あらすじ
シリーズ累計1800万部突破! 彼女の「正体」を知ると9巻から読み返したくなる。(ドラマCDは付いていません)
玉鶯は、蝗害は異民族のせいで起きたと憤る民を鎮める名目で、
砂欧に戦争を仕掛けようとしていた。
壬氏は戦を避けようと頭を悩ませていたが、
玉鶯の暗殺という思わぬ形で戦を回避することになる。
しかし、領主代行を失った西都の舵を取る者がいない。
壬氏は、いやいやながら西都の政務を執ることになった。
猫猫は、心身ともに疲弊する壬氏を気遣いながら、
怪我人や病人を診る日々を送っていた。
そんなある日、壬氏は、領主代行だった玉鶯の息子たちを、
西都のために後継者として政治を教え、育成してほしいと頼まれる。
しかし、玉鶯の長男・鴟梟はどうしようもない無頼漢であった。
他の二人も後継者教育を受けたことなどないことがわかり、
猫猫は頭を抱えてしまう。
だが、猫猫たちは否応なしに西都のお家騒動に巻き込まれてしまう。
玉鶯の三人の息子たちを後継者として育成してほしいと頼まれたうえ、
鴟梟の息子・玉隼は中央から来た猫猫たちを目の敵として邪魔をしてくる。
誰が西都を継ぐのか……多くの思いが交錯する中、猫猫の元に事件が舞い込む。
玉鶯の孫たちの不仲。
醸造所で起きた食中毒。
謎の病を訴える異国の娘。
そしていつも以上に不可解な行動をする雀。
彼女の本当の目的とは一体何なのだろうか。
そして、雀の本当の顔も明かされることになるのだが---。
猫猫は無事、中央へと帰ることができるのだろうか。
そして、壬氏との関係をはっきりさせる時が来るのだろうか。
(本商品にドラマCDは付いていません)
日向 夏(ヒュウガナツ):福岡県在住。本作にてデビュー。著書に『トネリコの王』『不死王の息子』(共にヒーロー文庫)、『女衒屋グエン』、『なぞとき遺跡発掘部』など。
しのとうこ(シノトウコ):『ダブルクロス The3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』(ヒーロー文庫)などで装画、挿絵を担当。
舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。
後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。
頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。
作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
続きが楽しみです🥰
やっと…少しだけ自分の感情に素直になった猫猫ちゃん🤭たぶん🤔次からは壬氏くんの独占欲がパワーアップしてそうですね🤗次あたりでは、そろそろ李白くんも身請け出来るかな🤭
泣けて来た
またもや攫われた猫猫。
一見怪しげな雀が実は猫猫の最大の味方だったこと、そしてその雀の身の上や献身的な行動に涙がでた。
更に一生言えることのない傷を負ってしまった雀と、政略結婚で冷めているのかも思っていた馬良の静かな愛情にも泣けた。
この作品を読んでいて泣けたのは初めてだった。
一方、猫猫と壬氏の仲がいい感じに進展しつつあって、ちょっとにやけたのは言うまでもない。
ややこしい
西都の話でさらに登場人物が増えてとにかくややこしい。相変わらず名前がすらっと読めず戻りつつ読みました。私にはかなり複雑な関係図で、理解するのに時間がかかる‼️もう何の一族がどうなったのやら…。ついでに地図もつけて欲しい‼️とにかく次に進みます…。
Posted by ブクログ
遂に、遂に遂に西都編も終幕。
鴟梟に玉隼に小紅。キーパーソンとなる新たな人物も加わりましたね…!!!
猫猫、趙迂との絡みもだけど、
子供嫌いと言いつつしっかり面倒見もよいところがとっても好きだわ〜
小紅の素晴らしい助手感ね!!どう育つか気になる。
そして登場したときから猫猫の超絶味方感を出しつつ…
なにかしら隠し事がありそうだった雀さん。
雀さん、雀さん、あぁ雀さん!!!!!
いつもふざけた調子な雀さんの、
壮絶な過去と正体が明かされましたね、、、
あぁぁもう心臓バックバクだったよ。
雀さんと馬良夫婦の関係も可愛らしい……。
もうね本当に皆幸せになってくれ!!!!
そして12巻、自ら踏みにいったネタバレで
めちゃくちゃ楽しみにしてましたが、
明確なことは書かれてはないけど間違いなく猫猫の気持ちが変化してきましたね。
あああ〜〜〜もう壬氏様と猫猫、最高の関係。
さぁ次巻は久しぶりに後宮の皆に会えますかね??!
