楡周平のレビュー一覧

  • ラスト ワン マイル

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    かなり面白い!
    経済小説です。

    ベンチャー企業であったネット通販会社が今では大企業に!
    ネット販売で最終消費者へ送り届ける運送会社の架け橋。
    (本当に便利ですものねぇ)

    企業が大きくなり、創世記から応援してきたネット通販会社に裏切りの契約条件の変更?!を突きつけられる。
    重なるピンチ!同時期に郵政民営化に伴う郵パックなるコンビニ宅配業務への参戦。
    どんどん追い込まれていく民間大手運送会社。

    民間運送会社の新たなる挑戦が新しいビジネスモデルを構築していくアイデア。ワクワクします。

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    2012年10月08日
  • Cの福音

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    プラチナタウンの作家の出世作。これは面白かった。麻薬シンジケートもの。小説ながらかなり手に汗握る描写が凄い。

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    2012年09月08日
  • ラスト ワン マイル

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    会社の先輩に薦められて読んでみた。

    今までビジネス小説は読んでこなかったけど、面白い!
    全くのフィクションでなく、現実とリンクする部分があったし、
    一人一人の想いや策略が交わるのが秀逸。

    まさかの展開になるかと思いきや、予想通りに話が進むっちゃ進むんだけど、
    逆襲劇が気持ちよい。

    作中にもあるように、何事もラストワンマイルを握るものが、最終的には笑うのでしょう。

    地道な日々の仕事にうんざりしてきたあなたを、きっと元気づけてくれる一冊。

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    2012年08月15日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    「宿命」から8年、捨て殺しにされた義父、勝ち誇る妹に対し壮絶な骨肉の「血の戦い」に挑む。
    筋はベタで捻りなしだが、権力欲・金・愛憎のみで人物を描いてみせる楡版「華麗なる一族」。なかなか楽しめた。

    「宿命」上下巻の続編ではなく「血戦」でセット。続編3も必ずあるだろう。
    ただ、頂点を狙う「崇」が、母「三奈」義父「眞一郎」に比べ弱すぎるので、そのためにはもっと大きく非情に成長させないといけない。
    その時、楡版ハードボイルドなら、頂点に上り詰めた後でどん底に落ちて人間性に気づいて完という甘い形ではなく、権力に向かいすべてを打ち捨てて、吐き気を催すような「ここまで描くか、これじゃ読者が救われない」とい

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    2012年07月22日
  • 宿命(下) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    権力と金、野望と愛憎の楡ハードボイルド作品。「小説現代」全16回連載。テレビドラマ化。

    東大安田講堂攻防戦に参加し革命を目指す女性活動家「有川三奈」と、「権力の内部に入り込み頂点を目指す苦学生「白井眞一郎」。互いに愛し合うも30年の時を経て、病院グループの経営者、与党政調会長として息子と娘の見合いの席で再会。呪われた「宿命」が動き出す瞬間。

    ただ、息子「崇」の出生の秘密も、縁談のために捨てられた「宣子」の復讐劇も中途半端。結末も何も完結していないで終了・・・。これで終わられたのではたまらないと思ったら、2012年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2「血戦」』。そりゃそうだろ、これで終

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    2012年07月21日
  • クーデター

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    「朝倉恭介」VS「川瀬雅彦」シリーズ第2弾。

    日本海でロシア船が爆発炎上し、米原潜が巻き込まれ航行不能に。
    さらに謎の武装集団が上陸し、日本が未曾有の危機となる物語。

    ある現実の宗教団体を彷彿とさせるテロ行為の数々。
    そんな危機を報道カメラマンが真相を究明します。

    テロ集団の緻密の計画と実行力、そして信念が凄まじいいです。
    こんな相手に日本は勝てるのかなと…。
    そんな緊張感を与えてくれる作品でした。

    重量感ある小説を読みたい方にオススメの作品です。

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    2012年07月17日
  • 青狼記(下)

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    楡周平の中国歴史物。というか歴史物の形をとったフィクションのハードボイルド作品。
    北方謙三の2001年の「楊家将☆5」を彷彿とさせる楡版「楊家将」。「楊家将」を読んで「自分ならこう描く」というような印象。衝撃のデビュー作1998年の「Cの福音」から、最近は「再生巨流」「ラストワンマイル」「プラチナタウン」など企業アイデア本でハードボイルドさが消えてきたが、2003年に中国物でこのような面白い本を描いていたとは。

    民から尊敬を一身に集める父「忠英」と、敵国の師「春申」、いわれなき罪を着せられてもあくまで帝に忠誠を尽くすピュアな「趙浚」。最後の150ページ以上に渡る迫真の戦いと駆け引き、愛と人の

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    2012年06月27日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    楡周平はいつ読んでも面白いですねえ。

    人物描写がいいんです。本質をついています。
    生々しさがいいですね。

    シリーズものなので、前作を読んでからがいいです。

    終わり方を見ると、まだ続くかも?

