アケミちゃん

丸木戸マキ

【人生まだ諦めてないクズ男×男運のない男】前科持ちとなり、大学を中退した蒼介は、金の無心をしに病院経営をする実家へ戻ってきた。そんな時、寂れた町の一角で、家業のスナック「アケミ」で働く元同級生の静雄に再会する。女顔をからかい「アケミちゃん」と呼んでいた過去から苦い顔をする静雄だが、実家を追い出された蒼介は静雄の家に転がり込んでしまう。ケンカをしながらも少しずつお互いを認めていくふたりだったが、ある時、男性教師に無理やり関係を持たされた静雄の過去を知ってしまい――。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: フロンティアワークス
• 掲載誌・レーベル: ダリアコミックスe
• 電子版発売日: 2016年09月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 54MB

[さら · ★★★★★]

クズはクズでも…

そこにどこか共感できる想いや理由がある。
そういう情景を描くのが本当に上手い作家さん。
この方の描く内容、本当に刺さって好きです。
シズオちゃん達のこの先も読みたいです。

[ごんた · ★★★★★]

必ず

あけみちゃん幸せになってね！
そうすけは絵にかいたようなクズだけどそれは守り抜いてほしい！
何となく昭和香る独特な絵の雰囲気でしたが楽しめました！！
しかし親子共々あけみちゃん達に魅了されたってことですね！！

＃泣ける ＃切ない ＃ドロドロ

[モモ · ★★★★★]

クズ男✖️男運のない男。ポルノグラファーシリーズからこの作家さんが好きなのですが、この作家さんは外れがないと思います。今回もとても良かったです。ストーリーも良く、エッチシーンもすごくドキドキしました。静雄くんはとにかく色気があってエロいです！

[匿名 · ★★★★★]

人間ドラマが繰り広げられてて私は好きです。
シズオの穏やかだけど切ない表情がストーリー全体を物語っていて、さびれた田舎町、場末のスナックや人々の噂話、そんなものが浮かび上がって見えました。
昔シズオのことをからかっていた蒼介も、シズオと暮らしを共にし、その人となりに触れるにつれ、自分を立て直し取り戻して行く様も、惹かれ合う二人も、寂しくとも背中を押す母春子も、みんな愛しく思いました。
あの性格の母だから、そこに救われます(笑)

[HI · ★★★★★]

昭和感

絵と作品の雰囲気が、古臭くて、それが良い意味で最高なんですよ。「アケミちゃん」ってタイトル最高じゃないですか？電子書籍でサムネイルが並んだ本棚を見たとき、パッと内容が浮かぶ作品の中の一つです。

[willow · ★★★★★]

昭和っぽい雰囲気や主人公の苦労性な感じがいいです
蒼介も間違いなくクズではあるけどめちゃくちゃ悪い奴ってワケでもなくてどこか憎めない感じもありその辺のバランスが絶妙です
あとは何と言っても主人公のある母親が意味清々しくていいキャラしてます
今風なBLとは違った雰囲気を楽しめました

[腐女ばぁ · ★★★★☆]

古き

作者様のこの昭和テイストにハマらない人がいるんだろうか？ この何とも言えない場末感や寂しさを漂わせるような人物像。トーシローの私では上手く説明ができないのだけど、わかってほしい(笑)
救済とゆうか、人間は間違えてもその気になれば何時なんどきでもやり直しはできるのだろうと思わせてくれる作品。
どうか、二人の行く先が共にある事を心から願ってしまいます。

[匿名 · ★★★★☆]

お

『アケミちゃん』と『青い影』の２作品収録。どちらも丸木戸マキ先生らしい物語でした。
凛とした強い人物がいて、相反するクズ男がいて、どこか物悲しさを感じさせるストーリーがあって。
どちらのお話もはっきりとした「完結」で終わっていないところがまた含みを持たせる感じでしたが、
しかし『青い影』の方はその先のストーリーを求めてしまいますね～。

[ふじ · ★★★★☆]

この2人の関係性好きです。でも話が短い！その後の2人をもっと見たい！あの描き下ろしだけじゃ全然足りないよー！続編出して欲しかったな。

[ブクログ · ★★★★☆]

雰囲気が良い。田舎の閉鎖的な地に 前科持ちの攻めと高校中退の過去がある受け。互いに過去に傷や闇があるからこそ、分かり合えたのかな。受けを強姦した変態教師への制裁がなくモヤっと感はあるが、それがアンニュイで丸木戸先生ぽいなあと。受けの母親がかっこよかったな。心に残るタイトル「アケミちゃん」は受けの家業のスナック名。センス良い