あらすじ
時は大正-。
少年から青年へと成長し医学生になった緒方朔は、
兄弟の契りを交わした吉良暁彦と会えない日々が続く中で軍医を目指し勉学と訓練に励んでいた。
訓練中、教官の都築少尉に気に入られた朔は、吉良への忠義心から反発するが―?
大正の時代に少女になりたかった少年の生涯を描く第2巻。
著者人気作『神軍のカデット』(小学館)と同じ世界線で描かれる話題作!
※『神軍のカデット』と話はつながっていません
〈単行本限定〉緒方軍医のことがもっとわかる!
軍事法規研究会さまの書きおろしコラム「陸軍における軍医の養成と依託学生」も掲載!!
【目次】
Episode-4 ラ・カンパネラ
Episode-5 ロマンス
Episode-6 ノクテュルヌ
Episode-7 ノクターン
感情タグBEST3
少年から青年へ
少女から女性に 現実は青年に
宴会で女装 他軍師はその姿に欲情しかし発せられる言葉は「君は良き男だ」
女の子でいたい 女性でいたい しかし
男らしくねばならない…
1巻同様魅力的なタイトル
表題はピアノ曲の曲名
自身の見解でコメントしてみたいと思う
ラ・カンパネラ(リスト)
原曲はバイオリン協奏曲(パガニーニ)
同じ旋律で異なる楽器 身体は1つ しかし心も体もそれぞれ別々
意味「鐘」
ロマンス(グルリット)
彼の「ロマンス」はピアノ連弾で演奏される事が多い
2人で同じ曲を奏でる 素敵な展開を表題だけからも想像できる
意味「情愛 性愛」
ノクトュルヌ(リスト)
ノクトュルヌはフランス語「愛の夢」3つのノクターンと言う副題が付いている
意味「夜の」
ノクターン(ショパン)夜想曲第2番変ホ長調
彼はピアノの詩人とも言われる
曲風をロマンチックに仕上げるのが得意
この2巻のこの章も曲風同様 ロマンチックな章になっている
少年の頃出会い じゃれ合った少年 再び青年となり顔を合わせ あの頃の甘酸っぱいにおいから青年のそれに変わっている 側に居たい思いが一層募る
また3巻での コメントも 近々書かせていただきます