楡周平のレビュー一覧

  • 和僑

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    「プラチナタウン」の続編。
    取り上げているテーマは前作よりも興味深いものだったが、前作同様に残念ながら物語の起伏というかメリハリが効いていない。
    物語が盛り上がるのは単純だが、明確な敵がいて、ピンチに見舞われて、もうダメか〜と思わせておいて最後に逆転!という構図だ。敵は犯罪者でなくとも構わない。対立していてちょっと悪どい事をやれば十分だ。それが池井戸潤などは非常に上手い。

    せっかく面白いネタだし、登場するキャラクターも悪くない。「Cの福音」などではあんなにパンチのきいた主人公を描いているのに残念だ。自分の主張や思いが溢れ過ぎて、面白く読ませるという点が疎かになっているのが、この作者の限界だろ

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    2023年01月05日
  • プラチナタウン

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    ネタバレ

    相変わらずこの筆者の作品は読みやすい。

    高齢化が進む今、田舎に丸ごと高齢者の町を作るというビジネスモデルはすごく画期的であるし、実際に出てきてもおかしくなさそうや気がする。

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    2022年12月04日
  • サリエルの命題

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    ★★★
    今月1冊目
    今のコロナの時に同じような話。
    ただしこれはそこまで拡散する前に効く薬があった。ただし150万人分。
    日本人人口に間に合わない。その時にだれの命を優先するのか、そもそもの健康保険制度を見直そうって話。

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    2022年12月02日
  • プラチナタウン

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    誰にでも切実な問題となる老後の人生をどこで送るかを考えさせられる作品。
    ネタとしても内容としても面白かったが、平板で盛り上がりに欠ける感じは否めない。これが例えば池井戸潤ならプロジェクトがほぼアウトというピンチに追い込まれ、読書は「この後どうなるんだろう」とハラハラするが、この作品はそういう大きな起伏もなく割とサラ〜っとめでたく終わる。
    ネタと発想は良かっただけに残念。

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    2022年11月15日
  • 青狼記(上)

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    ★★★
    今月1冊目。
    楡周平の歴史小説。ほんとこの人も幅広い。
    20年近く前に読んだが面白かった記憶でまた。
    国に仕える天才が流刑地に。

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    2022年11月08日
  • ドッグファイト

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    読みやすい
    わかりやすい
    自分が関わらない業務を知ることができる
    実際のところはどうだったんだろうか

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    2022年08月13日
  • 修羅の宴(下)

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    バブルの時代がどんなものであったのか、投資家はどんな動きをしてお金を生んだのか、バブル崩壊とは。
    そのあたりがよくわかる小説で、ただ小説を読むだけでなく、知識がつきました。

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    2022年07月21日
  • 修羅の宴(上)

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    なんか艶めかしいと思いながら読み進めていましたが、元ネタの事件があるんですね。
    後半どうなっていくのか楽しみです!

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    2022年07月12日
  • 食王

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    ビジネス小説
    登場人物も様々で現実にありそうな話でした
    業界は違えど、実直に働くことは
    再認識しました

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    2022年06月30日
  • 砂の王宮

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    戦後の闇市から平成までに活躍し
    大企業を作った人の
    経済小説でした。

    戦後の闇市っていうのは こんな感じなのでしょうね~~
    そして その後 昭和の高度成長の時は 
    多くの人が ぐんぐん成長して もうかっていったのでしょうね~~
    きっと その裏で 泣いていた人もいたのでしょうね~~

    最後は。。。。
    そうかぁ~
    だから タイトルが 砂の王宮なんだね・・・・
    納得・・・

    でも、希望もきらりんって あって 良かったです。

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    2022年06月11日
  • 食王

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    この手の小説を書かせると、流石にうまい。この作者は、商流や運送に関しては極めて造詣が深い。
    ただし、終わり方にもう一捻りなかったものか。残念な点はその一点である。

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    2022年05月24日
  • クラッシュ

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    吸い込まれるようにスルスル読めた。展開が気になってページを捲る手が止まらない。
    フロッピーデスクって…!ともはや懐かしい通り越して知らない昔の話だなと思ったけど、それでも引き込まれるし、今に通じる部分もあるなと感じた。
    作者の調査力に感服。また、日本が海外からして重要視されることってなかなかないと思うけれど、そこを標準時刻と紐づけているのが納得感があってよかった。
    ただ、この作品に限らないけど、冗長な情景描写や、別々の登場人物が別の場面で全く同じセリフで同じことについて言及するところは、飛ばしてしまった。

