楡周平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!!
今度は電子書籍でのビジネスについての物語です。
いよいよ下巻です。
下巻では、電子書籍ビジネスについてさらにブラッシュアップされ、課題が深堀されています。
書籍が電子書籍に変わっていくであろう事が避けられない中、その電子書籍ビジネスでの課題が物語を通して、いろいろ検証されています。
自分の電子書籍ビジネスの考えの浅はかさがよくわかってしまいます(笑)
さらに、下巻では、渋沢が出版とテレビのメディアミックスを成功させ、真のメディア王となるいきさつ。そして、その渋沢が電子書籍ビジネスを進めようとしているIT企業と連携するのではなく、独自に電子書籍ビジネスを構築し、出版、ラジオ、テレビ、電子書籍とすべてのメディアを制覇すべく、IT企業との戦っていくくだりがわくわくします。
その中で、電子書籍ビジネスを牛耳るのはプラットフォームを握った会社ではなく、コンテンツを握っている会社。
IT企業VSコンテンツ企業で、それぞれの強み、弱みを引き立たせるのと同時に、企業戦略ってそう立てていくんだなぁっていうのが勉強できます(笑)
楡さんのビジネス小説にははずれがありませんね。
とても、楽しく読むことができると同時に、とても勉強になりました。
しかし、あえて苦言をひとこと。
最後の伝書鳩のくだりは必要なかったような気がします。ここで、出てくるのか!!とは思いましたが、なんかいまいちだったなぁ...
とはいえ、電子書籍に興味ある方は必見の物語。キンドルで読んでいるあなた。お勧めです(笑) -
Posted by ブクログ
面白かった!!
今度は電子書籍でのビジネスについての物語です。
楡さんのビジネス系の小説にははずれがありませんね!!
でも、いきなり、戦後のGHQ管理下の時代から話が始まります。このときの海難事故の秘密を引き換えに後のメディア王となる渋沢の出世の物語?
っと思いきや、一気に現代の情報通信企業での電子書籍ビジネスの話に話が振られます。
昭和の時代からの新聞、ラジオ、テレビの総合メディアが立ち上がるまでの話しと、現代IT企業が電子書籍ビジネスを立ち上げていこうとする話がうまくリンクしていきます。
あっという間に上巻をよみきってしまいます。
上巻では、電子書籍ビジネスを牛耳るのはプラットフォームを握った会社。リーダ端末を無料で配ったとしても回線使用料でビジネスをもくろむIT企業側の強みを生かしたビジネスモデルが光ります。
そして下巻では...下巻のほうにコメントします。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
とてもわくわくして読めました。
再生巨流、プラチナタウンとさまざまなビジネスプランを紹介してきた楡さんですが、本作では、流通企業と通販とのビジネスについての物語です。
時の話題をベースに、よくも、こんなにビジネスモデルを考えることができるのだろうと思います。
本作では、郵政民営化、楽天のTBS株取得などをベースとしたプロットとなっており、「蚤の市」から取引条件の変更を求められた暁星運輸の課長が新しい通販のビジネスモデルを考案し、蚤の市と戦うストーリ展開となっています。
「ラストワンマイルを握っているものが支配権を持つ」
うーん、すごい。
ちなみにIT系のラストワンマイルとは違うので要注意(笑)
当時よく言われていた「ネットとメディアの融合」について楡さんとしての具体的なイメージを「蚤の市」の社長や暁星運輸の課長に語らせているところもすばらしい。そしてネットの欠点をどう補うかもしっかりと語られている。すごい!!
しかし、話がとんとん拍子に進んでしまうので、もうちょっと苦労があってもいいのかなとも思いました。んが、そのスピード感で逆に心地よく読みきることができます。
ビジネスにこういったスピード感ってとても重要。
再生巨流が楽しめた人であれば、本作はお勧め。
ビジネス創造のストーリに熱くなれます!!
安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む!
これまたお勧め! -
Posted by ブクログ
流産させた6ヶ月の胎児。
その胎児は 女子であり、体内には 700万個の卵子がある。
それを人工培養させて 成熟させる。
成熟させた 卵子を 人工授精させる。
受精した卵子を 定着させ 代理母 によって 誕生させる。
それによって ニンゲンが誕生する。
胎児から 卵子を取り出して 成熟させるというのは 新規性があるが
それ以外の手法は 目新しいことではない。
『倫理』というものが 技術の進歩によって 変化してくる。
そのことが テーマとなって
現代の 生命とは ニンゲンとは ということを
問いかけるのではなく、
ビジネスとして取り組んでいる集団に対して
何らかのアクションを起こそう という話なのである。
身近で 都合がよく事件が起こりすぎている。
フーム。物語作りとしては ちょっと 安易感も否めない。
卵子および精子を選ぶ基準とは何だろう。
家柄、階層、貧富の差が どのような制約があるのか。
法的な整備が遅れている フィリッピンにおいて
違法な 臓器移植が行われている。
誘拐、拉致、そして 生きた人体から 臓器を取り出す。
フィリッピンなら やりかねないと思わせる。
貧しいことによって 売春だけでなく 臓器までビジネスとなる。
下層な貧民街で 事件の発端が 起こる。
金のためならば なんでもしてしまう。
このようなことは、
フィリピン、タイ、中国が絡んでいそうな事件でもある。
具体的な事実が分かってから セジマは 反撃に出る。
貧民街のボス を中心に 軍隊経験者が あつまり
その基地に 侵入し 奪回する。
その作戦は 楡周平の パワフルな筆力が爆発する。 -
Posted by ブクログ
三流大学をでた 岩崎陽一。
銀座の会社にはいったが
その会社の経営する銀座のクラブで働く。
手取り 15万円。
そのクラブに 現れた 摩耶ママ。
26歳で 1ヶ月の売上 1500万で契約。
歩合制ママの 運転手としてはたらくことで、
妙な展開に。
新宿歌舞伎町の酒屋の謙介とは大学の同級生。
競輪ではまり、借金で追い込まれる。
偽ワインを 販売することで 小遣いが増えるが。
製薬会社の山野社長は 婿養子。
その愛人だった 摩耶ママは、陽一の紹介した
同じく同級生の さくら に乗り換えられることで
摩耶ママは 復讐をする。
毛生え薬に 脱毛剤をすり替えて、
脅しをかける。
そのやり方が 巧妙で 競輪のノミ屋を使うものだった。
競輪も競馬もやったことがないが
なるほど,そんな風に やると面白いね。