舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。
後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。
頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。
作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年11月03日
この12巻は、本当に一つの区切りというか、長かった西都行きが、やっと一段落。ええっ、そこが繋がるの?とか、11巻に続いて驚きの連続?で、9巻から今まで気になっていたことの真相が、結構判明します。
にもかかわらず、新しい登場人物がバンバン出てきて、11巻とは、ずいぶん違う印象です。
いつものことなが...続きを読むら、先が気になってしまって、一気読みしてしまいました。読み進むにつれ、どんどん加速していく物語。たまたま個人的に、ストレス発散のための読書になってしまって、丁寧に読めなかったので、もう一度じっくり読まなくては。とはいえ、面白くて止められなかったのも事実。
1巻からこれまで、猫猫と壬氏さまの関係も、いろいろ変わってきたなあ、ある意味ちょっと進歩したかな?
やっと…少しだけ自分の感情に素直になった猫猫ちゃん🤭たぶん🤔次からは壬氏くんの独占欲がパワーアップしてそうですね🤗次あたりでは、そろそろ李白くんも身請け出来るかな🤭
猫猫がまたまた誘拐されて、盗賊に襲われて、大変な目にあっ後、命からがら戻ってきて、壬氏様に自ら会いに行くシーンがなんとも言えません。
繰り返し読んでしまいます。
Posted by ブクログ 2024年02月18日
これで一応西都編にキリがついたのかな
序盤は猫猫久しぶりの謎解きにわくわくし、中盤は何が起きるか誰を信じればいいか分からないハラハラ感からの後半の怒涛の決着にスッキリしつつ雀さんの正体に驚きでした
雀さん、掴めない人物だけどここまで深い設定があったとは…
そしてようやく玉袁一族の関係性や人物...続きを読むがすっきりしました
家系図も乗っていてより分かりやすかったです
猫猫と壬氏の関係性が深まったのにドキドキと安堵感がありますが、それを上回る雀と馬良の関係性の尊さに感動です
特に、今までこの2人の夫婦らしい関係性が見えてこなかっただけに、馬良の雀に対する思いにじんわりと心が温まる感覚でした
ラストは羅半兄に全て持っていかれるくらい爆笑
最後まで羅半兄らしいけど、そろそろ羅半兄が本当に不憫に思えてきました
でも、羅半兄にはそのままではなく、また出番がたくさん回ってくることに期待です
Posted by ブクログ 2023年12月02日
玉鶯が暗殺された後領主代行を失った西都の舵を取るものがいない。嫌々壬氏が政務を取りつつ玉鶯の息子達の中から後継者を見出そうとするが長男は無頼漢だし次男三男も決め手に欠ける。猫猫は医官付き官女としての職務をいつも通り謎を解きながらこなしていたが、後継者騒動に巻き込まれ逃亡生活を送る羽目に。前半の謎解き...続きを読むとか、逃亡生活での猫猫のしたたかぶりが薬の知識を総動員したものだったのでこれこれ、と嬉しくなった。だって薬屋だもんねー。西都編でのあれやこれやが繋がり、謎の行動をしていた雀の正体も明かされ、ついに猫猫が!壬氏に!な展開にもなり(絶対水連は市原悦子ポジションにいたと思う)読み応えのあるほくほくな巻でした。
ようやく雀の正体が判明し、すっきりした。
この作品は人物相関が複雑なので、相関図がほしい。
小紅が激変したなぁ
Posted by ブクログ 2023年09月10日
【購入本】「雀さん〜!!」と叫ばずにはいられなかった本巻。雀さんと虎狼は異父きょうだいなのね....。《師匠》の正体も明らかに!最初はただのモブだと思っていた姚さんの叔父がねぇ。(←礼部の高官だったとは 名と役職は忘れたが)そして、最後をかっさらったのはこの人、羅半兄!!次巻での裏話に期待。まだま...続きを読むだ伏線はあるが、どうにか〈壬(月)×猫〉ができてくれると嬉しい♪はよくっつけ──!!
前11巻にも書いたけど、本当に面白い!