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    2022年04月14日
  • クーデター

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    前作では麻薬、本作では宗教…
    日常に潜んでいて、牙を剥いてくる狂気
    本当に恐ろしい。
    自分のすぐ近くに実際あるのではと思えて
    外の世界コワイ。コワイです。

    コワイけど読みやすくて面白くて読んじゃう…

    自分の国を守る為に出来ることとして
    自衛隊の在り方の変更や核の保有を主張すると
    日本では 戦争やりたいのか!戦争反対だ!
    と非難されると思う。
    日本で義務教育を受けていれば、そう思うのはわかる。
    でも、その一辺倒じゃ1番平和は遠いのかな。
    某首相が言ってたように
    それらについて議論することを放棄してはいけないのかな、と思った。
    国という概念がある限り、その微妙な均衡を保つ為には、出来ることをア

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    2022年03月12日
  • バルス

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    バルスといえば「天空の城ラピュタ」の滅びの呪文!
    本書では現代社会に警告を鳴らすテロリストとして、登場します
    本書で語られるテロはいつ起こってもおかしくないと思いました。

    ストーリとしては、
    収入格差が広がる社会に対して、物流の盲点を突くようなテロが発生。そのテロの犯人はバルスと名乗ります。
    このテロにより、日本中の物流が大混乱へ、そして、経済全体にまで影響が。
    現代社会で、この本で語られる手口でテロが起きてもおかしくないですし、もし起きたら、まさに本書で語られる事態に陥るのでは?と思います。
    とても、怖い

    そして、その背景にあるのが、派遣制度、非正規労働者、収入格差、二極化、効率性の追求

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    2022年03月05日
  • レイク・クローバー(下)

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    終わり方も映画みたいな感じだった。。なんとなく締まらない感じもあるけど、現実感との兼ね合いを考えると、よくまとまったように思えました。エンタメ。

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    2022年01月03日
  • レイク・クローバー(上)

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    冬休みに趣向を変えていつもは手を出さないようなジャンルを読んでみた。サスペンスと言うのかな、映画シナリオみたいなお話で、一気読み。さてどう終わるのかな?

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    2022年01月03日
  • Cの福音

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    Cとはコカインの意味。

    日本と海外の税関システムと運輸システムの盲点をつき日本へコカインを密輸、日本で麻薬を販売するという犯罪と、それを巡るマフィア同士の攻防、そしてコカインまたは麻薬自体の中毒性を主として麻薬の危険性を描いている。

    本が発売されたのが90年代後期なので、もちろんここに書かれているシステムは当時と今とでは異なっているが、それにしてもいわゆるお役所仕事による仕事の杜撰さと、特に警備についての甘さについては犯罪を犯すという面にしては到底リスクと確実性が合っていないような気がする。個としてスリルを求めるならば結構だが、マフィアという集合体として動くのならばなおさらだと思う。

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    2021年12月01日
  • サリエルの命題

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    202110/変異ウィルスを扱っているけど上梓はコロナ禍前、社会保障制度の警鐘。どのテーマでも先見の明ある楡周平、さすが。面白さも間違いなく一気読みさせられる作家の一人だけど、研究者側をもっと読みたかったこともあり今回は少し物足りなさも感じた。制度の欠陥を何度も語る描写や、最後に入れたワクチン顛末に作者の主張を強く感じた。フィクションならではの面白さと、リアルな現実とのリンクの恐ろしさ、今回も見事。

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    2021年11月24日
  • 再生巨流

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    能力は高いが、自分勝手な吉野が新規開拓事業部へ左遷された。そこから、斬新なアイデアで新規ビジネスを立ち上げ、成功を掴む話。
    吉野が成功を掴んだのは、アイデア力に加えて、部下を思いやる心を持てたからだと思う。

    個人的には蓬莱夫婦が成功したことが凄く嬉しかった。
    スポーツを引退して、セカンドステージに上がる人に読んでほしい。

    面白かったが、話が長すぎた。

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    2021年11月13日
  • Cの福音

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    発刊された当初に読んで以来の再読。
    インターネットがまだ今ほど身近でなかったり、諸々の描写が時代を感じさせる。
    当時ほどの高揚感はないが、今読んでもやっぱり面白いと思える作品。

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    2021年11月03日