Posted by ブクログ
いつもひょうきんな雀さんの壮絶な過去がついに明かされた。全巻の陸孫も壮絶な過去だったし、こんなに色々な人の内面を深く設定できる作者さんは本当にすごいと思う。
そして羅半兄の扱いがもうずっと酷い。ちゃんと帰ってきて…そして幸せになって…笑
猫猫は壬氏に思いを返せないと言うけれど、安らぎを感じる時点でもう相思相愛なのにな〜自分の愛情に対しても自己評価が低いな〜と思う。
これからどう関係が進展するのかとっても楽しみ!
Posted by ブクログ
ずっと雀さんの足音に関して描写があったので、どういうことかしらと思ったけど、まさかの正体!登場時から微妙に怪しく味方なのか敵なのかハラハラさせてくれました。最終的には味方でよかった。
羅半最後まで不憫で笑った(笑)
中央に戻ってからの展開も楽しみ。
あの人の正体
まさかの雀さんの正体にびっくりです。
生い立ちから描かれていて、一気読みです。
登場人物が色々登場し、その人たちが少し悲しい生い立ちなのが、この本に興味をそそられる原因かなと思いつつ、つづきが気になって来ます。
月の君と猫猫の今後も気になるところです。
匿名
明かされる真実
だんだんと謎だったことが少しずつ判明してきて、読むのが楽しいです。今回スポットライトが当たった人物の過去と今の振る舞いが対照的で切ないです。
今回もある登場人物の重い背景が明らかになった。本人がやたら明るいので余計に重い。
しかし、皆さん出生の秘密といいますか、生い立ちの秘密といいますか、ありまくりです。次は誰が明らかになるのでしょう?
壬猫の関係が大きく変わる
猫猫がまたまた誘拐されて、盗賊に襲われて、大変な目にあっ後、命からがら戻ってきて、壬氏様に自ら会いに行くシーンがなんとも言えません。
繰り返し読んでしまいます。
匿名
今回も面白かったです。
ようやく雀さんの正体も明らかになりました。
今回でようやく一段落し、次巻で中央に戻ります。
さようなら、羅半兄……
匿名
雀さんの話。おおっとなりますね。雀さん大好きだってのでちょっと心が痛む所もありましたけどね。でも生きていて、それだけでも良かったです。本当にハラハラしました。
やっと!
やっと2人の仲が進展してきました!
いい雰囲気でこの先が楽しみです。
しかし、医療の面でも、流石としか言いようの無いものを見せてくれます。
大きな問題も片付き、次は何が起こるのか楽しみです。
猫猫の心が動いた瞬間を捉えた!
今回も大変な事件に巻き込まれましたね…いくら生存能力の高い猫猫でもかなりのピンチで、持ち前の頭の回転の良さだけでは乗り切れなかった場面に冷や冷やしましたが、雀さんのお陰で… 雀さんなしでは語れない回でした。ほんとに只者ではなかった… また、今回のアドベンチャーを乗り越えたことにより、猫猫の気持ちもぐっと近づきました。思わず、この場面も何度か読み直してしまいました。素敵なシーン、次回さらに期待したいです! そして、羅半兄への思いも馳せてます… どちらの続きも気になります。次が待ち遠しい…
編の完結!
長い旅も完結しました。次中央に戻ってなにかおふたりに大きな進展があるといいなあなんて。西都では大きな大きな進展はなかったなーという感じなので。今回は馬良が凄くいい味だしていてもっと作中に出てきてー!って言う感じです個人的には
匿名
西都編やっと終わりましたね!巳の一族がまさかああいった形とは思わず、意外な人も巳の一族で驚きでした。
だれか羅半兄を中央に戻して、苦労に見合うだけの褒美をあげてほしいです…!!不憫すぎる…!!笑
やっと
西都編終わりましたね!
個人的には締めの羅半兄が素晴らしいオチで、読み終えたときに爽快感を与えてくれたと思います。
雀さんの正体が分かって、わ~ってなりました。
Posted by ブクログ
やっと西都が終わった。
謎だらけだったのが、やっとすっきり。
玉鶯の暗殺。陸孫の関与。陸孫と玉袁との関係。まさか、いの一族だったとは。
雀の正体。巳の一族か。それも玉鶯の妻も。ルー侍郎も。そして、雀の使命は、月の君の幸せ。
羅漢の人を見る目もすごい。そのお陰で、色々話が進んだし。
羅半兄ももっと大事にしてあげて欲しい。功労者として、何かを。
そして、壬氏と猫猫。二人抱き合ったまま寝てしまったり、船で手を繋いだままで接吻して、猫猫はそれを受け入れてたり。いい感じ。壬氏の我慢強さもすごい。けれど、その性格だから猫猫も安堵を得られてるんだろうな。
Posted by ブクログ
雀の過去が悲しかった。親は子を捨てないの考えが持つからであって、特殊な身分の人間にはない感情なのだろう。馬良は強いところはないけれど、いいやつじゃないか、と見直した。変人軍師が西都へ同行した意味があったのか、がちょっと疑問。船上で吐いてるとこしか記憶にない...
