ブックライブの書店員おすすめレビュー

BL のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    ゲイバーで働くしのぶの店に、たまたまやってきたノンケのマコ。人と関わることを避け、日雇いの現場を渡り歩くマコでしたが、あることをきっかけに、しのぶの部屋に入り浸るようになります。常に男がいないとダメなしのぶと、人嫌いのマコ。最初は噛み合わない部分もあるのですが、時が過ぎるにつれ、互いをかけがえのない存在だと感じるようになります。
    ゲイバー仲間たちとも打ち解けたマコ。穏やかな日々が続くと思ったその時、しのぶに大事件が……。このことによって、マコ自身や、周囲の人間たちにも変化がおとずれます。

    ここからあとは、もう涙なしには読めないんです!人の優しさや誠実さ、そして誰かを愛すことの尊さ……さまざまなあたたかい感情が押し寄せてきて、スマホを握りしめながら滂沱するばかり……。シリアスな中にも笑いがあり、読後感は上質なヒューマンドラマを見た時のよう。

    ゲイバーのオネエたちを筆頭に、登場人物がみんな生き生きとしていて、彼らの仲間に入りたい!一緒にマコとしのぶを応援したい!と思ってしまうこと間違いなし!です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    スケベオッサン×ツンデレ男子高校生!
    35歳独身の越郎のケガをきっかけに、身の回りの世話をするため一緒に住むことになった弓太。越郎は隙あらば、弓太に迫ってきちゃうエロオヤジ。ドタバタでその手から逃れながら、弓太もどこかで惹かれる気持ちがあって…。しかもイザとなると、お互いに試すような心の探り合い。この繰り返される甘い寸止め感が、甘酸っぱくてキュンとします。
    そしてやがて、越郎のケガが治った時、二人に選択が迫ります。年の差やお互いの家族のことで、簡単には踏み出せない二人に、ある出来事が…。
    年の差&溺愛好きさん必見の1冊です。もちろん、緒川千世先生ならではのエロエロも満載ですよ~☆

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    見習い美容師・佐々木健二の幸せはコンビニの親子丼を食べること。そんな佐々木の食生活を見かねたコンビニ店員・岡が声をかけます。それをきっかけに、岡の手料理をたびたび食べさせてもらうことになった佐々木。料亭の息子という出自のせいで調理学校のクラスメイトから嫌がらせを受ける岡ですが、おいしそうに食べる佐々木の姿を見て、本来の目標を思い出します。

    一緒に過ごすうち、佐々木のことを好きだと自覚する岡。堰を切ったように溢れ出た思いに耐えられず、岡は佐々木に無理矢理キスしてしまいます。
    相手は男なのに……と悩む佐々木。恋なのかわからない、でも、相手が他の人間を見るのは嫌だ……という、もだもだ悩んじゃう感じがたまりません!
    親子丼やオムライスなど、見ているだけでお腹が空く食べ物がたくさん出てくる本作。佐々木の「おいしそうな顔」がめちゃくちゃかわいいので、これは岡が落ちるのも仕方ないな、と思ってしまいます。

