orangさんのレビュー一覧
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ラストの更にラストまで…
52ヘルツ この52Hzとは 比喩表現で「届かない声」「孤独」「理解されない存在」とされている 何故52Hzがこのような比喩表現をされるようになったのか。
作中にも出てくるが(このドキュメンタリー映画だと思う)映画『Tha Loneliest Whale: The Search for 52』(2021/7 アメリカで公開) くじら界ではあり得ない高い周波数 故に他のクジラとコミュニケーションを取っている様子が一度も観察されていない 一人で声を出し続けているその声は
1989年から観測されている。
52ヘルツの共振 α・Ω 清成・白根
作画表現の美しさは言葉を失うほどだ
相手を感じ取 -
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綺麗なお話、終わり方
「こまどりは、夜の帳㊤㊦」「こまどりは今際の目醒㊤㊦」続けてのお話し、とうとうラストを迎えた。
橘 紀人・慎仁兄弟 卜部 慶臣・三輪兄弟のそれぞれの関係、 紀人・慶臣 三輪・慎仁のそれぞれの深み…
この下巻では、紀人・慎仁の父親がキーマンになっている。
作中の慎仁が紀人に対しての言葉に『また親父も全部知ってたのかよ⁉』『お前ら仲いいのか悪いのかどっちなんだよ』
紀人にとっては父親であり 同じ警察組織の一員 親子関係の在り方ここでも慎仁の口からちらっと洩れる
そう‼この巻の見どころは事件後の人間関係 二組の兄弟達 紀人・慎仁の両親 親子関係からそれぞれのプライベート
後半、和やかで微笑まし -
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新たなる展開!
「こまどりは、夜の帳㊤㊦」から続く物語 そして 新たなる事件が起こる。
自身に対し呪いをかけた三輪は昏睡状態に陥る。その三輪が覚醒!
同棲中の慶臣・紀人、そして紀人の弟 慎仁、今作品、はとくに慎仁が控えめだがとてもよい役割を見せてくれている。
今作は『人魚』
舞台は海、孤島、洞窟 霊泉 行方不明になっていく霊能者……
崇高されている神 例えば 七福神などは神社・仏閣などを回る 「七福神めぐり」など各地で行われている。
ただ、独自の文化での信仰上の神となれば話は別 加えて『人魚』ともなればおもしろいに決まっている!
参考文献として「ものと人間の文化史109・漁撈伝承」「神なき時代 -
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少年から青年へ
少女から女性に 現実は青年に
宴会で女装 他軍師はその姿に欲情しかし発せられる言葉は「君は良き男だ」
女の子でいたい 女性でいたい しかし
男らしくねばならない…
1巻同様魅力的なタイトル
表題はピアノ曲の曲名
自身の見解でコメントしてみたいと思う
ラ・カンパネラ(リスト)
原曲はバイオリン協奏曲(パガニーニ)
同じ旋律で異なる楽器 身体は1つ しかし心も体もそれぞれ別々
意味「鐘」
ロマンス(グルリット)
彼の「ロマンス」はピアノ連弾で演奏される事が多い
2人で同じ曲を奏でる 素敵な展開を表題だけからも想像できる
意味「情愛 性愛」
ノクトュルヌ(リスト)
ノクトュルヌはフラン -
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内容が濃い
じっくり ゆっくり読みたい本だ。
エピソードのタイトルからして意味をもたせ想像を膨らませる
私の勝手な見解だが
エピソードタイトルは 全てピアノ曲
トロイメライ(シューマン)「子供の情景」第7曲
意味「夢想」
アラベスク(ドビュッシー)2つのアラベスク 意味「芸術のあらゆるモードの根底である装飾」
コンソラシオン(リスト)第3番 意味「慰め」
女の子として 男の子のそばにいたい
振袖に袖を通し包まれる安堵感
しかし精通 胸のない身体 現実を突きつけられる
軍服も正解に描かれているよう 巻末に軍事法規研究会による解説がある
3巻まで自身の電子書籍として揃っている