読み終わった瞬間、また最初から読みたくなります。
アチコチにばら撒かれたおちゃらけネタではクスッと笑い、表の進行とは別の張り巡らされた伏線に唸り(それもひとつふたつではない)、登場人物の意外な生い立ちな驚き、涙を誘い、そしてホッと暖かな気持ちになるやいなや、ま...続きを読むだまだ続く波乱と笑いと謎と冒険?に大いに期待が膨らみました!
もう一回読み直すか、好奇心のままに次の巻に進むか、猛烈に悩んでるところです。
匿名 2023年05月17日
今回も面白かったです。
ようやく雀さんの正体も明らかになりました。
今回でようやく一段落し、次巻で中央に戻ります。
さようなら、羅半兄……
Posted by ブクログ 2023年04月25日
雀さん大活躍だけど、怪我で痛々しい…。
馬良さんとの仲はよろしいようでよかった。
巳の一族についても今回詳しく書かれていて、納得。
羅半兄、とうとう名前が判明!
だけど船に乗ってないのは…。
同姓同名は大変だなぁ…。
Posted by ブクログ 2023年03月13日
いまいち謎な人物だった雀さんの過去が明らかになり、どうなるか分からなかった玉鶯の後継者問題もひと段落。そして何より猫猫と壬氏の仲も一歩前進!またいつか小紅登場しないかなぁ
Posted by ブクログ 2023年03月12日
やっぱり薬屋は面白い!
西の国編になってから話が結構壮大になって若干中弛み的感を感じていたけど、今回の巻で一気に纏めあげてきた!
この手腕流石!
あーまさかの雀さん!
凄い好きなキャラだっただけに大怪我した時はとってもハラハラしたけど無事で何より……
そして久しぶりの壬氏とのラブがっ!
もどかしくも...続きを読むちょっとずつ心を開きつつある猫猫。
あー頑張れ壬氏!
次の巻も楽しみだ!
Posted by ブクログ 2023年02月24日
小紅可愛い!!
猫猫は相変わらず不幸体質だね〜
でも何とか無事とは言いがたいけど壬氏の元に帰ってこれて良かった!!
二人揃って眠っている挿し絵観てホッコリしてしまった
そして無事帰りの船旅に出たけど忘れ人!!(笑
早くて13巻みたいわ〜(笑
匿名 2023年02月24日
雀さんの話。おおっとなりますね。雀さん大好きだってのでちょっと心が痛む所もありましたけどね。でも生きていて、それだけでも良かったです。本当にハラハラしました。
Posted by ブクログ 2022年12月21日
西都での問題やら謎が明かされる、怒涛の展開。
いろいろありながらも、スッキリ、サッパリ落着。
雀の身上が明らかになり、羅半兄の名前が今巻でもわからなかった。そして、羅半兄が最後を全部持っていってしまって、笑いながら読み終えた。
次巻からの新しい話が楽しみ。
やっと2人の仲が進展してきました!
いい雰囲気でこの先が楽しみです。
しかし、医療の面でも、流石としか言いようの無いものを見せてくれます。
大きな問題も片付き、次は何が起こるのか楽しみです。
Posted by ブクログ 2022年10月19日
今回もいろいろあったけれど、雀さんの秘密(?)が明らかに!Σ(O_O;)「雀さん、雀さん」「猫猫さん、猫猫さん」の掛け合いがもう読めないかと思って、途中とても不安になった(;>_<;)最後は羅半兄が持っていったな(≧▽≦)
Posted by ブクログ 2022年10月16日
ここしばらくの物語を統括するようなスケールのでかいエピソード。密度も濃くて展開も豊富で充分楽しませてもらったけど、表現にもう少しわかりやすさとサスペンスさがあってもいい気がする。
最近、なかなか時間を作る事が出来ない状態が続いてたので、
時間がかかったけど何とか読了。
それにしても、内容は一度読んだ気がしたけど気のせいか?
相変わらず、作りも上手いし読んでて愉しい。
久しぶりの新刊嬉しいです。いろいろな所に伏線があって、こうつながっているのかぁ…と、いつも感心します。想像出来ず、良い意味で、やられた感いっぱいになります。
次巻はいつかな…中央に戻った猫猫を早く読みたいです!
