には薔薇を
    5.0
    故郷での休暇中、エレナーはフルク・ファン・ヘンスムと十五年ぶりに再会した。有名な内科医になった彼だが、意地の悪さは以前と変わらない。エレナーの家族にはにこやかなのに、なぜか彼女にはそっけないのだ。かと思えば、急にやさしくふるまったりする。昔から大嫌いだったのに、エレナーはフルクのことが気になってしかたなくなり……。
  • ★究極の癒やし★ベティ・ニールズ短編3作セット
    -
    ★お得な20%以上OFF価格★心潤す優しい作風で人気のベティ・ニールズ、永久保存の3作品をセットでお得に!  ●『魅惑のドクター』看護師のジュリアは患者のつきそいでロンドンからスコットランドに赴いた。ところが到着した家で雪に閉ざされ、1泊することに。深夜、ふいに玄関先に現れたのは青い瞳の大柄な医師アイヴォだった。●『プロポーズは慎重に』セーラは家族でフランスを旅行した帰りに車の事故に遭う。怪我で入院した家族の担当医はリトリク。幸い無傷だったセーラが泊まるあてがないと知ると、リトリクは彼女を自宅に招待し……。●『ドクターにキスを』1組の男女がフィリーの住む牧師館にやってきた。先日、道に迷っているところを助けた二人だ。その男性ジェームズにフィリーはひそかに惹かれるが、彼は都会に住む名高い医師で、一緒にいるのは完璧なまでに美しい婚約者だった。
  • ★読みごたえ抜群★レベッカ・ウインターズ「愛の使者」2作セット
    -
    ★お得な20%以上OFF価格★大きな愛で読む人の心を潤す名作家、レベッカ・ウインターズによる2部作シリーズ〈愛の使者〉をお得なセットでお届け! 愛らしいベビーたちが、ギリシア人大富豪とヒロインの運命の赤い糸をつなぎます。●第1話『エーゲ海の独身貴族』旅先で傷ついた赤ん坊の命を救ったフラン。その子の伯父であるギリシア人実業家ニコロスにより、赤ん坊の世話係として彼の一族の邸宅へ連れていかれる。●第2話『大富豪と遅すぎた奇跡』ギリシア人大富豪の夫レアンドロスに愛されないうえ、子も授かれず、離婚を決意したケリー。その矢先、お腹に双子が宿っていることが発覚する!
  • とっておきのキス
    完結
    4.0
    その人が部屋に入ってきたとき、女性なら誰もが夢みるような男性だとジュリーは思った。シモン・ファン・デル・ドリースマ教授。長身で金髪にブルーの瞳、世界的権威のあるその医師がジュリーの新しいボス。ところがシモンは美しく有能な彼女に「自分が選ぶとしたら、君みたいな秘書は雇わない」と不躾に言い放った。なんて失礼な人なの! 釈然としないジュリーをよそに、シモンは出張への同行を命じる。ぎくしゃくしたふたりの関係は、この旅で意外な展開に…!?
  • ママは卒業
    完結
    -
    娘をたぶらかす“不良息子”の父親は遊び慣れたゴージャスな実業家!? 男性不審のシングルマザー、ジェシカは娘の反抗期に手を焼いていた。最近よく名前を耳にするマークというボーイフレンドの悪い影響を受けているに違いない。会社を経営するというマークの父親のもとに乗り込んだジェシカだが、ひと目彼を見て、洗練され威厳のある美しい姿にすっかり圧倒されてしまった。でも気を許してはだめよ。いくらセクシーだからって、彼に心を奪われている場合ではないわ!
  • ヴィヨンの妻
    完結
    5.0
    酒に溺れ家庭を顧みない作家・大谷の妻は、貧しい生活に苦悩し、子どもの将来を悲観していた。ある夜、大谷は何かに追われるように帰宅し、そこに「どろぼう」呼ばわりする夫婦が押しかける。そこで大谷が手にしたものは一本のナイフ――。しなやかに生きる“妻”の視点で進む、戦後の「愛の姿」を問う物語。
  • 愛のシナリオ
    -
    リースは伯母の勧めでテレビドラマに出演していたが、降板を決意した。相手役のアレックスに本気で恋してしまったのだ。噂では、彼には恋人がいるという。振り向いてもらえないとわかっていながら、愛の演技は続けられない。リースは覚悟を決めて最後の収録に向かうが……。
  • 伯爵の花嫁候補
    値引きあり
    4.9
    恋人だと思っていた男性にあっさり捨てられた田舎娘ヘンリエッタ。舞踏会の陰で悲しみにくれているとき、目を見張るような美貌の男性と出会う。彼はロンドン一のプレイボーイと評判のデベン伯爵。蜜に群がる蜂のように寄ってくる女性に辟易していた彼がなぜ私のもとに――!? デベン伯爵は警戒の目を向けるヘンリエッタに、挑戦的なまなざしを向け言い放った。「きみを誰よりも光輝く社交界の華にしてやろう」と。――ロンドンを舞台に花咲く絢爛ヒストリカル・ロマンス!!
  • 醜いあひるの恋
    3.5
    1パーセントの奇跡。 それは彼が平凡な私に恋する確率。 早くに両親を亡くし、叔母に引き取られた看護師見習いのアラベラは、叔母の娘で看護師のヒラリーと一緒に育った。美人でわがままな従姉とはちがい、控えめな性格で平凡な顔立ちだ。そんな彼女がある日、気の進まないヒラリーに代わって、小児患者につき添いオランダへの旅行に出た。ところが楽しい旅が一転、運転手が急死してバスが横転してしまう。助けに現れたオランダ人医師のギデオンに優しくされ、彼の洗練された様子に、アラベラは女性として初めて胸をときめかせた。その瞬間、ずっと比べられてきた美しい従姉の顔が脳裏をよぎった―― 私なんて恋をするだけ無駄よ。たとえ彼に運命を感じているとしても。■弱き者や小さき者に優しいギデオンは外見にも増して中身の素敵な 男性だと気づくアラベラ。募る思いと裏腹に、自信のなさから恋心 を抑えようとする切なさに胸を締めつけられます。しかも運悪く、 ロンドンまで送ってくれた彼が美人の従姉とでくわしてしまい……。
  • 復讐は炎のごとく
    値引きあり
    3.7
    夫ビートと別居して3年。愛する息子サーントは物心ついてから両親が一緒にいるところを見たことがない。息子とのたまの面会を心待ちにする夫だが、彼の新しい恋人は息子の存在を快く思っていない。心ない言動で深く傷つけられたサーントを守るため、ビートはもう1度家族3人で暮らすことを提案してきた! 過去の傷は癒えず、壊れた愛は冷えたままなのに、彼に触れられると体が熱くなる!! この同居はサーントのため、ただそれだけなのに……。
  • 追憶の赤いばら
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】書店員ローズは、ある日、店先に置かれていたメッセージカードと一輪の赤いばらを見つけ動揺した。ローズのためのローズ。カードに書かれたその言葉は、かつてジェイムズがくれたものと同じもの。ジェイムズ・シンクレア…才能に溢れ誰もが憧れる完璧な存在。そして…あんなにも私を熱く抱いた人。だがその恋は、ローズが仕掛けた誘惑ゲームだと彼に知られ、最悪の結末を迎えて幕を閉じたのだ。決して許されないあの日の過ち。あなたは今でも私を恨んでいるというの!?
  • 百万分の一の奇跡
    4.0
    夫の浮気の現場を見て、彼女は家を出た。八カ月後……。■結婚して六年、孤児院で育ったアシュレイは、子供を産み、家族をたくさん持つのが夢だった。だが、夢はなかなかかなわず、病院で検査を受けてみると、夫との間に子供を持つのがほとんど不可能だとわかり、愕然とする。それでも夫のコードには変わらぬ愛情を持ち続けていた彼女だったが、ある日、夫の義理の母親と彼との決定的な浮気の現場を見て、家を飛び出してしまう。ところが皮肉なことに、その直後に奇跡ともいえる妊娠を知る。彼女は一人で子供を産む決心をして仕事を見つけ、出産に備えた。八カ月後、アシュレイのもとに一本の電話が入った。コードからだった。すぐに会いたいという。今ごろどういうつもり?すぐに電話を切ってしまったが、病院からだという彼の話が気になった。もし生死にかかわることだったら? 会いに行くべきかもしれない。でも、一目で妊娠しているとわかるわたしを見て、なんと言うだろう。
  • 紺碧のアマルフィ
    完結
    -
    まるで、夢のなかにいるみたい…アナベルは心のなかで呟いた。アメリカの小さな病院の看護師だったアナベルは、その美しさを見いだされ、イタリアの有名自動車メーカー『アマルフィ社』のキャンペーンモデルになった。ところが撮影中、宿泊先の別荘に、社長の息子ルッカが、現れた。ルッカの碧色の瞳と圧倒的なオーラに、アナベルは囚われてしまっていた。すると、そんな私を蔑んだ目で見たルッカは、「君は父の愛人だろう!」と言いだした! なんて最低な男なの!?
  • あの日起きたこと 東日本大震災 ストーリー311
    -
    2011年3月11日…あの日何が起きたのか? あの日から何が起きているのか?  まんが家が現地で取材し、東日本大震災被災者の想いを描いたコミック集をノベライズ。私たちは、あの日を絶対に忘れない。【小学上級から ★★★】
  • 愛が始まる日
    3.0
    看護のすえに祖母が亡くなり、ジェインは途方に暮れていた。 屋敷は見舞いにも来なかった従兄が相続するうえ、 祖母が残した犬1匹と猫2匹を連れて、 数日中に出ていくようにと言い渡されたのだ。 看護師の勤め先が見つかれば糊口を凌げるが、 以前働いていた病院では空きがなく、行くあてもない。 目の前が真っ暗になったとき、祖母を生前診てくれたヴァン・ダー・ヴォーレンホヴ教授が弔問に訪れた。 ジェインは気がつくと、彼の胸に顔をうずめて泣いていた……。
  • 二十四時間そばにいて
    -
    彼はわたしを守ってくれる。でも、夫のふりまでしないといけないの?■「あなたが心配になるのも当然だった」ローマンの言葉にブリットの声は震えだした。「つまり、わたしの身に危険が迫っているということ?」悪質な嫌がらせの手紙が届くようになって一カ月、ブリットは心底怯えていた。結婚したと嘘の知らせを送ったことも、相手の気持を逆撫でしたらしい。最後に来た手紙は、彼女の死をほのめかすものだった。警察に相談したが、手紙ぐらいでは動いてくれそうにない。ブリットは、私立探偵のローマンに助けを求めた。長年の勘で、ローマンにはブリットに迫る危険がすぐにわかった。これは単なるいたずらの域を超えている……。ローマンの頭には、そのとき、ある計画がまとまりつつあった。「あなたの夫のふりをしようと思うんです。いつもそばで守れるように」彼の思わぬ提案に、ただ怯えるばかりだったブリットは……。
  • 御曹司の愛なき求婚
    -
    知らなければよかった―― 愛する人が、義理の兄であることを。 母の顔も知らず幼少期を施設で過ごしたベルは、 10歳で養女になるが、養父母からの愛情を感じたことは一度もなかった。 養父母の死後、ベルは実の母親を探すためイタリアへ飛び、 悪魔のようにハンサムな男性レオンと出会う。 伯爵家の御曹司だという彼は、なぜかこちらの素性を知っていた。 ベルが親身に話を聞いてくれるレオンに強く惹かれはじめたとき、 彼が言った。「僕ならきみを実の母親に会わせてやれる」 やがて衝撃の事実が発覚する――ベルの母は、なんと彼の継母だったのだ。 生まれて初めて心惹かれた人が、まさか義理の兄だなんて! 妹とは程遠い感情をいだくことは、赦されざる罪……。■大御所R・ウインターズの最新作は、これぞシンデレラストーリーの決定版! 物心つく前に捨てられ、愛を知らずに生きてきたベル。 レオンと出会って初めて、この人に愛されたいという気持ちが芽生えますが……。想いが募るほどに切ない禁断愛をお楽しみください。
  • アポロンと人魚
    完結
    -
    トレイシーはここ数年、パーティー好きのゴシップガールを演じてきた。本当は祖父の暴力に怯えて暮らす日々だったとは誰も信じないだろう。しかし祖父が亡くなり、彼女は会社をひき継ぐことになった。重役たちにバカにされないよう、ビジネスの成功者である古い友人ニコスに助言を求めたが、再会した彼はトレイシーに冷たかった。「遊び仲間の男たちから離れて会社経営ができるのか?」そう、彼はトレイシーをゴシップのイメージのままの軽薄な男好きと思い込んでいた!
  • 結婚はナポリで
    -
    悩んだ末、キャサリンはイタリアのナポリを訪れた。亡くなる直前の母親からその存在を知らされた実の父親に会うために。ところが待ち合わせ場所のホテルに実父は現れない。緊張を募らせた彼女は、アレッサンドロ・ルチェッシという男性から不意に声をかけられる。
  • ドクターの花嫁
    4.0
    勤め先をくびになり、ラブデイは途方に暮れていた。幼いころに両親を亡くしたので頼れる人は誰もいない。そんなとき医師のアンドリュー・フォードが救いの手を差しのべてくれた。自分の診療所の受付係としてラブデイを雇ってくれたのだ。一緒に働くうち、彼女はアンドリューへの思慕の念を募らせるが、なぜか彼はよそよそしい態度をとり続け……。
  • 薔薇の香りの守護天使
    -
    運命の神はなんてむごいのだろう。 離婚手続きの日に妊娠がわかるなんて! 弁護士事務所で離婚の話し合いをする―― 夫のリースからの手紙を、ソレルは信じられない思いで受け取った。 3カ月前に家を出たときは、まだやり直せると信じていたからだ。 私はただ、仕事で外国を飛びまわるばかりのあなたに、 二人の結婚生活についてもっとよく考えてほしかっただけ。 だがリースは、黙って家を出たことが許せないらしく、 久しぶりに会う妻に冷淡な態度をとり続けた。 落胆に体調不良が重なり、ソレルは化粧室へ駆け込む。 そのとき、最後に夫と交わした愛の記憶が蘇った。 彼女は愕然とした。まさか、妊娠? このタイミングで? ■離婚の危機を迎えた夫婦は、思いがけない妻の妊娠で、再びお互い の存在を認識し、やり直そうと努力します。あの幸せな日々を取り 戻せるのか? 破綻寸前の夫婦の希望と再生の物語を、マギー・コ ックスがしっとりと、そして感動的に描きます。
  • 禁断のキスの味
    完結
    -
    「きみが必要なんだ」片思い中のボスからの思いもかけぬ告白。しかしアリーの期待はもろくも崩れさった。姪をひき取ったばかりのマークは有能な子守りを捜しているのだ。そこで白羽の矢が立ったのが秘書のアリーというわけだった。しかし突然の同居にアリーの心は浮き立つばかり。そんなある夜、マークから情熱的なキスをされた彼女は夢見心地になったのもつかの間、否定の言葉で冷水を浴びせられる。冷静になろうと己を律するアリーだが、それは彼も同じで……?
  • 愛が試されるとき
    -
    キットは婚約者ラファエルの故郷スペインで式を挙げる予定だった。 だがその途中で事故に遭い、ラファエルが重傷を負ってしまう。彼の 強い希望により手術前に結婚式を行い、二人は夫婦となった。その後、 手術の成功を喜んだのもつかのま、衝撃の事実がキットを襲う。夫は なんと記憶を失っていて、彼女のことがわからなくなっていたのだ!

