楡周平のレビュー一覧

  • ターゲット

    Posted by ブクログ

    面白かった
    「朝倉恭介」Vs「川瀬雅彦」シリーズ第5弾
    朝倉恭介が活躍するストーリ

    本作では、北朝鮮による生物兵器テロとの戦い!
    悪のヒーロー朝倉恭介の活躍が光ります。
    ストーリとしては、北朝鮮が生物兵器の開発に成功し、それを日本に持ち込んで、在日米軍基地にばらまこうと企てます。
    在日米軍を無力化したうえで、朝鮮半島の統一をもくろむ北朝鮮。
    それに対し、恭介はクアラルンプールでCIAに嵌められ、CIAの仕事をすることに!
    CIA工作員として訓練を受けた恭介は、この生物兵器を持ち込もうとする北朝鮮の工作員と対峙することになります。
    恭介はこの生物兵器から日本、在日米軍基地を救う事が出来るのか?

    0
    2019年02月24日
  • 衆愚の時代

    Posted by ブクログ

    冒頭から今の日本の政治家、マスコミの批判が炸裂するが、共感する部分はうすかった。著者は作家であることから、文章が読みやすいことはよかった。
    著者の言いたいことで共感できたところは
    ・マスコミの報道する弱者と呼ばれる人たち全員を援助する必要はない(自らなにも行動せず、社会の責任にするものもいる)
    ・勉強する気もないのに大学に行く必要はない(職業訓練を充実させるほうがいい)
    ・先も読めないのにマイホーム購入するのはばかげている
    後半になってくると?という部分もあったが、前半は割りとおもしろかったと思う。

    0
    2019年01月20日
  • 和僑

    Posted by ブクログ

    プラチナタウンから、8年後。
    北海道 緑原町に プラチナタウンができて4年。
    町は、活気が生まれてきた。
    町長 山崎は、緑腹に活気が出てきたが
    農業の衰退と、高齢化、
    そして独身の農民が、中年になってきている。
    このままだと 20年後、30年後の緑原はどうなるのか?
    プラチナタウンの増設を希望する 町議がいる。
    しかし、20年も経てば、老人はいなくなってしまう。
    プラチナタウンを増築したとして、空室になることが見えている。では何をすべきなのか?
    緑原出身で、アメリカでレストランチェーンをしている時田が、孫を連れて、緑原の家を処分することで、きていた。
    孫は、日本の食を味わうことを目的として日本

    0
    2018年12月29日
  • 骨の記憶

    Posted by ブクログ

    冒頭の、東北地方における厳しい生活のイメージは、ステロタイプではあっても描写に迫力がある。続いての主人公の辣腕実業家としてのイメージは、幼少時の行動描写からみて、かなりチグハグなのだが。。。

    0
    2018年12月07日
  • プラチナタウン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作品が平成20年に刊行されたもの。当時は高齢化社会を通り越して高齢社会になって、そろそろ超高齢社会だぞって時代。そして地方自治の在り方が問われていた時代。

    そこに、高齢者向けの街を地方に作ってはどうだと一つのアイデアを投じたような作品。

    面白かった。
    現実そううまくはいかないだろうけど、面白かった。

    でも…街づくりにあたっての描写も細かく、相当に練られた作品ではあったと思うけど…。確かにビジネス的なアイデアはおもしろいけど、人物描写、人間関係の描写があっさりしてる気がした。

    もっと語れる部分はあっただろうし、現実はもっと複雑。
    人間同士の利権をめぐる争い、価値観の相違による弊害はもっと

    0
    2018年09月17日
  • 東京カジノパラダイス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    解説にあるように、告発小説に近い感じの内容。軽い展開で気楽に読める。主役が商社を辞めたエピソードが大したことなくて拍子抜け。しかもそれが会社界隈に知れわたるとは⁉
    そしてエピソードの割にはカジノ会社で大したエピソードもなくちょっと寂しかったかな(笑)

    0
    2018年09月01日
  • 和僑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プラチナタウンの続編。
    高齢者の大量受け入れで過疎化の進行に一息ついた緑原町。
    しかし今後は高齢者人口自体も減っていくことが明らかであり、プラチナタウンの拡張は難しい。地域の復興のため、農産物の販路を海外に求めていこうと苦闘する

    0
    2018年08月26日
  • プラチナタウン

    Posted by ブクログ

    商社を辞めて出身地の町長になり、街の再興を図る話。発刊当時には、石破さんも地方創生モデルとして高く評価したとか。逆転の発想から過疎と高齢化に向き合う作品。
    会社リタイヤしたらどうしようかな?という時期に読むと良いかも(^^;;

    個人的に田舎暮らしには憧れる。
    集団就職や進学で田舎から出てきた世代と都会で生まれ育ったその子供の世代では、地元感に違いがあると感じた。

    0
    2018年08月15日
  • 介護退職

    Posted by ブクログ

    最近、この手の本を見ると手を出してしまう。身につまされる話だった。
    小説としてはやや盛り上がりに欠け、展開も予想できる内容なので想定内。むしろ、体験談を読んでいるようでかなり身近なお話といった感じ。
    解決の仕方は家庭により様々。このケースはウルトラCというか…我が家には当てはまらないが、何とか上手くいきそうでホッとした。
    介護ってお金かかるよね…。