Posted by ブクログ 2022年09月17日
西都編完結。
羅半兄が思いの外癒し系になりました(笑)
特にラストのイラストが今回一番のお気に入りです(笑)
雀があんな壮絶な過去を持っているとは思いませんでした。そして、馬良と夫婦になったのも今ではとても良かったのだと思います。
壬氏と猫猫もやっとここまで来たか!って感無量でした。...続きを読む壬氏はいざ知らず、猫猫が凄く距離感縮めてくれたのが嬉しかったです。まさか自分からするとは!(あのぶちかましたのはノーカウントとして)
中々強烈なキャラも中央組に入り、これからが楽しみです。
Posted by ブクログ 2022年09月10日
今一番ハマっているシリーズ(売り上げは1800万部という.著者の日向夏もすごいものだ).仮想中国で薬の知識が豊富な少女が探偵役を務める話である.本書では辺境地域への出張中に手術までやってのける.それにイケメン上司である皇帝の弟との恋愛が絡む.教科書に日本の小説を載せるとしたら,『ビブリア古書堂の事件...続きを読む手帖』かこのシリーズだろう.海外小説なら第一候補はアガサ・クリスティだが.
今回も大変な事件に巻き込まれましたね…いくら生存能力の高い猫猫でもかなりのピンチで、持ち前の頭の回転の良さだけでは乗り切れなかった場面に冷や冷やしましたが、雀さんのお陰で… 雀さんなしでは語れない回でした。ほんとに只者ではなかった… また、今回のアドベンチャーを乗り越えたことにより、猫猫の気持ちもぐ...続きを読むっと近づきました。思わず、この場面も何度か読み直してしまいました。素敵なシーン、次回さらに期待したいです! そして、羅半兄への思いも馳せてます… どちらの続きも気になります。次が待ち遠しい…
長い旅も完結しました。次中央に戻ってなにかおふたりに大きな進展があるといいなあなんて。西都では大きな大きな進展はなかったなーという感じなので。今回は馬良が凄くいい味だしていてもっと作中に出てきてー!って言う感じです個人的には
西都での任務もこなす日々、またしても事件に巻き込まれた猫猫。行った先で重大な秘密を知り、まさかの長旅で西都になかなか戻れず。持ち前の頭の回転の速さで、ピンチも乗り越えて、一件落着?雀の意外な正体にも驚いたが、都に戻っても、平穏な日々が過ごせるのは、いつの日か。まだまだ目が離せません。
匿名 2022年08月06日
西都編やっと終わりましたね!巳の一族がまさかああいった形とは思わず、意外な人も巳の一族で驚きでした。
だれか羅半兄を中央に戻して、苦労に見合うだけの褒美をあげてほしいです…!!不憫すぎる…!!笑
毎回以前の話を読んでから新刊を読むのですが、今回は複線回収があまりにも深くて、新刊を読んでから確認で初めから読めばよかったと後悔するぐらいとにかく面白かったです。あまりにも興奮して読んだので読書の合間に家事をするぐらい集中して読みました。これからもう一度頭から読もうと思います。
ずっーと楽しみにしてました、続きが出るのを。
遂に待ってた展開が来た事だしとっても満足です。
1度読んでからもう1回読み直すと違う捉え方ができて面白いです。
表紙の後ろの人って誰だろう?とだいぶ悩んで気がついた時は猫猫の気分が味わえたのでは。
もう1つ長い間分からなかったことが判明したけれどあつかい...続きを読むが相変わらずで見事なオチ要員でした。
1年以上待ってやっと! という感じ。実に複雑な人間関係が織り込まれていて、読み応えがありました。雀さんの正体、生い立ちも胸が詰まる思いです。
月の君と猫猫のこれからが楽しみです。
発売されて直ぐに購入し、読みました。まずはサッと読み進め。おおよそのストーリーがわかってから何度もじっくり読み返し。気になっていたところ(なぜ主人公が連れまわされなければならなかったのか等)を理解していきます。なので、出版されて直ぐに購入したのに、レビューは遅くなってしまいました。それだけ、この本は...続きを読むわかりづらいけどとっても面白い。今回も何回読んでも面白くて、読み返すたびに新たな発見もあって、楽しめました。早く次の号が出ないか、と首を長くして待っています。
西都編終わりましたね!