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  • コテージに咲いたばら
    4.0
    ■事故に遭った私を助けてくれた彼。でもそれは彼が医者だから……それだけよ。■カトリーナは田舎道を自転車で走っていてオートバイにはねられた。オートバイはそのまま逃げ、道に座り込んでいた彼女を助けたのはちょうど車で通りかかったハンサムな医師グレンヴィルだった。カトリーナは十二歳のときに両親を事故で亡くして以来、独身の伯母と田舎のコテージでつましく暮らしている。医師は親切にも彼女をコテージに送り届けてベッドに寝かせ、外出していた伯母に代わって面倒を見てくれた。彼の親切には感謝すべきだったが、医師としての義務感からそうしているとしか思えず、カトリーナは素直になれなかった――好きじゃないわ、あんな人。それでも彼女はしぶしぶ礼状を書いて送った。どうせ私のことなんて忘れているでしょうけれど。
  • 薬指にこめた祈り
    -
    愛のないプロポーズなのに、 胸の高鳴りが止まらなくて……。 看護師長のサラは恋人にふられて落ちこんでいた。 そんな彼女に、ある日、意外な人物から声がかかった―― 顧問医のドクター・フーゴ・ファン・エルフェン。 フーゴの下で働き始めて3年になるが、 彼はこれまで一瞬たりともサラに関心を示さなかった。 もちろん今回も、入院患者のケアを手伝ってほしいと頼まれただけ。 ところが数日後、サラが勤務を終えて帰ろうとしたとき、 フーゴに呼び止められ、驚くべき申し出をされる。 「僕と結婚してくれないか?」息もできず呆然と立ちつくす彼女に、 彼はほほえみもせずに続けた。「友情以上を求めはしないよ」

