【感想・ネタバレ】進撃の巨人(28)のレビュー

あらすじ

王家の血を引くジークを迎え入れ「地鳴らし」の発動条件を手に入れたエレン達。だが兵団は、エレンがジークに操られていた場合の危機を考慮し、二人を引き合わせることに躊躇。そしてマーレからの義勇兵を拘束してしまう。その事態に一部の兵士や民衆が不満を溜める中、ついにエレンが単独行動を起こす。

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アニメ化や映画化、その他数多くのメディアミックスによって知名度は抜群の『進撃の巨人』ですが、内容は実に濃厚でシリアス。
主人公のエレンやミカサと共に「巨人の謎」を解き明かすように進む物語の過程で、「巨人の謎」「世界の謎」を解くための伏線が何重にも張り巡らされています。
まだ連載中なので真相は分かりませんが、「第1話に記載されている謎の数字」の正体など、まだまだ『進撃の巨人』には明かされていない謎が多いです。
エレンやミカサ、アルミンと共に、「この不条理な世界の謎」を解いていく。そんな楽しみ方をしていける作品です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ニコロは真っ当な人なのだろうなという印象で
どうも感情移入しがちだったので
ジャンからワインを取り上げるシーンも真意がわかる。
”いい人”なニコロだからこそ、怒りが相当なものであることも伝わるし
ガビをファルコが庇おうとするところも
その時点ではまだ正気に戻れないところもきつい。
「ブラウスさんどうぞ」と包丁渡すところも鬼気迫る。
それだけの怒りに溢れながら、仇を取りたいのは
自分よりサシャの父であると認識しているのだ。

人を喜ばせる料理を作るのが本当の俺だと教えてくれた
というニコロ。
サシャをそんなに愛してくれて嬉しいという
親のような気持ちになってしまった。

せめて子供達はこの森から出してやらないと
過去の罪や憎しみを背負うのは大人の責任
というブラウスさんは凄い。

ブラウスさんあなたみたいにはまだ俺なれないけど
これがせめてもの償いになればと
ワインについて自分の見解を述べるニコロ。
人間らしい行いだと思う。

ジークの脊髄液を体内に入れられるとまず硬直する
という情報が事実だと思っていれば、
警戒したとしても毒味をさせて問題なければ
ワインを飲んでしまうだろう。
細やかだが効果絶大の嘘だ。

アルミンとミカサが望んでいたエレンとの接触が実現する。
しかし二人が望んだのとは違う形でだ。
「静かに話したい。
エルディアの問題を解決するのに争いは無用だ」。
それはそうなのだが、エレンは手に傷つけた状態でおり
とても心静かに話し合える状況ではない。

オレは自由だというエレンの気持ちも、
アルミンがベルトルトの記憶に影響されているのでは
というのもわかる。
二言目には話し合おうというアルミンは正直確かに
役に立たないし、全く操られていないと断言できる証拠を持てない。
でもそれをぶつけてしまうのはあまりに酷だ。
ミカサに対しても、アッカーマンの習性で
エレンを宿主と錯覚しているだけだと言う。
それだけならいざ知らず。
「俺がこの世で一番嫌いなのは不自由なやつ
俺はガキの頃からずっと
ミカサお前がずっと嫌いだった」
この言葉はあまりにも酷い。
思わず殴り掛かろうとするアルミンをミカサが阻止するというのも痛々しい。
アルミンと喧嘩したことがなかったのは
お前とオレじゃ喧嘩にならないから。
本当に、結局何が言いたかったのかわからないだけに
二人を傷つけて遠ざけようとしたのではないかと
勘繰りたい思いがある。

リヴァイたちが
今までエレンを救うのに何度も死闘を繰り広げたのは
人類が生き残る希望だと信じてきたからこそ。
エレンがジークに操られているかは兎も角
ジークををヒストリアに食わせて能力をこちらの手中に収めるのは
戦術として悪い手立てではない。
ジークさえ失えば連中は終わり、と言い切れるかは兎も角
力を削ぐことは確実にできる。
「長かった エルヴィン
あの日の誓いをようやく果たせそうだ、
お前たちの死には意味があった
それをようやく証明できる」
というリヴァイの言葉は泣ける。
しかしその後の地獄絵図。やり口が汚い。
それを物ともせず、
「部下を巨人にしたからって
俺が仲間を殺せないと思ったのか
俺たちがどれだけ仲間を殺してきたか知らねぇだろうに」
と窮地を切り抜ける姿には圧倒されたし
恰好良かった。

