日野瑛太郎のレビュー一覧
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くそ最高の筋肉ミステリー。
主人公のひたむきさ、機転、間抜け感、そしてストーリーの面白さ、最後までわからない謎、とても楽しく読んだ。何より文章がうますぎて、リーダビリティMAX。物語そのものが面白いから余計なことをしてない。説明するとこ、しないとこ、無駄の削ぎ落とし方が絶妙だと思う。いやー、すごい。言葉やセリフを読者の心に残してやろう、みたいな邪念がいっさいなく、ただただ面白い物語を書くことに集中していて素敵すぎる。僕が読書で得たいものは興奮であり、気分の高揚であり、ドキドキ感なんだと再認識させてくれた。
ストーリーで言えば、週刊誌の記者を人生で初めて応援できた。小説ってすごい。
あらすじ -
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ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼 -
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ネタバレインスタでおすすめされてるのを見て読んでみたのですが、とても面白かった。
本格ミステリーじゃなくて、すごいライトなミステリーという感じなので、ミステリー初心者の私もスラスラと読めた。とにかく本当にスラスラ読める。トリックがよくわからなくてページを戻らなくちゃいけないとか、こいつは誰だったっけ?とか引っかかったりせず、ぐんぐん読ませてくれた。
潜入取材のために主人公がジムで筋トレしてたらハマっていったり、マトリの現場に入るためにピアノ練習したり、主人公の真面目でちょっとコミカルな感じがとても面白かった。筋トレのまめ知識もあってそれも面白かった。まさかそれがラストに花開くとは思わなかった。
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ミステリー要素と、トレーニングという特殊な世界が融合した独特な作品で、すごく面白かった!
特に終盤の展開は予想できない!
ただ、トレーニングを続けている私としては、少し残念に感じる点もあったな。
作中で「上腕三頭筋上部」という表現が出てきますが、これは解剖学的に正確な言い方ではありません。
おそらく、一般読者向けに分かりやすくしようとしたのかもしれませんが、この手の表現はトレーニング経験者からすると、少し違和感を覚えてしまいます。
とはいえ、これはあくまで細かな点。作品全体の魅力が損なわれるわけではありません。
そして、この作品を読んでいて最も心に響いたのは、作中にも登場する三島由紀夫の言 -
Posted by ブクログ
ネタバレAudibleにて。
文芸希望で出版社に入社したが週刊誌に配属され、やる気を無くしてほぼほぼ戦力外になっている若手社員が主人公。半分厄介払いのように潜入取材に送り込まれたが、その潜入先は、アイドルがプロデュースするトレーニングジム。そのアイドルがドーピングをしているのでは?という疑惑を記事にするための潜入取材だった。
はじめは転属希望を出せるという餌に釣られた主人公だったが、潜入の一貫で筋トレと向き合う中で、精神的にも成長し、積極的に取材に取り組むようになっていく。そんな中、取材のためにかけたカマから思わぬ形で大きな騒動の渦中に。。。
ミステリとしても面白いし、筋トレ美談としても面白かった。
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全ての社畜たちへの福音。まさに啓蒙とはこれだ!
脱社畜ブログの中の人が、会社にありながら脱社畜的生き方をするための技法を語ったもの。
鬱屈した相互監視体制の敷かれた職場をどのように変えていくか。遠大なテーマですが、これこそ人生をかけて追求すべき生き様の問題です。
「キャラ」ということが繰り返し語られ、いわく「定時帰宅キャラ」「飲み会出ないキャラ」「仕事ができるっぽいキャラ」などなど。高等技術として社畜派=残業美徳派に抵抗するための備えも語られます。
これらを受けて極論すれば、「定時を超えてまでこなすべき仕事など存在しない!」と言い切ってよい、と思います。
【本文より】
◯本書で -
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ネタバレ【あらすじ】
『週刊鶏鳴』編集部の編集長・寺脇史則と上司の森山裕司に命ぜられ、男性アイドルグループイージスのメンバー大峰颯太のドーピング疑惑(急激な肉体改造でベスト・マッスル・フェスティバルで3位になった)を調査することになった松村健太郎(本当は文芸部に入職したかった)は、大峰がプロデュースするトレーニングジムに潜入捜査する。大峰がドーピングしているのではないかと投稿したボディービルダーのハルク高橋や、ジム初心者の松村にあれこれを教えてくれたジム会員の馬場智則等に話を聞き、大峰のドーピング疑惑を深めていく。ジム会員の栗山(麻薬取締官でジムに潜入捜査をしていた)に疑われた松村は潜入捜査している記 -