楡周平のレビュー一覧
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楡周平『サリエルの命題』講談社文庫。
少子高齢化社会と社会保障制度、新型ウイルスの感染症のパンデミックに対する政府の在り方を問うポリティカル・バイオ・サスペンス。
事が起きてから右往左往し、理解不能の無策を連発する政府の対応の杜撰さは新型コロナウイルス感染症の拡大で既に明らかとなった。本作は一種のシミュレーション小説の形式でそんな情けない政府に問題提起しているようにも読み取れる。
面白さはあるのだが、現在進行形の新型コロナウイルス感染症に対する政府の無策ぶりの方が酷過ぎて、本作に描かれた内容が事実を超えていないのが非常に物足りない。問題の核心部分まで今一つ踏み込めていないし、新型インフル -
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タイトルのバルスってのが何なのかも、
どんな小説なのかもよく分からず、
ただただ楡さんの小説ってだけで読んでみました。
ちょっと疲れ気味の自分にはライトでリラックスして読めるちょうどよい本でした。
読んでみて初めて気が付いたのは、
楡さんいつものお得意のビジネス小説かと思いきや、
得意の物流ビジネスの要素も少しあるものの、
派遣社員問題に切り込みながら、テロとの組み合わせたストーリーでした。
こんなテロ事件、起こるのか?と言いたくなりますが、
そこは楡さんらしくリアリティーを出来るだけ持たせた構成になっています。
同時に、「ハケン」という社会問題にメスを入れたり、
自分の選挙のことしか考え -
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社会一般の円滑な消費活動を支える「エッセンシャル・ワーカー」は、身分不安定、低賃金の非正規雇用の労働者が多くを占めている。彼ら彼女ら自身は、どのようにすれば自分たちの状況が改善するのかを考えるいとますら与えられずに消耗している。
かといって、単純に彼らの経済状況を改善するには、ゼロサムの中で大規模な所得再配分の仕掛けと、供給サイドのコストアップが避けられない。いかにして政治のアジェンダに載せるのか、というテーマで楡は書いているようだが、それ自体がもちろんハッピーな解決策というわけでもない。ということで、社会派であることを見せようとはしているが、作家ならではの視点というほどでもなかったかな。 -
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日本は2008年をピークに人口減少社会にシフトし、少子高齢化が加速度的に進んでいる。昨年度の高齢化率は28.7%だった。また新型コロナウイルス感染症の影響で出生数も80万人を割込み、この数字は人口減少へ一層拍車がかかるか、緩やかな回復となるのか大きな社会問題となっている。
今後確実に日本の社会保障制度の維持は困難になり、数年単位で行政サービスの維持が難しい自治体が出てくる。人口5万人以下の市町村はその変化が顕著だろう。
人口減少社会である事を悲観的に捉えているわけではないが、この小説を読んで、定住自立圏構想等を推進している自治体が100人定住者を増やしたら凄いことかもしれないが、民間企業の誘致 -
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☆特長
大学は出たものの、低賃金、長時間労働の貧困生活を送る新米ボーイである主人公。
ライバル店から移籍してきた年収1億円ママとの出会いをきっかけに起死回生の兆しが…
貧困生活からの脱出なるか?
性病治療、夜の社交場(高級クラブ)、ギャンブル(競輪)、闇金など普段見ることの出来ない世界を垣間見ることが出来ます。
良い意味で俗っぽく、肩が凝らずに読める娯楽小説。
☆感想
貧困生活からどうやって脱出するのか?しないのか?先が楽しみな展開でした。
主人公の親友である酒屋の息子は、金銭面などで持ちつ持たれつの関係ですが、主人公ともども私生活のダメっぷりにイラつきました。
最後の復讐劇が面白いですが、 -
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楡さんのビジネス小説。
今回のテーマは、日本でも議論が巻き起こり、
利権をめぐり政治家が逮捕もされた「カジノ」。
この手の分野にはそこまで興味がなかったので、
興味深く読ませて頂きました。
相変わらず、楡さんのテーマの選び方にはセンスを感じます。
個人的には、いつもの切れ味鋭い楡小説ほどの面白さは感じませんでしたが、
カジノをめぐる政治家や官僚、カジノ運営会社の思惑を理解するのには、
ちょうどよい小説でした。
(ある程度想定していたとは言え)
「ま、自分の金儲けのことしかみんな考えてないよね、、、」という
読んでいて気持ちの良いものではないですが、
将来オープンするカジノに対して冷静に見れ -
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大好きな楡さんの小説かつ、
主人公が人財開発課長ってことで(私はよく、企業の人財開発部や人事部と仕事をします)、
これは読まねばと思い、読んでみました。
読んでみるまで知らなかったのですが、
人財開発課と言えども、社員の能力開発をする部署ではなく、
社員のリストラをする部署でした。。
結果的には、自分の期待とはちょっと違いましたが、
そこは天才作家・楡さん、
ちょっとコミカルな「最後は正義が勝つ!」的な
気持ちの良い終わり方をしてくれます。
何かドラマ化したら、庶民には受けそうなテーマです。
しかし、所謂、池井戸さんの半沢的な絶体絶命からの大逆転が起こる訳もなく、
またいつもの楡さん特有の -
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飛行機のコントロールシステムを狙ったサイバーテロを通じて、インターネット社会への警笛を鳴らす。いまやインターネットは社会インフラとして切っても切り離せないことは誰の目にも明らかであるが、本書で扱うようなリスクについてはあまり語られない。もちろん、あくまでフィクションであり、サイバーテロへの対策は万全に万全を重ねているものと信じているが、、、
昨今はSNSでの中傷など問題になっているけど、
そのうち、端末のシステム要件が法律で規制され、インターネット上での行動がAIによって監視され、裁かれるようになる時代がくるのかな?
インターネットに陵辱された天才女性プログラマーキャサリンは、インターネ -
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スバル運輸…どう見ても佐◯急便やん!
昔は、お金欲しい時は、「佐◯急便行き!」って言われてた。めっちゃ働くけど、その分、お金は貰えるので。
(Google先生に聞いたら、合ってました)
パワハラ認定確定の主人公、数々のアイデアを出し営業成績は、抜群!
夢を追うというと聞こえが良いが自分勝手に生きて来て…左遷…(新規事業開発部、部下出来の悪いの2人)
そのからの起死回生の話。
新規事業成功の成果もそうやけど、自分自身の成長が一番の成果かも?
本文から、
『頭に汗をかけ!…」
最近、汗かいてないような…
これからの時代は、特に必要なんで、肝に銘じときます!