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  • プロポーズは慎重に
    3.0
    セーラは家族でフランスを旅行した。その帰り道に車の事故で、継父は脚を骨折、母親は脳震盪で入院するはめに。担当医のリトリクは、無傷だったセーラに二人の容体を説明し、泊まるあてのない彼女を自宅に招待した。リトリクは待合室にいるセーラを一目見て、恋に落ちてしまったのだ。セーラを射止めようとリトリクは慎重に計画を練り……。

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  • ドクターにキスを
    3.0
    大雪で立ち往生した一組の男女が、フィリーの住む牧師館にやってきた。偶然にも彼らは、先日道に迷っているところをフィリーが助けたふたりだった。その男性ジェームズに、フィリーはひそかに強く惹かれる。だがジェームズは、都会に住む名高い医師。一方のフィリーは、ただの田舎娘だ。何より彼の隣にはいつも、完璧なまでに美しい婚約者がいた。

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  • 赤毛のアデレイド
    5.0
    イギリスとオランダの病院の間で人事交流の話が進められ、イギリス側の病院理事会では、一も二もなく、アデレイド・ピーターズを推薦した。彼女は子供を扱いのとてもうまい、小児科担当の人気者看護婦。候補者を見にオランダからやって来たファン・エッセン教授も、アデレイドの働きぶりを見て、ぜひ来てほしいと声をかける。感激した彼女は、即座にオランダ行きを承諾してしまった。“教授に喜んでもらいたい”アデレイドは、どういうわけか突然そんな気持になっていた。

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  • 教授のそばで
    4.0
    両親亡きあと、独りぼっちになってしまったジェマイマ。病の母に代わって家事をしてきたため資格など何もなかったが、幸運にも、ある老婦人のつき添い役の職につくことができた。慣れない仕事はつらく、雇い主の甥のケイター教授からとるにたりない存在と思われているのも腹立たしい。なのになぜか願ってしまうのだった――彼がほほえんでくれたら、と。しかし教授の近くにはいつも、グロリアという美しい女性がいた。ある日、ジェマイマはそのグロリアに“ねずみ”呼ばわりされ、ぶざまな思いと恥ずかしさに赤面してしまった。ふと教授を見ると、彼は冷たい瞳でこちらを見つめていて……。

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  • 漫画で描き残す東日本大震災 ストーリー311 あれから3年
    3.8
    東日本大震災から3年…。あの日と、あの日からの激動の日々を、人気漫画家たちが現地で取材し、そこにある想いを漫画で描き残す、感動必至の“311の物語”。印税は被災地復興の為に寄附します。
  • 雪に舞う奇跡
    完結
    3.0
    唯一の肉親だった祖母が亡くなり、ひとりぼっちになったセイディ。その上借金のせいで家も売り払うことに。幸い買い手はすぐに見つかり、相手が住み込みの家政婦を探しているというので、セイディはそのまま雇われることになった。安心したのもつかの間、彼女は数日後、やって来た雇い主に絶望の底に突き落とされてしまう。「きみは若すぎる。僕は田舎の中年女性を雇いたい」彼はリッチで美しく、背も高い男性で、女性に言い寄られることにうんざりしていたのだ!
  • ばら咲く季節に
    4.0
    フローレンスは牧師の娘。病み上がりの母を世話するため、少し前に病院勤務をやめた。母は健康を取り戻しつつあるが、家計は苦しく、高名な外科医フィッツギボンのもとで働くことになる。ロンドンでの仕事は面白かったし、給料も驚くほど高額だ。有能なフィッツギボンにも好意を抱き始めたフローレンスだったが、彼はいつも冷ややかでそっけなく、仕事以外の話をしようとしない。しかも、結婚を前提に交際している女性がいるようだ。きっと私のことなんか全然関心ないんだわ――と、フローレンスが後片づけを始めようとすると彼が突然言った。「食事に行こう。仕事の後はリラックスしないとね」

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  • 三つのお願い
    完結
    -
    「僕と取引きすれば、君の望みを3つ叶えてやろう」――オフィス清掃のアルバイトをしているサマンサは、ある朝オフィスの経営者パーシアスから呼び出しを受けた。昨夜、社長室から大切なメモがなくなったという。誤って紛失したと謝ると、彼はサマンサに取引きをもちかけた。名目上の妻となって彼の故郷まで同行すれば、処分は見送り。さらに3つまで願いを叶えてくれるというのだ! 亡き母のお墓を建てたいサマンサは、その甘く危険な取引きを受け入れるが…?
  • 魅せられたエーゲ海
    4.0
    豪華なオフィスで出迎えた男性を見たとたん、ナタリーは呆然とした。“ルドが、なぜここにいるの?”彼とは昨日、ひょんな縁で知り合った。列車内で切符をなくしてナタリーが困っていると、ルドが親切にも支払いを申し出てくれたのだ。ギリシア神話の神と見まがうほど魅力的な容姿と優しさ──あれは私をだますための罠だったの?ナタリーの父のホテルを不当に買収しようとする冷酷な大富豪が、まさかルドだったとは。しかも彼は驚くべき取引条件を持ちだした。「フィアンセとして、きみには一緒にギリシアへ来てもらう」

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  • エーゲ海の独身貴族 愛の使者 I
    3.0
    ギリシアのとあるホテルに休暇で滞在していたフランは、裏庭で傷ついてぐったりした小さな女の赤ん坊を見つけた。親が見当たらず、急いで病院に運びこんだあとも、赤ん坊のはかなげな姿に胸がつまり、涙ながらに励まし続けていた。何時間もたち、やがてさまざまな状況が明らかになる――不幸にも赤ん坊の両親は竜巻に巻きこまれて亡くなったという。そして、この子の伯父と名乗る男性が現れ、フランは目をみはった。世界でも指折りの巨大企業のCEO、ニコロス・アンゲリスだったのだ。さらに驚くことに、彼は親身に看護をするフランを見て、姪の世話係として一族の住むミコノス島へ来てほしいと申し出た!

