あらすじ
常世と現世。人と物。その境をたゆたうは心を宿した器物、“付喪神”。付喪神に愛する者を奪われ復讐に生きる青年・兵馬。付喪神に愛され家族として共に生きる少女・ぼたん。出会い、絆を育み、変わりゆく二人。しかし、復讐の原点・唐傘の出現が、ぼたんを巡る新たな争いを生む――思いを堪え、想いに応える。絆と恋の付喪ノ語り、心定まる第八巻。
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新章
雅楽寮との戦いを終え、匣も復活し、唐傘たちとの戦いに備えて、新たな人員…菫ちゃんと百合ちゃんの登場…。
兵馬さんの敵もはっきりして、いよいよ…という、これからの展開にわくわくが止まりません!!
ここから先は紙版で購入したのですが、電子でも揃えたくなるくらい面白いです☆
華やかさが増す
雅楽寮との決着。鼓がいない二人と婚礼調度の六人はどんな戦いをするのか!?
そして辻家と八衢家の次期当主である女性二人が登場します。華やか……この作者さんは強い女性をカッコよく、妖しく描くので華やかと言って良いか分かりませんが。今後も関わっていくかもしれない、重要な二人です。
岐造兵がマジメな顔で再登場。御三家の現当主である辻・八衢と話し合いをする姿は、本当に岐家の偉い人なんだと思わせてくれます。
あと個人的な感想ですが。
菫ちゃんかわいい。
一筋縄じゃいかない
唐傘との戦いも一先ずは幕。これより始まるは新たな章。御三家の次期当主による長月ぼたんの護衛。八衢も辻もなかなかに曲者そうな女性。特にユリちゃん。絶対なんか腹に据えてやって来たんだろうと思わされます。すみれちゃんも特別任務を開始。思惑が絡み合いすぎて怖さマシマシです。