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    2012年06月20日
  • 再生巨流

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    ビジネス小説って面白い!
    どんなに営業力があっても企画力があっても、会社の資金がなければプロジェクトを実現できない。資金を動かすには社内での根回しが必要になる。図体の大きい会社って、ぶち上げるプロジェクトが大きくなるほど、身動きとるのが難しくて大変なんだな。
    チームプレーの危うさも心強さも、リーダーの統率力の大切さも、ハラハラするドラマに盛り込まれていて、社運を賭けたプロジェクトが達成に向かうまでのエネルギーを感じられる。読んでいるうちに、仕事に全力を傾ける登場人物達が羨ましくなってくる。

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    2012年06月14日
  • ラスト ワン マイル

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    「郵政民営化」「楽天とTBSの買収合戦」をモチーフとした楡お得意のビジネスモデル転換の話。ネット市場大手「蚤の市」から要求されたあり得ない値引きに対し、起死回生のビジネスモデルで勝負をかける
    「本当に客を掴んでいるのは誰か。」「下請にすぎないと思われていた物流業が、実はユーザーと直接繋がる全ての産業の生命線を握っている。まさにラストワンマイルを握っている者こそが絶対的な力を発揮する。」

    「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を生む」IT企業は攻め、既存大企業は守り・事なかれ主義、しかし、既存企業が自ら発想転換を果たせば、実は大きなビジネスチャンスが潜んでいるということ。

    最近の楡さんの作

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    2012年06月10日
  • クラッシュ

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    しばらく飛行機には乗りたくなくなります。

    コンピュータの暴走…。
    機械まかせに過ぎるのもこわい感じがしてきます。

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    2012年06月10日
  • 朝倉恭介

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    この終わり方はないでしょー!と言いたい。

    シリーズ6作目。
    あの“朝倉”がただの人になっちゃった。残念。

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    2012年06月10日
  • 再生巨流

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    読み応え十分のビジネス小説。企業で新事業を立ち上げるというのはかくも大変なことなのだということを改めて考えさせられる。こんなすごい人々が世の中にどれくらいいるのか知らないが、ちょっとうまくいきすぎなんじゃ?という感もあり。
    新しいことをやらなければいけないプレッシャーを描いたシーンは、かつて会社勤めだった頃のことを思い出して暗い気分になったが、自分のいた会社はこんなに大変じゃなかったし、トップももっとぼんやりしていた(だからあんなもんなんだろうな)。

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    2012年06月02日
  • ラスト ワン マイル

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     ウエブサービスは無料で利用するのが当たり前な時代に、ショッピングモールのテナント料金を無料にするというアイディアに目をつける。稼ぎ頭はアナログな方法で収益を得、TV局も巻き込んでのビジネスモデルを構築する。ビジネスモデルを構築するまでの苦悩や、お互いの敵は味方なのだとTV局も巻き込んでの展開など。現実、ありそうな話である。最後までワクワクさせてくれた。

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    2012年05月30日
  • 異端の大義(下)

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    会社に対する甘え。
    きっと誰かが何とかしてくれる。
    従業員の全てが与えられた任務を全うしない組織は必ずや滅びる。
    企業は人なり。
    この言葉を胸に刻もう。

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    2012年05月05日
  • 異端の大義(上)

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    SADA
    セールス・アドミニステレーション ・ディストリビューション・アドバタイズメント
    売上額によって業務、物流、広告の経費比率を決定する事。
    ここでも自分の仕事と具体的に接する事が有り、人材離れなど企業が直面する問題もまた正確に反映されている為、この世界にどっぷりと入れる。

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    2012年05月05日
  • 宿命(上) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    サブタイトルの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」に惹かれて思わず購入。内容的にも個人的に関心度の高い69年安保闘争の学生運動が伏線となり、そこから30年たった1999年の世界で、繰り広げられる親子2代に渡り権力を求める運動が再始動する。そこには、思わぬ因縁が。予断を許さない政治権力を求めるドラマは読み応えがあります。オススメです!

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    2012年05月01日
  • ラスト ワン マイル

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    「どんなビジネスでも商流の最後ラストワンマイルを握っている組織が絶対的支配権を持つ 」 楽天による TBS買収という現実におきた事を巧みに織り込む離れ業。インターネットショッピングモール最大手が仕掛けるメディア買収。同時に進む物流会社との手に汗握る攻防。主人公は物流会社の課長。受け身のビジネスモデルから自らがリードするために既成構造を打破するために打った起死回生の手は‥。唸るアイデア!因みに本著はマネージメントの参考書としてもお薦めですよ。 さて本文中で主人公の上司の座右の銘として紹介されたフランス哲学者アランの言葉。 "安定は情熱を殺す。緊張、苦悩こそが情熱を産む " 共

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    2012年04月20日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    ネタバレ

    前作を読んでから結構間があいてしまったので、登場人物がごちゃごちゃになってしまった。できれば通読をオススメします。

    楡周平さんの作品は毎回、どんどんページを捲ってしまう力を持っていると思うのですが、その力は今回も健在。あっという間に読んでしまいました。

    最初のページで出てきた登場人物が、全然本編では触れられなくて、「あれ?で、あの人は・・・?」って感じたときに最後の最後で登場。ひょっとして「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」のシリーズはこれからも続くかもね。

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    2012年04月15日
  • 再生巨流

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    ASAP.
    楽に出来る事はない。
    問題を一つづつクリアして、
    ようやく形になる。
    頭に汗をかけ。
    脳ミソにキリをさして考えろ。
    そして実行あるのみ。
    仕事の価値観が変わる。

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    2012年04月10日