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  • 世界一のプレゼント
    完結
    4.5
    ジュディスは障害のある息子を抱えたシングルマザー。失業して無一文になった矢先、息子がケガをした。途方に暮れて整骨医を訪れると、医師ヒューは想像よりずっと若くてハンサムだった。こんな素敵な人に恥をさらすのは死ぬほどつらい。でも…。「お金はないけど治療してほしいんです!」必死の訴えは予想に反してすんなり受け入れられ、その上、受付係の仕事まで手に入れた! ジュディスは自分の幸運を手放しで喜んだ。それが新たな不幸の始まりとも知らずに…。
  • 聖夜の魔法
    完結
    4.5
    クリスマス休暇で帰省するため吹雪のなかを運転していたルーシーは、これ以上先には進めないと悟り、偶然見つけた一軒家に助けを求めて駆け込んだ。寒さで息も絶え絶えなルーシーが祈る思いで呼び鈴を鳴らすと、なかから現れたのは信じられないほどハンサムな男性バナー。彼は助けを求めるルーシーにその美貌をゆがめ顔を背けたが、状況を知るとしぶしぶながらもなかに入れてくれた。孤独を身に纏った彼のうしろ姿を見つめ、ルーシーの心はひどくざわめいた――!!
  • 片思いの日々
    完結
    3.0
    マチルダは村の診療所のドクター・ラヴェルに恋をした。彼は家柄も容姿も申し分のない男性。美しい婚約者までいる。とりえもなく厄介な家族を抱えた自分が相手にされるはずもない。マチルダにできるのは診療所の受付という地味な仕事を誠実にこなすことだけ。それに、望みはなくとも淡い恋は陰鬱な日々にほのかな明かりを灯してくれた。それで充分満足だった。そんな彼女をほうっておけないドクター・ラヴェルは、いつしか無垢で無欲な彼女から目が離せなくなり…!
  • 罪深きワルツ
    値引きあり
    4.9
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「私と結婚していただきたいのです」レベッカは“財産狙い”の結婚詐欺師と噂のウィルにそう切りだした。見せかけの夫をつくること。それは莫大な遺産を相続したせいで舞いこむ縁談に困り果てた彼女の苦肉の作戦だった。男をよせつけない“氷のレディ”からの突然のプロポーズにウィルは驚くが、亡き父の借金を返済してもらえるのはありがたい。監獄送り寸前の評判も払拭できればロンドン社交界にかえり咲くこともできるだろう。かくして一大偽装結婚は動きだし…!?
  • ばらに秘めた思い
    4.0
    セアラは父の死後、継母に家を出ていくように言われ、ロンドンで病院の受付をしながら寂しく暮らしていた。この先、何か胸のときめくようなことは起こりそうもない……。親しい友人も恋人もいないセアラは猫だけが友だった。そんなある日、セアラは病院の医師であるノータ教授から、2週間、オランダに住む彼の祖母の世話を頼まれる。これを引き受ければ退屈な毎日から解放されるかもしれない。いつも不機嫌そうな教授の申し出に驚きながらも、セアラは休暇を取り、オランダへ旅立った

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  • ケーキで恋を
    完結
    3.0
    姉夫婦の留守中、子供たちの面倒をみることになったカッサンドラ。美しいスコットランドでの日々は楽しかったが、気になるのは子供たちが口にする、裏山の“人食い鬼”の話。興味をひかれて山へ登ってみると、裏山の館に住む目の不自由な男性に冷たく追い払われてしまった。ハンサムだけれど無愛想な彼、ベネディクトこそが人食い鬼の正体だった。でも、なぜ周囲のすべてに固く心を閉ざしているの? カッサンドラはどうしても彼がほうっておけなくて…。
  • 妻と呼ばないで
    完結
    -
    秘書クロエは上司ロレンツォとの結婚が決まり、有頂天だった。ロレンツォはベネチアの高貴な家柄の出身。身分違いの結婚はクロエにとって夢の世界の出来事だ。結婚式当日、喜びで胸がいっぱいの彼女は瞳をうるませてロレンツォに告げた。「愛してるわ」その言葉を聞いたとたん、彼の表情が一変した。「ぼくたちの結婚は現実的な取引きでしかない」それじゃ今までの甘い関係はなんのためだったの!? 絶望のあまり、クロエは式のあと、彼の大邸宅から逃げ出して…!
  • 熱い過ち
    完結
    3.3
    不毛な愛に終止符を打とうと別れを告げるロバータを、傲慢な実業家マックは容赦しなかった。彼女を強引に抱きしめ、唇を奪おうとする。ロバータはたくましい腕を振りほどこうともがいた。いつまで待ってもマックは結婚してくれようとしない。彼の周囲からも愛人扱いされ、誇りを踏みにじられてきた。もう我慢はしないわ。しかしその抵抗は、彼女に不利な結果を招いた。独占欲の強いマックは、いつもと様子の違う女の抵抗に刺激され、欲望に火がついてしまったのだ!!
  • 伯爵が遺した奇跡
    3.0
    去年の11月、サミは旅先のオーストリアで雪崩に巻き込まれた。暗闇の中、リックと名乗る男性と閉じ込められた彼女は、互いに励まし合い、残された命を燃やすようにして抱き合った。その後助け出されたサミは、彼が亡くなったことを知る。そして彼女のおなかには、新しい命が宿っていることも……。1年後。サミは幼い息子を連れ、イタリアのジェノヴァに降り立った。その地にいると聞いていた、リックの家族を訪ねるつもりだった。ところが現れたのは忘れもしない、愛を交わしたリック本人!彼が生きていたなんて……感涙にむせぶ奇跡の再会も束の間、サミは彼の正体を知って愕然とする。なんですって、あなたが伯爵――?■イマージュが誇る人気作家レベッカ・ウインターズ。“大きな愛で読む人の心を潤す”という枕詞そのままの、愛の奇跡を高らかに歌い上げるような極上ロマンスをお届けします。伯爵はあの夜が遺した幼子に大喜びしますが、彼には令嬢の婚約者がいて……。

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  • ガラスの丘のプリンセス
    1.5
    5年前、この町から不意に去っていった初恋の人――ジャン・ジャック!突然目の前に現れた男性を見て、ニコルの心は震えた。だが、やっと再会できたというのに、彼の黒い瞳は陰り、昔のような優しさがない。あまりの変貌に、ニコルは戸惑うばかりだった。

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  • 再会は甘い苦しみ
    3.0
    サラは叔母のアンティークショップを手伝っている。仕事中毒だった夫との短い結婚生活はすでに破綻し、欲しかった赤ちゃんも流産してしまった。今の仕事は退屈だけれど、自分を取り戻しつつある毎日はとても楽しい。ある休日、サラは博物館のお気に入りの展示コーナーを訪れた。そこで急にめまいに襲われ、床に倒れてしまう。朦朧とした意識の中で、名前を呼ぶ声に目を開けると、青い瞳がじっとこちらを見つめていた。だが相手の正体がわかったとたん、サラは息をのんだ。