    年下敬語攻め×年上ふわふわ受けが好きな人にもおすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    準強姦容疑で前科持ちとなり、大学を中退した蒼介。実家へ金の無心に行くも、無下に追い返されてしまいます。行き場を失った蒼介は、場末のスナック「アケミ」で働く元同級生・静雄のところへ転がり込むことに…。
    最初は静雄に対して侮辱するような態度を取っていた蒼介ですが、静雄が教師に暴行された過去を知り、彼に対する態度が変わっていきます。
    互いに抱えているものは大きいのですが、傷の舐め合いや慰めだけの肉体関係には陥らず、しっかり純愛してるところがすごくいい!蒼介はクズですが、性根までは腐っておらず、なぜか許せてしまう可愛げがあります。また、静雄が健気で良い子なんです!不幸の陰りがふとした表情や仕草に色気を添えていて、蒼介でなくともムラっときてしまうかも……。
    どこか昭和の香り漂う丸木戸先生の絵柄と、作品の雰囲気が絶妙にマッチしているのも◎。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    恋をすることは愚かだと断じる、大学教授で科学者のリチャード。
    出資者である公爵夫人がオカルトにご執心であると聞いて、秘密を暴こうと降霊会に参加したリチャードは、雰囲気ある青年霊能者ユーリに出会います。
    その後会う度、実はユーリに惹かれていくリチャードなのですが、現実主義をこじらせて、自分が恋をしていることをなかなか認めようとはせず、2人の歯車はなかなか合いません。公爵夫人の甥がユーリに言い寄っていると誤解して嫉妬してしまったり、ペテン師だと罵ってしまったり…。不器用なのを通り越して、恋愛不自由なリチャードに、見ている方はやきもきしっぱなしです。でも、そこが良い!
    カシオ先生の繊細な絵柄が世界観とマッチして、ベートーベンのロマンスをBGMに読書がしたくなってしまいます♪(聴いたことがないのでこれから聴きます)
    同時収録の「恋にかわるもの」も、かわいらしくておすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    数ある不良男子BLの中でも、この作品の奈良坂くんの見た目の怖さは尋常じゃない!傷はあるし体は大きいし、無口でぶっきらぼうで、おまけにオールバック。同室になった古泉くんが、ビビりまくってしまうのも無理もない…。
    けれど、古泉くんは持ち前の家事力の高さで、いつの間にか奈良坂くんと急接近!意外な優しい一面にドキドキするうちに、あれれ?添い寝フレンドに昇格…?筋骨隆々で大きな体にすっぽりと抱きかかえられたら、気持ちが良くて…良すぎて…!?超大型狂犬なワンコ攻めにご注意を☆
    さらに褐色男子の三角関係や、声優オタクとファンのお話など、意外な組み合わせのカップルを描いた作品を収録した、オトクな1冊です♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    最近増えてきたストーカーBLですが、この作品のストーカー・真藤くんのヤベェところは、とにかくピュアであること。歪んだ感情がなく、とにかくとにかく高槻くん(天然タラシ)のことが大好き!大好きすぎる気持ちが暴走して、こっそり尾行して写真を集めたり、ストローを盗んで大事にしたり、体育着のにおいでオナニーしちゃったり。けれど、まっすぐな心の持ち主だからこそ、その行動を本人に目撃されてしまっても、「すき!すごく!!」と即答できちゃうのです。そんな真藤くんの気持ちに触れたら、高槻くんもあっという間にメロメロにならざるをえず…。好きで好きで仕方がない人に、優しく抱かれちゃうHは、無敵のかわいさです!

    さらに、淫猥なショーを行う秘密のパブの話や、エッチすぎる戦隊モノなどを収録。真藤くんのヤバさはまだまだ序の口だったことを痛感させられるラインナップの短編集です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    爽やかで人気者の蛍介と、暗くて人付き合いの下手な後輩・和泉。墓場での強姦(!)という衝撃シーンから始まる表題作は、痛々しくも萌える作品。
    和泉には有馬という亡くなった親友がいて、和泉が犯された墓はなんと、その有馬のもの。ゲイであることを唯一受け入れてくれた有馬との思い出を踏みにじるような蛍介。はじめはまっとうに告白され、付き合い始めたはずなのですが、蛍介は次第に和泉に対して異常なほどの執着を見せます。暴力を振るわれ、力ずくで犯されてもなお、蛍介の元を離れられない和泉。先輩が大事だという和泉の言葉も、もう蛍介には通じません。
    このまま共依存ドロドロのまま終わるとおもいきや、和泉が予想外のメンタルの強さを見せるんです。ここがとてもいい……!
    歪みきった関係に一筋の光が差す様子は、前半の痛々しさをカタルシスへと変えてくれます。
    他にも、痛くされたいドM受けとワンコ攻めの話など、さまざまな性癖を満たしてくれる短編が詰まってます♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    バリタチΩ×ハイスペックα!?