    0
    2018年06月27日
  • 介護退職

    Posted by ブクログ

    三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪かき中に骨折したと電話が入る。その時は、まさかそれが、奈落への号砲とは知る由もなかった…。

    0
    2018年06月17日
  • プラチナタウン

    Posted by ブクログ

    出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが…。

    0
    2018年06月17日
  • ラスト ワン マイル

    Posted by ブクログ

    本当に客を掴んでいるのは誰かー。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。

    0
    2018年06月17日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、妙な仕事まで依頼されて…。情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。

    0
    2018年06月14日
  • 和僑

    Posted by ブクログ

    宮城県緑原町に老人定住型施設「プラチナタウン」が開設され四年。町は活気を取り戻し居住者は増えた。だが、町長の山崎は不安を覚えていた。いずれ高齢者人口も減り、町は廃れてしまうー。山崎は、役場の工藤とともに緑原の食材を海外に広め、農畜産業の活性化を図ろうとする。だが、日本の味を浸透させる案が浮かばず…。

    0
    2018年05月26日
  • 象の墓場

    Posted by ブクログ

    コダックの終焉を描いた物語

    コダックがデジタルカメラの波にのまれていく様子をサラリーマンを主人公にその視点から時系列で描かれていきます。そのディテールはノンフィクションの様な臨場感。しかし、それが故に、小説としての盛り上がりにはちょっと欠けてしまいます。小説として読むのかケーススタディとして読むのか…(笑)

    ストーリとしては、1992年から2004年までの間が語られています。1992年、デジタルカメラが一部プロで使われ始め、95年のWindows95の登場。レンズ付きカメラ、インターネットの広がり、APSカメラ、プリクラ、カメラ付き携帯電話、ブログ登場と言った時代の中で、2000年を過ぎた

    0
    2018年04月30日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    夜の世界、博打、借金とタブーにされがちな場所が舞台に。犯罪を伴った復讐劇が行われるけれど、あり得ないという思いが先に立って全然入り込めなかった。
    食うか食われるかの厳しい世界で陥れられる人の連鎖は読んでいて心苦しくなるばかりだった。みんな悪人。

    0
    2018年04月19日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    抱腹絶倒の意味を履き違えているのではないかと強く疑問に思う。この物語の中で、登場人物たちはとても生き生きと躍動している。ひとえに筆致力と想像力、そして観察眼の鋭さが成せる業だなあと思う。物語のうねりは少なく、伏線の張り方も回収方法も残念な部分はあるものの、最後まで飽きずに読み進められる。株の世界も、ギャンブルの世界も、お水の世界も奥が深い。が、抱腹絶倒するような場面は一つもない。ただの一つも、ありませんでした。自分が知っている抱腹絶倒の意味が実は違ったのかと心配になり、辞書を引いちゃうレベルです。

    0
    2018年03月19日
  • スリーパー

    Posted by ブクログ

    殺人罪で無期懲役になった由良憲二。
    CIAの工作員としての任務を与えられる。
    北朝鮮高官は カジノにはまっていた。
    その弱点をうまくついて、カジノでの勝ち方を伝授し、
    そのまま スリーパーにとりこむ。
    この手法が みごとだね。
    金正恩の係累がよく見えた。
    張 成沢が、まだ健在だった頃の話。

    劣化ウランの発見。
    中国軍のエージェントが環境問題をとりあげ、
    マスコミを動かす。新聞記者のスクープ観。
    どこに、敵がいるのかが見えていないのだね。

    地対空ミサイルを使って、沖縄の基地で、
    アメリカ軍のC-130を撃ち落とそうとする。
    由良は、そのエージェントを取り押さえる。
    由良のイメージが ジェーム

    0
    2018年02月06日
  • Cの福音

    Posted by ブクログ

    コカインの密輸入から販売まで1人で取り仕切る朝倉恭介のシリーズ1冊目。今作では、コカインをめぐる裏社会や、コカインに取り憑かれ、破滅していく人々の様が描かれると共に、頭脳明晰な上、ミリタリースクールで鍛え上げた強靭な肉体を持つ朝倉恭介というダークヒーローの誕生から活躍を魅力たっぷりに披露してくれる巻でもある。次巻は反対に善のヒーロー登場とのことで、こちらも楽しみ。これから少しずつ、このシリーズを楽しみたいと思います!

    0
    2018年01月20日
  • 和僑

    Posted by ブクログ

    プラチナタウンの続編。
    見事に日本の経済と田舎の行政とアメリカのフードビジネスを絡ませている。
    確かに日本のソールフードはアメリカでも流行る可能性はある。寿司がいい例だ。
    どんな状況でも諦めずにビジネスチャンスはあるんだ、と信じて攻める山崎は立派だ。

    0
    2017年12月28日