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  • 月の砂漠の花嫁
    値引きあり
    4.7
    ローレンは砂漠の国アル・シャフィークに旅立った。そこは、かつて亡き祖母が若い頃国王と秘密の恋に落ちた場所。その国王から贈られたという祖母の形見のメダリオンを携えて、砂漠を進むローレンだったが、突如砂嵐に見舞われてしまう。目覚めると、そこは王宮の寝室だった。ローレンを助け出してくれたのは、国王に仕えているというラフィ。どこか高貴なオーラをまとうハンサムな彼に、ローレンの胸はざわついた。だが彼は、なぜか深く鋭いまなざしを向けて…!?
  • 打ち明けられない恋心【あとがき付き】
    完結
    2.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】看護師のセリーナが働くロンドンの病院に、オランダ人のロレンスが事故で入院してきた。セリーナは入院初日から求愛されるが、どこか彼を信用できず、ロレンスの従兄で医師のヘイスに相談に乗ってもらっていた。ヘイスの気配りに慰められるが、この想いは好意なだけ…と、言い聞かせて、セリーナはロレンスと結婚するつもりでオランダに渡った。だが、そこで待っていたのは手ひどい裏切りだった。すると、途方に暮れるセリーナの前に、心やさしいヘイスが現れ…!?
  • ミステリアスな恋人
    -
    美大在学中に結婚した画家志望のメガンは、夫の説得により、志なかばで中退を余儀なくされる。だがそんなメガンを待っていたのは、無味乾燥な銀行勤めと、女性にだらしのない夫に尽くすだけの悲惨な結婚生活だった。あげくのはてにメガンは夫に階段から突き落とされ、後遺症が残りかねない大けがを脚に負ってしまう。離婚後、傷心のメガンを案じる親友の勧めで、彼女は絵画セラピストであるカイルの家を訪ねる。夢をあきらめるなと励ます、男らしく温かい彼の姿に触れ、いつしか彼女は心を開いていくが……。■今作は、愛に傷ついたヒロインとそんな彼女に思わず心引かれてしまうプレイボーイのストーリー。

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  • 三つのお願い
    -
    オフィス清掃のアルバイトをしている苦学生のサマンサはある朝、その企業の経営者パーシアスから呼び出しを受けた。昨夜、社長室から大切なメモが紛失した責任を取れという。おそらく誤って捨てた、と謝るサマンサに彼は取引を持ちかけた。彼の名目上の妻となって故郷のギリシアに同行すれば、処分は見送り、さらに三つまで願いを叶えてやろうというのだ!パーシアスの元婚約者へのあてつけなのは話から想像できた。でも、これで亡き母のお墓を建ててあげられるうえに、ひと目で惹かれてしまったこの男性と一緒にいられるなら……。

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  • プレイボーイの花嫁 ツイン・ブライド II
    -
    “女優としては峠を越している”と批評され、アンは今後の人生の岐路に立たされた。何もかも犠牲にして仕事をしてきたというのに、いったいどうすればいいのかしら……。思いあまったアンは、双子の妹コーリが嫁いだヨーロッパの王国に飛ぶ。愛する夫と幸せな結婚生活を送るコーリのそばでアンはつかの間、安らいだ心と生活をとりもどした。そんなある日、コーリの夫がひとりの男性をともなって帰宅した。以前映画で共演したライリー・ギャロウ、名うてのプレイボーイだ!

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  • 悲しみからの旅立ち
    -
    マーゴは平凡な顔立ちをした、心のやさしい牧師館の娘。ある夜、道で困っている家族を助けようとしていたところへ、車でドクターが通りかかり、すっかり世話になった。ゆったりと落ち着いた物腰、美しい顔立ち。青い瞳のガイス・ファン・ケッセル医師。この魅惑の医師と出会ったことで、マーゴの中で何かが揺らぎだす。その後、ガイスとは何度か会う機会があったが、彼は有名な小児外科の大権威――どこまでいっても遠い存在。ところが、マーゴの人生に耐えがたいほど大きな悲しみが襲いかかった。マーゴがガイスの肩で思いきり泣くと、なんと彼にプロポーズされて……。 ■HQイマージュで根強い人気を誇るベティ・ニールズの作品をお贈りします。ヒロインを温かく包み込む穏やかな年上の医師ヒーローの魅力に、読者の皆さまもうっとりとなることでしょう。

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  • 美女は天才がお好き【あとがき付き】〈【スピンオフ】彗星のいたずら〉
    完結
    4.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】あのガリ勉のちびが、どうすればこんな長身でハンサムな男性に変身できるの!? ローズマリーは13年ぶりに元同級生のウィリスと再会して死ぬほど驚いた。高校時代モテモテのローズマリーは彼を勉強しか能のないダメ男と見なしていた。それが今や有名大学の教授で、近々訪れる彗星の研究のためにこの町に戻ってきたのだ。しかもその間ローズマリーの家に滞在するというのだ! この家でふたりきりなんて無理! だって彼はあまりにも魅力的に変わってしまったんだもの…。
  • 不機嫌な教授
    完結
    2.3
    最初は楽しみなアルバイトだった。田舎育ちで故郷を離れたことのないポリーは、近所のサー・ロナルドの屋敷で原稿をタイプする仕事に採用され、喜んでいた。だが、その友人で「教授」と呼ばれるハンサムだけれど横柄な男性サムが現れて以来、日々は緊張の連続に変わった。皮肉な台詞、思わせぶりな射るような視線。そのうえサー・ロナルドが急死し、ポリーは彼の屋敷に住み込み仕事をつづけることになってしまう。彼の美しい婚約者に嫉妬されたくなんて、ないのに。
  • 夜ごとの甘い夢
    4.0
    オフィスのデスクでうたた寝をしていたモーゲンは、夢を破られて目を覚ました瞬間、心臓が止まりそうになった。呆然とするほどゴージャスな男性が冷たい表情で立っていたのだ。「会社の時間を無駄にしていたのか?」厳しい叱責に思わず反発がわく。家庭の事情で充分な睡眠がとれなかっただけなのに……。彼はモーゲンの上司と会う約束があると言うが、肝心の上司は、患っているアルコール依存症のせいで約束を忘れてしまったようだ。言い訳を重ねようとしたモーゲンは、彼の告げた名前にショックを受けた。コナル・オブライエン――この会社の最高責任者。コナルは出社のおぼつかない上司の代わりに指揮をとると宣言し、モーゲンを個人秘書にすると言い出した。

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  • 緑の乙女に口づけを
    -
    ジョージーナは働き者の看護師として、みんなに慕われていた。ある夜勤の日、運びこまれた子どもたちの手当てをしていると、ドアのところに見たことのない男性が現れた。背が高くてたくましく、やさしそうな口元が印象的な彼は、子どもたちの後見人で、オランダの高名な麻酔医なのだそうだ。その夜、ジョージーナはベッドに入るとき、男性がユリウスと呼ばれていたのを思い出した。すてきな人にぴったりの、すてきな名前だわ……。心を惹かれたが、私など一介の看護師でしかない、とあわてて思いを打ち消した。だが数日後、ジョージーナはユリウスから格別な申し出を受ける。■いつまでも色褪せないベティ・ニールズの初恋物語。今作は『赤い薔薇とキス』の関連作です。

