【感想・ネタバレ】神の雫(9)のレビュー

あらすじ

ワイン嫌いの若手社員・木戸竜介(きど・りゅうすけ)が、ワイン事業部に派遣されてきた! 偏見を持ち、ワインを飲もうともしない木戸。木戸にワインを好きになってもらうにはどうしたらいいか? その答えを求め、神咲雫(かんざき・しずく)は幼い頃の記憶を頼りに長野の別荘に向かった。そこには、時価20億といわれる神咲豊多香(ゆたか)のワインコレクションの一部が眠っていた――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ワインに偏見があるというか、それ以前の問題に見える若手社員。
横暴を許しているし、そもそも彼らが会社のお金で
勤務時間中にお酒を飲んでいるし
しかもそれが私的な問題の解決の為だったりするので
その辺りもどうなのだろうと思うが、漫画なのでそこは置いておくとして。

コレクションが単なるコレクションではなくて
父親そのものと雫が気がつけたことはとても素敵だ。
お父さんのテイスティングのメモが、日記のようで
とても人間味がある。

新人、思惑にあっさりはまってくれて急に素直になった。それはいいが、こういうキャラにするのならもうちょっと「人として酷い」言動は無しにしておいて欲しかった。掌返しされても好きになりにくい。
折角初めてワインが美味しいと思って一人でゆっくり飲もうと思ったのに、断りもなく「みんなで飲もう」と栓を開けられるのはあんまりだ。
勝手にワインセラーも買っているしまぁ良いのかも知れないが。
会社の経費で購入するなら事前に稟議や申請などしないものなのだろうか。不思議な会社だ。
社員の娘というプライベートの事案に、経費で奮発してワインを買おうと言い出す始末。

正直、純粋であることの尊さというのはあると思う。
父と縁を切って結婚する、と言うジャンは正しいと思うのだが、話せば分かるとか結婚には親の承諾が必要とか考え方が古い。
ずっと付き合ってきた嫁と息子が説得は無理と言っているのに、周りが「がんばれ」というのは残酷だ。
が、漫画なのでワインで解決して父親は祝福してくれるのだろう。
本間さんの言うとおり、日本が嫌いなら日本で仕事しなければ良いわけで。
外国人の握った寿司でも日本人は喜んで食べるよと思いつつ
天地人のエピソードはとても素敵だった。機会があったら飲んでみたい。

0
2021年03月29日

「青年マンガ」ランキング