バトル!ロマン!グルメ!アイヌ?
明治末期の北海道を舞台にした、莫大な埋蔵金をめぐるサバイバルマンガ!!
マンガ大賞2016 大賞!
手塚治虫文化賞 マンガ大賞!
アニメ第3期 決定!
本作は、数々の賞を受賞している、今最もノリに乗った作品のひとつです!!
舞台は北の大地・北海道。時は激動の明治末期。
日露戦争を生き抜き、「不死身の杉元」の異名を持った元兵士・杉元佐一は、
一攫千金を求め、北海道へ砂金探しに出向いていた。
しかし、杉元を待っていたのはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりであった!!!
そんな杉元に立ち塞がるは残酷で雄大な大自然や凶悪で変人?な死刑囚たち。
そして、純真無垢なアイヌ少女・アシㇼパとの出逢い。
様々な願い・思惑・目的が複雑に絡みあった「黄金を巡る生存競争」が今始まる!!
本作は、ただの冒険活劇ではなく、アイヌ文化の深い知見、明治末期の詳細な歴史観、
様々な言語形態への監修があるため、世界観の重厚さ・奥深さがヒシヒシと感じられる
作品となっております!!
また、キャラクター一人一人がしっかりと際立っており、そんなキャラクター同士の
コミカルな掛け合いは物語の清涼剤・面白さとしてしっかりと機能しています!
マンガの面白い要素がこれでもか!という程詰め込まれた作品となっておりますので、
どうぞご一読ください!!!
感情タグBEST3
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匿名
二瓶編はやっぱり原点だな…
メインはもちろん金塊争奪戦だけど、大自然が強いってのが全編通して描かれてるテーマだと思ってる。
自然と人間なんじゃなくて自然の中に人間がいるんだよね。
Posted by ブクログ
谷垣の生まれ変わりが印象的な巻。
軍にも残れず、マタギにも戻りきれず彷徨う心。
二瓶との出会いが、彼のアイデンティティを取り戻す鍵となっていく。
本来自分の在るべき姿とは何なのか?
この作品に通底するテーマ。
軍人とは、マタギとは、アイヌとは、新選組とは、
男とは、女とは、そして人間とは。
流れゆく時のなかで、栄枯盛衰を繰り返す存在の儚さ、力強さ、美しさを描くのがゴールデンカムイなのだ。
この作品を読むことで、金塊よりも眩い命の輝きを、我々は垣間見ることができるのかも知れない。
Posted by ブクログ
白石とアシリパの助けもあり、鶴見のもとから脱出する杉元。
箱館戦争を生き延びた土方歳三は、仲間をつくるべく、ならず者の長・渋川を訪ねるが、拒絶され、一味をせん滅する。
レタラの攻撃を生き延びた谷垣は東北のマタギ出身だった。ヒグマを撃ちに森に入ったところで、伝説的なヒグマ狩り・二瓶鉄造と出会い行動を共にする。二瓶もまた入れ墨を持った元囚人だった。二人は絶滅したと考えられている白狼レタラを狩るべく動き始める。
この動きを知った杉元とアシリパは二人の目論見を打ち砕く。二瓶と杉元の一騎打ち。
話の合間に出てくるアイヌの生活の知恵が楽しい。師団の兵士はみんな炭団の目玉をしており、不気味。
敵と味方だけでなく、いろんな立場の人たちとの関係や戦いもあるから面白い。三つ巴の戦いになったり協力しあったり裏切ったり。先が見えなくて面白い。
鹿肉食べるシーンが大好き!まだアイヌの食べ方に慣れてない杉元と白石の表情が最高です。そしてなんと言っても二瓶鉄造。いやー、カッコいいオッサンです。
どうなる……!?
誇り高きホロケウカムイであるレタラを狙う二瓶鉄造……。中々のくせ者ですが、杉本たちは無事にみんなを護って刺青を手に入れることができるのか気になります……!
アシリパさんの顔芸と杉元の顔芸のクオリティが跳ね上がって最高!
鶴見さんの脳みそピュも好きだし、腑は予想外で好き。
あと妖怪白石に惚れた。
カムイのお話もへぇってなる。
シリアスシーンで湧いてくる白石が愛しい。
二瓶とげんじろとの話も好き。
アシリパ杉元白石コンビがほっこりする。
あとおまけがいい!!
キャラクターの魅力
キャラクター一人一人が強い信念を持っていてそれぞれが際立っているのが素晴らしいなと思いました。人間と動物、自然様々な知識が知れるのも魅力的でした。
白石という男
白石が仲間に加わった!