だがジークにはジークの思いがあり
クサヴァーの眼鏡をなくしたジークは
自分の命を失うことすら恐れない行動で
リヴァイを巻き添えにしようとする。

壮絶としか言いようがない。

1
2019年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめはパニックホラーかと思って読み始めたけれど、ジャンルは二転三転して、いまや年代記的な要素も持ってきているように思う。
事件や伏線が繋がっていくのが楽しいけれど、時系列は錯綜しているのでまとめ読み推奨。

1
2019年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう、盛りだくさんで、何と言っていいのか…。
エレンがミカサとアルミンを傷つけたのは、本心からじゃないと思いたい。
ジークはやっぱり敵やった!でも生い立ちを考えたら憎めない。
リヴァイ兵長は無事なの!?
早く続きが読みたい!

1
2019年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

疑念、不信、虚偽。エルディア人を救いたいという思いは同じなのに、状況は逼迫しているのに、世界連合軍の侵攻前に内部抗争で自壊してしまいそうだ。
革命軍のリーダーに担がれたエレンはただの反抗期か、ジークに踊らされているだけなのか?
リヴァイはまさか、ここで退場なんてことはないよね??

1
2019年05月03日

匿名

ネタバレ 購入済み

兵長の規格外の強さ

なんとワインにジークの脊髄液が混入し、主要幹部ら中心に振る舞われていたことが判明。ジークの監視役の兵士たちもワインを飲んでしまい、ジークの叫びで巨人化させられてしまいます。しかし、リヴァイ兵長はその兵士を一人で倒し、そのまま獣の巨人ジークを撃ち取っていました。兵長の強さは凄いですよね。
その後ジークが自爆し兵長が巻き込まれてしまいます。つらいです。

#ダーク #深い #ドキドキハラハラ

0
2025年11月21日

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ネタバレ

サシャのご両親、辛いだろうに人として出来すぎてる。
兵長の部下たちが巨人になってつらい。
ジークさんがなぜ両親を告発したかの理由が明らかになった。確かに一理ある。
始祖ユミルの力強すぎる…

0
2024年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まじでしんどい読むの辛い(T_T)でも面白い

監獄から逃げ出したエレン
本陣の決定は、エレンたちに降参することだった

一方ガビたちはサシャを慕うマーレ人ニコロの店へ行き、事の経緯をすべて話す
サシャを殺した本人だと分かったニコロは激昂し、カビに襲いかかるが、それをかばったファルコがジークの脊髄液が入っていると言うワインを浴びてしまう
サシャの親族にカビを殺す権利があると言うニコロ
だが、サシャは森に生きてきた、森の中では弱肉強食のためカビのことは憎まないと両親は言う
憎しみの心を、そうでない心が上回れるのかとガビが信じた瞬間、サシャを慕っていた少女がガビに襲いかかる

兵団はジークの脊髄液が混ざったワインを飲まされていることが発覚する
さらに巨人化には何らかの兆候があるという嘘をついた
実際には兆候がなく突然巨人になる(ジークの咆哮一つで)

やっとエレンとミカサとアルミンの会談が叶った
が、エレンはミカサにアッカーマンの特性とずっと嫌いだったと言い、3人の中は完全に決裂してしまう

一方ジークを管理しているリヴァイは策略により自分以外の仲間全員を巨人に変えられてしまう
圧倒的絶望の中、リヴァイは圧倒的な力で巨人になってしまった仲間全てを屠りジークを再び捕らえる

壁内ではエレン派の力が強まり、キース教官がボコボコにされる事件も起きる

リヴァイに半殺しにされたジークは走馬灯を見る
ジークの野望はエルディア人の安楽死であった

0
2022年03月04日

ネタバレ 購入済み

すごい作品

伏線回収がハンパない!!!!ええええっってなるからほんとに!リヴァイ兵長がもう最高なんだけど、でもでもなんか読むの辛い、あっ、面白いからこそ辛いんだよ!みんなに幸せになって欲しい

0
2020年12月09日

ネタバレ 購入済み

ニコロとカヤが好きです

サシャが好きだったので、いなくなってしまって悲しかったので、ニコロとカヤが仇を打とうとしたシーンは、手に汗握りました。しかし、そこでガビが死なないのも、ストーリーとしては深いなぁと思いました。。。
みんな、それぞれ自分にとっての正義を信じてるだけなんですよね。それが、どの観点からなのかで、敵と味方が分かれたり共闘したりするわけで。
獣には獣の、正しいと思えた信念がある。それは分かる。
でも!でも‼︎‼︎でもー‼︎‼︎‼︎
リヴァイが大好き過ぎて、最後の展開にはショックでした。。。悲し過ぎる!このキャラを手放すなんて!なんて勿体ない事をー!!!!!!