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  • 幸せをさがして
    完結
    3.6
    「これで私たち自由よ!」意地悪な継母のもとを飛び出したベッキー。今まで家政婦のようにこき使われ、そのうえ彼女の愛する老犬や猫まで虐げられてきた。これからはひとりと2匹で生きていくのだ。でもこのどしゃ降りの雨のなか、まずは住む場所と仕事をみつけなければならない。すると、途方に暮れる彼女の横に1台のロールスロイスが停まった。運転席の男性は彼女を温かい車中に招き入れただけでなく、その境遇を知るや、信じられない提案をもちかけて…?
  • 別れの予感
    -
    銀行から融資を断られ、サブリナは真っ青になった。このままでは彼女の経営する旅行代理店は倒産必至だ。そんなとき、突如として救いの主が現れた。ハビエル・ダレッサンドロという、アルゼンチンの実業家が、頼み事と引き換えに資金を提供すると申し出たのだ。「ぼくと書類上の結婚をしてほしい、永住権を得るために」両親を亡くした姪を養女にするため、イギリス国籍が必要だという。「私がこの偽装結婚に同意したら、事業を援助してくれるのね?」哀れな姪を思う彼の情にほだされ、サブリナはついに承諾する。そしてハビエルとその姪との奇妙な同居生活が始まった。
  • 禁断の恋人
    -
    在宅看護を専門にしている看護婦のミシェルは、怪我をして実家に戻っているザックの見舞いに出かけた。そして、二年ぶりに彼の姿を見て思わず息をのんだ。ザックはあらゆる意味で大人の男性となり、危険なほど魅力的な男性に変身していたのだ。信じられないことに、彼は自宅に戻ったあとの付き添い看護を頼みたいと言ってきた。怪我の痛みにひどく苦しむ彼を見かね、ミシェルは申し出を受け入れてしまった。ザックの魅力に翻弄される日々が待ち受けているとも知らず。
  • 魔法の都ウィーン
    -
    コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込みの家庭教師の職を得たときはとてもうれしかった。しかも教え子の少女がウィーンの伯父の家にしばらく滞在する間、彼女も同行することになったのだ!30代半ばという少女の伯父チャールズは、ハンサムでとても背が高く、優秀な麻酔医だそうだが、コーデリアにはとてもそっけない。いくら彼に惹かれても、分不相応なのは明らかだから、芽生えた恋心はそっと心にしまっておくしかなかった。でも人々は言う。ウィーンの町には不思議な魔法がある、と。コーデリアは願った。彼の心に魔法をかけられればいいのに……。■ベティ・ニールズの描く穏やかで心温まるロマンスは、いつの時代も読者の心を優しく癒してくれます。イギリスやオランダを舞台にした作品が多く知られる作家ですが、今作は、仕事で訪れたウィーンの町で運命の男性を見つけるヒロインの物語をお届けします。
  • マチルダの恋
    -
    牧師館の長女マチルダは、赤い髪に緑色の瞳が印象的な娘だ。美しくて気立てもよいので、何度かプロポーズされたこともある。けれど、26歳の今日まで心を動かされなかった。いつか本当に結婚したいと思える男性が現れる――そんな気持ちを捨てきれなかったのだ。ミスター・スコット=サーロウを教会で初めて見かけたとき、マチルダはまさしく一目で恋に落ちた。“この人だ”という直感は、実際に知り合ってみて確信に変わった。でも、彼と私が結婚するなんてあり得ないわ。だって、あんなにきれいなフィアンセがいるんだもの……。
  • ボスとの夜は夢の中
    -
    上司からの執拗なセクハラに苦しんでいた派遣社員のマヤは、あるパーティで屋敷の部屋に連れ込まれ、いよいよ窮地に陥る。それを救ってくれたのが、ブレイズ・ウォーカーだった。謎めいた笑みを浮かべる、ずるいくらいにハンサムな男性――だが彼は、決して紳士だったわけではない。マヤの全身に熱い視線を這わせ、“キャンディ”と呼ぶと、なかば無理矢理、派遣会社から彼女を引き抜いたのだ。マヤは彼の新しいプロジェクトに携わる個人秘書として、ロンドン郊外の広大な邸宅に住み込みで働くことになった。いつまで“仕事”に徹することができるのか、不安におののきながら。■新しいボスの強烈な魅力に抗えないマヤ。ブレイズにとっても、彼女は優秀な秘書であるだけでなく、手を伸ばさずにいられない熟れた果実でした。情事しか求めないと明言するボスの冷たい心を、しがない秘書は溶かすことができるのでしょうか?
  • 雨が連れてきた恋人
    -
    看護師のサマンサは仕事ひとすじ、恋とは無縁に生きてきた。それでもみな彼女が大好きだった。明るくて気立てがよくて、友人たちの恋の話にやさしく耳をかたむけ、ひがんだりしない。けれどそんなサマンサと、オランダ人医師ギレスの出会いは最悪だった。入院患者に会いにやってきた彼の尊大でぶしつけな態度に、夜勤明けで疲れていたサマンサはかっとなってしまったのだ。それなのに、ギレスはかえって興味をひかれた様子で、サマンサに頼みごとをしたり、食事に誘ったりするようになった。わたしが抱いていた嫌悪感を、彼は秘密の方法で好意に変えた。なぜそんなことをするの? 彼にはあんなに美しい恋人がいるのに。■どれだけ時を経ても変わらない、初恋のみずみずしさともどかしさを描き続けたベティ・ニールズ。名作『せつない秋』のスピンオフをお贈りします。苦しく切ない、初めての恋心を秘めるサマンサに、そっと心を寄り添わせながら読んでください。
  • 大富豪と女神
    -
    数カ月前、画家のレイニーはロマンス小説の表紙を依頼され、夢のように魅力的なヒーローをキャンバスの上に誕生させた。どこまでも貫き通すような青い瞳、荒削りな征服者の顔つき……。おかげで小説は読者の反響を呼び、名誉ある賞にも選ばれた。しかし今、レイニーは窮地に立たされている。表紙の男性にそっくりな人物が目の前に現れ、無許可で自分の姿を使われたとして、訴えるというのだ。彼の名はペイン・スターリング、今をときめく実業家だという。警戒心の強い彼の要望により、レイニーはペインの屋敷に滞在し、無実を証明しなければならなくなった。
  • オーガスタに花を
    4.0
    ロンドンの病院に勤める看護師のオーガスタは23歳。最近、コンスタンティンという気になる男性に出会った。入院患者の見舞い客で、金髪に青い瞳がとてもハンサムだ。彼はオーガスタの赤銅色の髪を見て、「にんじんみたいな髪は好きじゃない」と言いながら、見たこともないほどたくさんのチューリップをくれた。そして別れ際にはキスまでしたのに、それきり姿を見せなくなった。入院患者の美しい女性が彼の恋人だと思っていたオーガスタは、彼の気持ちを計りかね、もう忘れてしまいたいと思ったのだが……。まさか数日後、大おばを訪ねたオランダで彼と再会しようとは!■古きよき時代の心温まるロマンスが変わらぬ人気のB・ニールズ。世慣れた年上の男性の、言葉や行動の真意がわからずにとまどう初恋の揺れる心を、優しくみずみずしい筆致で描いています。
  • 夏の気配
    4.0
    ロンドンで見習い看護師をしていたフィーベは、病気の叔母の面倒をみるためサフォーク州の村へやってきた。口うるさく偏狭な叔母の世話は並大抵ではなかったが、主治医ジョージの温かな見守りと励ましのおかげもあり、なんとか最期までみとることができた。ところがその直後、フィーベに思わぬ災難が襲いかかる。叔母が財産をすべて寄付したため、家を失ってしまったのだ。呆然とするフィーベに、ジョージが突然驚くべき言葉をかけた。「ぼくらが結婚するのがいちばんいいと思うんだ」
  • 砂漠の夜の魔法
    完結
    4.0
