あらすじ
テンペラー星人に敗れ、ベムラーを失った。失意の底に沈む進次郎に声をかけたのは、元科特隊の嵐だった。「ウルトラマン」として戦う覚悟が揺らぐ進次郎に、嵐が伝えたのは「ウルトラマン」であったハヤタの思いであった。「倒すこと」「守ること」「奪うこと」「奪われること」……、傷つきながらも戦うべき、その意味とは、その理由とはーー。
...続きを読む感情タグBEST3
ULTRAMAN(19)
このULTAMANが好きで一巻から、欠かさず読んでいます。初代ウルトラマン世代ですが、この本はその郷愁を思い起こさせてくれながら、まったく新しい視点で描いていて、アクションはもとよりサスペンス要素もありとても楽しく拝読させて頂いていて、次巻が待ち遠しいです。
覚醒
進次郎が改めて戦う理由について考え、再び歩き出す話。彼が出した答えは、漫画的にいえばあまり物珍しいものではなく、ヒーローが悩み抜いた先で見つけ出す答えにしてはあまりにも普通でした。
しかし、敵(正確にはスパイ)の、それも異なる価値観をもつ異星人とのやりとりを経ての決断。敵味方の価値観が揺らいだからこそのためらいと、その先で出した答えだからこそ、戦う理由はシンプルでかっこいいのだと思わされました。
そしてついに覚醒。盛り上がる引きです。
あと諸星さん、あなたも変わったね。