    「スーパー攻め様が受ける!!」というキャッチコピーが斬新な本作。オメガバースなのですが、王道からはちょっと外れた、ある意味上級者向けの作品です。
    冒頭から暴れ牛(!?)が登場し、王子様のようなイケメンが現れ牛をいなして助けてくれます。そんなイケメンに「とぅくん…」となる、バリタチだけどΩで童顔な主人公の横道。
    助けてくれたのは、実は彼が勤める会社の社長である烏丸でした。友人田中と共に夕食にお呼ばれした横道は、Ωに対して一切偏見を持たない烏丸にますます惹かれていきます。
    友人ではなく恋人として付き合いたい、自分がタチとして烏丸を抱きたいと願う横道、そこにライバルである謎のアラブ人(ドM)や友人田中(βの攻め)も加わり、ハイテンションに展開されるストーリーにツッコミが追いつきません。

    笑いのツボを抑えつつ、胸キュン要素も盛り沢山でおすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    保育園で園児からもお母さんからもモテモテの保育士、市村夏芽。ある日編入生ららくんの保護者として、
    キラキライケメンの元モデル、新崎萌人がやってきて、人気はすっかり奪われてしまいます。夏芽はそんな萌人にライバル心を燃やしながらも、なぜだか気になって夢にまで出てきてしまい…。

    受けである萌人はイケメンなのに31歳になるまで恋人ができず、その上童貞という妖精さんです。なんだかんだとつき合うようになった2人ですが、萌人のまさしく「ハツモノ」な初々しい態度の連続に、夏芽と一緒に読んでいる方もきゅんきゅんしてしまうこと間違いなし!
    絵柄がかわいらしく全編通してほのぼのラブラブですが、初めてのエッチに戸惑いまくる萌人を、Sっ気を出しながら攻めるエッチシーンは結構濃厚です☆そして、萌人の死んだ妹の子どもであるららくんが、とにかく健気でかわいらしく、物語に彩りを添えてくれます。

    電子版には4ページのおまけ漫画が付いていて、その後の2人のほのぼの日常を楽しむことができますよ♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    幼馴染だった2人が恋人になる…という定番シチュなのですが、2人の心理とか関係性の変化が丁寧に描かれていて、思わず引き込まれてしまう作品です。
    ひとつ下の幼馴染・秋に告白された夏季。夏季には過去に男性絡みのトラウマがあり、秋の告白を拒否してしまいます。そのあとも友達として付き合うのですが、秋の告白は2人の関係を少しずつ変えていきます。
    拒絶されても止められない想いや、親友の気持ちに応えられないもどかしさなど、切なさと優しさとがいっぱいに詰まった本作。読んでいるとあたたかな気持ちになります。
    TL漫画でも活躍されている作家さんなので、エッチシーンがとても繊細で艶っぽいのです♪登場人物は高校生ですが、絵柄もあって幼く見えるので、ショタ好きさんにもおすすめします。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    平等(タイラ)と、存(アリ)は、同い年の義兄弟。危険なことや死ぬような目に遭うのが好きという、幼い頃からの性癖が昂じて冒険家になった弟・アリと、アリを追いかけるため、軍事衛星システムに忍び込めるほどの凄腕追跡者(トレーサー)になった兄・タイラ。タイラはアリが呼び出せば、世界の果てでも駆けつけます。たとえそれが「タイラとセックスしたい」なんて望みでも。