個人的には締めの羅半兄が素晴らしいオチで、読み終えたときに爽快感を与えてくれたと思います。
雀さんの正体が分かって、わ~ってなりました。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
シリーズ第12弾。
猫猫、またもや連れ去られる。
これで何回目だろうか。猫猫も慣れたせいか適応能力バツグンで、敵陣でも余裕が出てきたみたい。
「毒なんてどこにでも落ちてます。使い方を知っているか知らないかの差です」のセリフにドキッ。今度からじゃがいもの皮を剝く時は充分に気をつけようと思う。
今回...続きを読むは謎めいた雀の出自が分かった回だった。
雀の過去は想像を絶するものだったけれど、夫・馬良がいい人で本当に良かった。お似合いの二人だ。
雀の下された第一の命「月の君を幸せにすること」は、今は猫猫にとっても好都合だけれど、この先の展開によっては猫猫にとって悪い方向へいくのでは、と心配。雀は敵に回したくない。
最後にようやく壬氏への想いを再確認できた猫猫。
ぬるま湯くらいの温度の方が長時間じっくり温まって心地よいのでは。アニメも観ているので、あの二人がここまでの関係になったとは感慨深い。
ようやく中央へ帰還する一行を待ち受けるものは?アニメも第一期が終わり第二期は来年になるので、それまでの間、原作のこれからの展開に期待したい。
波瀾万丈
匿名 2024年03月01日
たいへんな巻でしたね。
いろいろと巻き込まれ 危ない事もたくさんで 雀さんが回復してくれて良かった。
雀さんの過去もいろいろとわかって 最終的には旦那様とうまくいったのでよかったのかな。
雀さんの幸せを願わずにはいられません。
Posted by ブクログ 2024年02月18日
面白かった!さらに続く西都編、前巻で玉鴬が殺されて、戦は回避したが、問題が鬱積。玉鴬の3人の息子が中心になって、一悶着ある。女装した男児の虫歯を抜き、暗殺されかけた鴟梟の治療をしたことで猫猫も巻き込まれる。とうとう雀さんについてが明らかになる。巳の一族が面白い。
オチはすべて羅半兄がもっていく(笑)...続きを読む
「あんあ腰が入った鍬さばきの旦那が名家ってことはないでしょ?
代々農民に決まってるさ」
Posted by ブクログ 2024年01月30日
雀さーん!!!!!あなたねー!!!!!もしかしてと思うことはたくさんあったけど、雀さん好きだよ。いらない人じゃないよ。
玉鶯の件の後だったので、クソガキ〜案件とかどうなるんだろうなと思うことばかりだったけど、最初と最後で長男・鴟梟の印象が変わる。勘違いされやすいのよほんと。そして三男・虎狼がどんどん...続きを読むやばい人にしか見えない。なんなんだこの人。。。またしても猫猫がと思うところが多かったけど、毒無双凄かった。ある意味いろんな伏線に絡みまくる功労者・羅半兄の名前ってまさかそういうことなんですかね。最後めちゃくちゃ笑うしかなかったけどwww
ここからはいつもの戯言パート
ちょうどアニメが羅漢さまが壬氏の部屋に入り浸り始めるとこだったから、羅漢さまにふっかけられたあのシーンを見ると本当に成長したなって思う。
それもあるけど、補充ってねえー!!!!!猫猫心配しすぎて眠れなかった壬氏素直すぎるのよ、2人の距離もだけど、いつでもその気になればいくって思ってる壬氏ねえ!!!!!成長してんじゃん!!!(考え方が)猫猫も壬氏に対する気持ちが変わってきてて、アニメEDの「愛は薬〜」を思い出してしまったよ。あの曲良いね。。。
Posted by ブクログ 2023年03月10日