戦闘能力はないのに、ボケも出来て潜伏調査もできて、脱獄もできて、作者にも弄ばれ、読者にも弄ばれ、もぐら叩きのもぐら役もできる(夢だけど)。汎用性が高い男。
狩猟
クマを単独で狩っていた二瓶が登場。玄人さがかなり出でいてかなりかっこいい。熊との戦闘シーンがとても良かった。そして、まさかの入れ墨囚人で杉元と戦闘に入りどうなるのか?
アシリパさん
アシリパさんの変顔ww
脳みそ大好きなんだなw
アイヌグルメとマタギグルメの対決w
白石の装備はもうちょっとなんとかならんかw
面白い!
読めば読むほど面白いです!
ギャグもシリアスな場面も緩急があって何回読んでもあきません。
杉元がお酒が入ってる時にアシリパさんに、“アシリパさんだけは俺を忘れないでいてくれるかい?”と、聞くシーンは普段本音や弱さを見せない分、とても切なかったです。
また、動物の命についてもとても考えさせられました。
日頃から動物の命をいただくという事に対して、
感謝と大切にしないといけないという当たり前のことを大人になって改めて思うことが出来ました。
Posted by ブクログ
新キャラがいっぱい。
じじぃになった土方や、狼を狙う二瓶鉄造とか。
そして仲間に白石は・・・加わるのかな。
3巻でもアシリパさんの顔芸がいいね。
桜鍋に入れた味噌、ついに食べて「オソマおいしい」って言った表情、めっちゃかわいい。変顔とのらくさがたまりません。
しかも食べた瞬間の顔、でっかく見開きになっているのがまた・・・実はものすごい重要シーンだったとか?
先日YouTubeでアニメ版「ゴールデンカムイ」二期のOPを見たら、レタラがいなかったような・・・
二瓶がレタラ狙ってるし、心配。
レタラ死んだらたぶん私は号泣する。
最高のオッサンが出ました(笑)
二瓶鉄造
本当にすごいキャラクターだと思います。
猟奇的に猟師をしている変態なのですが、強い信念のもとに行われる行動は格好良いです。
男はやはりああいったキャラに弱いですね(笑)
ど下ネタすら格好良いです。
Posted by ブクログ
お水飲みたい杉元とアシリパさんの攻防がおもろすぎたナイス天丼。これアニメだとあっさりしててちょっと残念だったわけですね…
あとアシリパさんの「ヒン!」の顔が可愛くてホント好きw
しかし二瓶鉄造は格好いいな。娘がいた事に驚いたけど
3人揃い踏み
日露戦争帰りの退役軍人とアイヌの少女が北海道のどこかに眠るアイヌの隠し財産である金塊を探すためのスケールの大きな旅をグルメあり笑いあり恋ありのなんでもありな和風闇鍋ウエスタンの第三巻。
アシリパを巻き込まないために一人捜索の旅に出た杉元は第七師団に捕らえられてしまう。
そして日露戦争帰りの中で有名な不死身の杉元だということもバレてしまう。
中尉の鶴見にこっちの勢力につかないかと誘われるが断る。
一方アシリパも杉元が自分の元を去ったのが巻き込まないためだという事に気づく。
しかし金塊を奪った男に父親を殺された以上アシリパ自身も当事者であることから杉元を探す。
レタラに頼んで嗅覚で探してもらうものの見つかったのは杉元ではなく白石だった。
白石から顔に傷のある軍帽の男が大暴れの末に第七師団に捕まった情報を得たアシリパは金塊の分け前を彼に渡す事を条件に杉元奪還を実行するのだった。
アシリパの杉元に対する本気、白石の本領発揮が見られる巻だった。
この3人は今後の旅で固い絆で結ばれていくがこの辺りではまだそれぞれの私欲が見える感じが逆に新鮮だった。
Posted by ブクログ
脱獄王白石の協力で鶴見らの監禁から抜け出した杉本はアシリパと合流し山に戻る。
鶴見は入墨人皮を着込んでいた。
アシリパに見逃された東北のマタギは脱獄囚であり凄腕の羆うちの二瓶と組みエゾ狼を捕まえようとする。
エゾ狼を打つ瞬間にアシリパと杉本のおかげで難を逃れた狼。杉本と二瓶の直接対決。
アシリパが味噌を食べ美味しさがわかった。
Posted by ブクログ
ベテラン猟師との対決で大盛り上がり。登場人物がみんなそれぞれ必死でいい。必死じゃないとすぐに死んでしまう真冬の北海道という舞台設定が素晴らしい。