2巻 -
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あーあ
「幸せと思える日がくるなんて微塵も思ってなかった だから俺は、今の毎日が少し怖い」
前作の「俺と上司のかくしごと」から
なんだか作風が変わったように思う
言葉に深み 重みが加わっていると感じた
時折り出てくる「…あーあ」
諦めの「…あーあ」 嫉妬が勘違いの「あーあ」
好き 大好き、でも 叶わない いつか思い出に…ネガティブな「あーあ」
好き 大好き,分割で少しずつ伝えていく…
話の上げ下げがとても上手く 素晴らしい
それも言葉だけでは無く 絵からもしっかり伝わってくる
そして 場面の切り替えにも しっかりとした工夫が見られ
ラストに至っては
とてもキレイに優しく穏やかにまとめている
大 -
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丁寧 綺麗 そして濃い
内容 絵 とても濃い
まずざーっと読み 2度目はじっくり そして3度目4度目…
繰り返し読むたびに違った感情が芽生え 絵の見る目の行きどころも変わってくる
とても丁寧に描かれている作品だ
医師とヤクザ 生と死 日本語と東アジアの言葉
太平洋側と日本海側 北九州工場地帯の眩しい灯と町の静かな灯……陽と陰
対になる言葉や風景が読み込むほど出てくる
それらはそれぞれに意味を成し心に響き深く考えさせられる
そして作者の織り成す言葉には感情を揺さぶるのとは別に 情景もを言葉によって目に浮かばせる そのうえ素晴らしく丁寧に描かれた人物 風景
より一層鮮明に美しく写しだされる
最高の作品に出会った -
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かわいい を数えたら!?
冒頭から、原さんの薫くんに対しての、かわいい連発連打、確かに薫くんかわいい
酔っぱらった薫くん「きらい 原さんはぁおれよりトイレのがいいんでしょ 原さんなんかもう知らないんだから」ソファーでペンギン(これも原さんと一緒に買ったもの)抱えて怒る これはたまらない
赤い糸が見える、またそれを切る事も出来る薫くんにとって辛い思いも多い、ただ、原さんがブレずに大事にしてくれているからこそ 最後は奇麗に かわいい!!!で終わります
ちなみに「赤い糸の執行猶予」「叶わぬ恋の結び方」「紡いだ恋の叶え方」「紡いだ恋の伝え方」の順番で発売中です
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聞きたくない言葉
知りたく無かった…聞きたく無かった…逆に
全て解っていれば…
知りたい相手の飲み込んだ言葉を自分の意識で聞くのならば良くも悪くも自分のせい
ところがそれがすれ違っただけの人の心の言葉さえもランダムに勝手に聞こえてきたら…?
読み始めは 柔らかい絵 言葉が尚更に彼に感情移入を促し 本当に辛かった
しかし読み終わった後の余韻はとても 柔らかく 優しい気持ちになった
老若男女 年齢に関わらずその時の自身の感情によってとらえ方が変わってくるだろう作品だと思う
私自身きっと何年も愛し 繰り返し読む作品になると思う
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苦しみ 懇願 安堵
コメントを書くにあたって 作品 作者さんの素晴らしいさを沢山の方と共有したい その想いが強く物凄く時間がかかった
上中そしてこの下巻 表紙の言葉に惹かれ購入
読み始めてこんな人物像を造り出す作者さん 一体
どの様な人生を歩んで来たのだろうか…
そこまで考えてしまうほど登場人物 ひとり一人に対しての熱の入れようが半端ない
喜怒哀楽 そして愛 貰えなければ知るすべが無い与える事はそれこそ難しいだろう
仔犬 仔猫etc 赤仔 赤子 特に愛は無条件に与えて貰うべき しかしそれを知らず また思い出せず育ってしまったら…
思わず 目を閉じてしまったシーン耳を塞いでしまったシーン 押し潰される胸の -
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