薬屋のひとりごと第12弾。西都の玉鶯(ぎょくおう)が暗殺されたことにより砂欧(しゃおう)との戦争はなくなったが、後継者に一悶着。長男鴟梟(しきょう)は無頼漢、次男飛龍はまとめる力がなく、三男虎狼(ふーらん)は次男を推すために画策をしていた。鴟梟が矢毒で襲われ治療をした猫猫が巻き込まれ、鴟梟の息子玉準...続きを読む、姪小紅(シャオホン)と別の場所に連れて行かれ、西都に戻ってくるまで道中ハラハラした。ここで雀の生い立ちや正体は巳の一族だったと判明。やっと最後に中央に戻れる船に乗り壬氏と猫猫の仲も少し進展した。羅半兄を忘れたけどね
Posted by ブクログ 2022年12月28日
気の毒な羅半兄…クセ者だらけの薬屋でとてもまともな人材なので好きです。小紅、普通のええこやったなのに何かに目覚めてしまったし。
楊の一族ややこしかったけど、巻末に家系図あって助かった。
猫猫と壬氏も気持ち的には定まったようでなにより。
Posted by ブクログ 2022年11月05日
基本的には骨太というか設定がしっかりした読み応えのあるシリーズで、かつ、ユーモアたっぷりで楽しく読める。
干支?の一族まだまだいそう、とか、
アヒルや人の名前のトラブルとか、
細かい部分も読ませる。
Posted by ブクログ 2022年10月03日
西都の後継者問題が起こってますます都へ帰る日が遠のく猫猫達。それに巻き込まれて逃亡など次から次へとピンチの連続。でもこの巻の一番の読みどころは雀の生い立ちと生き様。今は猫猫と壬氏の恋愛より雀と馬良が愛で結ばれる日を願っています。
Posted by ブクログ 2022年09月24日
長かった今回の西都編の最終回。
西都の後継者問題回なのだけど、何と言っても今回は雀さん回だと言えよう。
いやあ、絶対ウラ有りの人物だと思ってたけどそういうことかあ。
出自を含めてビックリだよ。
出自を考えると悲惨でもあり【自分が役に立つかどうか】を一番に考えるところは切なくも有りだけど、その仕事ぶ...続きを読むりはなんともかっこいいね。
なにより猫猫との掛け合いがすでに阿吽の呼吸になっていて愉しい。
このまま退場じゃなくて良かった。
それにしても猫猫はあいかわらず事件に巻き込まれるなあ^^
猫猫と壬氏も今回の事件を経てだいぶ自分の気持ちを素直に行動に移せるようになったみたいでちょっと微笑ましい。
さて、物語は次回から中央に帰って新展開なのかな?
Posted by ブクログ 2022年09月11日
ハラハラドキドキの展開。
雀さんの過去もわかってくる。
猫猫、優秀すぎるわ〜(笑)
とにかく、登場人物の名前を覚えるのが大変!
やっと中央に帰れそうで良かったです。
戻ってからもまたバタバタするのかなぁ…
壬氏もがんばらないとね!
猫猫は薬師やってるほうが好きです…
今回はいつも不思議な役割をする雀さんの想像を絶する越し方と、そんなに痛めつけなくても…と、一緒に身を斬られるような気持ちになりました。
日向夏先生!登場人物をあまり痛め付けないでください!と思いましたので、星4つです。
猫猫は薬だけではなく医療技術も高めていっているようです。
今回は西都最終巻で、猫猫はやっと都に帰れることになりました。それにしても、なんか複雑に人間模様が重なって、どうなるのか予断を許さない感じでした。その間に雀さんの正体について明らかになっていき、最後に猫猫を助けるために雀さんは、、そして猫猫は、、、という感じです。とても面白かったです。事態があちこちに...続きを読む動いていく様を、巻き込まれる猫猫、助けるために動く壬氏。最後にボロボロになって再開し、床で寝てしまう二人。不器用な二人が可愛いですね。
雀さんがここまで関わってくるか!そしてこんな過去を持っていたなんて!
