山田さんのレビュー一覧
レビュアー
-
購入済み
いい読後感
恋愛×バレーボール。サンデー本誌で連載が始まり、ここまで大変楽しませていただきました。終盤の時の流れの速さや、ヒロインに降りかかる試練など、急にピッチが早まったのは終わりが通告されたからでしょうか。
ゆっくりとしたテンポで着実に積み上げていく過程が面白い漫画だったので、その辺りは少し寂しい気がしますが、終わり方は実に2人らしく好みです。
途中男バレの男どもといろんなやり取りがあった気がしますが、この3巻では猪飼くんいがいにフィーチャーはなく、本当に2人のためだけの第3巻といった印象でした。良い作品でした。
次回作にご縁があればぜひ楽しませていただきたいです。 -
購入済み
ワセダ…2
ワセダ、もう君が主人公でいいんじゃないかな?
あとロリやマジョ、リリィに山本といろんな方向に突き抜けたJKたちもつくづく濃くて飽きる気配無し。良い漫画です。 -
放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。
-
購入済み
-
-
購入済み
日高小春
自分の人生で主人公と結ばれるヒロイン以上に心に残るヒロインがいる。それが結ばれない方のヒロイン。それはメインヒロインより先に出会っていても関係性を停滞させてしまい掻っ攫われるヒロインもいれば、メインヒロインよりも後に出会ったがためにどれだけアプローチしても結ばれないヒロインもいる。
では日高小春はどうか。最初は嫌い寄りの感情を春雄に抱いていた彼女は、ゲームを通じて春雄と仲を深めていく。健気さや密かな思いを秘めるいじらしさをもち、主人公に価値観を変えてもらうというある種運命的な出会いを果たしている。しかしそれは小春にとっての運命であり、春雄にとっての運命ではない。彼の惹かれる相手はいつだって対等にゲームで戦えるライバルであり、ゲームだからこそ繋がることのできる大野だ。
小春が春雄に大野より先に会っていたとしても、きっと結果は変わらなかったかもしれない。それでも、小春のヒロインとしての輝きを、自分は一生忘れることはないと思う。ゲームに対して「後ろで見てる」ではなく、自分が戦うことを中心に添えた小春が大野より先に春雄とであっていたらどうなっただろう。
無意味な仮定だが、そんな思いを持たずにはいられないほど、日高小春はヒロインとして最高だった。
そんな日高小春との出会いから少しずつ一緒にいる時間が増えていく、ありふれた日々のようで、奇跡のような時間が描かれた2巻だと思います。しかしこれも、大野がいない春雄にとっては辛い日々だったのかもしれない。そんな辛い日々を多少なりとも潤したのがゲーム初心者である日高小春という存在だった。
そう考えると矢口春雄にとって日高小春もいなくてはならない存在だったんだと思う。 -
購入済み
落とし所としては悪くない
なぜ、蒼也が弟になり変わって生活することになったのか。菊春と蒼也との関係は?色んな疑問に答えを示す最終巻。話としては面白い。
しかしながらいささか早足で、ついぞ弟の橙也の考えはよくわかりませんでした。親からの期待や兄を犠牲にしてしまった負目が彼にああいった行動を取らせたということなんでしょうか。本当に?
