楡周平のレビュー一覧
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まず、書かれている年が1998年であり、時の北朝鮮体制は金日成から金正日の頃の時代が背景である。当時の北朝鮮は現代のように核もICBMを始めとした中長距離ミサイルも持っていない時代であることを念頭に、もし当時の北朝鮮が南進を行うという想定で米国の反撃を最小限に行うために在日米軍基地の動きを止めるためにどのように動くかを想定、模倣し日本国内でクーデターを起こしたらが本書のはテーマである。
本書が書かれた数年前にオウム真理教は、サリンという化学兵器によるテロを実行したけれど、ロシアにヘリコプターなどの武器を買い付けに行っており、本書の書いたストーリーがあながち空想の世界だけではないことを図らずも証 -
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面白かった!
バブル時代のイトマン事件をベースとした物語。
読み終わった後、イトマン事件を調べると、描かれている構図がほとんど一緒。
イトマン事件も勉強になる物語でした。
下巻では
いよいよバブル全盛期。
滝本の野望はさらに高まります。
そして裏の世界の人間とも徐々に繋がっていきます。
ゴルフ場の会員権取引、絵画取引など、さらにビジネスを拡大していきます。
そして、浪花物産の自身の株保有率を高め、自分の城とすべく、裏金取引。
さらには、企業乗っ取り。
しかし、公定歩合の段階的引き上げによる金融引き締めによって、バブルが終焉します。
一気に転落、追いつめられていきます。
大蔵省への内部告発。 -
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面白かった!
バブル時代のイトマン事件をベースとした物語。
読み終わった後、イトマン事件を調べると、描かれている構図がほとんど一緒。
イトマン事件も勉強になる物語でした。
上巻では
300億の累積赤字をもつ専門商社の浪花物産にいずみ銀行から出向し、2年で再建した凄腕社長の主人公滝本。
再建プランは、ノルマ縛りの厳しい物で、社員達の反感を買いながらも増収増益を繰り返します。
高卒の学歴コンプレックスをもつ滝本は、浪花物産の社長のイスにこだわり続け、さまざまなビジネスを開拓、いずみ銀行からの汚れ仕事も引き受け、のし上がっていきます。
しかしながら、その強引なビジネスが少しずつほころびが出始めます -
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面白かった
「朝倉恭介」Vs「川瀬雅彦」シリーズ第5弾
朝倉恭介が活躍するストーリ
本作では、北朝鮮による生物兵器テロとの戦い!
悪のヒーロー朝倉恭介の活躍が光ります。
ストーリとしては、北朝鮮が生物兵器の開発に成功し、それを日本に持ち込んで、在日米軍基地にばらまこうと企てます。
在日米軍を無力化したうえで、朝鮮半島の統一をもくろむ北朝鮮。
それに対し、恭介はクアラルンプールでCIAに嵌められ、CIAの仕事をすることに!
CIA工作員として訓練を受けた恭介は、この生物兵器を持ち込もうとする北朝鮮の工作員と対峙することになります。
恭介はこの生物兵器から日本、在日米軍基地を救う事が出来るのか? -
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プラチナタウンから、8年後。
北海道 緑原町に プラチナタウンができて4年。
町は、活気が生まれてきた。
町長 山崎は、緑腹に活気が出てきたが
農業の衰退と、高齢化、
そして独身の農民が、中年になってきている。
このままだと 20年後、30年後の緑原はどうなるのか?
プラチナタウンの増設を希望する 町議がいる。
しかし、20年も経てば、老人はいなくなってしまう。
プラチナタウンを増築したとして、空室になることが見えている。では何をすべきなのか?
緑原出身で、アメリカでレストランチェーンをしている時田が、孫を連れて、緑原の家を処分することで、きていた。
孫は、日本の食を味わうことを目的として日本 -
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ネタバレ作品が平成20年に刊行されたもの。当時は高齢化社会を通り越して高齢社会になって、そろそろ超高齢社会だぞって時代。そして地方自治の在り方が問われていた時代。
そこに、高齢者向けの街を地方に作ってはどうだと一つのアイデアを投じたような作品。
面白かった。
現実そううまくはいかないだろうけど、面白かった。
でも…街づくりにあたっての描写も細かく、相当に練られた作品ではあったと思うけど…。確かにビジネス的なアイデアはおもしろいけど、人物描写、人間関係の描写があっさりしてる気がした。
もっと語れる部分はあっただろうし、現実はもっと複雑。
人間同士の利権をめぐる争い、価値観の相違による弊害はもっと