これまで自分の生い立ちから母親にならないことを選んだのがふたり。猫猫はどうするのだろう。
Posted by ブクログ
意外に重かった雀さんの過去。
自分では意識してないだろうけど、巻き込まれ体質の猫猫。
そして、変な人物にばかり懐かれる月の君(笑)
しかし、ようやく本国に帰れますねー。
続きも買ってしまう、んだろうな(ー ー;)
今、文フリで買ってきた本もあるのに予定通り、本を買ってるというか、もう仕入れてる感が満載な部屋に住んでます。
Posted by ブクログ
悪ガキとおしおきと家族の回
猫猫の悪癖が多めに出ていて大変愉快だった。壬氏の事情に踏み込むようになって以降さすがの猫猫もずいぶんお行儀がよくなったなぁとさみしさを感じることもあったので、手綱を引く人がいないと相変わらずの薬(毒)狂いっぷりなんだなとよくよくわかってうれしかった。同時に、猫猫がまだ人攫いに売られただけの下女だったころの、いつ見捨てられてもおかしくない立場のヒリヒリした緊張感を思い出せたのもよかった。
Posted by ブクログ
雀さんの正体・・・!!
そして、その生い立ちがなかなかキョーレツだった……。
馬良と結婚して、一応安住の地を得られた感じで良かった。
一時はどんな黒幕かと思ったが、猫猫たちの味方で何より。
右腕はまだ回復の見込みはあるのか?
1話完結型の中華後宮謎解き話かと思いきや、人間関係どんどん複雑になるし、政治の話もわりとガチ目だし、読み応え凄い。
匿名
波瀾万丈
たいへんな巻でしたね。
いろいろと巻き込まれ 危ない事もたくさんで 雀さんが回復してくれて良かった。
雀さんの過去もいろいろとわかって 最終的には旦那様とうまくいったのでよかったのかな。
雀さんの幸せを願わずにはいられません。
尊いお方を幸せにする役目
今回はいつも不思議な役割をする雀さんの想像を絶する越し方と、そんなに痛めつけなくても…と、一緒に身を斬られるような気持ちになりました。
日向夏先生!登場人物をあまり痛め付けないでください!と思いましたので、星4つです。
猫猫は薬だけではなく医療技術も高めていっているようです。
雀さん生きていて良かった
今回は西都最終巻で、猫猫はやっと都に帰れることになりました。それにしても、なんか複雑に人間模様が重なって、どうなるのか予断を許さない感じでした。その間に雀さんの正体について明らかになっていき、最後に猫猫を助けるために雀さんは、、そして猫猫は、、、という感じです。とても面白かったです。事態があちこちに動いていく様を、巻き込まれる猫猫、助けるために動く壬氏。最後にボロボロになって再開し、床で寝てしまう二人。不器用な二人が可愛いですね。
西都編完結!
雀さんがここまで関わってくるか!そしてこんな過去を持っていたなんて!
まさかあの人も巳の一族!?と驚きの多い幕引きだった。紆余曲折あったものの、西都も落ち着いた。いろんな人の意外な過去が明かされた西都編だったな。ここまでの物語だと都に戻ってからの話に期待感が増してしまうが、どうなることやら。次も読みたくなる。
まちわびていた12巻
やっと出ました12巻。散々撒き散らされた伏線の回収が始まる予感。雀さんの謎がとけて納得。しかし、壮絶。次はあの人か、それともあの人か。続巻がますます楽しみになりました。登場人物全てが生き生きと躍動していて、どの人物にも愛着がわきます。ずっと読ませてほしい気持ちと、早く進展してほしい気持ちが複雑です。欲を言えば、12巻は壬氏様と猫猫のからみが少なかったのが残念。思えば一緒に旅に出たのに別行動せねばならない事件ばかりでしたね。ようやく舞台は中央に帰りそうだから、2人のぬるくてシャイなシーンも楽しみにしています。