あらすじ
長き月日を経た器物は、やがて神錆びて心を宿し“付喪神”となる。付喪神を憎む青年・兵馬と、付喪神を愛する少女・ぼたん。二人の共棲生活は唐傘の急襲により崩れ去る。突如兵馬たちの前に現れた討伐隊の面々、その実態は唐傘により肉体を喰われた同胞の亡骸であった。仲間の能力を用いて襲い掛かる唐傘に劣勢を強いられる塞眼たちの命運や如何に――絆と恋の付喪ノ語り、事態急変の第十二巻。
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絶望しかない
兄と姉、そして造兵じいさん。身内全員が唐傘に食われ、体を操られるという地獄みたいな展開。ぼたんは奪われ、最推しの椿も最近出て来てくれないと思っていたら唐傘に食われてしまいましたとさ。
面白いが、すごく面白いが、ページを読む手が止まらんが…実に読むのが辛い。
ぼたんの残した言葉が唯一の救いか。頼むぞ主人公。
最終局面へ突入……！？
造兵と兵馬のコンビネーション、八衢紅緋が頼れる味方に、長身長髪イケメン挂の戦闘……と、見所のある前半。
兵馬の姉・鼓吹の姿も見られ、岐家のビジュアルが全員明らかになりますが……。
敵は塞目の一流たちを「被る」一級の付喪神。それに立ち向かうには少々戦力不足のような気がしまが、そこをどうひっくり返すのか。
次巻から戦闘に次ぐ戦闘となるのでしょう。
あと挂お前、斎が割と大事なんだな……。