どうもそれだけではない気もします。ぬいぐるみを後生大事にとっていたところとか、兄への想いが関係しているんでしょうか。
終盤の駆け足具合がなんとも残念で母親の改心?も秒すぎて勿体無いと思わざるを得ませんでした。結局誰とくっついたのかもぼかされ、痒いところが残った作品という印象です。まあそれでも落とし所は存外悪くなく読後感はむしろ良かったとも思います。兄弟やヒロインそれぞれが共感できる部分を少しずつもち、同情あるいは献身あるいは歩み寄ることができたからこそ物語として成立していた、奇妙ながらもドキドキする良いラブコメでした。 -
購入済み
かのかり作者の新作
「彼女お借りします」の作者が描く、義理の兄弟姉妹の関係を描くラブコメ。
かのかりが最近かなりスローテンポになってきていることも相まってか、サクサクと話が進むことに好印象を抱きました。作者の中ではすでに終わりまでの見通しがあるようなので安心して読むことができます。
しかし、かのかりと同様ですが周りモブキャラがメインの女の子たちを褒めまくるシーンが異様にくどく感じます。かのかりの水原は外出するたびに周りから容姿を褒められるパターンをずっと続けていて、もういいわ。と、もはや既視感しかないワンパターン展開に飽きがきていましたが、今作はかのかりの積み上げてきた実績もあってか1巻目からすでに、もういいわ。と思ってしまいます。
また妹のことのちゃんと主人公の新が物語開始前に一悶着あったこちが冒頭から語られていますが、それが作中でしっかりと回収するまで、読者は何のことかよくわからないまま物語を読み進めなければならず、最初の方の話がわかりづらいつくりだと感じました。ただでさえメインキャラが7人もいて頭がこんがらがるのに、余計に頭を混乱させる要素をぶち込んでくるのは悪手ではないかと思いました。
また、1ページあたりのセリフ量が多くて読むのが疲れるなぁ、とも。
おもしろいけど、微妙にかゆいところに手が届かない感じが非常に勿体無い作品だと思いました。
とはいえ、設定があらかたわかってしまえばあとはこっちのもんです。次巻以降の一層の展開が楽しみです。 -
購入済み
イチオシのラブコメです
変態たちと出会い徐々に変態に染まっていく主人公と主人公を慕うヒロインたちのラブコメ。絵が綺麗でとにかく引き込まれます。まず出て来たのはサドとマゾ。両者とプレイをして満足させられる聖くんはなかなかの素質を持っています。
ヒロインがみんな可愛いので、どんどん先が気になりますよね。それにしても性癖で悩みを持つ女の子たちの心を溶かし付き合っていく聖くん、コミュ強すぎますね。
唯一気になる点は、ヒロインである佐渡さんが1話目でおっさんに秘部を舐めさせていたとこでしょうか。ラブコメでこれはヤング誌ならではですね。好き嫌いが分かれるところだと思います。 -
購入済み
大団円
始まってから最後まで、ずっと面白かったです。
最初から示されていた唐傘との戦い、そして兵馬とぼたんの結婚を軸に一本筋の通った話で無駄なく、そしてそこにある人たちの変化や躍進がしっかりと描かれていました。兵馬は視野を広く付喪神との関わり、塞眼としての使命を学び、ぼたんは兵馬との関わりを経て他者との関わりを学び、門守や八衢、辻とそれぞれの陣営で人間的な成長が見られたのが本当によかったです。12巻の絶望的展開から最後までは特に、その成長が引き寄せた必然の勝利だったと思います。
画力もストーリーも至高でこれ以上ない素晴らしい作品だったと思います。後日談とかもあったら嬉しいですが、きっとみんなこれから先直面する困難ですらその精神性で乗り越えていくことでしょう。みんな幸せに生きていくことでしょう。塞眼と付喪神たちの未来に幸多からんことを。 -
ネタバレ 購入済み
向かい風が追い風に
絶望しかない状況が少しずつ、少しずつ変わって来ています。各所で唐傘の討伐にかかる、婚礼調度、八衢、辻、門守、兵馬。それぞれに頼もしい援軍が。何より討伐隊の敗北で食われたと思われていた椿が戻ってくるのが激アツでした。前巻の見開きページで椿だけ唐傘に喰われたメンツの集合絵にいなかったのでもしやと思っていたのですが、そのあとの椿の唐傘ぐるぐる目が写ってもうダメだと思っていました。
ありがとう椿、今回も美しかったです。
あと黒檀が少しずつ好きになって来た自分がいます。戦う理由がまっすぐなんですよね菫ちゃんパパ。 -
購入済み
超バトル
敵は八衢、菫ちゃんは利用されていただけだった。考えうる限り最悪のパターンでしたが、相手の言うこと、その野望は意外にも納得できるようなものでした。塞目になることは不幸で、付喪神を倒すことに一生を費やすことは馬鹿ばかしいのだと。確かに一理あります。まあそのための手段が最悪だったから兵馬は激怒したわけですが。これが八衢の真意なら何というかその背景を考えようとすると、少し共感できてしまえそうなのがやるせません。
戦闘シーンはめちゃかっこよかった10巻でした。