楡周平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白かった
「朝倉恭介」Vs「川瀬雅彦」シリーズ第5弾
朝倉恭介が活躍するストーリ
本作では、北朝鮮による生物兵器テロとの戦い!
悪のヒーロー朝倉恭介の活躍が光ります。
ストーリとしては、北朝鮮が生物兵器の開発に成功し、それを日本に持ち込んで、在日米軍基地にばらまこうと企てます。
在日米軍を無力化したうえで、朝鮮半島の統一をもくろむ北朝鮮。
それに対し、恭介はクアラルンプールでCIAに嵌められ、CIAの仕事をすることに!
CIA工作員として訓練を受けた恭介は、この生物兵器を持ち込もうとする北朝鮮の工作員と対峙することになります。
恭介はこの生物兵器から日本、在日米軍基地を救う事が出来るのか? -
Posted by ブクログ
プラチナタウンから、8年後。
北海道 緑原町に プラチナタウンができて4年。
町は、活気が生まれてきた。
町長 山崎は、緑腹に活気が出てきたが
農業の衰退と、高齢化、
そして独身の農民が、中年になってきている。
このままだと 20年後、30年後の緑原はどうなるのか?
プラチナタウンの増設を希望する 町議がいる。
しかし、20年も経てば、老人はいなくなってしまう。
プラチナタウンを増築したとして、空室になることが見えている。では何をすべきなのか?
緑原出身で、アメリカでレストランチェーンをしている時田が、孫を連れて、緑原の家を処分することで、きていた。
孫は、日本の食を味わうことを目的として日本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作品が平成20年に刊行されたもの。当時は高齢化社会を通り越して高齢社会になって、そろそろ超高齢社会だぞって時代。そして地方自治の在り方が問われていた時代。
そこに、高齢者向けの街を地方に作ってはどうだと一つのアイデアを投じたような作品。
面白かった。
現実そううまくはいかないだろうけど、面白かった。
でも…街づくりにあたっての描写も細かく、相当に練られた作品ではあったと思うけど…。確かにビジネス的なアイデアはおもしろいけど、人物描写、人間関係の描写があっさりしてる気がした。
もっと語れる部分はあっただろうし、現実はもっと複雑。
人間同士の利権をめぐる争い、価値観の相違による弊害はもっと -
Posted by ブクログ
コダックの終焉を描いた物語
コダックがデジタルカメラの波にのまれていく様子をサラリーマンを主人公にその視点から時系列で描かれていきます。そのディテールはノンフィクションの様な臨場感。しかし、それが故に、小説としての盛り上がりにはちょっと欠けてしまいます。小説として読むのかケーススタディとして読むのか…(笑)
ストーリとしては、1992年から2004年までの間が語られています。1992年、デジタルカメラが一部プロで使われ始め、95年のWindows95の登場。レンズ付きカメラ、インターネットの広がり、APSカメラ、プリクラ、カメラ付き携帯電話、ブログ登場と言った時代の中で、2000年を過ぎた -
Posted by ブクログ
殺人罪で無期懲役になった由良憲二。
CIAの工作員としての任務を与えられる。
北朝鮮高官は カジノにはまっていた。
その弱点をうまくついて、カジノでの勝ち方を伝授し、
そのまま スリーパーにとりこむ。
この手法が みごとだね。
金正恩の係累がよく見えた。
張 成沢が、まだ健在だった頃の話。
劣化ウランの発見。
中国軍のエージェントが環境問題をとりあげ、
マスコミを動かす。新聞記者のスクープ観。
どこに、敵がいるのかが見えていないのだね。
地対空ミサイルを使って、沖縄の基地で、
アメリカ軍のC-130を撃ち落とそうとする。
由良は、そのエージェントを取り押さえる。
由良のイメージが ジェーム