    共依存関係な二人なんですが、不思議と暗さはありません。
    「俺は満足してる。タイラが俺を見てるからな。いつ死んでも怖くない」というアリに対し、「地面に叩きつけられて粉々になっても、僕が最後のひとかけらまで探してあげる」とタイラは言います。まともな関係とは言い難いですが、読んでいると、それが二人にとっての「正常」だと思わされます。
    死を常に感じている二人だからか、エッチはとってもラブラブ。アリがエッチのときだけ「おにいちゃん」って呼ぶのも可愛い♡
    受けと攻めの二人だけで完結する美しい世界に酔いしれたい方におすすめです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    若き国王、美しい従者、豊かな自然…地図から消され鎖国状態となった小さな国・オライエ。しかし、そこでは死に至る風土病が流行し、国王もまたその患者であった。王としての彼を守るため、ある治療法が取り入れられていたが、それは愛する人の命を蝕む方法。「王としての務め」と「一人の人間としての愛」の板挟みに苦しむ王だったが、やがて大きな発作を起こし、決断の時が迫り来る。「二人で生きていきたい」という願いは、断たれる寸前まで行きつくが…。
    まるで壮大な映画を見ているような、迫力満点の1冊。さらには、シンという、従来のBLでは珍しいタイプの語り手を導入したことも、ストーリーの奥行きをグンと広げるテクニックとしてお見事。彼は単に恋愛事情をかきまわす存在のように見えて、実は大きな役割を果たす人物。この飄々とした佇まいが個人的には非常にキュンキュンでした。ファンタジーや異国BLに初挑戦の方にもオススメ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    モブ姦をメインとした、ダークなエロ作品を集めた短編集。体育教師×生徒や、幼さの残る学生など、ショタっぽい主人公が無理矢理犯され、快楽堕ちしていく話が多いので、読む人を選ぶかもしれません。でも、確実に刺さる人には刺さる!と断言できる作品です。
    おすすめは表題作。教師に開発され、生徒たちの玩具に成り下がる主人公。複数人に弄ばれ、泣いて拒みながらも、肉体はとろとろになっていく……その姿はまさに「イノセント」を穢しているようで、エロいの一言…!愛や恋なんてものには繋がらず、徹底してダークで痛い結末になっているのも◎。しかも、ラストにピリッとしたオチを持ってくるところがまたニクいのです。
    他にも、電車での集団痴漢や、醜い男のペットにされてしまう少年など、作者の性癖をぎゅっと煮詰めたような短編が詰まっています♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    同人作家から漫画家デビューをした慎也と、同人時代からのファンだった春彦。付き合って5年目の2人は
    すれ違いの生活にストレスを貯めていましたが、ついに同棲できることになります。
    同棲しても慎也は相変わらず締切に追われ、ろくに2人で出かけることもできない日々。それでも、すぐそこに相手がいることに安心感と幸せを覚える春彦なのでした。

    ほのぼのとした日常の描写がとても心地よい本作。ラブラブでアツアツの毎日!という熱量ではないものの、互いの生活をマイペースに送りながら、お互いのことがなくてはならない気持ちが伝わってくる心あたたまる作品です。

    同棲を始めてからいつも一緒にいられることに幸せを感じるものの、将来のことを考え始めぼんやりと不安を覚える春彦。そんな時、慎也が言った一言とは…?
    読んだ後、ほっこりと幸せな気持ちになれる作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    鹿間千明は異常なほどのブラコンを誇る「残念な美形」。頭の中はいつでも弟でいっぱいの千明に、幼馴染で恋人の千田雅史は「恋人デー」を設定します。
    恋人デーには弟の名を出さないと約束したにも関わらず、うっかり話題に出してしまう千明。お仕置きと称して、雅史は千明の尻にローターを…。
    というように、毎回毎回お仕置きされてしまうのですが、千明のモンスターブラザーっぷりは相当で(弟のネクタイにGPSを仕込むほど)、改善する兆しがありません。おまけに、千明は雅史のお仕置きプレイを、変態だからだと思っているようで…(かわいそう)。
    弟に欲情する自分をごまかすため、次から次へと男を誘っていたという千明。その危うい色気には、雅史ならずとも惹かれてしまいます。苦悩を取り除くことはできなくとも、せめて他の男ではなく、自分の腕の中で苦しんでほしい、という雅史の独占欲と愛情に、思わずキュンときてしまいました…!
    後半、新事実が発覚するのですが、それを乗り越えた二人のラブラブっぷりにも注目。焦らしプレイにぐずぐずになった千明が雅史に懇願するシーンなど、色気たっぷりのえっちも堪能できますよ♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「獣系×ドS女王様」&「年下ワンコ×ツンデレ」。同じカップルで同じ攻受なのに、2パターンのエッチが楽しめちゃうBL!?その秘密は、AV俳優の二人が主人公だから!
    ひなたはドS女王様系として人気を誇るAV男優。新人男優である剣は、そんな彼に憧れてこの業界に。大好きなひなたさんに接近できて、好き好きオーラ全開の剣。しかし、剣は撮影のスイッチがはいると、獣系に豹変!ドSを演じるひなたもトロットロになってしまう!そんな二人の絡みは大好評で、AVはなんとシリーズ化。
    何度も撮影でエッチをしている二人だけど、実はプライベートのことはよく知らない。少しずつ惹かれていく二人だけど、公私混同をしない主義のひなたは、過去のトラウマもあって剣に心を開ききれない。そしてとうとう、撮影にも集中できなくなり…。
    AV男優という職業を活かしたストーリーで、1冊で2度美味しい作品です!剣の無敵っぷりにご注目★