0
2020年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〝過去の罪や憎しみを背負うのは我々大人の責任〟
サシャを殺されたにも関わらずこの言葉が言えるサシャのお父さんはすごい。
今までどんな場面でもマーレのゴビを庇っていたカヤもサシャを殺したのがゴビという事実を受け入れられないシーンは見ていて心苦しかったし、自分含め大多数の人間はニコロやカヤのように憎しみを断ち切ることができないし、だからこそ犯罪や戦争が終わらない世の中なんだと思ってみたり。
そしてワインの伏線…こわ…。このワインで大勢の被害者が出るだろうし、エレンがどう考えているか分からないけど調査兵団に戻ってくることはできないでしょう…。
リヴァイ兵長は紅茶好きで良かったと思っていたのも束の間で、ラスト気になる…!無事であってください!

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2020年01月14日

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ネタバレ

アッカーマンの習性を知って一番ショックを受けたのは、実はエレンなんじゃないかな。
今まであったミカサの献身、愛ゆえだと思っていたそれが全部ひっくり返ったわけだからさ。「お前がずっと嫌いだった」は、ただの八つ当たりだと思う。というか思いたい。

1
2019年04月14日

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ネタバレ

エレンの思惑が発覚。ジークは自分の脊髄入りワインを隊員に飲ませて合図と共に巨人に変身して脱出を図るがリヴァイにやられる。猿の巨人になった経緯も明らかに。

リヴァイはどんだけ強いの!ゆくゆくはエレンと対決か

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 エレン、ミカサ、アルミンが再会するも喧嘩別れ。ミカサがエレンに固執するのはただのアッカーマン一族の血のせいだとエレンは語ります。
 そしてジークによりリヴァイ兵長の部下は皆巨人にされてしまう。まだまだ辛い展開が続きます。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ちょっと情報量が多くてまとまった感想を書くのが面倒になってきた。個人的な関心としては、ベルトルトを継承したアルミンや、アッカーマンの血を引くミカサの思考が、継承した記憶や血統によって縛られているのではないか、という話が好きだけど。
 本能がどうであれ、思考がどうであれ、生まれた感情は嘘ではない、と個人的には考えている。
 まだどうにもエレンの考えの真相にたどり着けていない気がするので、仲間思いのままだといいなあと思いつつ。

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2022年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんどん読むのが辛くなってくる。これで誰が幸せになれるんだろう、と気持ちが重くなる。エレンの真意が全く分からず。アルミン、ミカサへの言動はエレンのどういう意図の表れなんだろうか。兵長もいよいよ・・・と思えてしまう最後のページ。次巻が発売されても怖くて読めない気がする。今回もちょっと読むのためらったし。これならば、まだ、全員が一丸となって巨人を倒している頃が平和だった。兵長が最強でエルヴィンがいた。ピクシス司令とハンジさんの捕らえどころのないキャラが好きだった。何だか遠くまで来たんだなぁと思う。

2
2019年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第111話・森の子ら
サシャ父。。。
いいやつだ!
と、
カヤの気持ちは分かるな!
で、
ワイン?!


第112話・無知
エレン降臨!
つか、
アッカーマンの習性な。
なるほどですけど、
リヴァイはどうなんでしょう?
と、
アルミンもなぁ。。。
つか、
人は巨人のあるなしに変わるものだよ!
そんなリヴァイの方なんですが、
巨人爆弾炸裂!


第113話・暴悪
何が凄いってリヴァイの全体的な強さですよね!
弱点ってなんだろう?
と、
新キャラクサヴァーさん!


第114話・唯一の救い
先代の獣の巨人がクサヴァーさん!
もっと、
何かを秘めてそうだなぁ。。。
29巻待ってる!

1
2019年04月09日

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