まさかあの人も巳の一族!?と驚きの多い幕引きだった。紆余曲折あったものの、西都も落ち着いた。いろんな人の意外な過去が明かされた西都編だったな。ここまでの物語だと都に戻ってからの話に期待感が増してしまうが、どうなることやら。次も読み...続きを読むたくなる。
玉の一族、子の一族
匿名 2023年03月28日
弟の為にと悪ぶる兄は、弟のためには裏目になることばかりで、事態を複雑にし、穏便に関わらない様にと動く者は、更に事態を難解にし、結局大怪我。
わざとでしょ。
そういうところが嫌い。
Posted by ブクログ 2023年03月06日
薬屋のひとりごと12巻。
領主代行の玉葉后の異母兄が殺された西都。
後継者教育を受けていたその長男は無頼漢となってしまい、跡継ぎ問題が勃発。
猫猫は巻き込まれる形で誘拐され、そこから逃げ出す間に、
盗賊団が占拠する町に囚われてしまう。
西都に行ってから、あまり面白くない気がするのだが、
加えても...続きを読むともと関心のなかった諜報員の雀さんの生い立ちを語られても、
どうも気が乗らない。
猫猫を守るために怪我をして手が使えなくなったのはかわいそうだと思うが。
やぶ医者は、調剤技術はあがっていないのに、
料理は上手になっていて可笑しい。
Posted by ブクログ 2023年01月13日
長くなってきました。
飽きずに読めるが、西部に行くまでがテンポよく進んでいただけに、やや中だるみ感を感じないわけでもない。
ようやく西部編は終わったようなので、次巻に期待します。
Posted by ブクログ 2022年10月29日
ややこしい、というか面倒くさい政権争いをベースにしつつ、今回はまごうことなき雀さん回。終盤の急展開にどうなるかとヒヤヒヤしましたが、思いのほか早く(怪我はともかくノリが)通常営業に戻ってくれて一安心です。憎むべきは文庫版のカバー帯……このアオリ文と表紙だけでほとんどネタバレじゃないですかぁ……!
...続きを読む
ゆっくりながら着実に進展しつつある壬氏と猫猫の関係に大変ニヤニヤさせられつつ、現在の気がかりは確実に人望を集めている羅半兄の次巻の処遇であります。今回で匂わせどころじゃない不自然な反応も見えたことですし、次こそついに出るか、本名……!?
Posted by ブクログ 2022年10月18日
長かった西部編、完了!
猫猫と壬氏にも進展があったり。
しかし、やはり注目すべきは、あの人の真実。
いや〜、なんだかんだで、無事でよかった。
次の展開はどうなるか。
Posted by ブクログ 2022年09月03日
帯の彼女ってそうきたか、という展開。
で、ご老人の戦略眼の恐ろしいことよ。どこまで読んでたのか。
わりと主人公たちが振り回されている感あるので、そろそろ逆転してほしいところだけど・・・がっちり囲まれているし、無理かなぁ。
敵じゃない、というところがやっかい。
Posted by ブクログ 2022年08月22日
家系図、どうせなら最初につけて( ̄▽ ̄;)
なんかやっぱりこんがらがっちゃう。
今回は不可抗力ながら逃避行の猫猫。
刺客に狙われながらの旅ですが
やっぱり薬に関係することになると
生き生きしているね!
楊家の後継者問題とは別に
「巳の一族」という裏の役割のほうの
後継問題まで勃発して
なかなかの...続きを読むボリュームの巻でした。
やっと出ました12巻。散々撒き散らされた伏線の回収が始まる予感。雀さんの謎がとけて納得。しかし、壮絶。次はあの人か、それともあの人か。続巻がますます楽しみになりました。登場人物全てが生き生きと躍動していて、どの人物にも愛着がわきます。ずっと読ませてほしい気持ちと、早く進展してほしい気持ちが複雑です。...続きを読む欲を言えば、12巻は壬氏様と猫猫のからみが少なかったのが残念。思えば一緒に旅に出たのに別行動せねばならない事件ばかりでしたね。ようやく舞台は中央に帰りそうだから、2人のぬるくてシャイなシーンも楽しみにしています。