    仕事で砂漠の王国カブヤディールを訪れることになったジーナ。ここは、かつて魔法のような一夜を過ごした思い出がある国だった。相手はザヒールという名前しか知らない精悍な男性。再会を約束しながらも異国に住む彼の愛を信じることができず、ジーナから別れを告げた。依頼された仕事は“愛によってのみ生きるべき”と王家に言い伝えられている秘宝の鑑定。宮殿で彼女を待っていたのはなんとザヒール! 彼がこの国の王? 私を呼んだのは復讐のためなの…!?
  • 春の嵐が吹けば
    3.0
    看護師のハリエットは、休暇でオランダの友人宅を訪ねた。色鮮やかな花々にあふれる早春のオランダは世界一美しい。胸を高鳴らせて町を闊歩する彼女の前に、信号待ちの車が止まった。ふと見ると、運転席には端整な顔立ちの男性が。彼がこちらを向いたとき、ハリエットの顔は自然にほころんだ。なぜだか、ずっと昔に会ったことがあるような気がして……。だが男性は冷ややかなまなざしで走り去り、ハリエットは恥ずかしくなって、浮かれた心をたしなめた。翌日、診療所を経営する友人の父親を、医師のフリソが訪ねてきた。なんとあの車の男性ではないか。驚くハリエットに彼は詰問した。「昨日君はなぜほほえんだ? 僕のことなど知らないはずなのに」■古きよき時代の、心温まるロマンスを描き続けたベティ・ニールズ。彼女の穏やかで静かな、優しい作風はいまもなお多くのファンを魅了しています。美しい庭園のある屋敷にひとり住む医師のフリソ。彼に運命を感じたハリエットの恋のゆくえは……。
  • 噂の悪女
    値引きあり
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】“財産目当ての女”“まるで娼婦”――裕福な老人ラルフと結婚したばかりに、サロメに対する世間の目は冷たかった。突然離婚されたときも、周囲はサロメを悪者と思い込み容赦ない言葉を投げつけた。ある日、彼女はラルフと通ったレストランの経営者マイケルと再会する。世間の噂を鵜呑みにした彼は、露骨な軽蔑を示していたが、ラルフを思って涙する様子を見て食事に誘ってきた。不審に思うサロメ。すると彼は痛烈な言葉を吐いた。「男は皆自分を見て欲情するとでも?」
  • プロポーズ日和
    -
    集中治療室の看護師長を務めるアレクサンドラのもとに、ある日、意識不明の女性患者が運びこまれた。つき添ってきたのはドクター・ファン・ドレッセルハイス。たまたま事故現場に居合わせたのだという。我が物顔で指示を出す態度は傲慢だが、腕は確かなようだ。しかも彼は、意識を取り戻した患者が記憶を喪失しているとわかると引き取って、面倒をみると言いだした。アレクサンドラを付き添い看護師として雇いたいとまで!なぜドクターはあの女性患者にこうも執着するのだろう?嫉妬にも似た感情に戸惑いつつ、アレクサンドラは運命に身を投じた。■世を去ったあとも皆さまに愛されつづけているベティ・ニールズ。今月お届けするのは、ロンドンの病院から郊外の田園、オランダへと舞台を移し、ヒロインの心の揺れを丁寧に描いた作品です。
  • 最後のダンスはボスと
    完結
    -
    出会ったその日に情熱的な一夜をともにしたスターとキャラム。ゆきずりの情事で終われば何事もなかったはずなのに、仕事も恋人も失ったスターが、キャラムの戯れの申し出にすがり彼の個人秘書となったことから、事態は複雑に。ビジネス上の関係と節度をわきまえながらも内心ではお互いを狂おしく求めあうふたり。そしてある夜、雷に怯えたスターはキャラムの胸に我を忘れて身を投げる。ふと彼の顔を覗き込むと、その目にはあの夜と同じ欲望の炎が燃え上がっていた!
  • 月明かりのタバサ
    -
    看護師のタバサは、平凡な顔立ちにひっつめ髪の25歳。意地悪な継母や美人の継妹リリスにいつもけなされ、自分の見かけのことはよくわかっていた。でも、勤務する整形外科の男性入院病棟では、優秀で面倒見がよいと人気だったから、気にしたことはなかった。オランダから来た医師、マリウス・ファン・ビークに出会うまでは。とてもハンサムで腕も立つ彼は、いつも優しく穏やかで、タバサは生まれて初めて、惹かれずにはいられなかった。だから、洋服やお化粧も一生懸命がんばってみたのに……。彼は、よりにもよってリリスとつき合っているらしいのだ!■不動の人気を誇る作家ベティ・ニールズの、初恋シンデレラ・ストーリーをお届けします。継母と継妹のあまりの意地悪さには読者も思わず絶句すること必至ですが、気丈に振る舞うタバサに訪れる驚きのラストに、心はさわやかに晴れ渡ることでしょう。
  • 愛の巡礼者
    完結
    3.5
    イザベラはスペイン巡礼路をたどっていた。妹へのコンプレックスと婚約の解消という傷を抱えながら。その途上、雑誌記者の妹から頼みこまれ、映画監督レアンドロにインタビューを申しこむはめに。監督は冷たく拒絶するが、素直に謝罪したイザベラに、彼の態度は一瞬で和らいだ。心を許しあったイザベラとレアンドロ。ふたりの間に親密な空気が流れていた。帰り際、突然彼がイザベラの腕を取り懇願するように言った。「きみを帰したくない」見つめあうふたりはついに…!?
  • ケーキで恋を
    3.5
    姉夫婦が夫婦水入らずで旅行に行くことになり、カッサンドラはそのあいだ子供たちの面倒を見るため、スコットランドのマル島に赴いた。子供たちはすぐさまカッサンドラになついてくれたが、ひとつ気になるのは、何かにつけて彼らが口にする、裏山の山小屋に住む“人食い鬼”の話だ。興味を引かれて山小屋へ様子を見に行ったカッサンドラは、目の悪い、ひどく無愛想な男に冷たくあしらわれる。どうやらその男ベネディクトこそが“人食い鬼”の正体らしい。何やら事情がありそうな彼を、カッサンドラは放っておけず……。
  • 打ち明けられない恋心
    4.0
    ロンドンで病院勤めをするセリーナは、車の事故で入院してきたロレンスと一目で恋に落ちた。彼はスポーツカーを乗りまわす、長身で金髪のオランダ人医師。入院初日から声をかけてきて、すぐに退院できるから、仕事を辞めてオランダに来てくれないかとしきりに誘う。セリーナはそんな強引さを危ぶみ、彼が事故に遭って以来、病院をしばしば訪れる、従兄のヘイスの気配りに慰められていた。でも、ヘイスへの思いは愛ではない。ただ好意を感じているだけ……。何度もそう言い聞かせていたセリーナだが、やがて看護師をやめ、オランダに渡った彼女を待っていたのは、不実な恋人の裏切りだった。■穏やかな優しい作風で、今もなお多くの読者を魅了しつづけるベティ・ニールズ。オランダの古い街並みや田園風景が丹念に描かれる、懐かしい映画を観るような作品をご堪能ください。
  • 教授と麦わら帽子
    3.0
    レディ・クレスウェル――白血病の疑い。61歳。近親者、チャールズ・クレスウェル教授……。「ああ、どうしてこんなことになるの!」ジュディスはつぶやいた。勤務先の病院に、まさか彼の母親が入院しているなんて。1カ月の休暇から戻った看護師のジュディスは、書類を見て愕然とした。病室の巡回で、見舞いに来たチャールズと会いませんように。彼は、休暇で滞在した湖水地方で会った、礼儀知らずの歴史学者。本の執筆に夢中で、わたしのことなど少しも気遣ってくれなかった。でも、彼の家の見事な庭を思い出すと、懐かしさに涙が出そうになる。ところが再会したチャールズは、意外な提案をして彼女を驚かせた。母親の専属看護師として、彼の家に来てくれないかというのだ。■花の咲き誇るイングランドの湖水地方から、初夏のポルトガルへ。今回、ベティ・ニールズがお連れするのは美しい湖と海辺の地域。すばらしい風景が心にしみる作品を、どうぞお楽しみください。
  • シークの祈り〈恋する男たち I〉 / パリで見つけた恋