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    表題作の『好きだから弄ってほしくない』は、幼馴染で尻フェチのモテ男晃司と、真面目な天才の直との関係が描かれます。
    とにかく尻が大好きな晃司は、尻への執着が原因で交際相手と1週間ともたないのが悩み。唐突に直に向かって「お前の尻を舐めさせてほしい」とお願いしますが、その直の尻こそ、晃司が求めていた尻で…!?
    幼馴染の尻を舐めたいという突飛な欲求から始まり、徐々に自分の気持ちに気づいていくのですが、尻への執着が強すぎてなかなかそこに気づかない鈍感さがなんとも笑えてしまいます。
    直の方も自分の気持ちを出すのに臆病で、尻を舐められながら流されるように開発されていってしまうのですが、その様子がなんともエロエロです♪
    その他にも喫茶店を舞台にした初々しい雰囲気のお話や、電車で開発されてしまうサラリーマンの短編が収録されていて盛りだくさんです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    かつて病気で心臓移植を受けた恵介。健康は手に入れたものの、心臓が訴える、「誰か」を激しく求める激情に悩まされています。そんな時に出会った転校生の七星。出会った瞬間、彼が求めていた「誰か」であることを知るのですが…。

    過去に引き離され、共に暮すことを夢見ながら互いの過酷な運命に耐え続けた双子の七星と亜星。
    恵介は、そんな2人の絆に翻弄されながら、自らも七星に惹かれ始めます。恵介の中にいる亜星は、双子の兄弟を狂気的なまでに愛するヤンデレ気質ですが、その想いはどこまでも純粋で、痛々しくも切なくひたむきなものです。「亜星に乗っ取られるのでは」と危惧していた恵介ですが、彼のひたむきな「願い」に気づいたシーンではまさに、涙腺崩壊。

    登場人物それぞれが残酷すぎる運命に悩まされながらも、支え合いながら懸命に生きる姿に胸を打たれます。途中何回も涙するシーンが出てくるのですが、読後は爽やかに希望が持て、これからの展開を見守りたくなるようなエンディングです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    よーちゃんは幼なじみのなおちゃんが大好き。あまりに大好きすぎるので、なおちゃんの持つ唯一の財産である長屋に住みついて、ちょっぴり過保護に彼をお世話しちゃうほど。クールなよーちゃんにここまでさせる、「なおちゃん」ってどんだけいい男なの!?

    と思いきや、なおちゃんは尋常じゃなく惚れっぽい男子だったのです!しかもそのお相手は、緊縛好き男、売れない俳優、夜のお店をたくさん経営する怪しいアニキ…などなど、いわゆるダメンズウォーカーそのもの。だけどなおちゃんは「好きな人のためならなんでもしたい!」と一途に突進するものだから、毎日が玉砕の連続。そしてボロボロになった彼を、よーちゃんは健気にかつさりげなく支えています。(ちなみに、よーちゃんの裏工作で別れるパターンもあります…!)

    そんな日々を何度も繰り返すうちに、とうとう「マトモな男」がなおちゃんに近づいてきます。引き際を悟ったよーちゃんは、「ここ引っ越すから」と宣言し…。こじらせ片想い好きさん必見です!

    2022年07月20日