楡周平のレビュー一覧
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「プラチナタウン」の続編。
取り上げているテーマは前作よりも興味深いものだったが、前作同様に残念ながら物語の起伏というかメリハリが効いていない。
物語が盛り上がるのは単純だが、明確な敵がいて、ピンチに見舞われて、もうダメか〜と思わせておいて最後に逆転!という構図だ。敵は犯罪者でなくとも構わない。対立していてちょっと悪どい事をやれば十分だ。それが池井戸潤などは非常に上手い。
せっかく面白いネタだし、登場するキャラクターも悪くない。「Cの福音」などではあんなにパンチのきいた主人公を描いているのに残念だ。自分の主張や思いが溢れ過ぎて、面白く読ませるという点が疎かになっているのが、この作者の限界だろ -
Posted by ブクログ
前作では麻薬、本作では宗教…
日常に潜んでいて、牙を剥いてくる狂気
本当に恐ろしい。
自分のすぐ近くに実際あるのではと思えて
外の世界コワイ。コワイです。
コワイけど読みやすくて面白くて読んじゃう…
自分の国を守る為に出来ることとして
自衛隊の在り方の変更や核の保有を主張すると
日本では 戦争やりたいのか!戦争反対だ!
と非難されると思う。
日本で義務教育を受けていれば、そう思うのはわかる。
でも、その一辺倒じゃ1番平和は遠いのかな。
某首相が言ってたように
それらについて議論することを放棄してはいけないのかな、と思った。
国という概念がある限り、その微妙な均衡を保つ為には、出来ることをア -
Posted by ブクログ
バルスといえば「天空の城ラピュタ」の滅びの呪文!
本書では現代社会に警告を鳴らすテロリストとして、登場します
本書で語られるテロはいつ起こってもおかしくないと思いました。
ストーリとしては、
収入格差が広がる社会に対して、物流の盲点を突くようなテロが発生。そのテロの犯人はバルスと名乗ります。
このテロにより、日本中の物流が大混乱へ、そして、経済全体にまで影響が。
現代社会で、この本で語られる手口でテロが起きてもおかしくないですし、もし起きたら、まさに本書で語られる事態に陥るのでは?と思います。
とても、怖い
そして、その背景にあるのが、派遣制度、非正規労働者、収入格差、二極化、効率性の追求