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「私たちの結婚は終わったのよ! 放して!」身をよじるリオーナを有無を言わさず抱き上げる、カフィーヤを身につけたたくましい男性は――夫のシーク・ハッサンだ。跡継ぎが産めない体だから結婚は続けられないと、シークの妻の座から身をひこうとしているのに、だめだわ、彼に触れられるどうしようもなく惹かれてしまう…。王宮は私たちのことをきっと認めない。いったいどうすればいいの…!?(<恋する男たちⅠ>「シークの祈り」)修道女見習いの甘酸っぱいロマンス「パリで見つけた恋」も同時収録。
  • 忘れえぬ思い
    3.5
    ティモンと出会ったきっかけは一風変わっていた。エロイーズが階段で転んだとき、持っていたパイナップルを彼にぶつけてしまったのだ。驚いたことに彼は、つぶれたパイナップルの代わりにと、たくさんのフルーツを贈ってくれた。もう会うこともない相手とはいえ、エロイーズの心はときめいた。ところが思いがけず、彼女は友人の家でティモンと再会する。彼は家柄のよい、優秀な医師だった。私なんてお呼びじゃない。住む世界が違いすぎる。けれど、そっと見つめるだけなら許されるはず……。■大家ベティ・ニールズが描く、心温まる物語。風変わりな出会いには、どんな結末が待っているのでしょうか?
  • 秋冷えのオランダで
    4.0
    ソフィーはもうすぐ26歳。ロンドンの病院で、手術室付きの看護師長として忙しい日々を過ごしている。仕事を離れても、事故で亡くした両親に代わって、3人の弟妹たちの面倒を長年にわたって見てきた。けれどもこのごろ、自分の将来についてふと考えてみることがある。いつか誰かとめぐり会い、両親たちのように明るい家庭が築けたらと。でもこんなわたしには、社交生活に割ける時間などなかった。それに美人でもない同僚に、声をかけてくる職場の男性などいない。なのに、休暇を取る上司に代わって赴任したマックスは違った。「きみは小細工なんて必要のない美人だよ」容姿を気にする彼女に、そんな言葉で語りかけてくる彼を、ソフィーは無視できなくなった。■今回の舞台はアムステルダムと近郊のユトレヒト。歴史ある懐かしい街並みが旅情を誘います。
  • 禁断の恋人【あとがき付き】
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】逃がさないよ。ずっと昔から好きだったんだ――…ビジネスで成功した義理の弟ザックの看病のためカリフォルニアを訪れた看護師のミシェル。孤児として育った7歳年下のザックは美しいが気難しい性格をした子供だったが、2年ぶりに再会した彼はまるでギリシアの神のように逞しく魅力的な男性に成長していた。眩しい笑顔でミシェルをあからさまに誘惑する、以前と変わらないその態度も今は危険。彼の魅力に逆らえなくなる日が来るのは、本当は私にもわかっていたの…。
  • 愛を告げる日は遠く
    -
    ロンドンからスコットランド高地への旅は散々だった。イライザは雨に濡れながら、人里離れたロッジの玄関にたどりついた。こんな場所で、2人の教授が研究を続けているなんて信じられない。看護師のイライザは、彼らの手助けをするためにこの地を訪れた。きっと年老いた学者たちが、ここで実験に夢中になっているのだろう。ところがイライザの前に現れたのは、そんな予想を裏切る、端整な顔立ちにエレガントなスーツをまとった男性だった。戸惑うイライザに、彼は笑みを浮かべて言った。「きみはぼくの下でも働くことになるんだよ」彼こそがオランダから来たクリスチャン・ヴァン・ドイル教授。彼女に手伝いを頼んできた老教授のパートナーだったとは……。
  • 禁断の林檎
    4.5
    父親の遺言が明かされると、ユーフィーミアは衝撃を受けた。父には借金があり、家族の愛する家が抵当に入っているというのだ。悩んだ末、ユーフィーミアは家を貸すことにした。家賃収入を抵当の支払いに充てれば、大切な家を手放さずにすむ。だが、ようやく見つかった借り手は、思いもよらない人物だった。なんと、父親の最後の治療をめぐって激しく対立したオランダ人医師、ドクター・ファン・ディードレイク。傲慢で無礼な彼とかかわるのはひどく不愉快だが、契約さえ交わしてしまえば、顔を合わせることもないだろう。ユーフィーミアのそんな期待は、ほどなく裏切られる……。
  • 指輪のゆくえ
    4.0
    看護師のチャリティは旅行中、急病で倒れた男性を助けた。そのとき一緒に介抱した外国人医師はどこか惹かれる男性で、チャリティはのちのちまで彼のことを忘れられなかった。とはいえ、名前も知らない外国人男性とまた会えるはずもない。あきらめていたチャリティだったが、ある任務で派遣されたオランダの病院で思いがけずその男性――医師のエフェラルド・ファン・テイレンと再会した。しかし、彼の態度はひどく無愛想で、そっけない。もう一度会いたいと願っていたのは私だけだったんだわ。チャリティの喜びは急速にしぼんでいった。
  • 雨上がりの告白
    -
    25歳のジェンマは6人きょうだいの長女。弟妹の世話と看護師の仕事に忙殺され、恋などしたこともない。もっとも、美男美女ぞろいと言われるきょうだいの中で、なぜかジェンマだけが平凡な顔立ちだからかもしれない。そんな彼女に転機が訪れた。隣家に滞在するオランダ人教授、ロスに闘病中の妹の看病を頼まれ、急遽オランダへ飛んだのだ。彼の家族は温かく、妹は愛らしく、オランダは美しい国だった。しかも、一家と親しい若者に熱心にデートに誘われる。突然華やかになった生活に、ジェンマは舞いあがった。ロスが陰で気遣わしげに見守っているのも知らずに。■まるで雨上がりの虹のように、さわやかで心温まる読後感を約束してくれるベティ・ニールズのロマンス。それが長く読者に愛されるゆえんでしょう。ジェンマの初恋は、楽しいパーティに連れ出してくれるお調子者の青年と? それとも……。
  • 男爵夫人の憂鬱
    -
    カトリーナはロンドンの病院で働く看護師。同僚に言い寄られ、苦しまぎれについた嘘がもとで、病院を辞めざるをえない状況に追い込まれていた。そんなとき、仕事のあてもなく困っていたカトリーナに救いの手を差し伸べたのが、オランダ人医師ラフだった。ラフは長身で整った顔立ちの、穏やかな性格の男性で、彼に見つめられると、カトリーナはなぜか落ち着かなくなった。しかもラフは、この事態の解決策として驚くべき提案をした。「僕と結婚することを考えてくれないか」突然のプロポーズに、カトリーナはとまどいながらも……。■他界してもなお絶大な人気を誇るベティ・ニールズの愛の世界を存分にご堪能ください。季節がめぐるたびに、少しずつ、でも、確実に深まっていく想いとそれゆえの苦悩を綴った愛の物語です。
  • 翼をもがれた天使
    -
    亡夫の借金のせいで自宅の売却を余儀なくされたソフィアは、大叔母から遺贈された由緒ある屋敷に移り住んだ。ある日、息子のチャーリーを連れて仕事で写真を撮っていたところへ、長身でハンサムな見知らぬ男性が現れた。まさか義父の手先が息子を奪いに来たのでは?夫の父親とチャーリーの養育権を巡って争っていたため、ジャレットと名乗ったその男性をソフィアは拒絶する。だが、彼はその後も機会をとらえて彼女に声をかけ、ついには屋敷にまで訪ねてきた。いったい彼の狙いはなに?警戒心を抱きながらも、ソフィアはしだいに彼に惹かれていく。■イギリスの傑作古典を題材に、現代の作家たちが新たなロマンスを書く好評企画。第6弾となる今回はブロンテ姉妹の末妹アン・ブロンテの『ワイルドフェル・ホールの住人』をもとに、M・コックスが辛い過去を乗り越えて結ばれる、恋人たちの一途な愛を描きます。

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